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55回国会衆議院1967/07/11

議院運営委員会 第33号

発言数
54
登壇者
7
会派数
3
開催日
1967/07/11

会議録

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 これより会議を開きます。  まず、永年在職議員の表彰の件についてでありますが、議員山口喜久一郎君が今月で在職二十五年になられましたので、慣例により院議をもって表彰することになります。  表彰文は、前例に従って作成した案文をお手元に配付いたしてありますが、一応事務総長の朗読を求めます。

久保田義麿事務総長

○久保田事務総長 朗読いたします。  議員山口喜久一郎君は衆議院議員に当選すること十一回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた  よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 それでは、表彰文はただいまの案文のとおりといたしまして、本表彰決議は、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、本表彰決議は、議長発議をもって行ない、表彰決議の後、山口君から謝辞が述べられることになっております。  また、先例によりまして、院内に肖像画を掲げて記念し、別に御本人には小型の肖像画を贈呈することになっております。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 山口さんの二十五年間の御労苦に対し敬意を表したいと思いますが、前回事務総長にはお話ししたと思うんだけれども、肖像画を三十万で大きいのと小さいのと二つ描くなんということは実際不可能なんですよ。美術家番付がありますが、一流の人になれば大体号十万円以下というのは番付にない。御好意があっても五万円が精一ぱいですよ。実際は、聞いてみると御自身で払っているそうだ。そうすると、かりに御自身が五十万払って院が三十万で八十万。いま委員長は贈呈と言われたが、御本人が出して三階に飾る、こういうナンセンスなことになっているわけです。これは緊急に大蔵省に話をして、予備金もないことはないんだから、すぐ交渉して問題を解決してもらいたい。

池田禎治民主社会党

○池田(禎)委員 私もこの前西尾さんのことにあずかったが、描く人はみな一流の人だ。中には衆議院に肖像画を掲げるということに対して、何と言うか、光栄と言うと言い過ぎだが、感激して描いてくださる人もおるけれども、もうたくさんの人になってくると、宮本三郎さんくらいになると一年以上かかる。ところが終生これを飾るということになれば、相当の方に描いてもらいたいというのが人情のしからしむるところです。また、そのくらいのことをしても当然なことだと思うのです。したがって、いま中嶋君の提唱したことは当然の措置だと思う。それは私の知っておる限りでは相当議員が負担しております。相当の額です。ですから、やはり一番苦労なさるのは事務局だ、事務局が本人の希望に基づいて画家を選定して交渉してやるんだから、事務局の方が一番苦労されておる。ですから、これは当然昔のままの据え置きということはない。世の中で一番上がっているのは油絵だと思う。中嶋君の言われるように早急に打ち合わせをして、しかるべき方法を出していただきたいと思います。     —————————————

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、社会保障制度審議会委員推薦の件についてでありますが、同委員に、自由民主党から古井喜實君及び佐々木義武君を、日本社会党から河野正君を、それぞれその候補者として届け出てまいっております。  右の諸君を議長から内閣に御推薦願うこととするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、国家公務員等任命につき同意を求めるの件についてでありますが、検査官、公安審査委員会委員、文化財保護委員会委員、中央社会保険医療協議会委員、運輸審議会委員、電波監理審議会委員、日本電信電話公社経営委員会委員及び労働保険審査会委員に、お手元の印刷物にあります諸君をそれぞれ任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいる予定になっております。  本会議開会までに間に合いますれば、本件は、いずれも同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 いまおきめになったのは私ども賛成ですが、ちょっと政府のほうに伝えておきたいのは、文化財保護委員会委員が、今度河竹繁俊さんがおやめになって久松さんにかわった。これは異議はありません。ただ、文化財保護委員会の中の無形文化財関係の専門の委員の方が、河竹さんがおやめになると一人もなくなるわけです。この点、将来十分御考慮いただいたほうがよろしかろうということだけ申し添えておきます。     —————————————

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる簡易郵便局法の一部を改正する法律案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。なお、本案の趣旨説明は小林郵政大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の武部文君から質疑の通告があります。質疑時間は、十五分程度とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、本日法務委員会の審査を終了した会社更生法等の一部を改正する法律案、大蔵委員会の審査を終了した証券投資信託法の一部を改正する法律案、また、大蔵委員会から提出された計理士の名称の使用に関する法律案、商工委員会の審査を終了した石油開発公団法案、離島振興法の一部を改正する法律案について、委員長から緊急上程の申し出があります。  右各案は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。

久保田義麿事務総長

○久保田事務総長 最初に、国家公務員等任命につき同意を求めるの件をおはかりいたします。次いで、山口喜久一郎先生の永年在職表彰の件をおはかりいたします。決議の後、山口先生の謝辞がございます。次いで、趣旨説明に入りまして、簡易郵便局法の一部を改正する法律案の趣旨説明を小林郵政大臣が行なわれ、これに対し、日本社会党の武部文さんが質疑を行ないます。次いで、緊急上程でございますが、法務委員会から上がってまいりました会社更正法等の一部を改正する法律案を大坪法務委員長が御報告になります。委員長の報告は修正でございます。日本社会党、日本共産党が反対でございます。次いで、大蔵委員会から上がってまいりました証券投資信託法の一部を改正する法律案と計理士の名称の使用に関する法律案を一括いたしまして、内田大蔵委員長から御報告と趣旨弁明がございます。証券投資信託法の一部を改正する法律案のほうは日本共産党が反対、計理上の名称の使用に関する法律案のほうは、日本共産党の態度だけが未定、あとは賛成でございます。次いで、商工委員会から上がってまいりました石油開発公団法案と離島振興法の一部を改正する法律案を一括いたしまして、島村商工委員長が御報告になります。石油開発公団法案は日本共産党が反対、離島振興法の一部を改正する法律案は全会一致でございます。  以上でございます。

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。     —————————————

渡海元三郎自由民主党

○渡海委員 先ほどの理事会で、米価の決議案に対する件につきまして態度の表明を求められたのでありますが、その後さっそく連絡しておったのでございますが、いままでせっかく御趣旨をそんたくしまして、できるだけ成立いたしますよう努力してまいったのでございますが、残念ながら、まだただいまの時間では御確答を申し上げることができない状態でございますので、御期待に沿い得ず、まことに申しわけないのでございますが、あしからずよろしく御了承を願います。

安宅常彦日本社会党

○安宅委員 この決議案はたいへんけっこうだが時間が間に合わないというのか、これには自民党は賛成するわけにまいらないというのか、そこのところをお聞かせ願いたい。

渡海元三郎自由民主党

○渡海委員 それらをあわせて検討願ったのでございますが、ただいまのところ、まだ御確答をいたしかねるという段階で、じんぜん時間を延ばすわけにまいりませんので、御了承賜わりたいと思います。

安宅常彦日本社会党

○安宅委員 これはまた理事会の話をすると、あの辺から文句が出るかもしれませんが、理事会では、一部の理事さんは、わが自由民主党もこういうことについては非常に関心を持って、みな同じことを言っておるのだからいいじゃないか、こういう話まで一時出ておったわけであります。ところが、党の本部に帰っていって話をしたらどうもおかしくなった。ほんとうは議院運営委員会がそういうことを一々本部に相談しながらやっておるのではかなわぬ、そういうことは院の権威を高めるためにも困る、議運の権威を高めるためにも困るということで、いままで何回も論議されてきた。実際そういう意見までもあったのに、なぜ不明確な態度でこの決議案ではだめだというのか、私どもは非常にふしぎでならないわけであります。佐藤総理大臣も、本会議で生産費及び所得補償方式によってやるのだということを言っておるのであります。その内容はいろいろありましょう。積み上げだとか指数化も所得補償方式のうちだとお考えのようですが、どっちにいたしましても、いま私ども非常に遺憾なのは、この前の委員会でも中嶋さんからお話があったとおり、米価審議会の委員の中から国会議員を締め出す、こういうようなことが新聞などに載ってからたいへん問題になりまして、そうしていろいろと論議をしてきたわけであります。米価審議会のできたいきさつなどもそのとき論議をされて、国民の生活に一番重要な米価をきめることに、国会の場で議員が全然容喙できない、こういう制度であっていいのか。たとえば電信電話料金とか郵便料金とか、鉄道やバスの料金までいろいろありますが、言うなれば国の予算にあまり関係がないNHKの料金まで国会できめておるわけですよ。米の値段について国会がさっぱりくちばしをはさむ機会がないということは異常であるということで、いろいろと論議してきたことは皆さん御承知のとおりであります。そしてまた、きのう農協さんのある一部の県のほうから、あなたは米価闘争に対してまことに非協力的であるという免状をもらった人も与野党を通じておるようであります。それはデモに来なかったとか、座談会に来なかったとか、そういう現象面をとらえてするのだろうけれども、それはけしからぬという話まできのうは出たわけであります。その原因は何かというと、政党とは別に、院という立場でこの米価の問題に対して意思表示をしないというところに大きな原因があるのではないか、こういうことまでわが党の中嶋さんから話が出ておるわけであります。そのとおりだから、各党の国会対策委員長が集まって、社会党のこの決議案に対して、この辺を少し手直ししてくれないかとか、こういう文章ではわが党はまずいがこういう文章ならばとか、そういう話し合いをさせた上で通そうではないかと、きのうの議運で決定したばかりであります。ところが、きょうになって、じんぜん日を送ることはできないのだという理由で、反対だとも賛成だとも言わないで、与党は遺憾ながら御協力いたしかねるという、そういう御発言というものは、何と言いますか、人格識見ともにりっぱだといわれておる渡海さんの発言にしてはまことにもってけしからぬ発言だと思う。これは明確にしてもらいたいわけです。反対なのか賛成なのか、はっきりしてもらいたい。

渡海元三郎自由民主党

○渡海委員 現在の段階におきましては賛成いたしかねる。そのためにいま御了承賜わりたいと申したわけであります。

安宅常彦日本社会党

○安宅委員 わかりました。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 官房長官お見えになっようですから、ちょっと質問したいと思うのですが、六月二十九日の議院運営委員会に官房長官は副長官と一緒に御出席になって、いわば官房長官に御就任後初めての議院運営委員会への御出席であったわけですが、わざわざわれわれに対して丁重なごあいさつがありました。したがって、この日のことについては、木村長官は初めての出席でありますからよく事情を御存じだろうと思うのです。その日たまたま政府のほうから、会期末である二十九日の段階における政府の今国会に対する提出予定法案の見通しその他の御発表があったわけであります。官房長官は、議院運営委員会にそういう御説明をなさるのはどういうお考えでなさっておるのか。どういうお考えで御報告なさいましたか、この点をまずお伺いしたい。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 さきの委員会で私が御説明申し上げましたのは、会期末も迫りまして、まだ国会に未提出の法案が相当ございました。その法案について、特に国会と密接な関係を持つ意味におきまして、大体今後における未提出法案の取り扱いについて一応御説明したつもりでございます。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 私の伺いたいのは、一体国会開会前にもそういう機会を持つことがありますし、開会後もそういう機会を持つことが慣例としてあるわけです。政府のほうから議院運営委員会にそういう接触をするのはどういうことを期待し、どういうことのためにそういう機会を持たれるのか、それを御承知なのかどうかということを伺いたいわけです。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 いずれにいたしましても、政府側といたしましては、国会に提出いたします以上は、国会の審議の段階において政府とよく連絡の上で審議の円滑化をはかっていただきたい、こういう気持ちからでございます。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 したがって、円滑な運営に支障になるような提出のしかたはしない。あるいは院として秩序立った十分なる審議を加えた上で、国民から見ても納得のいく経過をたどって法案がそれぞれきまっていくということ、そういうことをわれわれも念願しておりますが、政府もそういうお考えを十分お持ちだと、従来のいろいろな経過から私はくんでおるのですが、木村長官もそういうお考えをお持ちですか。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 そのとおりでございます。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 そうしますと、先般未提出の法案について御説明があった際に、たとえば近日中ということは二、三日中のこと、あるいは七月上旬、中旬というランクがあり、中旬というときには、中旬というのはないだろうということで、あとでメモがきて、中旬というのは日を変えてきた。未定というのがあった、六月のこの段階で提出の時期が未定でまだわからぬということはどういうことなんだ、これは何も野党に限らず与野党一致した雰囲気として、そういう法案の準備というのはあり得ないというお話があとであった。したがって、この未定というのは今国会では成立はおぼつかない、こう政府としてはお考えだろう、こう質問したわけです。これに対して木村官房長官のほうから、御推察におまかせいたしますという発言があった。御推察にまかせるというお話があったので、私から、質問したのは私で、まかされたのは私ですから、私は私の判断をいたします。ということは、今国会では成立不可能か、あるいはもう提出しない、いずれかだ、こういう判断を持っておったのですが、この応酬は御記憶にありますか。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 記憶しております。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 学校教育法の問題はその未定の幾つかの法案の中の一つであったのですが、何か内部を修正して政府がきょう国会のほうへ送られたというのです。これは提出前に国民の世論あるいは与野党間の接触の過程で修正をして出せば、国会の運営も円満にいく見通しが立ち、国民の期待にもこたえられるということはあり得るのです。しかし、与野党の接触も十分ない。それを修正したといっても、これは実際は修正の中に入らぬわけです。そういう出し方を突然したということは、いま御確認をいただいた議院運営委員会における木村官房長官の発言と背馳することになると私は理解いたしますが、この点はいかがですか。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 私は別に背馳するとは思っておりません。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 なぜ。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 学校教育法はいままでいろいろないきさつがございますが、原案のままで出すことが政府部内におきまして非常にむずかしくなってまいりました。と同時に、各種学校に対する国民の要望と申しますか世論というものは非常に強いこともよくわかっております。しからば各種学校の規定を盛り込んだ改正案をこの際出したほうがむしろ世論にこたえるゆえんではないかという見地から、急速に閣議決定いたしまして御審議を願うということになったわけでございます。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 何かお考え遅いをしておりませんか。私は内容について何にも言ってないですよ。議院運営委員会でのこの前の議論でも、内容の話をしていないですよ。内容がよければ、おそくても早くてもいいという話ではなくて、会期未に提出の時期がなお未定という状態では、とてもこの国会に間に合わぬじゃないかと言ったら、あなたはそうですと言ったわけです。内容がいい悪いの話は全然していません。いまもしておりません。内容の論議は議院運営委員会が軽々にやるべきじゃないのです。手続の問題です。その意味で私はこの前の発言と背馳しておると言うのです。これは速記録がありますから、どうみたって否定できないでしょう。長官、あなたは首をかけて議院運営委員会との約束を破る気か、その覚悟がありますか、はっきりしてください。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 いま私が申し上げましたのは、もちろん内容もさることながら、学校教育法をこの際出すほうがいいという判断をもって急に閣議決定をいたしましてお出ししたわけであります。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 そういう場合が絶対にあってはならないとは私は言いません。そんな不自由なこともないのです。ここであなたは約束をして、それと違うことをやるというときに無断でやることがありますか。議院運営委員会であろうがなかろうが、町の約束だろうが、それはけしからぬことですよ。黙ってやるとは何ですか。何と申し開きをあなたはしますか。それでいいと思っておるのですか、御答弁……。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 私ども政府側といたしましては、国会側に十分な連絡のもとに出す方針でございますが、今回のこの改正案につきましては、急拠そういう修正が行なわれましたために、十分な連絡を経ずして国会提出に至りましたことは、まことに申しわけないと思っております。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 そうすると、この先の運命は見通しが立たないとあなたは覚悟しておりますね。どうですか。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 これは一に国会側の御判断におまかせいたします。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 申しわけないことをしておわびしたのですから、因果応報ではないが、その上に、これをまさか趣旨説明する機会がないと思うけれども、かりにあった場合、趣旨説明の当事者が、すみやかに云々なんというようなことは発言できませんね。そういう性質のものですね。私のほうは、もしそう言うなら、官房長官がこう言ったということで本会議ではっきりしますよ。御丁重な言い方をしておるが、内容は実に不誠意きわまるですよ。無断で、しかもわれわれ聞いておるところによると、与党内部においても、これはちょっと待ったということできょうは提出にならないだろう、こういう話まで聞いておった。いま提出したということを聞いたが、ここで開会前に与党の人は、そんなはずはない、出てない、事務局は出ておると言った、そんなばかなことをだれが言った、デマだと言う。ついさっきまでそういうことだったのですが、やはり出ておるというのでおいで願ったわけですよ。これは、議院運営委員会の個々の人間についての評価はそれはあるだろうと思うのですよ。しかし、国会の権威を高める云々といっても、議長の権威を高めなければならぬ。議院運営委員会の動きを、あなたが自分で出て発言したことを政府に話さなければならぬでしょう。閣議できまる前に、ちょっと待ってください、私は議院運営委員会に行ってこう発言をしてまいりました、したがって、こっちのほうが話のつかないうちは閣議決定はできませんと言えるはずでしょう。人事の問題もそうでしょう。各党の間に意見がまとまっていないからといって閣議を延ばすでしょう。これはなぜ延ばせないのですか。まずあなたは、議院運営委員会でこういう応酬があったということを閣議で話されましたか。この話をしてなければ政府を誤らしめるものですよ。総理大臣を誤らしめるものですよ。閣議で話しましたか。閣議の内容をここで発言できないとすればけっこうですけれども、もし発表できるならば、このことを閣議で決定する前にあなたは念を押したかどうか。念を押した上で、閣議は議院運営委員会でそういう応酬があったけれども、こうこうかくかくの理由でやむを得ないからきめたというその理由を聞けば話が進展するかもしれません。あなたは閣議で報告しましたか、発言しましたか、われわれとの約束を。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 閣議ではそういう発言をいたしておりません。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 ということは、あなたは国会と政府の接触点にお立ちになっておる、そういう立場に立っておるわけですね。国会の中での動きというものを閣議に知らしてなかったのです、重大な点を。そういうことですね。それでは、閣議の席上で、行政府と立法府の焦点に立つ官防長官として、実は議院運営委員会では私はこういう発言をしておる、それを閣議の御決定前に発言してなかったが、こういう事実があったがということを話せば、閣議は一体どういう判断を持つか。まさか撤回はできないでしょうけれども、この法案の行く末についての見当はつくだろうと思うから、その点は閣議の中にはっきり反映させて、その結果を次の議院運営委員会で伺いたいと思います。よろしゅうございますか。お約束できますか。これは国会を誤らしめるだけではなくて、内閣を誤らしめるものですよ。次の議院運営委員会に御出席願えますか。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 もちろん議院運営委員会には出席いたします。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 その場合、いま申し上げた点をはっきりして、閣議の中で、内閣の中で、実はこういうことを発言してなかった、そういう発言があったとすればこれは考えなければならぬという御判断があるかもしれぬ。その点は閣議でなくてもけっこうですが、総理大臣の御見解だけはちゃんと聞かしてください。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 国会提出前に十分国会側と御連絡するのが当然でございましたが、私どもの手落ちのためにそれが非常に足らなかったということをおわび申し上げたいと思います。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 ですから、内閣総理大臣なりあるいは文部大臣なりのほうに、衆議院の議院運営委員会では、私は政府の代表として出席してこういう話し合いをしておりました。この点を閣議御決定前に話をしておりませんでしたけれども、あとになりましたがお伝えしておきます、この手続はやってもらえますね。

木村俊夫自由民主党内閣官房長官

○木村国務大臣 いたします。

中嶋英夫日本社会党

○中嶋委員 それでは、その結果を、またあらためて次会に御出席願えれば、その機会に伺いたいと思います。

安宅常彦日本社会党

○安宅委員 たった一つ言っておきますが、何かていさいのいいことを言って、世論が何とか言ったが、議運は原則として法案の内容には入らない、こういうことを中嶋理事から言われたばかりでありますから私は言わないけれども、なぜいままで出せなかったかということについて、私どもはあなたが官房副長官のときからあなたの話をいろいろ聞いておるわけです。ところが、今度出たものを見ますと、新聞の報道によれば非常にずるい出し方をしております。こういうことは世論がそうなっておるということは言いわけにはならぬ。法案の内容を検討してみると、そういうきたないずるいやり方をして出てきておりますから、こういう怒りをわれわれは持っておるんだ。どうなるかを考えて、政府は院に法案を出してくるときには、出してくるようにきちっとしてもらいたい。これは一つの警告です。具体的内容には入りませんけれども、そう言えばあなたはわかるはずであります。こんなきたないやり方はない、これだけは言っておきます。     —————————————

坪川信三自由民主党

○坪川委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる十三日木曜日午後二時から開会することといたします。  また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、午後一時から委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後一時四十一分散会

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