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第72回国会参議院1973/12/13

大蔵委員会 第2号

発言数
11 件
登壇者
4 名
会派数
1
開催日
1973/12/13

会議録

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十二月七日、徳永正利君及び若林正武君が委員を辞任され、その補欠として高田浩運君及び玉置猛夫君が選任されました。     —————————————

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 次に、理事の辞任についておはかりいたします。  嶋崎均君から、文書をもって、都合により理事を辞任したい旨の申し出がございました。これを許可することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  ただいまの理事の辞任及び去る十二月一日私が委員長に就任したことに伴い、現在理事が二名欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に河本嘉久蔵君及び藤田正明君を指名いたします。     —————————————

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 次に、租税及び金融等に関する調査を議題といたします。  この際、福田大蔵大臣から所信を聴取いたします。福田大蔵大臣。

福田赳夫自由民主党大蔵大臣

○国務大臣(福田赳夫君) このたび、まことにはからずも、大蔵大臣に就任いたしました。時局は非常にむずかしいときでありまして、私、微力でありまして、その任にたえ得るかどうか、きわめて憂慮をしておるわけでございますが、皆さんの御鞭撻によりまして、その職責を全うしたいと、かように考える次第でございます。  何とぞよろしくお願い申し上げます。  所信ということでございますが、先般、本会議におきまして、大体のことは申し上げたわけであります。繰り返しになる点もあります。補足する点もあります。が、この際、私の日ごろ考えていることを申し上げさせていただきます。  わが国の経済は、今日まで、国民のたゆまざる努力によりまして、世界に例を見ないほどの高い成長を達成してまいりました。  しかるに、最近における内外の諸情勢の変化は、わが国経済が従来のような高い成長を持続することを困難としております。  すなわち、資源の海外依存度がきわめて高いわが国にとりまして、近年世界の論議を集めている資源の有限性の問題は、特に重要な意味を持つものであります。  わが国経済の発展が、国際協調のいしずえの上に初めて期し得るものであることは、論をまたないところでありますが、今後、ひとりわが国がその高い成長を続け、限られた世界の資源を費消することは、国際社会において次第にむずかしくならざるを得ない情勢でございます。  一方、国内におきましても、公害問題、労働力不足など、成長への制約が強まってきております。  このような新しい局面を迎えまして、経済政策の運営にあたりましては、物価の安定、国際収支の均衡の維持、この二つにつきましては、かねがね私が経済運営の指針といたしまして大事なことだというふうに申し上げてきておるわけでございますが、資源及び環境等の面からの制約をも十分配慮しつつ、これから先進諸国の経済成長を念頭に置いた適正な成長を維持していくという基本的姿勢が、特に肝要となってきております。  このことは同時に、成長の成果の主力を次の成長につぎ込むという従来の経済運営のあり方を離れまして、成長の成果の重点を国民福祉の向上に向けるということを意味するものであります。わが国の今日の偉大な経済力をもっていたしますれば、公害、過密・過疎、住宅、社会保障など当面する諸問題を解決し、誇るべき福祉社会を建設することが十分可能であると信ずるのであります。  ところが、現在、わが国は、二つの緊急に対処すべき問題に直面しておるのであります。物価の上昇と石油問題がそれであります。  わが国の物価は、昨年秋以降、強い騰勢を続けてまいりました。政府は、年初来、財政金融政策をはじめとする各般の施策をもってこれに対処してまいったのでありますが、物価の上昇にはなお根強いものがあるのであります。  このような情勢のもとにおいて生じたアラブ産油国による石油の生産及び供給制限の問題は、国民経済及び国民生活の全般にわたって大きな影響を与えようとしております。  いまや物価問題は憂慮すべき段階に立ち至っておるのであります。これを解決することなくしては、安定した福祉社会の実現も望み得ないのであります。物価問題こそは、すべてに先立って解決を迫られている喫緊の政策課題であります。  わが国経済が石油問題をはじめとする供給面での制約という事態に立ち至っている現状において、物価の安定をはかるためには、まず必要なことは、総需要を極力抑制し、もって需給の均衡を確保することであります。  このような観点から、現下の財政金融政策については、一そう抑制的な運営につとめることが肝要であります。  過日本会議におきまして御説明申し上げたとおりでありますが、今回提出いたしました昭和四十八年度補正予算は、節度ある財政運営に徹することを基本として編成いたしておるのであります。  金融面におきましても、引き締め基調を堅持することはもとよりでありますが、その中あっても、中小企業につきましては、従来より特に配慮いたしております。  また、より長期的な視野に立って、資源の有限性を十分認識し、経済活動のあらゆる分野にわたって資源の有効適切な利用をはかっていくことが重要であります。国民生活の場におきましても、合理的で堅実な消費態度が望まれるのであります。  かかる見地から、国民一人一人が将来への展望を持ち、その実現のための貯蓄を行なうことがきわめて重要でありますが、私は、国民の堅実な貯蓄慣行を醸成するため一段と配意してまいります。  以上、我が国当面の経済情勢と財政金融政策につきまして、私の考えの一端を申し述べました。  わが国経済は、過去幾多の困難を国民の英知と活力によって克服し、今日の地歩を築いてまいりましたが、いま、また新たな試練に直面しております。しかしながら、この試練に耐え得た時、われわれの前途には未来への明るい展望が開かれると確信いたします。  この明るい展望の前にはだかる物価の上昇と石油の問題の解決こそ、目下の急務であり、国民の政府に対する期待もまさにこの点にあると存じます。  この期待にこたえていくことが、政府に課せられた一大責任であります。政府は率先して有効適切な施策を果敢に実行いたしてまいります。私もまた最善を尽くし、この難局を乗り切る決意でございます。  皆さま方の御理解と御協力を切にお願いを申し上げます。     —————————————

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 次に、大蔵政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。柳田大蔵政務次官。

柳田桃太郎自由民主党大蔵政務次官

○政府委員(柳田桃太郎君) このたび、はからずも大蔵政務次官に就任をいたすことになりました。非常に困難な問題をたくさんかかえておるときでございますので、どうぞよろしく御指導願いたいと思います。

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 中川大蔵政務次官。

中川一郎自由民主党大蔵政務次官

○政府委員(中川一郎君) 今日たいへんな時期でございますが、柳田さんとともに、大蔵政務次官を拝命いたしました。皆さんの御協力を得てその責を果たしたいと存じます。よろしく御指導願います。

土屋義彦自由民主党

○委員長(土屋義彦君) 本日はこの程度といたします。  なお、次回の委員会は、十二月十八日午前十時から開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時三十六分散会

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