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73回国会参議院1974/10/01

運輸委員会 閉会後第2号

発言数
10
登壇者
4
会派数
3
開催日
1974/10/01

会議録

宮崎正義公明党

○委員長(宮崎正義君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨三十日、岩間正男君が委員を辞任され、その補欠として加藤進君が選任されました。     —————————————

宮崎正義公明党

○委員長(宮崎正義君) 森中君。

森中守義日本社会党

○森中守義君 この際、委員会の運営について特に委員長にお願いを申し上げたいと思います。また、運輸大臣及び技術庁の政務次官もおいででございますから、特にお聞き願いたい。  長年この委員会も運営が継続してまいりましたが、本日のようなことは先例がございません。私どもがこの委員会の開会を決定いたしましたのは先月の二十日であり、したがって、当日もしくは翌二十一日に運輸大臣並びに科学技術庁長官の出席の要求をいたしておったはずでございます。その後特段に閣僚のほうから、本日都合悪いという、こういうような連絡を私ども受けておりません。運輸大臣は一時に御出席でございました。技術庁長官は何らのお断わりの連絡もその後なく、本日どうしても用務のため出席いたしかねる、こういう実は趣が伝えられてまいりまして、私ども理事会でいろいろ検討の結果、今日の状態であるので事情は十分に理解をする、しかしながら、本日中しばらくの時間をさいてでも出席できないということもあり得ないだろう、したがって、森山長官の御都合のいい時間でいいから御出席願いたい、こういうわけで再三再四にわたりまして理事会の意向を伝えておったはずであります。  しかしながら、いかなる状態であるかわかりませんけれども、そういう理事会側の譲歩に対しましても反応がない。この間に与党の山崎理事あるいは官房長をわずらわしまして、直接この問題に対する話を続けてまいったのでありますが、それでもなおいかぬとおっしゃる。しかも私どもが非常に疑問を持ちかつ遺憾といたしますのは、長官の私的な事務所において数名の来訪者に会見をする、もちろんその会見の相手は「むつ」に関係のある人たちだというお話であります。しかし、私どもはあくまでも公的な任務であれば公的な場所でするのが当然であろうし、一体私的な事務所で話をするということはどういうことなのか、来訪者とは一体だれなのか、間違いなく「むつ」に関係のある人たちであるかどうか、こういう数点の疑問等もございまして、いろいろと検討を加えてまいったのでありますが、まあ最終的に出席いたしかねる、こういう実は回答であった。  たとえばこの委員会でも国鉄の運賃を審議する場合、その余重要な案件等で所管の閣僚以外の閣僚の出席を求めてきたことがしばしばあります。けれども今回のように、最後まで拒んだ閣僚はかつてございません。たとえば官房長官であろうとその余の閣僚でありましょうと、時間を差し繰って、二十分という時間を実はつけられたり、十五分という時間を切って出席をされたりいたしまして、少なくともその閣僚が国会に対する誠意と責任を果たしていままでまいっております。で、そういう過去の経過を考えてみれば、今回、森山長官がこの委員会に出てこなかったということは、私どもとしてはまことに遺憾であり、自後この措置をどう処理していくのか、これは委員会はもちろん、各党の理事におきまして、各党なりに本日のこの事柄をこれから先処理していきたい、こういうように考えております。具体的にどういう措置をするのか。私はできるだけ早い機会に委員会としては委員長から議長に報告をし、議長より行政庁に対しまして責任あるその措置を求めたいと思っております。  これはひとつ委員長のほうもすみやかに議長に報告をされて、行政庁に対しまして何ぶんの善処を求めるようにお願いしたいと思う。特に中村政務次官も森山長官にこのことを伝達をしていただきたいと思います。  で、しかも私どもが予定しない本日に委員会を開会した理由がこれまた重要である。まあ今日の「むつ」の問題は、言うまでもなく世論の焦点を浴びておる。さらに原子力の幕あけだと称される今日、こういう不祥な事件の発生に国民が重大な関心を払うのは当然でありましょう。したがって、何が問題であるのか、どこにどういう欠陥があったのか、これを行政の面に、技術の面に、その解明を行なっていくのが負託をされた国会としての当然の任務である。しかも洋上に、その船中に閉ざされている数十名の乗り組み員の今日の状態等考えてみますと、これもまた大事な人道上の問題でもあるからです。  こういうことを案ずるがゆえに、事態の急速な解決、しかも抜本的な政策のこれからの立て直しのために、当委員会を実は特に開いたわけでありますが、残念ながらその目的を達することができなかった。それも一にかかって森山技術庁長官が委員会の出席を拒んだということである。もちろん自民党の鈴木総務会長が現地に出発をするという日でもあったでしょう。それだけに私ども重視したわけです。しかし当初はそういうことなども勘案をしてやむを得なかろう。そのあとでもよい。三十分でも一時間でも出席を求めたい。こういう私どもの配慮というものは、これはちっとも無理なことでもなかったし、この配慮は十二分に技術庁には理解をしてもらっていいのではないか。こういうように考えている次第です。  何といたしましても、国会はよく言われることでございますけれども、最高の機関であります。国会と行政府の関係というものを、もう少し行政府においては真剣に配慮される必要があるし、もしそういったようなことが今後もあるとするならば、まさにこれは議会制民主政治の否定と言わなければなりません。行政独善のそしりを免れないでありましょう。まあきょうこれより、その辺のことも含めた科学技術庁の行政の姿勢、体質、そういうところまで触れる段取りであったわけであります。これは、ひとり私だけじゃない。しかし、それもできません。けれども今日、こういう状態で長官の出席ができなかったということは、何としてでも科学技術庁の行政の姿勢の問題であろうし、長官自身の体質の問題でもあろう、まあこういうことで、非常に立法府としては残念であるし、その責任をどう追及していくか、まあ今後、私どもは重大な問題としてこの問題を注視していきたいと思っております。どうぞこういう意味で、特に中村政務次官より森山長官にお伝え願いたいと思っております。  同時に、きょうこの委員会の議論を通じ、直ちに局面の展開ができたかどうか、それは言い得ないにいたしましても、国民の前に技術庁長官がどういう姿勢で臨んでいるのか、臨もうとするのか、まあこういうことが、鈴木総務会長が現地に入っていく、しかも現地の受けとめ方、これにも微妙な反応がおそらく起きたのではなかろうか、こういう実は期待も決して皆無ではなかったわけでありまして、そのことも合わせ考えますと、まことに残念であります。よくひとつこの辺の事情をお考えいただきたいと思います。  つきましては、ついに質疑に入れなかったわけでございますが、先ほどあれこれ私ども検討の結果、十四日十時より委員会を開会して、これには運輸大臣並びに技術庁長官の出席を求めるということで理事会は一致をいたしました。運輸大臣は、特に出張を早めて出席いただけるという回答がありました。また技術庁も、そのようにいたします、ただし官房長は万が一のことがという前提がございましたが、きょうこの問題の延長としての委員会でございますから、ここで私どもが考える万が一というものはまさに天変地異をさします。よろしゅうございますか。天変地異がということは万が一もあり得ないということですから、必ず出席していただきたい、こういうことを重ねて委員長に確認を求めたいと思いますし、ぜひそのように取り計らいをしていただきたい、かように考えております。  それから委員長、ひとつこの問題の議長報告並びに委員長みずからの森山長官に対する警告もあわせて善処していただくようにお願いいたしまして、議事運営に対する私の意見の開陳を終わります。

宮崎正義公明党

○委員長(宮崎正義君) ただいま森中君からの意見開陳等、私としても重々もっともであるというふうに考えます。したがいまして、本日の森山科学技術庁長官の出席のなかったことはまことに遺憾であり、委員会が質疑の段階に入れないことについては、まことに遺憾であると思います。  で、いま森中君からお話がありましたように、きょうの延長である十月の十四日、これは徳永運輸大臣、中村政務次官その他の政府の方々も当委員会の趣旨を体せられて、今日のこの委員会のようなことのないように委員長として申し入れをいたします。  と同時に、森中君からの、今日のこの状態というものを、議長には当然委員長として申し入れることを申し添えて、徳永運輸大臣、中村政務次官のお考えを伺って終わりたいと思います。

徳永正利自由民主党運輸大臣

○国務大臣(徳永正利君) 国会の要請に対しては、これを尊重いたしまして、これにこたえてまいらなければならないと思います。今後もそういう意味で、いまいろいろお話しになったことを十分かみしめて今後に処したいと思います。

中村禎二自由民主党科学技術政務次官

○説明員(中村禎二君) 本日の委員会に森山長官の出席を強く御要求になっておりましたにもかかわらず、理事会で官房長から説明がありました事情で出席できず、委員会の開会がただいまの時刻になりましたことをたいへん遺憾に存ずるものでございます。  ただいま森中委員、また委員長から御発言になりましたことは、とくと長官に伝達をいたし、善処いたすつもりでございます。

森中守義日本社会党

○森中守義君 十四日の出席。

中村禎二自由民主党科学技術政務次官

○説明員(中村禎二君) その発言の趣意を取り次ぎます。

森中守義日本社会党

○森中守義君 出席させますね。

宮崎正義公明党

○委員長(宮崎正義君) それでは、いまのことを十分に了解を私どもしたとしまして、次回の十月十四日午前十時から開会をいたしたいと思います。  本日はこれにて散会いたします。    午後六時三十分散会

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