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58回国会衆議院1968/04/18

議院運営委員会 第21号

発言数
25
登壇者
5
会派数
1
開催日
1968/04/18

会議録

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 これより会議を開きます。  まず、議員請暇の件についてでありますが、岡田利春君及び多賀谷真稔君より、四月二十四日から五月七日までの十四日間、それぞれ海外旅行のため請暇の申し出があります。  本件は、これを許可すべきものとし、本日の本会議において決定するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、本案の趣旨説明は、増田防衛庁長官が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の木原実君から、質疑の通告があります。  質疑時間は、十五分程度とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。     —————————————     —————————————

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 この際、西岡武夫君より発言を求められております。これを許します。西岡武夫君。

西岡武夫自由民主党

○西岡委員 議長に議案の付託について若干御質問を申し上げたいと思います。  御承知のとおり、国会法第五十六条には「議案が発議又は提出されたときは、議長は、これを適当の委員会に付託し、その審査を経て会議に付する。」とございます。また、衆議院規則の第三十一条に「議案が発議又は提出されたときは、議長は、その配付とともにこれを適当の常任委員会に付託する。」とございます。  ところが、現在まだ多くの重要法案が、内閣から提出されていまだに委員会に付託がなされていないわけでございます。たとえば、科学技術基本法案、これはすでに二月二十八日に提出されております。学校教育法の一部を改正する法律案、これは三月十二日に内閣から提出されております。また、地方公務員法の一部を改正する法律案、これも三月十二日に内閣より提出をされております。外国人学校法案も、同じく三月十二日でございます。教育公務員特例法の一部を改正する法律案、これは三月四日に内閣から提出をされておるわけでございます。  このように、重要な、国民生活に多くの影響を与える法案が内閣から提出されているにもかかわらず、全くたなざらしと申しますか、宙ぶらりんになって、委員会の審議が行なわれていないということは、国会として、衆議院として、国民に対してその責任を果たしていないことになると私は思うのでありますが、どういうことでこういうことになっているのか、議案の付託に対する議長のお考えをお聞きいたしたいと思います。

石井光次郎自由民主党議長

○石井議長 議案の付託についてのお尋ねでございますが、議案が発議または提出されました場合には、議長がこれを適当の委員会に付託いたしまして、その審査を経まして会議に付することは、仰せのとおり、国会法に規定されておるところでございます。これが付託の原則でございまして、発議または提出されました議案はすみやかに付託して、一日も早く委員会の審議が進められることが、国会法のたてまえからいっても、望ましいことであることはもちろんであると思います。  ただ、多年の慣例と申しますか、本会議において趣旨の説明の要求がありまする重要な議案につきましては、趣旨説明が行なわれますまで付託を待ってくれというようなことになっておりまして、議運の各党の諸君がこれらの議案の消化につきましていろいろ努力していただいておるのが現状なわけでございまするが、ここ二、三年の様子を見ますると、趣旨説明が非常に多くなっておるというようなことでございまして、会期半ばまでも多くの法案が付託されないというようなことになっておることは非常に問題ではないかと心配いたしておるわけでございます。  どうか、いろいろな考え方、いろいろなことを皆さんが心配していただいておると思うのでありまするが、あるいは一応趣旨説明を聞きたいというのであっても、いろいろ時間の関係の制約等もありましょうから、お話し合いで、できるだけ重要法案中の重要法案——重要法案でないものはないと思いまするが、重要法案中の重要法案に趣旨説明をしぼって、一応委員会に回すというようなことに皆さん方でお話し合いをしていただきたい。外から見ますると、私の手元に回ってきたものがいまそのままあたたまっておる、何も動いていない。いまお話にあげられたものにだけでもすでに一ヵ月以上たっておるようなものがあるというようなことでございまするから、とにかく委員会に回って委員会でいろいろやってもらうというようなことになるようによくお話し合いをして進めたい、そういうことに私はお願いをしたいと思います。

西岡武夫自由民主党

○西岡委員 いま議長からお話がありましたが、こういうふうな習慣と申しますか、これは悪習慣であると思います。多年のというお話があったのですが、いつからこういうふうな状態なのか、その点お伺いしたいと思います。

知野虎雄事務総長

○知野事務総長 趣旨説明の規定ができましてからでございますが、かなり早い昭和二十四、五年ごろの議運の記録にそういうふうなのがもうすでに出ておりまして、委員会で決定があるまで議長に付託をお待ち願いたいというふうなことで今日まで続いてきておるということでございます。

西岡武夫自由民主党

○西岡委員 ただいまの趣旨説明につきましては、国会法の五十六条の二に「各議院に発議又は提出された議案につき、議院運営委員会が特にその必要を認めた場合は、議院の会議において、その議案の趣旨の説明を聴取することができる。」とございます。ですから、趣旨の説明を求めるということは例外的なやり方であるということを、ここにはっきりうたってあると思うわけであります。また、ここに「議院運営委員会が特にその必要を認めた場合は、」という字句があるわけでありますが、いままで私の知る限りでは、議院運営委員会において正式にそれぞれの法案について特に必要があると認めたという話し合いがなされたということを聞かないわけでございます。それでは一体だれがどういう責任において、権限においていままで法案をたなざらしにしてきたかという問題でありますが、その点について議長の御見解を承りたいと思います。

石井光次郎自由民主党議長

○石井議長 だれがということはないのですが……。

加藤六月自由民主党

○加藤(六)委員 委員会においてきめなければいかぬでしょう。

石井光次郎自由民主党議長

○石井議長 提出されましたものは委員会で扱っていただくことになっておりますので、委員会のほうで委員長が皆さん方と御相談をして進行の度合いをはかっていただいておる。あまりおくれることのないようにということの趣旨は、さっき申し上げました法の精神でもございまするし、当然のことでございまするから、そういう心持ちで私どもも法案に対しておりますし、委員長もそういう心持ちをもって話し合いをしていただいておると思っております。

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 この際、委員長からも一言申し上げますが、ただいま委員会においてという規定の条文を引用せられましたが、さきに議長からも、また事務総長からも、長い慣例によって、趣旨説明の要求があったものについては、委員会ということばに規定の内容はなっておりますが、慣例上議院運営委員会理事会において、それらの取捨選択を今日まで各党の御協力を得て協議をいたして、その上で趣旨説明を聴取するという段取りに相なってまいっております。実は本件につきましては、かねて議長から議院運営委員長に対しまして、法案の委員会付託の促進ということについては御指示をいただいておりました。また、今週初めにも重ねて議長からその旨の御指示がございましたので、きょうの議院運営委員会理事会において、私から議長の御趣旨を各党の理事各位にお伝えをした次第でございますが、最近数年の事例を見ますと、かつては五十数件の趣旨説明というような多きに達した場合が数年前にございますが、本年度のごときは、各党の御協力を得てかなりしぼって、数としては相当に減っておる、かようにも承知をいたしておりますが、なお、西岡君のお話しのような御意見、条文どおりに取り上げますればそのとおりでございますので、私も、各党の御協力を得て、この問題についてはできる限り促進をいたしておる次第であり、かたがた国会法の改正あるいは国会正常化の協議会等においても、本件の問題がそれぞれ議案になっておりますので、将来の問題としては、ただいま御提案にありました考え方等も十分参酌いたしまして、でき得る限り各党の御協力を得て善処してまいりたい、かように考える次第であります。

西岡武夫自由民主党

○西岡委員 議長のお考えをもう一度確認をいたしたいのでありますが、それではいままでの慣習と申しますか、それは悪い慣習であったということは、議長もそういうふうにお思いになっておられるわけでございますか。

石井光次郎自由民主党議長

○石井議長 悪い慣習と思ってやっておったわけではないと思うのですが、やはり議案によりましては大事だと思っていろいろ話し合いをされておった。それが時間がかかったというのでありましょうが、一個一個の場合を考えませんと、これは悪い慣習かいい慣習かといったようなことは——大体から見ますると、私がさっき申しましたように、この議運のところで法案をあたためておるというような感じを外に抱かせてはならない、そういうことのないような状況にみんなで努力して、これからもやっていただきたいという趣旨のことを、この間から委員長にお願いをしておるわけでございます。

西岡武夫自由民主党

○西岡委員 いま議長がおっしゃったように、議院運営委員会で法案をあたためておるという印象は、ほかから見れば多分にするわけでございます。現在国会正常化の問題、国会法の改正の問題も議題にあがって、いろいろ各党でも検討されておるというふうに聞いておりますが、現在ある国会法すらも守れないで、何の国会の正常化かという感じが私はするわけでございます。したがいまして、先ほど委員長からもお話がありましたが、議院運営委員会の運営自体にも、そういった意味で若干の問題があるというふうに考えております。これはまた別の機会に、委員会の運営につきましては議論をしていただきたいと思うわけでございます。  最後に、先ほど私が申し上げました各法案についての今後の取り扱い、具体的にどういうスケジュールでやるのだというお考えを持っておられるか、その点をお尋ねして私の質問を終わりたいと思います。

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 その点では、目下議院運営委員会理事会において協議のととのっておりますものについては、本日は御承知のように防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案、明日は教育公務員特例法の一部を改正する法律案、なお、そのほかに、目下政府から希望のあります小笠原の案件につきましては、後刻打ち合わせをするという状況になっておりまするし、残っておりまするものは、科学技術基本法案、地方公務員法の一部を改正する法律案、学校教育法の一部を改正する法律案、外国人学校法案、これらの四つの法案が残っておると思いますが、この点につきましても、今日議院運営委員会理事会におきまして各党の御協力を得て、すでにいわゆるゴールデンウイークも近づいており、参議院の選挙もおおむね日にちがきまろうといたしておる時期でありますので、各党の御協力を得て、できるだけすみやかに衆議院における法案の趣旨説明あるいは委員会付託等の処理を進めたい。この点は、あらためて議院運営委員会の理事会において、明日さらに——本日は若干の理事が御欠席でありますから、議長の御趣旨を私からさらに御説明した上で各党の御協力を得たい、こういう御説明をいたしまして、各党も御了承いただきましたので、そういう手はずでできるだけすみやかに処理をいたしたい、かように考えております。

加藤六月自由民主党

○加藤(六)委員 ちょっと関連。一つは質問、一つは要望を申し上げたいのですが、事務総長は、昭和二十四、五年ごろよりこの趣旨説明というものが行なわれておるということをおっしゃっておられましたが、この席ではっきりお聞きしておきたいのは、昭和二十四、五年ごろから各通常国会において趣旨説明は何件くらい行なわれておったかという資料をお示し願いたい。べらぼうな、十本以上の趣旨説明が過去昭和二十四、五年以来行なわれておるとはわれわれ考えておりません。これがまず第一点。  それから、その次は、先ほど西岡委員からも御質問、御要望がございましたが、われわれとしましたら、議運のところで法案をあたためておるということは、国会正常化とかあるいはいろいろの問題で国民的にもどうだろうか。特に政府が提出し、あるいは議員立法で提出した法案がそのまま、議論されずに、委員会で審議されずに、議運の段階においてあたためられておるということは、与野党意見が分かれておるということでありましても、非常に残念に思う。徹底的に委員会において議論してもらいたいということが強い要望でございますので、そういう意味からも、また、趣旨説明の必要があるとするならば、一たん委員会に付託して、それからすぐ本会議に出してまた趣旨説明という方法はできないものかどうかということも、あわせて研究していただきたい。  最初は御質問、あとのほうは御要望を申し上げておきます。

知野虎雄事務総長

○知野事務総長 ただいま加藤先生からのお尋ねでございますが、二十四、五年ごろから趣旨説明が行なわれていると私は申し上げたわけではございませんで、付託をとめるようになったのはどうかというお話がございましたから、二十四、五年ごろからと申し上げました。趣旨説明が行なわれるようになりましたのは、趣旨説明の規定が入りましてから行なわれております。それで、当初は、委員会に付託したものにつきましてこれを本会議で趣旨説明をするということもございました。  それから、何件くらい行なわれておったかということでございますが、趣旨説明は、御承知のように、初めのころはそうたくさんの数は行なわれておりませんでございまして、三十件というふうに非常にふえてまいりましたのは、先ほど議長からもお話がありましたが、ここ二、三年来かと存じます。なお、詳細な数字が必要でございましたら、後刻調製いたしまして提出したいと思います。     —————————————

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

知野虎雄事務総長

○知野事務総長 まず最初に、先ほど御決定になりました議員請暇の件についておはかりいたします。次に、趣旨説明を聴取する議案は、増田国務大臣がその説明をされまして、木原実さんが質疑をされます。次に、日程に入りまして、日程第一は、永田法務委員長の御報告がございまして、全会一致でございます。日程第二は、三池内閣委員長の御報告がございまして、日本共産党が棄権で全会一致でございます。日程第三、日程第四は、一括して秋田外務委員長の御報告がございます。日程第三は日本共産党が棄権で全会一致、日程第四は日本共産党が反対でございますので、採決は各個に行ないます。日程第五は、渡海公職選挙法改正特別委員会理事が御報告を行なわれまして、全会一致でございます。日程第六、日程第七は、一括して田村大蔵委員長の御報告がございます。日程第六につきましては日本共産党が反対、日程第七は日本社会党、日本共産党が反対でございますので、採決は個別に行ないます。  以上でございます。

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。     —————————————

伊能繁次郎自由民主党

○伊能委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十九日金曜日午後二時から開会することといたします。  また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、正午から委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後零時三十分散会

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