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66回国会参議院1971/08/02

運輸委員会 閉会後第2号

発言数
27
登壇者
8
会派数
4
開催日
1971/08/02

会議録

木村睦男自由民主党

○委員長(木村男睦君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、黒住忠行君及び岡本悟君が委員を辞任され、その補欠として二木謙吾君及び植木光教君が委員に選任されました。     —————————————

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 運輸事情等に関する調査を議題といたします。  去る七月三十日、全日空機と自衛隊機の空中衝突事故により遭難された百六十二名の方々並びに御遺族の方々に対し、本委員会としてつつしんで哀悼の意を表します。ここに犠牲者の御冥福をお祈りするため、黙祷をささげたいと思います。   〔総員起立、黙祷〕

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 黙祷を終わります。  この際、全日空機と自衛隊機との空中衝突事故について、丹羽運輸大臣から発言を求められておりますので、これを許します。丹羽運輸大臣。

丹羽喬四郎自由民主党運輸大臣

○国務大臣(丹羽喬四郎君) 七月三日の「ばんだい」号事故に引き続き、七月三十日、全日空機と自衛隊機の接触事故により、百六十二名のとうとい生命が失われましたることは重ね重ね遺憾にたえない次第でございます。つつしんで心より深くおわびを申し上げる次第でございます。政府といたしましては、同日、直ちに総理府に全日空機事故対策本部を設置いたしまして、諸般の対策を講ずることといたした次第でございます。  まず、遺体の収容、遺族対策に全力をあげることといたしまして、このため本部長に任ぜられました私が現地におもむきまして指揮をとってまいった次第でございます。現地におきましては、岩手県庁、雫石町をはじめ地元の警察、消防、医師団その他多数の方々が全力をあげて遺体の収容等の作業に御協力くださいまして、まことに感謝にたえない次第でございます。遺族の対策につきましては、防衛庁におきましても事故の原因者としての責任を痛感して、誠意をもって処理することといたしました。とりあえずの見舞い金といたしまして一千万円を差し上げることといたしております。また、全日空も同様の措置をとることに決定いたした次第でございます。現地には御遺族約七百八十名がおもむかれましたが、二体を残して身元の確認を終えられ、逐次帰宅されつつあります。  次に、今回の事故の重大性にかんがみまして、自衛隊の訓練飛行を当分の間、全面的に中止することにいたしました。  また、総理府に山県昌夫氏以下五名の委員からなる事故調査委員会を設置いたしまして、委員会一行はただいま現地におもむきまして調査を行なっております。早期に結論が得られることを期待しておる次第でございます。  さらに、この際、航空交通管制の根本的再検討を進めることといたしまして、総理府を中心に運輸、防衛、外務等、関係各省庁からなる連絡協議会を設置いたしまして、本日より活動を開始することといたしました。この場を通じて、特別管制空域の設定あるいは拡大、有視界飛行の規制、訓練及び試験空域の分離等の措置を具体的に詰めてまいる所存でございます。また、主要ルートの複線化、複々線化及び全空域のレーダー監視体制を早急に完成させるとともに、空港保安要員の充足をはかりたいと考えております。  運輸大臣といたしまして、たび重なる事故の重大性にかんがみ、まことに責任を痛感いたしておる次第でございます。この際、非常なる決意をもちまして諸般の対策を進めてまいる覚悟でございまするゆえ、何とぞ一そうの御鞭撻、御指導、御支援のほどを心からお願い申し上げる次第でございます。

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) ちょっと速記とめて。   〔速記中止〕

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 速記起こして。

丹羽喬四郎自由民主党運輸大臣

○国務大臣(丹羽喬四郎君) ただいま申しました見舞い金はとりあえず百万円でございます。(「一番大事なことですよ」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。百万円でございます。     —————————————

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 連合審査会の件についておはかりいたします。  全日空機と自衛隊機との空中衝突事故について、内閣委員会及び交通安全対策特別委員会と連合審査会を行なうことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

藤田進日本社会党

○藤田進君 私は次の条件を付して賛成いたしたいと思うのです。これは緊急突発した世界でも最大の事故でございますし、きょう、あすまた絶対に事故がないという保証ができないというようなことでもございますから、ぜひひとつ本日、連合審査会についてはこれを十分に行ない、自余については、あす以後になってもこれはやむを得ないと思いますが、まず連合審査はきょう行なう、もしどうしてもこれができない、諸般の都合でできないということであるならば、運輸委員会を継続して調査を進めていただく、こういう趣旨で賛成いたしたいと思います。

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) ただいまの藤田君の御発言に落して御意見のある方は……。

佐田一郎自由民主党

○佐田一郎君 ただいまの藤田君の御意見ごもっともと思いますけれども、これは連合理事会においてひとつこれを御協議を願うことが妥当ではなかろうか、かように考えておりますので、私の意見を申し上げます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 国会法、参議院規則あるいは慣例上、運輸委員会の開会を連合審査会の理事会で相談するということは、これはかつてないことですから、私はその方法をとらないで、連合審査会の日程等については、本日ぜひ行なうという運輸委員会、受け入れ側の意思を添えて折衝してくださる、これはそれでいいと思いますが、あと運輸委員会を、もし連合審査ができない場合に継続するということは、これは運輸委員会できめるべきだから、いまは特に発言をしておいたわけです。

田代富士男公明党

○田代富士男君 すでに土曜日、運輸委員会をやるということを公報にもはっきり出されたわけなんです。われわれも、大事なことだし、いま藤田委員からも御発言がありましたとおり、こういう大きな事故が連続して起きておりますから、だからこれを解決するには一日でも早いほうがいいんじゃないか、そういう趣旨から、土曜日にまあ異例の委員会を開こうということに対して運輸委員全員が賛同して待機していたわけです。それで土曜日とうとうそのまま散会になりまして、きょう、このような会合が持たれて、連合審査会があるからそちらの結論を待ってから、それはそれです、だから、そういう意味から、土曜日も何ら進展することなく、きょうも集まったままで、このまま終わるとなったら、何のためになるかわからないですよ。そういう点につきまして、私は、いま藤田委員の言われた趣旨に対して何とか検討していただきたいと思うのです。

鬼丸勝之自由民主党

○鬼丸勝之君 連合審査をやるということは、これは間違いないと思いますね。内閣委員会も交通安全特別委員会もすでに議決いたしましたし、そこで森中委員あるいは藤田委員等からは早く御要望がありましたし、なるべくきょうやるように努力をする、努力いたしますが、どうしてもきょう連合審査ができない場合にはいつになりますか、連合理事会で話し合うことでございますが、その決定によって連合審査はどっちみち行なわれますから、今回の事故に関する、あるいは今後の航空行政のあり方等の審査は連合審査でやったほうがいいんじゃないかと思いますがね。

田渕哲也民社党

○田渕哲也君 連合審査会は、ほかの委員会の都合等もありますから、ここではきめられません。ただ早急に理事会をやっていただいて、いつになるかというめどをはっきり立ててもらいたい。それから、もしそれがかなり先になるようでしたら、本日まあこの運輸委員会を継続して調査をやるべきだと思うのですが、この点われわれとして主張いたします。

森中守義日本社会党

○森中守義君 土曜日の状況を一々皆さんに説明する余裕がなかった。というのは、理事懇談会を開きまして、連合審査をやろうということは大体合意に達した。そこで、どちらが申し込むのか、どちらが受けるのか、その辺のこともあったので、とりあえず、航空行政全体について運輸は所管をするわけだから、防衛庁に対しても大臣の委任事項として防衛庁がやっているのにすぎない、当然親元は運輸になるのが至当だろう、こういうことで、それならば内閣等に対しても連合審査の申し入れをやってくれ、こういう非公式な話し合いをした。与党の諸君は与党の諸君で動きもありました。また私は私で野党の理事諸君に話した。そこで夕方になっても内閣委員会の決定が行なわれない、その前に交通のほうは早々と申し入れがある、連合審査をやりたいという。そこで、そのことなども内閣に伝えながら、極力土曜日じゅうに連合審査の申し入れをしてほしい、こういうことで進めてきたのですが、どうしてもまとまらないできょうに至っだ。ところで、この委員会までの理事懇では、三日以降、火曜以降に連合審査が譲られるということは現下の情勢からしてよくない、こういう主張を私は非常に強く表明した。だから月曜の午前中からやろうではないか、こういうふうに話をした。ところが与党は、午前中は臨時閣議があって総理は出席できない、こういう話だったから、それならばやむを得ないから午後一時からだ、こういう話がまとまったのですよ。そこで、これはある程度手続問題もあるけれども、私は、内閣の決定を待っていたのは、皆さんお待ちいただいているから、内閣の決定が行なわれるならば、直ちにこの委員会を招集して、そこで議決をして、きょうの連合審査に入ろうではないか、しかしそれができなかったので、それでは公報の掲載を省略して、直ちに委員会の結論だけ、連合審査が行なわれるものかどうかというその辺までも検討を加えながら、公報掲載を省略しても開かなければならない、こういう結論に達したものだから、あくまでもきょうの午後一時この委員会を開く議決をして、他の委員会もその意思表明をしてくるならば直ちに連合審査に入れるではないか、こういうことを言っているわけですよ。そこで、その予定どおり内閣委の意思表明もあったし、交通も正式に委員長が見えて連合審査をやるということは意思が一致したわけですね。それでいま与党の諸君と私のほうで多少行き違っているのは、努力してみるがなかなか困難ではないかという見解、それに対して私のほうは、そうしてくれればいい、しかも防衛庁長官が辞任をしたのだから、後任がきょう認証されるならば、それでもよし、それならばその時間まで待とう、そのかわりに、土曜日に、きょうこの状態だから連合審査が開かれるとしても、かなりずれるであろう、それならば今晩の十時になってもよい、十一時になってもよい、無理でもして夜中にかかってでもやろうじゃないか、こういう話はまとめてあるのですよ。だから、いま鬼丸君が言うように、努力はしてみるが困難だという、こういうあとの一言も、どうも私としては気になるし、努力をやってみるべきだ、防衛庁長官の認証が終わるまで待ってもいいのだから、きょうじゅうにやらないと、あしたじゅうにずれ込んでいったのならばいよいよこれは気が抜けたようになる。たまたま三十日、参考人の意見聴取をやっている最中のできごとですから、この委員会というのは、何としてもきょうじゅうに連合審査を終わっておきたい、こういう強い意思を持っているわけです。

田代富士男公明党

○田代富士男君 いまいろいろ森中君のほうからもお話がありましたが、先日、そもそもの運輸委員会の趣旨というものは、参考人を呼んで意見を聞いたあとに「ばんだい」号についての政府に対する質疑もあわせてやるという、これがたてまえの委員会じゃなかったかと思うんです。これが趣旨なんです。それで、いまの段階の話では、この前の委員会の趣旨から離れた方向の話にいってしまっているわけなんです。

森中守義日本社会党

○森中守義君 いやいやそんなことはないよ。

田代富士男公明党

○田代富士男君 いやそんなことないじゃない。だから、この前の趣旨からいくならば、いま運輸委員会を継続してやるということに対しては、「ばんだい」号の調査だけでも委員会を開けないわけではないわけです、やろうといえば。

森中守義日本社会党

○森中守義君 それはここで先ほどのお話をお聞きのとおり、この委員会が……。

田代富士男公明党

○田代富士男君 ちょっと待ってください、発言中ですから……。

森中守義日本社会党

○森中守義君 この委員会は、連合審査が行なわれるという前提に立つならば質疑を省略してでもよろしいと、こう言っているわけです。しかし、連合審査がどうしてもできないということであるなら継続してやろうと、それは委員長のほうで、休憩にしてその経過を見ながらそうしますということで話がついているわけですから、ちっともおかしくはないわけですよ。

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 各委員から連合審査のことについていろいろ御発言がございましたが、連合審査会はできるだけ早く開会すべきだ、開くべきだと私も思います。しかし、これにはいろいろおぜん立て、手配の関係もありますから、委員長は誠意をもって早期に開会できるように運輸委員長としては努力いたしたいと思いますので、それを御了承いただいて、委員長にその点は御一任いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

藤田進日本社会党

○藤田進君 非常に複雑なところで、大臣の緊急事故報告がありますれば、本会議であろうと委員会であろうと引き続き自後質疑が行なわれているのが慣例なんです。これは連合審査会を設けるということになり、かつ時間を限ってきょう開会に立ち至るということであれば、この中でできるだけ究明をしていく、これが第一の点です。これは理事会でも話がついておる。しかしあるいは、理事会は採決をしないんなら、どこかの委員会の与党がきょうはできないとか横になられたときには、これはとても連合審査会はきょうもあすもできないかもしれない。その見通しが私は濃厚だと思うんです、先ほど来の理事会を傍聴してみて。その場合には、所管大臣の報告もあり、それから関係者についてはまた出席を求めて、運輸委員会が本日引き続きこの事態の究明をする、これが第二なんです。第一が満たされれば、第二はこれはもう必要のない議論でございますが、私が心配するのは、連合審査会の議決をした、そうしたらこの委員会は散会だという最初委員長の案だったのを、いやそれは休憩にしておいて引き続きといういきさつを私は知っているものだから、これほどの事態が出て、またないという保証もないというときに、これはたとえ政府の責任が追及されようと、そういうことを回避してはいけません、これは引き続きやる。連合審査会ができなければ、われわれもあの激突、墜落以来、いろいろな調査を、お互いに委員はできるだけのデータを収集しながら今後に対処しようとして待機してきたんですから、ぜひそのようにおはかりいただき、それらの点を委員長に一任してもいいようなものですが、この際は理事会でひとつ御相談をしていただきたい。

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) ちょっと速記をとめてください。    〔速記中止〕

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 速記をつけて。  それでは、連合審査会を行なうことについては御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

木村睦男自由民主党

○委員長(木村睦男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  暫時休憩いたします。    午後一時五十一分休憩   〔休憩後開会に至らなかった〕

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