議院運営委員会 第9号
- 発言数
- 30 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1969/02/25
会議録
○久野委員長 これより会議を開きます。 この際、木村内閣官房副長官が出席されております。 予算関係法案の提出に関して質疑の申し出がありますので、これを許します。勝澤君。
○勝澤委員 官房副長官にお尋ねをいたしたいと思います。 過般、法案全体についての政府の提出についての御説明がありました。予算関係法につきましては二月中旬までに提出いたしたい、それ以外の法律については三月中旬というようなお話があったのでありますが、本日現在、予算関係法案で、だいぶ出ない法案があるわけです。特に地方税法のようなものはいまだ閣議決定されていない、調整されていないというような話も聞いておるわけでありますが、重要な法案は、御承知のとおり、本会議の趣旨説明を要求いたしておるわけでありまして、その法案の出方次第によりましては、実は三月上旬本会議のできないような状態にあるわけでございますから、早急に出していただかないと、趣旨説明を求めるためにその法案自体がおくれるというようなことになるわけでありまして、これはわれわれ国会における審議上たいへん重要な問題になるわけでありますので、予算関係法案の未提出分についての見通し、特に税法のような問題につきましては、ひとつ具体的に、いつごろになるかという点を明白にしていただきたいと思います。
○木村(俊)政府委員 予算関係の法律案で、まだ閣議決定の済んでおらない案件が八件ございます。その内容は、公害紛争処理法案、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部改正、公害医療救済特別措置法案、健康保険法等の一部を改正する法律案、厚生年金保険法等の一部を改正する法律案、国民年金法の一部を改正する法律案、失業保険法及び労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、地方交付税法の一部を改正する法律案、以上八件でございます。 このうち公害関係、交付税関係、公害医療救済関係、地方交付税法、この四件は、二十八日の閣議で閣議決定をする予定でございます。残ります四件につきましては、御高承のとおり、審議会の答申を経る必要がありますので、審議会のいまの進捗状況から申しまして、できるだけ急いでいただくことをお願いしておりますが、できますれば二十八日あるいは一日、あるいは緊急を要するものでございますので持ち回り閣議等で、できるだけ早く国会提出の手続をとりたい、とう考えております。
○勝澤委員 もう一本、地方税がまだ出ていないのですが、それはどうなっておるのですか。
○木村(俊)政府委員 地方税法の一部を改正する法律案は、本日の閣議で決定いたしました。ただ、党との関係がまだ未調整でございますので、聞きますところによりますと、本日中には党との調整を終わるようでございます。そこで印刷に取りかかりますと、印刷期間を大体三日間と見まして、二十七日おそく、あるいは二十八日ごろには国会提出の運びになる予定でございます。
○勝澤委員 これは副長官に要望いたしておきますが、二十八日に提出されて、二十八日に本会議で趣旨説明を求めるということは、とうてい議題になるかどうか、こうなるわけですから、そういう点からいまの議運の理事会の懇談会の席上では、おそくても二十七日じゅうに出していただかなければ、二十八日の議題として本会議で趣旨説明を求めることは不可能でありますので、もしそれができないということになりますれば、地方税法は、政府の提出のおくれたことによって、三月中旬以降でなければ趣旨説明はできないという事態が起こるわけですが、そういう点は、いまの国会運営あるいは法案の取り扱いをよく了知していただきまして、ひとつできるだけ早く善処していただきたいと思います。よろしゅうございますね。
○木村(俊)政府委員 できる限り印刷のほうを急がせていきたいと思います。
○勝澤委員 それからもう一つ、最後にお願いしておきたいのですが、衆議院に予算が提案をされて審議し、最終的に衆議院の本会議に上程され、参議院に送られるまでの間に予算関係法案が出てこないということになりますと、これはやはり予算案そのものにも影響するわけでありますから、その点はとくと心しておいていただきたいということだけ申し上げておきます。
○正木委員 いま官房副長官は、どういうのですか、閣議決定されたものが党との調整が必要だというのは、どういうたてまえなんですか。
○木村(俊)政府委員 従来の慣行でございまして、閣議決定を急ぐものにつきましては、党との調整が不十分な場合でも、閣議決定をまずするということになっております。
○正木委員 ということは、いわゆる内閣提出の法案については、閣議決定は、決定としては私は最終のものだと思うのです。それを立法府の与党と相談して調整しなければならないというのは、その相互の関係というのはどうなるのですか、三権の問題は。
○木村(俊)政府委員 これは、党との調整は、国会に対しては内部の問題でございますので、先ほど申しました説明は、やや内部的な問題を申し上げ過ぎたかもしれません。そういう意味では、対国会関係では閣議決定が最終のものでございます。
○中村(時)委員 官房副長官、私は、やはり閣議決定というものは、一つの権威を持ったものでなければいかぬのじゃないかと思う。だから、少なくとも議運なら議運というものは一つのスケジュールを組んでやっておる。たとえば今度の場合でも、租税に関する三法というものは一括して一つの方向をとろうという一つの議題として取り上げておる。その後のスケジュールというものがあるわけです。そこで一つくずれればあとの問題が支障を来たしてくる。これはおそらく、議運の委員長は同じ与党ですから、あなた方のほうでそういう話し合いはついていると思う。また同時に、一つの法律案を提案する場合には、少なくとも与党の関係を持っていらっしゃるのだから、事前にその話し合いをつけておいて閣議決定が行なわるべきものであって、もし閣議決定ということばの発言をしてしまったら、それはすでに決定権を持ったものなんです。そういうためにほかの運営が支障を来たすということになれば、これはやはり私はあなた方が責任を持たなければならぬ、こう思うのです。だからそういう点は、私は、あなたがここで発言して、党との調整がということばづかいは慎んだほうがほんとうの姿ではないか、こう思うのです。
○木村(俊)政府委員 先ほどお断わり申し上げましたとおり、やや内部的なことを申し上げました。これは取り消します。 —————————————
○久野委員長 次に、議員辞職の件についてでありますが、本日、議員西宮弘君から辞表が提出されました。 本件は、本日の本会議において決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、議員辞職の件は、先例により、まず辞表を参事をして朗読させ、議長からおはかりすることになりますので、御了承願います。 —————————————
○久野委員長 次に、趣旨説明を聴取する議案の件についてでありますが、内閣提出にかかる所得税法の一部を改正する法律案及び租税特別措置法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、これに対する質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、右両案の趣旨説明は、福田大蔵大臣が行ない、所得税法の一部を改正する法律案の趣旨説明に対し、日本社会党の広瀬秀吉君から、また、租税特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨説明に対し、日本社会党の阿部助哉君から、それぞれ質疑の通告があります。 質疑時間は、おのおの十五分程度とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。
○久野委員長 次に、農業基本法に基づく昭和四十三年度年次報告及び昭和四十四年度農業施策についての発言並びに内閣提出にかかる農地法の一部を改正する法律案の趣旨説明は、次回の本会議において行なうこととし、これに対して質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○久野委員長 次に、昭和四十三年度衆議院予備金支出の件についてでありますが、昭和四十二年十二月二十七日から昭和四十三年十二月二十六日までの間に本院予備金から支出した金額の内訳は、お手元の印刷物のとおりであります。
○久野委員長 本件は、本日の本会議において報告し、承諾を求めることとするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○久野委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○久野委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○知野事務総長 まず最初に、西宮さんの議員辞職の件についておはかりいたします。全会一致でございます。次に、所得税法及び租税特別措置法の両案につきまして大蔵大臣の趣旨の説明がありまして、所得税法案につきましては広瀬さん、租税特別措置法案については阿部さんの質疑がございます。三番目に、昭和四十三年度衆議院予備金支出の件は、田澤庶務小委員長の報告がございまして、全会一致でございます。 以上でございます。
○久野委員長 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。 —————————————
○久野委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる二十七日木曜日午後一時から開会することといたします。 また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。 —————————————
○中村(時)委員 国会というものが、いまのような法案の審議あるいはまた予算の審議をすることを主体にしているわけなんです。予算というような重要案件を伴うような場合には、今後——今後ですよ、きょうのことは全部承認しますが、今後においては、やはり各党を通じてそういう質疑の時間がぜひほしい。これは要望事項として、いままでの慣例、慣例で、そういう事柄は——いいものは、私はやはりどんどん慣例でけっこうだと思う。しかし、なるほどと思うものはやはり慣例も前進する体系を、ひとつ名委員長のもとでやっていただきたい。よろしくお願いいたします。
○久野委員長 ただいまの中村君の発言については、理事会にはかりまして協議した後善処いたしたいと思います。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時三十四分散会