災害対策特別委員会 第3号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1972/11/08
会議録
○高田委員長 これより会議を開きます。 災害対策に関する件について調査を進めます。 災害対策の基本問題に関する小委員長から、小委員会の調査の経過並びに結果につきまして報告いたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。小委員長代理高鳥修君。
○高鳥委員 御報告申し上げます。 災害対策の基本問題に関する小委員会におきましては、第六十八回国会以来、毎国会設置され、災害対策の基本問題について調査、検討を重ねてまいった次第でありますが、かねてから懸案事項でありました災害融資条件の緩和の問題につきまして、本日、先刻の小委員会におきまして、激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案を起草し、また各種災害融資等の諸条件の改善に関する件を決議案として委員会に提出すべく結論を見ましたので、簡単にその趣旨、内容につきまして御報告申し上げたいと思います。 まず、激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案について申し上げます。 本案は、最近の低金利政策等にかんがみ、中小企業者に対する災害による貸付金の利率を引き下げるとともに、特に激甚な災害を受けた者に対して特に低い利率を適用し、被災者の救済に万全を期そうとするもので、そのおもな内容は次のとおりであります。 まず第一は、激甚災害を受けた中小企業者等に対する商工組合中央金庫の貸付金の現行利率年六分五厘を年六・二%とすることであります。 第二は、激甚災害による損失額が、事務所もしくは事業用資産の価額または事業による総収入に比し、政令で定める程度以上である旨の証明を市町村長等から受けた特別被害者等に対しては、政令の定めるところにより年三%とするということであります。 なお、施行期日等につきましては、公布の日から施行し、昭和四十七年六月一日以後の災害につき適用することとなっております。 次に、各種災害融資等の諸条件の改善に関する件について申し上げます。 本件につきましては、案文を朗読いたしまして説明にかえさせていただきます。 各種災害融資等の諸条件の改善に関する件(案) 各種災害融資及び貸付の諸条件については、本委員会においてかねてからその改善を主張してきたところであるが、特に最近の複雑かつ深刻化した災害の実情及び金融政策の推移にかんがみ、早急に抜本的な改善が必要である。 よって政府は、天災融資法による資金の融通、農林漁業金融公庫による災害復旧資金の融通、住宅金融公庫による災害復興住宅資金の融資及び国民金融公庫、中小企業金融公庫、商工組合中央金庫、環境衛生金融公庫、医療金融公庫の災害融資並びに世帯更生資金及び母子福祉資金の貸付等の各種災害融資制度について、金利、貸付限度額、償還期限及び据置期間等の諸条件を総点検し、福祉時代にふさわしい災害融資制度を確立し、被災者の救済に万全を期すべきである。 右決議する。 以上であります。 この際、お手元に配布の、激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案を委員会の成案とし、これを委員会提出の法律案と決定され、また、ただいま朗読いたしました各種災害融資等の諸条件の改善に関する件を委員会の決議として決定されるようお願いいたす次第であります。 委員各位の御賛同をお願いいたします。(拍手)
○高田委員長 これにて小委員長の報告は終わりました。 ————◇—————
○高田委員長 まず、激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案の起草の件について議事を進めます。 本草案の趣旨、内容等につきましては、ただいまの小委員長の報告にありましたので、説明を省略させていただきます。
○高田委員長 別に発言の申し出もありませんので、この際、衆議院規則第四十八条の二の規定により、内閣の意見があればお述べを願いたいと存じます。通商産業大臣中曽根康弘君。
○中曽根国務大臣 激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案に対しては、政府としてはやむを得ないものと考えます。 —————————————
○高田委員長 おはかりいたします。 激甚(じん)災害に対処するための特別の財政援助等に関する法律の一部を改正する法律案起草の件につきましては、小委員長からの報告にありました、お手元に配付の案を委員会の成案と決定し、これを委員会提出の法律案とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○高田委員長 起立総員。よって、さよう決定いたしました。 なお、本法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○高田委員長 次に、各種災害融資等の諸条件の改善に関する件についておはかりいたします。 ただいまの小委員長の報告にありました、お手元に配付の案文のとおり本委員会の決議とするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○高田委員長 起立総員。よって、さよう決定いたしました。 この際、総理府総務長官本名武君から発言を求められておりますので、これを許します。本名武君。
○本名国務大臣 ただいま御決定になりました各種災害融資等の諸条件の改善に関する御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重いたしまして、御趣旨に沿うよう検討いたしてまいります。
○高田委員長 ただいまの決議に関する議長に対する報告及び政府当局への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 小委員長並びに小委員各位には、まことに御苦労さまでございました。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時五十六分散会