大蔵委員会 第5号
- 発言数
- 25 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1966/07/26
会議録
○三池委員長 これより会議を開きます。 今般新たに就任されました澄田銀行局長より発言を求められておりますので、これを許します。澄田銀行局長。
○澄田政府委員 澄田でございます。 いままで経済企画庁のほうに参っておりましたが、今度銀行局長を拝命いたすことになりました。いろいろお世話になることと思いますが、何ぶんよろしくお願いいたします。 ————◇—————
○三池委員長 農林漁業用揮発油税に関する小委員長より発言を求められておりますので、この際これを許します。金子一平君。
○金子(一)委員 委員長のお許しを得ましたので、農林漁業用揮発油税の減免税問題について、小委員会における審査の経過並びに結果を申し上げます。 御承知のとおり、この小委員会は、第四十六回国会における論議及びこれに関連した大蔵大臣の発言に端を発し、その後における三党間の協議等に基づいて、当初、第四十八回国会において当大蔵委員会に設置されたのでありますが、今国会においても引き続き設置されたものであります。 小委員会におきましては、設置以来、通算七回にわたり、減免税措置実施の可能性、揮発油税の性格、揮発油税収入算出の基礎、減免税措置を実施した場合にその対象となる農林漁業用機械の使用件数とこれに消費される揮発油の数量、農道整備の実態等につき、きわめて慎重な調査と検討を遂げた次第であります。 その結果、小委員会としては、すでにお手元に配付してあります案文のとおり、これを当大蔵委員会の決議とされたいとの結論に達しました。 案文を朗読いたします。 農林漁業用揮発油税に関する件 農林漁業用揮発油にかかる揮発油税については、同税が目的税的性格を有することにかんがみ、基本的には、軽油引取税の場合におけると同様、これが免税措置を講ずべきものと考えられるが、差し当り、その実施上多くの難点があることに徴し、昨年度来政府が実施しているごとく農道等整備事業費として歳出面で予算上の措置をとることはやむをえないものと認められる。 よつて政府は、速やかに農林漁業用揮発油消費量の正確な把握に努め、これに対する税額相当額を極力完全還元できるよう予算上の措置を講ずべきである。 なお、この際、若干その趣旨について御説明申し上げたいと存じます。 御承知のとおり、戦後の揮発油税は昭和二十四年に創設され、その性格は消費税であり、元来国の一般財源とされていたのでありますが、二十九年の道路整備五カ年計画の発足とともに、原則としてその税収入相当額が国の道路整備財源に充てられることとなり、自来同税は目的税的な性格を有することとなったのであります。 したがいまして、これを契機として、道路整備に伴う受益のない用途に用いられる揮発油については揮発油税を免税とすべきであるという意見が生じてきた次第でありまして、特に農林漁業用機械に消費される揮発油につきましては、以上の根本的な問題のほかに、道路整備のための目的税とされている軽油引取税は免税とされていること、農林漁業は他産業に比較して零細所得者が多いこと、最近揮発油を燃料とする農林漁業用機械の普及が顕著となり、揮発油税の負担の影響を無視できなくなってきたこと等が問題点としてあげられております。 本問題に関し小委員会におきまして検討いたしました結果は、先ほども申し上げましたとおり、理論的には免税措置を講ずべきものであり、政府においては今後とも引き続き免税への努力を怠るべきではない。ただ、現段階において免税措置を講じようとするときは、免税件数がきわめて多いこと、軽油引取税と課税方式が異なっていること、揮発油の汎用性等に顧み、流用の危険性が多いこと等、その実施面において多くの難点があるとされておりますので、さしあたりの措置としては、政府において四十年度から実施しているがごとく、これを歳出面における予算上の措置で処理することはやむを得ないものと認める。ただし、政府が身がわり事業費として予算に計上した金額は、四十年度においては五十億円、四十一年度においては八十五億円となっておるのでありますが、これらの金額はいずれも各年度における農林漁業用機械にかかる揮発油の免税見込み額に比べ数十億円の開きがあるのでありまして、少なくとも歳出面における予算措置を免税措置にかわるやむを得ない措置として認める限り、その支出額は極力免税見込み額に見合った金額とすべきであります。しかして、免税見込み額算定の基礎となる農林漁業用機械にかかる揮発油の消費数量の算定にあたって、政府は従来からこれらの機械の保有台数及びその使用件数を基礎といたしておるのでありますが、消費数量をより正確に把握するためには、機械の馬力数、稼働面積、稼働時間等の要素をも加味して正確にこれを算定する必要があるというのが本決議の趣旨であります。 以上、御報告申し上げます。
○三池委員長 ただいま農林漁業用揮発油税に関する小委員長より提案されました決議案について、議事を進めます。 おはかりいたします。 本決議案を委員会の決議とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 なお、本決議は、大蔵大臣及び農林大臣あてに参考送付いたしますから、御了承願います。 この際、本決議に対し、政府より発言を求められておりますので、これを許します。福田大蔵大臣。
○福田(赳)国務大臣 ガソリン税の免税の問題につきましては、当委員会におきまして長きにわたって御検討をわずらわしました。まことにありがとうございました。 ただいまは御決議をいただきましたが、この御決議につきましては、御決議の趣旨を尊重いたしまして、今後政府におきましては慎重に対処してまいりたい、かように存ずる次第でございます。
○三池委員長 坂田農林大臣。
○坂田国務大臣 ただいまの御決議につきましては、農林省といたしましても、十分に御決議の趣旨を尊重いたしまして、適切な措置を講じてまいりたいと存じます。 ————◇—————
○三池委員長 金融に関する件について調査を進めます。 先日の武藤委員の質問に関し、政府より発言を求められております。これを許します。福田大蔵大臣。
○福田(赳)国務大臣 歩積み・両建て、特に中小企業者の場合におきまする歩積み・両建て問題につきまして御熱心なる御論議を承りました。 私といたしましても、この歩積み・両建て問題というのは、特に中小企業者につきましては、債務者、債権者という立場でなかなか解きくずしが困難なるものがあることを十分了知しておるわけでありますが、今後も、この困難ということにも着目をいたしながら最善の努力をいたしていきたい、かように存じます。 なお、先般の当委員会におきまして、第一相互銀行関係の歩積み・両建て問題について御指摘をいただいたわけでありますが、あの問題につきましては、当省といたしましてもいろいろ調べてみました。調べてみましたが、あの仕事を処理する事務段階において、行き違い、行き違い、そういうものが重なりましてごたごたといたし、御心配をわずらわすようなことになりまして、まことに遺憾に存じておるわけでございまするが、今後も、この問題の重要性またデリケートな点につきましては、十分これを行政の上に生かしてまいりたい、かように考える次第でございます。 ————◇—————
○三池委員長 この際、本日の請願日程全部を一括して議題といたします。 本会期中に付託になりました請願は、十四件でありまして、その取り扱いにつきましては、先刻理事会において協議いたしたのでありますが、この際、直ちにその採否を決することにいたしたいと存じますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 おはかりいたします。 本日の請願日程中、日程第八の東京都狛江町の畦畔所有権に関する請願につきましては、採択の上、内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 ただいま議決いたしました請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一件願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 〔報告書は附録に掲載〕 —————————————
○三池委員長 なお、今会期中参考送付されました陳情書は、全部で五件であります。印刷してお手元に配付いたしておきましたので、御了承願います。 ————◇—————
○三池委員長 閉会中審査申し出の件について、おはかりいたします。 綱島正興君外四十名提出の勧業基金法案について、議長に対し、閉会中審査の申し出を行なうこととするに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○三池委員長 起立多数。よって、さよう決しました。 引き続きおはかりいたします。 有馬輝武君外十二名提出の、国家公務員共済組合法及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案並びに国の会計に関する件、税制に関する件、関税に関する件、金融に関する件、証券取引に関する件、外国為替に関する件、国有財産に関する件、専売事業に関する件、印刷事業に関する件及び造幣事業に関する件の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 なお、申し出の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。 —————————————
○三池委員長 委員派遣承認申請に関する件について、おはかりいたします。 閉会中審査案件が付託になりました場合、委員を各地に派遣し、その実情を調査するため、議長に対し、委員派遣承認申請を行なうこととし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 —————————————
○三池委員長 引き続きおはかりいたします。 閉会中審査案件が付託になりました場合、本会期中設置いたしておりました三小委員会につきましては、閉会中もなお引き続き存置することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。 なお、小委員及び小委員長は従前どおりとし、その辞任及び補欠選任等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 なお、閉会中審査におきまして、委員会及び小委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合は、参考人の出席を求めることとし、その人選及び出席日時等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○三池委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午前十一時十七分散会