災害対策特別委員会 第12号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1974/05/13
会議録
○阪上委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件について調査を進めます。 まず、一九七四年伊豆半島沖地震の被害状況等について、政府当局から報告を聴取いたします。内閣総理大臣官房参事官杉岡浩君。
○杉岡説明員 一九七四年伊豆半島沖地震につきまして、現在までに判明いたしました被害等につきまして御報告申し上げます。 昭和四十九年五月九日午前八時三十三分ごろ、伊豆半島沖を震源といたしまして、マグニチュード六・八の地震が発生いたしまして、南伊豆地帯に震度五の強震が襲いました。 震源地は伊豆半島沖の南端に近い海底で、しかも深さが二十キロメートルという浅い地震であったために、震源地のま上に近い伊豆半島南部では住家及び建物等に多大の被害を発生いたしました。 今回の地震は、規模は大きくはないわけでございますが、直下型の地震であったために被害が大きくなったわけでございます。 この地震による被害で現在までに判明いたしました被害を御説明申し上げます。 ただいまお手元に資料をお配りいたしておりますが、現在死者二十名、行くえ不明九名でございます。この死者、行くえ不明のトータル二十九人でございますが、このうち山くずれのあった中木地区、ここが死者、行くえ不明合わしまして二十七名でございまして、家屋の倒壊あるいはブロックべいの崩壊あるいは山くずれによる——中木地区以外のところで二名の死者がございますが、死者、行くえ不明二十九名のうち二十七名は中木地区でございます。 それから全壊が百二十七棟、半壊二百七十八棟となっております。この全壊百二十七棟のうち南伊豆町では百八、下田で十九というようになっております。それから一部破損千百八十でございます。 それから耕地等の埋没でございますが、水田〇・八ヘクタール、畑五・六ヘクタールとなっております。 それから右側の欄に施設被害が出ておりますが、これにつきましては、次のページをごらんいただきますと、現在調査中でございますが、いままでのところ判明したものをここにあげてございます。 公共土木施設といたしまして、建設省関係の被害でございますが、九十九カ所、これは右の備考欄にございますが、河川、道路、橋梁、特に道路が多いわけでございますが、これは九十九カ所約二十億となっております。それから農林省関係は漁港施設でございますが、二十一カ所、一億五千三百万。それから公立学校施設が四十八校ございまして、六千五百万ございます。それから生活保護施設は現在調査中でございます。それから農地等につきましては、これは農地あるいは水路、農道等の農業用施設あるいは林道、こういったものがございますが、全部で九十七カ所約二億の被害となっております。それから農林水産業共同利用施設でございますが、二十三カ所、これはおもに水産関係が多くなっておりますが、五千四百万。それから養殖施設、この地域はアワビ等の養殖をしておりますが、これにつきましては現在調査中でございます。それから農作物等、これは水産関係がおもでございますが、約三億四千万という報告があがっております。それから漁船が二十五隻。それから中小企業関係は現在調査中でございます。それから公民館等の社会教育施設でございますがこれは七カ所、約四百万。それからおもなものといたしまして水道施設でございますが、これは上水道一カ所、簡易水道七カ所ございます。四千八百万ほどの被害でございます。それから山くずれ等の荒廃林地として、今後いろいろ対策を立てていく荒廃林地三十カ所、約八億三千八百万。それから漁具、約六百万。それから電信電話施設が九十回線でございます。被害額については現在調査中でございます。 以上、大体三十七億九千三百万ということになっております。 こういった災害に対しまして現在のところ県及び地元の市町村では災害対策本部を置きまして被災者の救出、救助、こういったものに重点を置いておるわけでございますが、地震のございました五月九日十二時四十五分に静岡県の南伊豆町に災害救助法を適用いたしまして災害救助に当たっておる次第でございます。 なお、被災者、行くえ不明者の捜索等には当日からいろいろと関係機関が救援活動に入っておるわけでございますが、警察庁といたしまして延べ二千九百三十八人。防衛庁、これは自衛隊でございますが、九千七百五十人。車両等の機械につきましては右の欄に出ております。それから海上保安庁は船艇あるいは航空機等を派遣しておりますそれから消防団でございますが、これは実働の約三百人が現地で救出等に当たっておるわけでございます。 政府といたしましては、翌日の五月十日に小渕総務副長官を団長といたしまして、総理府、警察、防衛、文部、厚生、農林、水産、林野、運輸、気象、建設、消防等の関係省庁の課長を中心にいたしまして現地に調査団を派遣いたしまして、鋭意調査に当たっておるわけでございますが、この結果を待ちまして必要な今後の災害復興の措置を講じてまいりたいと、こう存ずる次第でございます。 以上でございます。 ————◇—————
○阪上委員長 この際、おはかりいたします。 先刻理事会で協議いたしましたとおり、一九七四年伊豆半島沖地震による被害状況調査のため、明十四日静岡県に委員を派遣することとし、議長に対し、委員派遣承認の申請をいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんが。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阪上委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 つきましては、派遣委員の人数及びその人選並びに議長に対する承認手続等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○阪上委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 次回は、来たる十六日午前十時理事会、十時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十七分散会