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67回国会衆議院1971/12/24

議院運営委員会 第22号

発言数
19
登壇者
8
会派数
5
開催日
1971/12/24

会議録

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 これより会議を開きます。  まず、会期延長の件についてでありますが、昨日自由民主党の幹事長、国対委員長から申し入れのありました会期三日間延長の件につきましては、昨日来、各党理事の間において種々御協議を願ったのでありますが、理事会においては各党の意見の一致を見るに至りませんでした。  また、本件につきまして、議長は、先ほど常任委員長の意見を徴されたのでありますが、その際、座長をつとめました私から、その経過並びに結果について御参考のため御報告いたしますと、常任委員長会議におきましては、会期を十二月二十五日から十二月二十七日までの三日間延長すべきものと答申するに決した次第であります。  なお、議長は、参議院議長と協議いたされました。  それでは、本件について御協議を願います。  小渕恵三君。

小渕恵三自由民主党

○小渕委員 私は、ただいま提案をされております会期延長の問題につきまして、自由民主党を代表して意見を申し述べます。  今臨時国会は、七十日間の会期を本日をもって終了することとなっておりますが、参議院におきましては、沖繩及び北方問題に関する特別委員会におきまして、現在なお沖繩関係法案が審査を続行中であります。聞くところによりますれば、参議院の委員会におきましては、連合審査の要求もすべて果たしておらない状況であり、なお質疑の通告者全員の質疑も終了しておらない段階でありますので、この際、許される範囲の最大限の会期延長をもって、その審議が終了されるように期待をし、会期の延長に対して賛成するものであります。  ただいま参議院で審査中の案件につきましては、すでに衆議院におきまして可決を見た法案であります。したがいまして、こうした案件が、会期を延長しないことによってかりに成立しないという事実が生じるといたしますれば、衆議院の院の意思の決定である本案の議決が事実上成立をされないということで、衆議院の意思決定に反することとなりますので、そのことは衆議院の意思と全く自己矛盾する結果になることであろうと思いますので、この際、参議院において衆議院の意思決定がそのままに解決を見ますように、可能な限りの期間の延長はこれをしなければならない問題であろうと思っております。  以上の理由によりまして、この際、さらに参議院におきまして十二分な慎重審議が可能になりますよう、三日間の会期延長に対しましては、私どもとしてこれに賛成するものであります。  以上。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 勝澤芳雄君。

勝澤芳雄日本社会党

○勝澤委員 会期延長に反対をいたします。  その第一の理由とする点には、この臨時国会にあたって、おおむね会期は六十日でいいだろうということが、自由民主党の皆さんから、あるいは政府のほうからいわれてきたわけでありますが、しかし、六十日では無理だということで、伝え聞くところによりますと、衆議院の議長さんを中心としたところの御意見として七十日という会期がきめられたわけでありまして、七十日の会期というのは、七十日の会期があればこの沖繩国会では十分だ、延長をしない、こういう基本的な考え方のもとに七十日という会期がきめられた、われわれはこう受け取っておりますし、また、六十日といわれておったのが七十日になった経緯からいえば、大体これでいいだろうということになったわけであります。したがって、七十日間で大体終わるんだろう、こう計画されたのが、国会の意思として、国民の代表である国会の審議の中で、これは不十分だ、十分政府は再検討すべきだ、こういうことで院の意思がきまってきたわけでありますから、そういう点からいうならば、国会はまさに政府の御用機関じゃないわけですから、国会独自の立場からこれは判断をすべきでありまして、延長など考える必要はないと存じます。  第二の問題は、参議院議長は、重要な法案はせめて十日あれば、こう言われてまいりました。十日あれば慎重審議ができるということを、参議院議長自体がおきめになって、あるいは自由民主党もそう了解したかどうか知りませんけれども、そういう立場で衆議院に申し入れがあったわけでありまして、沖繩の国内関連法案というのは、十日間の余裕をもって衆議院で慎重審議の上送られたわけでありまして、それができないということになるならば、それはやはり参議院の意思として十分まだ国民の負託にこたえる議論をすべきだということでありまして、会期の延長をしてまでやるべきではないと存じます。  先ほども言われておりましたけれども、いまアメリカのドル・ショックあるいは日本の貿易業界、日本の経済にとってたいへん重要なときであるわけでありまして、こういう観点から考えるならば、来年度の予算の編成というのは年内にやるのが当然であるわけでありまして、年内予算編成を放てきして、経済見通しもお先まっ暗なまま、無理無体に沖繩の国内法を成立させるための会期延長をするというようなこと、これは国民を忘れた党利党略、あるいは沖繩のためには何もかも犠牲にしていいという、まことに、何といいますか、見るにたえないような佐藤内閣——国会みずからがもっと国民の負託にこたえた、き然たる態度を示すべきでありまして、そういう意味からも、この会期延長については納得できないわけでございます。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 桑名義治君。

桑名義治公明党

○桑名委員 いま日本社会党のほうからお話がありましたように、問題がそういった点にしぼられてくると思いますけれども、当初、会期は六十日ということで意思決定をしておったものが、その後、六十日の会期では消化できない、こういう理由で七十日が決定した、こういうふうに理解しているわけでございますが、われわれは、そのときに、今後の延長はあり得ないという一つの含みをもってくみ取ってきたわけでございます。  この七十日の日数が足りなくなった一つの大きな理由としまして、大臣等の不当なる発言、いわゆる政府のミスによって、延長したこの七十日の日程が不足を来たした、こう言っても私は決して過言ではない、このように思うわけであります。  また、参議院議長は、十日間あれば審議が一応終了する、こういう発言があったわけでございますが、政府の提出法案が審議の段階で無節操に会期を延長する態度というものは、基本的に私たちは承認し得ないわけであります。  また、来年は四十一年にまさる不況が到来することは、これは火を見るよりも明らかであるわけでございますが、これはもう国民といたしましては、一日も早く政府資金の導入ということを望んでいるわけでございますし、あるいは中小企業あるいはまた地方自治団体等におきましても、政府資金の導入を一日千秋の思いで待っている、こう言っても私は決して過言ではない、このように考えるわけでございます。  このような実情の中から、会期延長は避けて、年内予算編成を完了すべきである、このように私たちは考えます。  また、通常国会も目前に控え、引き続いて通常国会に入るわけでございますので、このときに十二分に今後の残された審議をやってもいいじゃないか、こういうふうに考えるわけでございます。  以上の理由で会期延長に反対をいたすものであります。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 塚本三郎君。

塚本三郎民社党

○塚本委員 会期延長には反対でございます。  多数の与党が政府の出した原案を最終的に通過させるということは、これは議会審議の中の常道でございます。だから、それは当然だとわれわれは前提として認めており、それを信じておりますけれども、問題は、その審議の過程において、いかにわれわれ野党を納得させ、そしてまた、国民の疑問と不安をなくするかということをこの会期内において行なわれることが、与党の使命だと思っております。  結果が問題にはなりましょうけれども、その会期内において、いかにそのような作業を政府も説明し、与党もそれができるように努力するかということが、私は議会運営の中の一番大切なことだと思っております。にもかかわらず、なかなかそういう不安が解消しないまま、通過させればいいという結果だけを強く考えてみえる、その運営のしかたは、きわめて不満でございます。  したがいまして、この提案されております法律案を見ましても、野党の言い分として満足な修正もいれられておりません。したがって、私たちの不満のままで通らない、通らなければ会期を延ばすということになりますと、実は全く土俵を広げた形になってしまうだけではなくして、少数の私たちの抵抗は、その会期内に通らない、だから、しかたがないから野党の意見もいれてということで、いわゆる与党は修正に踏み切って、そしてお互いに話し合って法律案を成立させるということが一番いいことだと思うのです。それをほとんどせずに、与党の原案のままで、できなければそのまま会期を広げていくというような形を繰り返しては、私たち少数としての意見は通らないままになってしまうということでございます。  したがって、私たちは、少数の立場を無視せられた形になってしまう会期延長には、どうしても承服するわけにはまいりません。したがって、反対いたします。  以上。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 松本善明君。

松本善明日本共産党

○松本(善)委員 日本共産党を代表して、私は会期延長に反対の意見を述べます。  いま会期延長をしようとするのは、参議院の沖繩及び北方問題に関する特別委員会で審議中の沖繩協定関連法案を、この国会でどうしても成立させようとする意図から出たものであります。沖繩協定は、衆議院での強行採決がきびしい非難を浴びたことでもわかりますように、審議は全く不十分でありました。関連法案につきましても、すべての法律の分野にわたるような大案件でありますので、いまだ審議は十分でありません。しかも政府の答弁は、国民の疑惑に誠意をもって答えようとするものでは全くなくして、このようなやり方で、少し審議の時間をとったからといって、審議を尽くしたということには決してなりません。こういう状況で、三日間の会期延長で沖繩関連法案を成立させようとするのは、協定強行採決に引き続く国会の審議権を無意味にするものであり、国民の期待を裏切るものといわなければなりません。  そもそも、会期を法案成立の都合で安易に延長することは、会期決定を無視するものであり、国会の権威を傷つけるものといわなければなりません。  わが党は、協定にも反対でありましたし、憲法違反が多くの点で明白になった沖繩協定関連法案は、廃案にすべきものと考えております。  この立場からも、会期延長に強い反対の意見を表明するものであります。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 山口鶴男君。

山口鶴男日本社会党

○山口(鶴)委員 七十日間の会期を与党の都合で一方的に延長するということは、当初の国会において設定された七十日間という土俵を、与党の都合で一方的に変えようということであって、われわれ絶対に承服できません。  私も沖繩及び北方問題に関する特別委員の一人でありまして、与党が何が何でも今国会を通そうと企図している沖繩関係国内四法案、この質疑の模様については十分承知をしているつもりです。日がないというわけでありますが、これはそもそも、政府が出した四法案自体に問題があったわけでありまして、特に審議の過程でも、核兵器の問題とか、あるいは毒ガスの問題とか、あるいは西村前防衛庁長官の国連無視の発言とか、そういうものが飛び出したために、いわば衆議院の審議に日にちを要したということでありまして、決して野党が一方的にいわゆる引き延ばしとかいうことをやった結果でないことは、与党の皆さんもよく御案内のとおりだと思います。したがいまして、いわば与党側のミス、政府側のミスということによって、今日、こういう事態になってきたわけでありますから、当初われわれが主張いたしましたように、まさに違憲のかたまりである軍用地使用法案等については、たとえばこれは撤回をするとか、特別措置法については、VOAの問題についてはこれを削除するとか、そういうことをやれば、これは会期内において成立をするということは決して不可能ではないはずであって、要は、何が何でも政府が提案した四法案をゴリ押しに通すという姿勢に問題があることは明らかだと思います。  現に、沖繩関連法案、七つ出たわけでありますけれども、いまなお衆議院で審議中のものもありまして、今国会積み残しのものもあるわけであります。ですから、参議院でもって日にちが足らぬでどうしても審議を終わらぬということになれば、たとえば沖繩開発庁設置法案あるいは沖繩振興開発金融公庫法案のごとく、これは積み残しをして、次の通常国会において十分審議をする、沖繩県民の期待にこたえて審議をするということが、私は、議会制民主主義のルールに沿って当然なすべきよりよい方法だと思うわけであります。  そういう意味から、今回、与党が一方的に会期延長をしようということにつきましては、われわれ絶対に賛成できないということを申し上げておきます。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 各党から御意見を承りましたが、各党の御意見が一致いたしませんので、やむを得ず採決いたします。  会期を、十二月二十五日から十二月二十七日までの三日間延長すべきものと議長に答申するに賛成の諸君の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。  なお、本件は、本日の本会議の冒頭において議長からおはかりいたします。  なお、本件の採決は、記名投票をもって行ないます。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、昨日、日本社会党の成田知巳君外十名から、日本社会党、公明党及び民社党の三党共同提案にかかる佐藤内閣不信任決議案が提出されました。  本決議案は、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の成田知巳君が行ないます。  討論につきましては、自由民主党の田中伊三次君から反対、日本社会党の川村継義君、公明党の浅井美幸君、民社党の曽祢益君及び日本共産党の谷口善太郎君から賛成討論の通告があります。  なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行なうことといたします。     —————————————

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

知野虎雄事務総長

○知野事務総長 まず最初に、議長から会期延長の件についておはかりをいたします。これに対しまして、討論の通告があります場合には、討論を許します。採決は、記名投票をもって行ないます。  次に、佐藤内閣不信任決議案は、提出者の要求どおり、委員会の審査を省略しまして、緊急上程をいたします。成田委員長の趣旨弁明がありまして、討論に入りますが、討論は、まず最初に、自由民主党の反対討論、次に日本社会党、公明党、民社党、日本共産党の順序で賛成討論がございます。討論が終わりまして、記名投票をもって採決いたします。  以上であります。

田澤吉郎自由民主党

○田澤委員長 それでは、本日の本会議は、午後二時五十分予鈴、午後三時から開会いたします。  この際、暫時休憩いたします。    午後二時二十分休憩      ————◇—————   〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕

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