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67回国会参議院1971/12/23

農林水産委員会 第3号

発言数
17
登壇者
5
会派数
2
開催日
1971/12/23

会議録

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) これより農林水産委員会を開会いたします。  繭糸価格安定法の一部を改正する法律案(衆第八号)を議題といたします。  提出者から趣旨説明を聴取いたします。坂村衆議院農林水産委員長代理。

坂村吉正自由民主党

○衆議院議員(坂村吉正君) ただいま議題となりました衆議院農林水産委員長提出繭糸価格安定法の一部を改正する法律案について、提案の趣旨を御説明申し上げます。  わが国の蚕糸業は、これまで農業のみならず国民経済の発展のため重要な役割りを果たしてまいりました。近時、生糸の輸出が不振とはなりましたが、国内における需要の増大傾向を背景に、長期的見地からの繭及び生糸の生産増強策が推進され、特に、最近においては、米の生産調整との関連において重要な転換作目の一つとして繭の生産増強のための諸施策が講ぜられているであります。しかしながら最近、景気の停滞等に起因して需要が一時伸び悩み状況にあるところに加えて、外国産生糸の無秩序な輸入傾向は、国内における需給状況を悪化させ、繭糸価格安定法に基づく日本蚕糸事業団の中間安定のための買い入れ措置等としてすでに約二万俵の買い入れが行なわれているのでありますが、この買い入れ措置にもかかわらず、糸価は依然として低迷を続け、繭生産も停滞におちいっているのであります。このため、外国産生糸の輸入に対して適切にして効果的な調整措置を講じ、これを秩序あるものとするべきことが強く要請されているのであります。  そこで、この際、繭糸価格安定法を改正し、日本蚕糸事業団による買い入れ措置等によってもなお、国内における生糸価格の低落を防止することができないような場合においては、外国産生糸の輸入を日本蚕糸事業団等による一元的輸入とする等必要な措置を講ずることとして、ここに本案を提出した次第であります。  以下その主たる点について申し上げますと、  第一点は、外国産生糸の輸入増大により、国内における生糸の需給が均衡を失し、日本蚕糸事業団による買い入れによっても国内生糸の価格が中間買い入れ価格を下ることを防止することが困難であると認められるときは、政府は、生糸の輸入に関し、このような事態を克服するために必要な措置を講じなければならないこととしております。  第二点は、かかる事態が生じた場合には、このような事態を克服するため必要な期間として政令で定める期間内は、日本蚕糸事業団その他一定の者でなければ生糸の輸入をしてはならないこととしております。  以上が本案の提案の趣旨及びその内容であります。  本案は、十二月二十三日の委員会において農林水産委員長提案とすることといたしました。  何とぞ、御審議の上、すみやかに御可決くださいますようお願い申し上げます。

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) これより質疑を行ないます。  質疑のおありの方は順次御発言を願います。

宮崎正義公明党

○宮崎正義君 繭糸価格安定法の一部改正案要綱の中に、第十二条の十の二、「事業団が第十二条の四の規定により生糸を買い入れている場合において、外国産生糸の輸入が増加したため国内における生糸の需給が均衡を失し、当該買入れによっては、国内において製造された生糸の価格が第十二条の五第六項の規定により告示された中間買入価格を下ることを防止することが困難であると認められるときは、政府は、生糸の輸入に関し、当該事態を克服するため必要な措置を講じなければならない。」というその項目の中でございますが、この法改正をする問題は、具体的には今後またこの繭糸価格等の審議をするおりに、十分に時間を持ってやりたいと思いますが、私の質問をいたしたいのは、「第十二条の四の規定により」というその条文の中に、「出資者で第十二条の十八第二号に掲げるもの又は出資者で同条第三号に掲げるもの」と、こうありますが、これは繭糸価格安定法の三章の第十二条の四のところに出ております。この十二条の十八の第二号というのは、「製糸業法」という——「製糸業者(製糸業法(昭和七年法律第二十九号)」という法律がございます。この法律の内容を見てみますと、法律そのものの疑義を来たすような内容がだいぶんあるように思うわけでありますが、この製糸業法が当然今度の改正法律の項目の中にあるわけでありますから、ですから、この法律に対して将来改定をしていくか、またどういうふうな考え方をお持ちになってこれに臨んでこられたかという点について一言だけ質問をいたしておきたいと思います。

荒勝巖農林省蚕糸園芸局長

○政府委員(荒勝巖君) ただいま御指摘になりました件につきましては、私たち先般蚕糸業振興審議会が開かれまして、山添会長の名前をもちまして政府あてに建議がなされております。その中に今後の生糸の製造に関する件という事項がございまして、その中で、今後いわゆる製糸業者のあるべき姿について具体的に御指摘がございますので、その件につきまして政府で今後十分に研究し、今後推進すべきは推進すべきことと考えておりますので、その際にまたあらためていろいろ政府のほうからお願いいたしたいと思っております。

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 他に発言もなければ、質疑は終局したものと認めますが、よろしゅうございますか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) これより討論に入ります。  御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に発言もないようですから、これより採決に入ります。  繭糸価格安定法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 次に、オレンジ類等自由化及び輸入割当に関する決議案についておはかりいたします。  本決議案については、理事会において協議いたしました結果、案文がまとまっておりますので、私から便宜提案いたします。  それでは案文を朗読いたします。    オレンジ類等自由化及び輸入割当に関する決議(案)   当委員会は、昭和四十六年八月三日全会一致をもつて「農畜産物自由化緊急対策に関する決議」を行ない、国際競争に耐えうる農業の体質改善なくしてオレンジ類、果汁、牛肉、畜産加工品、雑豆等について輸入の自由化を行なうべきでないとしたのであるが、政府は、オレンジ類、果汁、牛肉等の輸入割当量の拡大を検討中とのことである。しかしながら、今回の円切上げ等流動する内外の経済情勢下におけるわが国農業の実情を考えると、輸入割当量を拡大することは、実質的に自由化と同様の結果を招き、農業及び関係産業に甚大な影響を与えることとなるので、政府は、これら輸入割当量の拡大については慎重に対処すべきである。   なお、政府は、さきの当委員会の決議の趣旨に即し、その実施に努めるべきである。   右決議する。  以上であります。  それではこれより採決に入ります。  本決議案に賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 全会一致と認めます。よって、本決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、佐藤農林政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。佐藤農林政務次官。

佐藤隆自由民主党農林政務次官

○政府委員(佐藤隆君) ただいまの決議の御趣旨を体し、輸入割り当て額の設定にあたりましては、十分慎重に対処してまいりたいと考えております。     —————————————

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 次に、請願第四号山村開発次期対策の早期実現に関する請願外九百五件を議題といたします。  本委員会に付託されております九百六件の請願につきまして、先ほど理事会で審査いたしました結果、第四号山村開発次期対策の早期実現に関する請願外八百九十二件の請願は、議院の会議に付するを要するものにして、内閣に送付するを要するものとし、第六号狩猟者団体法制定に関する請願外十三件の請願は保留とすることに意見の一致を見ました。  つきましては、理事会の審査のとおり決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 次に、継続調査要求に関する件についておはかりいたします。  農林水産政策に関する調査の閉会中の継続調査要求につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋雄之助自由民主党

○委員長(高橋雄之助君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれで散会いたします。    午後三時二十九分散会      —————・—————

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