法務委員会 第2号
- 発言数
- 5 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1970/02/24
会議録
○高橋委員長 これより会議を開きます。 法務行政に関する件、検察行政に関する件、国内治安に関する件及び人権擁護に関する件について調査を進めます。 この際、小林法務大臣から、法務行政等当面する諸問題について説明を聴取いたします。小林法務大臣。
○小林国務大臣 委員各位には、平素から法務行政の諸問題につきまして種々御尽力いただいておりますことに対し、この機会に厚く感謝いたす次第でございます。 本日は、法務大臣に私が就任いたしまして初めて法務委員会に出席いたしましたので、私が日ごろ考えておりますことを申し上げたいと存じます。 まず、私は、わが国の民主主義及び法治主義の基盤である法秩序を維持し、国民の基本的権利を保全、擁護して平和な社会生活を保障することが法務行政の使命であると存じておりますが、今後とも法務行政の最高責任者といたしまして全力を尽くしてまいる所存であります。このような観点から当面重要と考えております二、三の点について申し述べたいと存じます。 第一に、治安対策についてであります。御承知のとおり、昭和四十二年秋以来一部学生等による過激かつ大規模な集団暴力事件が全国各地において相次いで発生いたしましたが、昨年秋以後の国際反戦デーや佐藤総理訪米の際の暴力事件に加担いたしました学生が大量に検挙され、国内の治安情勢は一応平静に向かいつつあり、また、大学紛争も収拾のきざしを示しつつあるやにうかがわれるのでありますが、過激派集団は本年六月の日米安全保障条約再検討期を目ざして組織の立て直しと強化を企図いたしており、今後の情勢にはなお楽観を許さないものがあると存ずるのであります。私といたしましては、過激派集団の動向を慎重に見守り、いやしくも社会不安や国内の治安を危うくするような事態を招くことのないよう配慮するとともに、過激な違法行為に対しましては、即時厳正な態度をもってこれに対処し、治安維持に万全を期する覚悟であります。 第二に、綱紀の粛正についてであります。私は、健全な民主政治の基盤は、すべての公務員の姿勢が厳正に保持されることにあると信じております。最近の情勢にもかんがみ、今後ともこの点については、より一そう意を用い、公務員の汚職事犯には、特に厳正な態度をもって臨み、綱紀の振粛をはかるとともに、国政に対する国民の信頼を高め、国政を適正に運用することに寄与いたしたいと考えるのであります。 第三に、法務行政の充実についてであります。各位御承知のように、法務省が所管いたしますところは、民事、刑事、矯正、保護、人権擁護、出入国管理、訟務その他国民の権利義務にかかわる事項でありますので、じみではありますが、重要なこれらの各種の行政の充実と適正迅速な運用につとめたいと考えておるのでございます。 特に、わが国最近の産業経済の著しい発展に伴いまして、登記事件その他の民事行政需要が著しく増大しておる情勢にかんがみまして、国民の権利の保全、経済活動の円滑化、公共事業の促進に応ずることができるよう、効果的な施策を講じて国民の御期待にこたえたいと存じておるのでございます。 また、法務局、刑務所その他所管各庁の老朽庁舎等の改築、職員の待遇改善等につきましても十分に留意をいたしまして、法務省関係職員の士気高揚につとめる所存でございます。 最後に、法務行政の充実をはかるための予算につきましては、でき得る限りの措置を講じてまいりたいと考えておりますが、この点につきましても各位の御指導をいただきたいと存じます。 以上、簡単でございますが、私の所信を申し上げまして、委員各位の格段の御協力を重ねてお願いする次第でございます。 ありがとうございました。(拍手)
○高橋委員長 この際、大竹法務政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。大竹法務政務次官。
○大竹政府委員 このたび、小林法務大臣のもとに、法務政務次官を拝命いたしました大竹太郎でございます。 ただいま法務大臣から所信が述べられましたが、私もその旨を体しまして、全力をあげて努力をする決意でございます。皆さま方の御協力と御指導をお願い申し上げまして、ごあいさつといたす次第でございます。(拍手)
○高橋委員長 本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十九分散会