沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1970/12/17
会議録
○池田委員長 これより会議を開きます。 沖繩問題に関する件について調査を進めます。 この際、西銘順治君外十一名から、沖繩における米軍毒ガス兵器の撤去に関する件について決議案が提出されております。 この際、提出者から趣旨の説明を求めます。西銘順治君。
○西銘委員 ただいま議題となりました沖繩における米軍毒ガス兵器の撤去に関する件につきまして、自由民主党、日本社会党、公明党及び民社党の四党並びに安里積千代君、瀬長亀次郎君、以上の提出者を代表して、その提案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 沖繩における米軍毒ガス兵器の撤去に関する件(案) 沖繩における米軍毒ガス兵器については、本年六月十八日本委員会が行なった決議のとおり、そのすみやかな撤去と移送の安全性の確保が熱望されてきた。 先般、米国政府は沖繩の毒ガス兵器の撤去を公表したが、具体的には一万三千トンのうちわずか百五十トンにすぎず、残余については、一九七二年返還時までに撤去することを提示したにとどまっている。このため、事故対策問題を含めて、沖繩県民はもとより日本国民は、なお、多大の不安と不満を残している。 よって、政府は、沖繩における毒ガス兵器がすみやかに撤去され、かつ、移送の際の安全性が完全に確保されるよう、なお一そう、米国政府との交渉を強力に推進し、その実現を期すべきである。 右決議する。 昨年七月、沖繩の米軍基地内における毒ガス漏れの事故によって毒ガス兵器の配備が明らかになるや、沖繩県民はもとより本土国民は、黙視できない人権問題としてその撤去を要請してきたのであります。 すなわち、琉球政府立法院も再三にわたって撤去の決議を行ない、また、本委員会においても、去る六月十八日、すみやかな撤去を求める決議を行なったのであります。 しかし、米国政府は、直ちに撤去の意を表明したのにかかわらず、米国民の国内持ち込みに反対する動きなど、その国内事情によって、一年数カ月を経てもなお撤去の具体的見通しを明らかにできなかったのであります。 今回、ようやく米国政府は、十二月四日に、一九七二年の返還時までに毒ガス兵器を撤去すること、また、初回として一万三千トンのうち百五十トンをジョンストン島に移送することを公表し、十一日には輸送方法及び経路等の計画を発表したのでありますが、その開始の日時及び一万数千トンに及ぶ残余の毒ガス兵器について具体的な撤去計画を明らかにしておらず、また、住民に対する安全対策が明示されていないことは、沖繩県民はもとより本土国民にとってとうてい承服できない問題を残しているのであります。 御承知のとおり、致死性毒ガス兵器は、第六十三回国会において、衆参両院で承認された一九二五年ジュネーブ協定によっても、その使用が禁止され、最近においては、国際連合においてもその使用に反対する決議がなされている人道上許されない兵器であり、国際世論が強く反対していることは、米国内の国内持ち込み反対の動きを見ても明らかであります。 かかる兵器が沖繩に置かれてきたことは、すなわち、多年にわたり沖繩県民の生命が危険にさらされてきたとも言えるのであります。 よって、政府は、米国政府と交渉を続行するとともに、その交渉を積極的かつ強力に行ない、毒ガス兵器のすみやかな撤去と、その移送の際における安全性が完全に確保されるよう努力すべきであると考える次第であります。 何とぞ御賛同くださるようお願いいたします。(拍手)
○池田委員長 別に発言の通告もございませんので、直ちに採決に入ります。 西銘順治君外十一名提出の沖繩における米軍毒ガス兵器の撤去に関する決議案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○池田委員長 起立総員。よって、本決議案は可決せられました。 この際、政府より発言を求められております。これを許します。竹内外務政務次官。
○竹内(黎)政府委員 政府といたしましては、ただいまの御決議の趣旨を体しまして、対米交渉に最善を尽くす覚悟でございます。
○池田委員長 ただいまの決議について、議長に対する報告及び関係当局への参考送付等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ————◇—————
○池田委員長 これより請願の審査に入ります。 今国会、本委員会に付託されました請願は七件であります。 請願日程に掲載されております七件を一括して議題といたします。 審査の方法についておはかりいたします。 各請願の内容については、先ほどの理事会において御検討を願ったところでありますので、この際、各請願について、紹介議員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決を行ないたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決せられました。 請願日程第一ないし第七の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定せられました。 ただいま議決いたされました請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ————————————— 〔報告書は附録に掲載〕 —————————————
○池田委員長 今国会において、本委員会に参考送付せられました陳情書は、お手元に配付のとおり、沖繩西表島原生林の保護に関する陳情書外十一件であります。この際、御報告をいたしておきます。 ————◇—————
○池田委員長 閉会中審査に関する件についておはかりいたします。 沖繩及び北方問題に関する件について、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定せられました。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時十九分散会