地方行政委員会 第18号
- 発言数
- 53 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1975/07/04
会議録
○委員長(原文兵衛君) ただいまから、地方行政委員会を開会いたします。 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(原文兵衛君) 速記起こして。 石油コンビナート等災害防止法案及び昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案を便宜一括して議題といたします。 これより質疑を行います。 質疑のある方は順次御発言願います。
○和田静夫君 きわめて短時間しかなくなりましたから、多くのことを申し上げません。 ただ、昨年の附帯決議で、共済制度の調整改善のために、関係閣僚協議会の設置を検討することになっていましたね。ところが、五月二十三日の衆議院地方行政委員会の議事録を読んでみますと、植弘公務員部長は、各省が「それぞれの立場でいま抜本的な改革についての検討を始めている状況」だと、こう言うわけですね。各省それぞれに検討するというのと、いわゆる関係閣僚協議会を設けるというのは、これは全然趣旨が違うわけですが、どう考えているのか、ここでもう一遍。ことしは関係閣僚協議会を設けるというふうに明確に答弁できますか。
○政府委員(林忠雄君) それぞれの年金関係で、それぞれのいろいろな関連、その他複雑な問題がございますので、事務的にその間の調整を十分に煮詰めないと、関係閣僚会議を開いても、そこで実りのある結論が期待しがたいものでございますから、まず、事務的な詰めを十分やった上でと、実は考えておる次第でございます。
○和田静夫君 それで、これは附帯決議を上げるときに、ずいぶん論議が煮詰まって附帯決議が上がった関係のものですね——いまあなた見えたけれども——いわゆる関係閣僚協議会、この関係閣僚協議会は一も早く発足をさせると、そういう努力をしていただきたいと思いますが、よろしいですか。
○政府委員(植弘親民君) この問題につきましては、年金全体につきまして、いま基本的な検討をする段階でございますので、事務的、関係各省と詰めながら、そういう努力をいたしたいと思います。
○和田静夫君 次に、退職者医療制度の問題ですが、これも長い懸案の問題であります。で、「構想をまとめるには」「まだ時間が要るというような状況」と、こういうふうに厚生省答弁していますね、地行委で。これも大変いままでの経過からいくと不満です。とすれば、現行制度を補っていくほかにない。この点は大蔵省、厚生省、自治省ともに、各省異論ありませんね。
○政府委員(植弘親民君) 御指摘の点につきましては、いま厚生省でも積極的に老人医療問題を考えておりますので、その線で私どもも協力しながら努力したいと思います。
○和田静夫君 これは自治省だけの答弁じゃ困るんですがね。あと厚生省は……。
○委員長(原文兵衛君) ちょっと速記とめて。 〔速記中止〕
○委員長(原文兵衛君) 速記起こして。
○国務大臣(福田一君) ただいまの和田先生のお申し出は、私としては極力推進してまいる所存でありますので、御了承を願います。
○和田静夫君 植弘さん、五月二十三日の衆議院の地行委で、いわゆる一年間の期限づきの関係との兼ね合いで、「この制度自体が本来創設された意味におきまして十分に機能しているとは思われません。」と、こういうふうに正直に述べられているわけですね。続いて、「地方共済だけでどうするということにもなりかねますので、やはり社会保険全体の、他の保険との関係がございますので、」「いま私どもですぐどうするということを申し上げかねる」、こう答えられている、態度は矛盾しているんですよ。これは時間がありませんからそのことを長らく言いませんが、矛盾しています。そこで答弁では、他の保険を持ち出すのに、この実際の検討は各省がそれぞれに、他の保険と関係なく検討しているにすぎない。そして高い掛金を払って継続組合員になった人も、一年たって期限が切れてしまうわけです。中には病気で一年の期限が切れて、本当に気の毒な人がたくさんいるわけですね、全体としてはわずかしか入っていませんけれども。そういう制度になっているところを、やっぱり深く反省をされて、ここは、一番最初の、大臣お見えにならなかったときですが、関係閣僚協議会との問題の兼ね合いで早期に解決をすると、こういう約束できますか、これ。
○政府委員(植弘親民君) 私、衆議院の方でお答えいたしましたのは、実際にもっと加入者が多いかと思ったんですが、それがあまりないという点につきまして、十分機能してないと申し上げたわけであります。その点は、年限の問題と、それから掛金等の問題もございますが、そういう意味では、私どもとしては他の保険との関係を考えながら、改善、努力したいという気持ちでお答えしたわけであります。いまの老人医療保険という関連もございますので、十分に、新年度に当たって、各省とも協議を進めていきたいと思っております。
○和田静夫君 互助会の職員の問題ですが、この地方公務員共済制度を通用する点、これも長い懸案の問題です。そして、ある一定の合意に達したかと思うとどこかでひっくり返っちゃうという経過がある問題でありまして、昨年の附帯決議のこれは一項目でありますから——これは今度十分に満たされない、これも不満です。そこで、この問題について、どう対処されますか。
○政府委員(植弘親民君) 団体共済に加入させる問題でございますが、基本的には社会保険の一本化という原則がございまして、社会保険を統轄いたしております厚生省なり、あるいは社会保障制度審議会あたりでは、そういったふうに、現在厚年に入っている者を脱退さして新しく団体共済に入れることに基本的に反対されております。でありますが、現に地方関係団体については、一部団体加入に入っているわけでありますから、団体共済の方に入っているわけでありますから、その均衡から言えば検討に値すると思います。しかし、いずれにいたしましても、法律上の根拠がある団体といったような問題もございまして、今年は私どもといたしましても関係省庁とも折衝いたしましたが、なかなか進まなかった点ではございます。そういった長い経緯もございますが、非常にむずかしい問題でございますが、関係省庁とはまだ詰めていきたいと思います。
○和田静夫君 あと二問でやめますがね。 もう一つは、いわゆる十五年問題です。一口でもう言います、時間がありませんから。そこで、これは恐らく過去のPTA雇用の給食調理員問題などというのは、この機会に日程に上されて解決をされていくんだと思うんですが、しかし、ホームヘルパーであるとか、婦人相談員であるとか、あるいは清掃作業員など、戦争の被害者である未亡人などを中途採用しているケースがかなりあって、そして、それらの人たちがいま退職期を迎える。過去の不安定な雇用時代を通算さえしてくれれば年金問題の適用というものが出てくるという条件にある人がたくさんいらっしゃるわけです。そうして、もう老齢に達している。この問題の解決というのは、やっぱり早く急がなきゃならぬと思っているんですが、その御用意がありますか。
○政府委員(植弘親民君) いわゆる十五年年金につきましては、全面的な解決はなかなか問題ございまして、今回は、現在、法案に出している程度しかできませんでした。しかし、PTA関係以外にも、いま先生御指摘のような、均衡をとるといいましょうか、権衡を図るべき職種もあると思います。その点は、政令段階で十分検討さしていただきたいと思います。
○和田静夫君 最後に、年金、恩給の格差是正は、今度の解決は大変不満なわけでありまして、一月一日となった部分、そうすれば、五ヵ月ずれた、この格差是正で積み残し分ですね、この積み残し分の解消が行われなければならぬと思うのですが、その分について、そもそも二年度に分割したこと自体が理屈に合わなかったわけですから、どういう解決をされるか、この機会に明らかにしていただきたいと思います。
○政府委員(植弘親民君) この点は毎年同じようなお答えをして恐縮に存じます。地方共済制度は恩給法なり、国家公務員共済なり、こういったものとの権衡を考えながら制度的改善を図ってまいっておるところであります。今回も御指摘の点がございましたが、恩給の方でいろいろの状況を考えながらあすこまで前進したと聞いております。したがいまして、今後とも恩給なり、国家共済なりといったものとの均衡を考慮しながら検討していかなきゃならない問題だと思います。
○和田静夫君 いわゆる五ヵ月積み残し分というやつ、これの処理というものは積極的に努力をしていただきたいと思いますが、これは努力を約束されますか。これは大臣一言。
○政府委員(植弘親民君) これは十分総理府なり、大蔵省と相談しなければなりませんけれども、一応二年間で解消という形になっておりますので、非常にむずかしい問題だと思いますが、先生の御趣旨のところは関係省庁にもお伝えしたいと思います。
○委員長(原文兵衛君) 速記をとめてください。 〔速記中止〕
○委員長(原文兵衛君) 速記を起こして。 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認めます。 それではこれより両案の討論に入ります。 別に御意見もなければ、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認めます。 それではこれより採決に入ります。 昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(原文兵衛君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 野口君から発言を求められておりますので、これを許します。野口君。
○野口忠夫君 私は、ただいま可決されました昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党及び日本社会党、第二院クラブ、各派共同による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。
○委員長(原文兵衛君) ただいま野口君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。 本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(原文兵衛君) 全会一致と認めます。よって、野口君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。 ただいまの決議に対し、福田自治大臣から発言を求められておりますので、この際、これを許します。福田自治大臣。
○国務大臣(福田一君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。 —————————————
○委員長(原文兵衛君) 次に、石油コンビナート等災害防止法案を問題に供します。 本案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(原文兵衛君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 金井君から発言を求められておりますので、これを許します。金井君。
○金井元彦君 私は、ただいま可決されました石油コンビナート等災害防止法案に対し、自由民主党、日本社会党、第二院クラブ各派共同による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。
○委員長(原文兵衛君) ただいま金井君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。 本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(原文兵衛君) 全会一致と認めます。よって、金井君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。 速記とめて。 〔速記中止〕
○委員長(原文兵衛君) 速記起こして。 ただいまの決議に対し、福田自治大臣及び嶋崎通産政務次官から発言を求められておりますので、この際、これを許します。福田自治大臣。
○国務大臣(福田一君) ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
○委員長(原文兵衛君) 嶋崎通産政務次官。
○政府委員(嶋崎均君) ただいまの附帯決議の御趣旨を尊重いたしまして行政に万全を期する次第でございます。
○委員長(原文兵衛君) なお、両案についての審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(原文兵衛君) 次に、継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。 国と地方公共団体との財政上の負担関係の健全化に関する法律案、地方財政緊急措置法案及び人口の急激な増加に伴う公共施設及び公益的施設の整備に関する特別措置法案につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、三案の継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(原文兵衛君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。 地方行政の改革に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(原文兵衛君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(原文兵衛君) これより請願の審査を行います。 第九八号地方財政確立等に関する請願外七百五十二件を議題といたします。 第一一四号地方財政の充実強化に関する請願外六件は、議院の会議に付するを要するものにして内閣に送付するを要するものとし、第九八号地方財政確立等に関する請願外七百四十五件は、保留と決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(原文兵衛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時四十九分散会 —————・—————