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75回国会衆議院1975/02/07

地方行政委員会 第1号

発言数
12
登壇者
2
会派数
1
開催日
1975/02/07

会議録

大西正男自由民主党

○大西委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび、皆様の御推挙をいただいて地方行政委員長に就任することに相なりました。  申し上げるまでもなく、本委員会は、地方行財政及び警察、消防の健全な運営を図り、もって公共の安全と秩序を維持するとともに、住民の福祉向上のためきわめて重要な任務を果たす委員会でございますので、その委員長たる職責はまことに重大なるものと感じておるものでございます。幸いにして地方行政には練達堪能なる委員の方々ばかりでございますので、皆様の御指導と御協力を得まして本委員会の運営に公正、万全を期し、大過なきを期してまいりたいと存ずる次第でございます。  何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)      ————◇—————

大西正男自由民主党

○大西委員長 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員になっておりますので、その補欠選任を行うのでありますが、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大西正男自由民主党

○大西委員長 御異議なしと認めます。  それでは、委員長は、愛野興一郎君を理事に指名いたします。(拍手)      ————◇—————

大西正男自由民主党

○大西委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  すなわち本会期中地方行政の実情を調査し、その健全なる発展に資するため、小委員会の設置、関係各方面からの説明聴取及び資料の要求等の方法により、  地方自治に関する事項  地方財政に関する事項  警察に関する事項  消防に関する事項以上の各項について、国政に関する調査を行うため、衆議院規則第九十四条により、議長に対し承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大西正男自由民主党

○大西委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。      ————◇—————

大西正男自由民主党

○大西委員長 次に、小委員会設置の件についてお諮りいたします。  地方税制度全般について検討を図るため、小委員十一名から成る地方税に関する小委員会、消防関係法令の整備及び消防施設の整備強化を図るため、小委員十一名から成る消防に関する小委員会及び地方公営企業の制度全般の調査並びに都市圏交通と公営交通事業の対策樹立を図るため、小委員十一名から成る地方公営企業等に関する小委員会をそれぞれ設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大西正男自由民主党

○大西委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  次に、小委員及び小委員長の選任についてお諮りいたします。  各小委員会の小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大西正男自由民主党

○大西委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは、委員長において、追って小委員及び小委員長を指名し、公報をもって御通知いたします。  なお、各小委員会の小委員及び小委員長の辞任の許可並びに補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

大西正男自由民主党

○大西委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。      ————◇—————

大西正男自由民主党

○大西委員長 消防に関する件について調査を進めます。  この際、消防庁から、三菱石油水島製油所タンク漏洩事故の概要と対策等について説明を聴取いたします。佐々木消防庁長官。

佐々木喜久治消防庁長官

○佐々木政府委員 お手元に差し上げております資料に基づきまして、三菱石油水島製油所のタンク漏洩事故の概要とその対策について御説明申し上げます。  この事故の発生場所は、岡山県倉敷市水島海岸通り四丁目二番地、三菱石油水島製油所でございます。  事故の発生いたしましたのが昭和四十九年十二月十八日午後八時四十分ごろでございます。  消防機関がこの事故を覚知いたしましたのが同日の午後の九時十三分でございました。これは同製油所から救急車の要請がございまして、救急車がまず水島製油所に参ったわけであります。その救急車によりまして油漏れの報告が同日の午後九時三十四分に消防機関に報告をされております。これによりまして油漏れの事故が覚知されておるわけでございます。  この概要でございますが、事故タンクは直接脱硫装置の脱硫重油の第一次の貯油タンクでございまして、そのタンク内の油の温度が約八十度、引火点は百二十度以上のものでございます。油の温度が八十度の貯油タンクでございます。このタンクの容量は公称五万キロリットルということになっておりますが、正確な許可数量は四万八千キロリットルでございます。タンクの大きさは直径が五十二メートル強、高さが二十三メートル強という大きさのものでございまして、材質は高張力鋼製でございます。昭和四十八年の十二月十五日、倉敷市消防本部の完成検査に合格をいたしております。  この事故の発見状況でございますが、十二月十八日二十時四十分ごろ、同製油所の作業員がパトロール中に二百七十番タンクから油の漏洩を発見をし、油の隣接タンクヘの移送などの緊急措置を講じているうちに、二十一時十分ごろ、異常音とともに多量の油が急激に流出をしたということでございます。  そしてこの漏洩の状況でございますが、この二百七十番タンクの側板と底板の溶接部付近に生じました約十三メートルの亀裂から油が流れ出てまいりまして、そのタンク及び隣接タンクに当時収容されておりました重油のうち約四万二千八百八十八キロリットル、これは常温十五度に換算した場合の数量でございますが、四万二千八百八十八キロリットルがタンクから流出したものでございます。さらに、このタンクに設置されておりました独立階段が、タンクからの流出油のために根元を洗われて倒壊をいたしました。この独立階段の棄損によりまして防油堀が幅七・三メートルにわたって破損をいたしました。この破損個所から防油堤外に油が相当量流出をいたしまして、工場構内約十四万八千三百平方メートルの範囲に拡大ないたしますとともに、工場構内の低い部分や排水溝を伝わって海上に流出をしたわけでございます。この海上に流出した油の量は現在七千五百キロリットルないし九千五百キロリットルと推定をされておるのでございます。  この応急措置でございますが、海上への流出油の拡大を防ぎますために、三菱石油と川崎製鉄との間のいわゆる切り込み港湾部分の入り口にオイルフェンスを展張したのでございますけれども、油の量が非常に多量でありましたために、油は湾内にも拡散をしたものでございます。  湾内に拡散した油に対しましては、水島港入り口付近数カ所にオイルフェンスを展張して湾外への油の拡散防止に努めますとともに、油回収船、吸着板等によりまして油の回収に努めるとともに、油処理剤の使用によって拡大防止に努めたのでありますけれども、なお湾外への拡散が続きまして、その汚染区域は岡山県の沿岸から香川県、徳島県など、瀬戸内海東部一帯に及ぶというような非常に大きい災害になったものでございます。  この事故後の措置と対策でございますが、まず第一に、政府の流出事故対策といたしまして、事故発生に伴いまして総合的な事故対策を推進するために、昭和四十九年十二月二十五日、石油流出事故対策連絡会議、これは、官房長官を議長といたしまして関係省庁の局長級により構成いたしております事故対策連絡会議を設置いたしました。  そして、それからさらに左藤自治政務次官を本部長とし、関係各省庁の職員をもって構成する現地対策本部を昭和五十年一月十三日に岡山県庁内に設置をいたしました。  この現地対策本部は、一月十三日から十七日までの間、岡山県、香川県、徳島県、兵庫県の被災地を視察し、現地の要望を聴取するとともに、油の回収防除、被害補償対策、環境調査、防災対策の四班を編成いたしまして、現地における調査、連絡、調整等を実施いたしております。  それから次に、タンク事故原因調査委員会の設置でございますが、消防庁におきましては、今回の石油流出事故の原因を究明いたしますために、東京大学及び大阪大学の名誉教授であります木原博博士を委員長として、学識経験者十五名をもって組織する三菱石油水島製油所タンク事故原因調査委員会を設置いたしております。  この委員会の名簿は別紙の資料によりまして差し上げてございますが、地質、基礎関係の専門の先生、それから金属材料の専門の先生、それから溶接工学の専門の先生と、各般の専門の先生方を委嘱いたしておるのでございます。  この事故原因調査委員会は、昭和四十九年十二月三十日に一部委員によりまして事前現地調査を実施いたしまして、現場の保全関係を指示いたしまして、さらに昭和五十年一月七日に正式の第一回委員会を開催し、その後さらに全委員による現地調査を行い、二月四日までに五回の委員会を開催いたしまして、鋭意その調査の審議に当たっておるのでございます。  なお、この委員会におきましては、三月末までに一応の結論を得るように審議をお願いいたしたいというふうに考えておるところでございます。  それから次に、タンク事故に伴う行政上の措置でございますが、消防庁は事故発生後係員を現状調査のため派遣したほか、昭和四十九年十二月二十八日、都道府県知事あてに、屋外タンク貯蔵所に対する緊急点検を一月中に実施するように通達するとともに、その点検結果を二月十五日までに報告するように求めております。  この通達の内容は別紙の資料によりましてごらんいただきたいと思いますが、屋外タンク貯蔵所に対しましてその点検個所、点検方法等を指示いたしまして、これに基づきましてそれぞれの関係消防機関がこの緊急点検を実施いたしておるところでございます。  また引き続き昭和五十年一月二十二日、都道府県知事あてに、この点検の結果、不等沈下の著しいタンクにつきましては油を抜き取りまして、内部の詳細な点検を行うように、さらに重ねて通知をいたしております。これも別紙の通達を添付しておりますので、ごらんいただきたいと思います。  次に四番目に、今後の防災対策の検討でございますが、消防庁におきましては、今回のタンク事故にかんがみまして、危険物施設の安全確保のための保安基準の抜本的な整備強化を早急に行うことといたしまして、一月二十九日、関係都道府県及び市町村消防機関の担当職員を招集して対策会議を開催をいたしまして、この会議の際に出されましたいろいろな意見をもとにいたしまして、現在この整備強化策について検討を進めております。  また、同時に石油コンビナートに対する防災対策につきましては、総合的な対策を樹立するため、一月三十一日、関係省庁の連絡会議を開催いたしまして、各省庁の所管する諸法令による規制の強化を含めまして、コンビナート防災対策の抜本的な改善に必要な意見の提出を依頼いたしております。この各省庁からの意見の提出を待ちまして、これに基づきまして総合的なコンビナート防災対策を早急に確立するように検討を進めるつもりでございます。  なお、資料の最後の方に、この水島製油所の事故タンクを中心にいたします図面を添付いたしておりますので、ごらんいただきたいと思います。  以上でございます。

大西正男自由民主党

○大西委員長 以上で説明は終わりました。  次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。     午前十時五十二分散会

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