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55回国会参議院1967/06/28

公職選挙法改正に関する特別委員会 第6号

発言数
10
登壇者
4
会派数
2
開催日
1967/06/28

会議録

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) ただいまから公職選挙法改正に関する特別委員会を開会いたします。  委員の異動について報告申し上げます。  本日中尾辰義君が委員を辞任され、その補欠として北條浩君が選任されました。     —————————————

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) 国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。  御質疑のおありの方は順次御発言を願います。降矢局長。

降矢敬義自治省選挙局長

○政府委員(降矢敬義君) 先般、鈴木先生から御指摘がございました区市町村の人夫賃の格差についてでございますが、今回の改正は、四十年の現行単価に、労働省の屋外労働者職種別賃金調査におきますところの軽作業人夫の男の昭和三十九年から四十一年までの上昇率一七・二%を乗じて算出したわけでございます。しかし、御指摘がございましたように、現行の賃金の格差そのものに検討を加えるべき要素が事実ございます。したがいまして、われわれといたしましては、執行経費全体の観念、つまり、執行経費の総額というものを頭に置きまして、その一環として区市町村の賃金格差の問題について改善を加えるべく今後とも努力してまいる所存でございます。  なお、その際、大都市近辺の市町村における賃金の問題も御指摘がございました。この点は一般的に賃金の格差是正の、ただいま申し上げたもの等の一環として考えるべき問題でありますが、なお、基準法自身は区市町村の一般的な基準を定めておりますので、いま御指摘がございましたような特殊な町村におきます具体的の執行経費の問題につきましては、やはりそういう特殊事情を考慮して、調整費でこれを調整をいたしまして、具体の選挙の執行経費につきましては、不足のないように十分配慮してまいらなければならない、こういうふうに考えておることでございますので、御説明さしていただきます。

鈴木力日本社会党

○鈴木力君 ただいまの御説明で大体了解できるのですけれども、ただ、若干御要望申し上げておきたいと思うのです。  これは、私は何か人夫賃だけが基準になるというふうにはちょっと考えられないような気がするのでして、たとえば、演説会の会場の費用と、こうなってきますと、人夫賃を基準にして、それから何倍かして、町はどうだ、市はどうだということだけではもうなくなっているのではないか。たとえば、私の県のように僻地の非常に多いところですね。この僻地なんかに参りますと、同じその人件費にいたしましても、町村役場から演説会の、公営の演説会場に行くまでの間にも、あるいは旅費といいますか、日当といいますか、そういう特別の手当を出さなければいけないような地域でも、公営の演説会は行なわなければならぬ。あるいは、その他電灯とか、何とかもありますけれども、辺地に行きますと、電灯のない、それにかわる施設というようなこと、あるいは寒冷地になりますと、やっぱりこういう場合には、暖房施設というものも見なければならない。何か、そういう少しこまかい——こまかいというと少しこまかい話になり過ぎるのですけれども、そういう点を点検をされまして、やはり公営選挙というのが、いかにも公営らしいデータによる検討ひとつお願いをしたいと思うのです。  で、この法案が通りますと、これで実施をするわけでありますけれども、さきの質問にもございましたような、たとえば、都市周辺という問題ももちろんございまして、東京の北区と向かいの川口市との間に人夫賃の差があるというふうには、ちょっと考えられません。そういうような問題や、逆に、さっき申し上げたような辺地の問題、あるいは寒冷地の問題、これらを総合されまして、実施されます場合には、先ほども調整費というものもございましたが、そういう形でひとつ善処をしていただきまして、将来は、いま申し上げたような角度から御検討を願えれば幸いだと、こう思います。

藤枝泉介自由民主党自治大臣・国家公安委員会委員長

○国務大臣(藤枝泉介君) 確かに御指摘のような点がございます。そういう意味で、私どももほんとうに実態に合った選挙が十分に執行できるような経費を割り出すための努力を今後とも続けてまいりたいと存じます。  一例でございますが、ことしの総選挙に当たりましては、ああいう豪雪のおそれ等もございまして、そういう除雪費などというものを特に組んだようなこともございます。選挙の行なわれる時期にもよりますが、いろいろとそういった暖房費だとか除雪費であるとかということもございます。しかし、基準になるものにつきましては、ただいま御指摘のような点を十分考慮いたしまして、今後、さらに改善につとめてまいりたいと存じます。

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) ほかに御発言もなければ、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) 御異議ないものと認めます。  それではこれより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に御意見もないようでございますが、討論はないものと認めて、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) 御異議ないものと認めます。  それでは、これより採決に入ります。  国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。  〔賛成者挙手〕

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、本院規則第七十二条により議長に提出すべき報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

高橋文五郎自由民主党

○委員長(高橋文五郎君) 御異議ないものと認め、さように決定いたします。  本日は、これをもって散会いたします。    午後二時五分散会      —————・—————

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