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51回国会衆議院1966/04/20

体育振興に関する特別委員会 第9号

発言数
45
登壇者
8
会派数
2
開催日
1966/04/20

会議録

福永一臣自由民主党

○福永委員長 これより会議を開きます。  体育振興に関する件について調査を行ないます。  国民の健康、体力つくりに関する問題について、質疑の申し出がありますので、これを許します。川崎秀二君。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 本日は、日本体育協会あるいはIOCの関係の方が見えておりますればよいのでありますが、委員会の手続の関係もありまして、文部省を通じ御質問を申し上げたいと思うのであります。文部省も、本日は文部大臣あるいは担当の責任者である体育局長の出席がありませんので、はなはだ残念でありますが、前もって申し上げた筋もありまして、したがって、私の申し上げることについては、すでに体協並びに関係者にも問い合わせがあったことと思っております。  事柄は、明日からローマで開かれますIOCの実行委員会及び総会におきましては、一九七二年、つまりメキシコオリンピックの後におけるオリンピック大会の開催地が、ボートによって決定するという段取りに迫られておるように思うのであります。その点で、今日までの日本のIOC関係の方々の不準備もあるようにも思うし、また、私の情報不足もあるのかもしれませんが、日本のIOCあるいはJOC並びに体育協会では、冬季大会の札幌招致ということに非常な努力を重ねられておることには敬意を表するのですが、一方、夏季大会に対する日本の立場あるいは日本の考え方というものは、全然新聞紙上を通じては明らかになっておらない。これは後刻述べますけれども、責任ある地歩を国際関係の中で占めてきておるわが国として、札幌招致には力を入れるが夏季大会に対しては何らの関心がない、関心があっても表に出さないというようなことでは困るのであって、いまやボートも迫られておることでもありますから、一体夏季大会には体協はどんな方針で進むのか、あるいは体協を通じてIOCの東、高石両委員はどういう心境で臨んだのか、これを伺えればしあわせであると思います。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 一九六八年のメキシコオリンピック大会の次の開催地といたしましては、一九七二年でございますが、ミュンヘンあるいはマドリード、モントリオール、デトロイトなどが立候補を表明しておると聞いております。この開催地の決定につきましては、IOC委員の良識によって投票されることになっておるのは先生もすでに御承知のとおりであります。日本のIOC委員は、御承知の東、高石の両委員でございますが、投票にあたりましては、立候補いたしております都市の各種の資料に基づきまして、総合的に適正な判断がなされるであろうと期待をいたしておるような次第でございまして、なお、その判断をする上に必要があれば、関係者の意見を聞くことは、当然そういうことはあり得ると思っておるような次第でございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 これは政府のきめることではございませんけれども、たとえば、文部省体育局あるいは文部大臣というものは、どういう意見を持っておったかということを、日本のIOC委員は問うてきたことがありますか。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 まだそのようなことは伺っておりません。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 投票まではまだ間もあることでございますし、あるいは札幌に招致することにおいて有利な情報をつかむというような関係もあって、夏季大会に対するところの開催地を、日本としてきめる段取りにはいっておらぬというようなこともあるのではないかと、好意的には私は判断しています。しかし、二十四日から開催される総会において投票日をきめ、おそらく二十六、七日の両日にこれを決定するような情報が、本日新聞紙上を通じてはきておるのでありますが、そういうことになれば、もはやぼつぼつと大国は考えをまとめつつある。たとえば、私の聞くところでは、ブランデージ会長は、 アジアの国である日本、東京に一九六四年行ったことであり、続いて一九六八年はメキシコへ渡って、米州大陸にオリンピックが渡るというような関係もあって、一九七二年の夏季大会はヨーロッパへ帰すべきが当然であると言っております。元来、このオリンピック競技は五輪の輪ですから、五大陸全体に渡るべきだという主張から、アジアに来、オセアニアに来、米州大陸に近来渡ることは非常にいいことだと思うのですが、もとをただせば、オリンピックの発祥地ギリシャを中心にしてヨーロッパ依存という度合いが、いままで非常に強かったわけです。それを打破したことはよかったけれども、三回に一回はヨーロッパに帰るべきだということを、アメリカの人であり、またオリンピック委員会の会長であるブランデージ氏自身が言っておるところを見ると、アメリカに行くことははなはだ縁が薄いのではないか。したがって、ヨーロッパへ行くということになると、ソ連はどうもミュンヘンが有力候補であるので、政治的な西独とソ連の今日の関係からして、マドリードのほうがよいというような意思表示をしておる。つまり、米ソ両大国がすでに意思表示をし、ヨーロッパの各国も漸次固まりつつあるおりからですから、日本も、純粋にスポーツ施設あるいはスポーツをやる者の層というものから見て、どこがよいのかということをきめるべき段階にきていると私は思っておるのであります。  その意味で質問をしますが、文部省は、たとえば国会の席上において何らかの意思表示が議員からあった場合においては、これを現地に通告する気持ちはありますか。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 先ほどお答えいたしましたように、この投票の問題につきましては、政府がこれに介入するということは、先生御承知のとおりな問題があるわけでございますので、関係者各位によくその意見をお伺いしたいと思っておりますが、ミュンヘンが非常に有力であるということは、日本にも伝えられておるということを聞いておりますので、この件は、日本のオリンピック委員会も承知をしておられるだろうということは推察をいたしておるような次第でございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 私はいろいろ質問をいたして、あなたから御答弁願って、大体の輪郭は承知することができましても、責任者でもありませんし、当事者でもないわけでございますから、十分なるお答えがないと思います。私も、ある意味では幾らか時期を失ったような感じをしておるのですけれども、しかし、まだ何にもきめておらぬようにも思うので、この際ここに所見を申し述べて、これを、国会の一つの有力な団体であるスポーツ議員連盟等にもはかってみたいとは思っております。そこで、その立場から本日は意見を申し上げて、そうして、やはり日本のこれから夏季大会開催地に対する投票するときの深い参考資料としていただきたいと私は思うのです。  その表題は、この際西独のミュンヘンが一九七二年のオリンピック開催地として適当であるので、日本はそれに投票することが妥当だという意見であります。  この意見は、第一には、終戦後日本も経済復興は着々と運んで、今日に見るごとき盛況に向かったわけでございますけれども、御存じのように、西ドイツと日本は今次大戦の敗戦国である。その敗戦後の共同運命の中から、いち早く奇跡的な復興をしたことは、西独のほうがむしろ先であって、その意味で、オリンピックを開催するだけの環境並びに経済的実力というものが完備をしておるということが、第一にあげられるのではないかというふうに思うのであります。  第二は、何としてもスポーツの組織あるいはスポーツマンの人口の厚みというような点からいたしましても、西独はヨーロッパにおける中心勢力であるし、他のヨーロッパ各国よりも多くのスポーツ人口を持ち、また若い人々を育てることに熱心な政策を持っており、また競技場の施設も万全である、こういうような見地から、ぜひ西独のミュンヘンに投票することが適当であるというふうに考えるのであります。  それからオリンピック大会というものは、大会のあるたびごとに何らかの進歩がなければならぬ、あるいは何らかの変革がなければならぬ。アジアにおいて、東京オリンピック大会が非常な成功を見たということの原因は、これは、いままで開かれなかったアジアで開かれて、そこにユニークな雰囲気が出てきたという点も大いに参考にしてしかるべきだと思うのですが、やはり競技場の施設とか、あるいは競技場における設備というものが、年ごとに科学的に進歩していく可能性のあるところをつかむことが、オリンピックにとって非常な躍進になると思うのです。私は二、三日前に、ミュンヘンのオリンピック競技場の模型写真というものを見たのですが、さすがに、一九三六年にオリンピック大会をベルリンで行なって、十一万人収容の競技場をつくったあの二十数年前の力を、さらに倍加したような印象を受けたわけです。というのは、今度のミュンヘンの競技場はほとんどが屋根で囲われておる。もちろん、晴天のときに青空を仰ぎ得るような設計にはなっておりますけれども、雨天でも競技が十分にできるような競技場設計になっておるということはすばらしいと思うのです。あるいは、いよいよ七二年にやるまでには、雨のときにはふたをして、晴天のときにはそのふたを取り上げるぐらいのことをしでかすのではなかろうかというような、施設の上がちょっとあいておって、ほとんどが屋根で囲われておる。ああいう設計だけを見ても、オリンピック大会の進歩のために非常によいのではないかということが第三の理由です。  それから第四の理由は、これは日本のスポーツ界に非常にきびしいことばですが、私は日本のスポーツ界は、どうも日本へ誘致するときばかり熱心で、今度は各国が誘致をするときに、それを冷静に判断するとともに、友誼的な国に対しては情をもって報いるという気持ちが欠けておるのではないか。露骨なことばで言えば、自分のほうへ引っぱるときばかり一生懸命で、こじき根性ばかりで、人の国が大会を開くときに、従来の信義、友愛というものの見地から投票したということはあまりないのではないかと思う。一九四〇年のオリンピック大会が日本へ来たのは、ベルギーのラツール伯その他日本を非常に好いておる、好感を持っておる人々の御苦労もあったかもしれぬけれども、一つは、やはり当時のドイツとイタリア、あるいはアメリカと日本との関係がまだよかった時代にあって、一九四〇年のオリンピックは流産はしましたけれども、この因縁が一つ。それから一九六四年の東京オリンピック大会が成功したのは、一九五九年ミュンヘンにおける総会で、その当時の自由主義諸国があげて日本を支持してくれたということに原因があるのではないかと私は思っておるのであります。そういう見地に加えて、この席上を通じて私はもっと十分に、私の知っておることをひとつ御披露もし、西独の好意に報いなければならぬと思う。  それは、この席上にユニバーシアードの関係者もある程度おられるけれども、このユニバーシアード大会というものが、日本へ無投票で誘致ができたということの原因は、西独の青少年指導者の中で優秀な連中が、ユニバーシアードの競技連盟の中心幹事として働いておる。一九五九年に日本へ青少年代表として来た西独のエグリン君というのが、今日ユニバーシアードのドイツの名誉主事であるが、これが各国を説いて回って、あれだけの施設を東京オリンピックでした日本がユニバーシアードをやろうというなら、ほかの国はむしろ犠牲になっても日本へ持っていくべきだということを、非常に奔走をしてくれたことが、明年日本がユニバーシアードを開くことになった原動力であるということを考えますと、その四つの点から見ても、私は、ミユンヘンをこの際はっきりと日本は支持をして、そしてヨーロッパの各自由主義諸国の協調を札幌にも集めるという形をとったことのほうが、有利だというふうに感じておるわけございます。  先ほどの御答弁では、体協も夏季大会は大体ミュンヘンが有利であろうということですが、観光地というようなことからいえば、マドリードもかなり有力なところであります。しかし、メキシコ系のところで二度大会があるということはどうだろうか、あるいはユニバーシアードを日本とマドリードが争った際、マドリードは施設がないからギブアップしようということだったのですから、ユニバーシアードもやれない施設の状況においてオリンピックを持ってくるというわけには、今日のスペインの状況ではいかぬのじゃないか、こういう点をあげまして、この際はっきりとミュンヘン開催に日本の考えをまとめたらどうかというのが私の考えであります。別にこれはあなたの御答弁をいただくのではなしに、そういうような意味で、国会の席上こういう発言もあったということをぜひ御連絡をいただきたい、こう思っておりますが、これらの点をひっくるめて、御所信を承れればしあわせであります。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 ただいま一九七二年の夏季オリンピック大会のことにつきまして、いろいろ御高説を拝聴いたしました。この問題につきましては、先ほど申し上げましたように、体協あるいはJOC関係の方も、大体先生と同じようなお考えのように承ってはおりますけれども、なお、先生の本日の御意図を、JOC関係にお伝えするようにいたしたいと思います。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 角度を全然変えまして、近来国民の体育向上のために、スポーツの向上のために非常に問題になっております、競馬法改正に関連しての体育施設の問題について、若干御質問を申し上げたいと思うのであります。  これはいずれ議員立法で、福永委員長などとも御相談申し上げまして提案したいというふうに考えておりますので、法律の内容については御質問を申し上げる気持ちはないわけでありまして、議員のほうから自主的に出したい。ただ、いま文部省が見られて、国民体育の向上のために、特に農村あるいは中小都市というものに一番欠けておるものは何かという点を、あなたのほうから見られた角度でお答えをいただきたい。もしあなたで御答弁できなければ、スポーツ課長でもこれはけっこうであります。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 農村あるいは中小都市におきまして、スポーツ施設が欠けている面は何かという御質問でございますが、私の承知いたしております範囲では、プールの設置状況がまだ不十分でございますし、それから非常に身近に、安易に一般の住民が運動をすることのできるような運動広場というようなものでございますとか、あるいは簡易な体育館と申しますか、そういうような施設が、文部省がかつて世論調査をいたしましたときにもそういう事例があがっておりますが、そういう簡易な体育館、あるいは運動広場的なもの、あるいはプール、こういうようなものをぜひほしいというような希望が圧倒的に多うございましたし、現に文部省といたしましても、学校等のプールの助成、あるいは国民運動場、あるいは国民体育館というようなものの助成をいたしておりますが、まだその設置率というものは少なうございますので、今後努力してまいりたいと思いますが、やはりいま申しましたような三点が、地方住民の要望が強いということを申し上げたいと存じます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 いまの審議官のお答えは非常に明確です。確かに国民運動場、あるいは国民プール、児童遊園地というものが一番少ない。それをどういう方式にしてつくったらいいか、文部省がいままでやっておるのは、どうしてもやはり学校本位になっておって、実際地方の勤労青年あるいは勤労少年というようなものが利用するような仕組みになっておらないところに問題があるのではないか。今度議員立法で出そうというような考えをいたしておりまするのは、競馬の益金のうちの一部をこういうものに充てたい。つまり、人口三千あるいは二千以上の町村には、必ず二百五十メートルないし三百メートルのトラックをつくって、そのフィールド内において多数の者が球技をして遊ぶというような環境を整備してあげることが必要ではないか、それから二十五メートル以上のプール、国民プールというようなものを施設したらどうか、厚生省からも出ておりますが、児童遊園地というものを設けたらどうか、こういう三点にしぼって国民体育向上の底辺を拡大したいというのが、議員立法を出さんとする一つのねらいなんです。そういうような意味で、いまのお答え非常に適当なんですが、適当であるだけに、文部省が来年度予算で、その分をひとつやるくらいの考えはありませんか。たとえば議員立法が出るのと並行して、そういう社会体育の面をうんと広めていきたいという考えはありませんか。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 ただいま御質問のございました中の学校の水泳プールでございますが、小学校、中学校、高等学校、まさにプールにつきましては学校を中心に文部省は考えておりまして、二十五メートル、十六メートルというようなものを標準に考えているわけでございますが、おかげさまで小学校のほうのいまの設置率が五六%になっておりますが、まだ中学校が三〇%、高等学校が二二%程度しか学校のプールが設置されておらぬ。そこで、来年度は何とかしてプールを充足するように、まだまだ学校プールがこういうことでは十分でないし、また国民の基礎体力、しかも一番身心の成長発達段階にある青少年のための場所をつくってやらなければいかぬと思っておるような次第でございます。体育館でございますとかあるいは運動場というようなのは、これは国民体育館、国民運動場でございまして、一般の用に供するわけでございます。これはむしろ社会体育に属すると思いますが、この数がまだ年間二十三カ所なり十カ所という程度しかやっておりませんので、これの拡充をはかっていきたい。諸外国の例も若干承知いたしておりますけれども、そこまでいかないにいたしましても、何とかして飛躍的に体育施設というものを拡充していくということは、ぜひやっていきたいというふうに考えております。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 先ほどの答弁は相当的を射ておったのですが、いまのは非常に慎重でかつもの足りないのです。今度の八月の予算編成期までに、われわれも応援するからそういうこともひとつ考えて、そして両々相まって日本の体育、レクリエーション施設というものをこの数年の間に整えてしまいたいというのが、われわれ有志議員の考え方ですから、そういうことを盛り上げようとしておるときに、文部省自身が退嬰的では非常に困るわけです。従来のものをぼつぼつふやすくらいのことではだめなんで、どうかこれはひとつ気を大きく持って前進願いたいと思うのです。  それから、ついでに聞いておきますが、この前予算委員会で質問をしたわけですけれども、ゴルフ場の数が四百幾つ、プールが、二十五メートルのプールがわずかに二百六十四、これは、日本の社会現象がいかにアンバランスであるかということを雄弁に物語っている数字だと私は思うのです。その後さらに調べたところによると、ゴルフ場の総面積は四国の半分だという。日本の四国の半分はゴルフ場だという。これはもう少し声を大にしてあらゆる方面に呼びかけて、取りつぶすわけにはいかぬのだけれども、不健全な経営をしている者には勧告をして、だんだんこれを転向さしたほうが適当ではないか。少なくともこれはおとなが大きく地面を所有して——まあゴルファーの中には、大洋漁業の中部社長のむすこのように、十五、六からやっている者もいるけれども、そんなのは微々たるものであって、そういう十四、五の者がやる環境には、日本の社会状態というものはないと思う。ぜいたくだ。したがって、ゴルフ場のうち不健全なものはこれを転向して、できる限り児童遊園地あるいは体育施設に転換するようなことを考えるのが最高為政者の考えで、実は、これこそ総理大臣がやる政策でなければならぬというふうに考えるけれども、これは体育局だけでなしに、青少年局長、就任の祝いを申し上げるのが先かもしらぬけれども、ひとつこの問題に取り組んでみたらどうか。二人の御意見を承りたい。今日ゴルフ場は四国の半分だ。そんなばかなことがあり得るか。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 前会におきましても、先生からいまの問題は御提示願ったわけでございますが、ひとつ河川敷の開放の問題とか、できるだけ青少年に広場を与えるという方向で、積極的な方策を確立いたしますように考えてみたいと存ずる所存でございます。

安嶋彌総理府事務官(青少年局長)

○安嶋政府委員 ただいま川崎先生の御質問でございますが、ご承知のとおり、今回発足いたしました総理府の青少年局は、これは各省の行政の総合調整をやるという機関でございまして、独自に仕事をやるというたてまえにはなっていないわけでございます。したがいまして、ただいまお話しの点につきましては、問題点といたしましては私も全く同感でございますが、青少年局としてその問題にどう取り組んでいくかということにつきましては、私、にわかに見当がつきかねますので、十分検討をさしていただきたいというふうに考えます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 なかなか弱腰で、うまいものだな。答弁としてはうまいですな。ちょうど昔相撲で琴ケ浜という相撲取りがあって、勝たないけれども負けないという相撲をしていた。あの腰を引いて相撲を取るのと同じですが、きょうは最初ですから、別に追及はしません。しかし問題点として、最近これはある社会評論家から聞いたので、実際数字を当てはめてみるとそうなるので、これはもう少し声を大にしなければいかぬじゃないか。  それから、私もこれからある会合であなたと一緒にしなければならぬ問題で、青年の船の問題ですね。これはユースホステルの会長が提唱されて、いま非常に大きな反響を呼んでいる。公開の席上では、私もことしの衆議院の予算委員会で、こういうものはどうだと言ったのです。だけれどもあの日は、その問題よりも中共、ベトナムの大問題があったので、ちょっと触れただけだったけれども、これからまた懇談会をやりましてまとめ上げる方向にいくわけですが、現在は、佐藤総理からあなたのほうに指令があって、官庁としても考えてみようということを聞いておりますが、これは、やはりいよいよ具体化するとなれば運輸省もやらねばいかぬし、現に青年団体がどういう考えを持っておるか、各界がどういう考えを持っておるかというふうに、国民運動としてもまとめ上げていかなければならぬというふうに私は感じております。それらの点について、大ざっぱなお答えでもいいですから、お答えをお願いしたいと思います。

安嶋彌総理府事務官(青少年局長)

○安嶋政府委員 青年の船の問題でありますが、つい最近総務長官から私に、検討するようにという指示がございました。この問題は、問題としては非常に大きな問題でもございますし、関係する方面も非常に広範だと思います。役所といたしましては、運輸省だけではなくてその他の役所も関係がございましょうし、団体もいろいろございます。その辺の御意向を十分お聞きしながら検討してまいりたいということでございます。長官の指示もございまして、現在検討中だという段階でございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 佐藤総理が非常に共感を示されたのは、青少年に安い費用で海外を見せることが第一、それは当然安い費用ということであるから、本人が若干負担をしても、国庫が補助をしてそして世界を見せたい、同時に、船の上でいろいろな修練をしたいということを頭に描いて賛成をされたものと思うのです。そういうことになると、さくら丸を改装するとかあるいは見本市に行っている船を何とかしようとかいう程度ではだめなんで、明治百年という大記念もあるわけだから、ここにひとつ新造船をやって、そして、それは日本の青少年を運ぶばかりでなしに、日本に大きな行事のあるときには、逆に外国の青少年も日本へ集める。ことにアジア、アフリカの各国は、日本の最近の文化の発展、経済の充実に目をみはって、来たいけれども航空運賃が高くて、日本までは行けないというのが実情です。そういうことも考えて、やはり計画は大きく打ち出さなければならぬというふうに私は感ずるのですが、ひとつその点についての御答弁を承りたい。

安嶋彌総理府事務官(青少年局長)

○安嶋政府委員 ただいま川崎先生から御指摘がございました点が、具体的には問題点であろうかと思います。新造するのかあるいは現在ある船の改装でこれに間に合わせるのかといったような点は、確かに問題点だと思います。   〔委員長退席、小川(半)委員長代理着席〕 そういった点を含めまして、関係の方々の御意見を十分伺いまして検討してまいりたいというのが、現段階での私どもの立場でございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 さらに申し上げますけれども、たとえば、これは仮定ですが、そういう船を建造するということになるならば、費用としては、一応運輸省の所管で計上されるものか、あるいは総理府で計上されるものか、これはどういうことになりますか。

安嶋彌総理府事務官(青少年局長)

○安嶋政府委員 非常に具体的な御質問でございますが、それらの点はすべて現在検討中ということでございまして、現段階では何とも申し上げられないわけでございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 少しずつ前進するように考えなければならない。  それから、これは質問してもあなたは就任早々であまりよく知らぬかもしれないが、総理府から海外へ青少年を毎年何年間か出しておる。あれは、実際には都道府県知事の推薦というので出しているが、語学あるいは体格、その他の点について非常にウイークだという話を聞いておる。ただ、頭は相当にいい連中が行っておるのでしょうけれども、実情を知っておりますか。

安嶋彌総理府事務官(青少年局長)

○安嶋政府委員 海外派遣の青年の語学の能力の問題でございますが、私も新しくて詳しくは事情を存じませんが、川崎先生おっしゃいましたような問題点は確かにあるようでございます。特に今年度の選考におきましては、実用英語検定の少なくとも三級くらいの実力を持った者という方向で検討いたしておるわけでございます。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 安井総務長官がお見えになりましたが、私の主宰をしておる会がありまして失礼をいたしますが、きょうは実は文部省に対し、あなたも十分知っておられるのですが、札幌の招致ばかりやって、夏季大会の開催地に対する日本の態度というのはきまっていない、私はこの際西独のミュンヘンに投票してやったらどうだ、というのは、筋からいっても日独の関係は深いし、施設や競技場が非常に整っている、そこへ、何でも西独はすばらしい競技場を今度設計している、ですから、どうせ西独になるのでしょうけれども、日本の態度を全然相談しないで出発したというのははなはだけしからぬということを言いたかったのと、西独ミュンヘンが適当であるということが国会の中で議論が出たら、という事の次第でございましたが、文部大臣はお出にならぬ。それならば、総務長官に青年の船のことで御質問しようということであったのであります。  そこで、最後の締めくくりの前にもう一度、これは総務長官にお聞きするのは無理ですけれども、実は安井さんもよく知っておられるのですが、私も日独青少年交歓というものを何回かやっておって、それがうまくいって、交歓方式のほうがいい、血になり肉になるから、もっと先進国と優秀な青少年を交歓しようじゃないかということで、ことしオランダとやろうと思って使いをやってみましたら、おまえのほうの総理府から来た者は、はっきり申し上げるが、語学が全然できない、そこへ持ってきてやっかいはかけるけれども、こっちの連中はちっとも呼ぼうと言わない、そんなことでこれから青少年の交歓ができるのか、今度やる川崎何がしが会長の会はほんとうに交歓するのか、やるというなら話に乗ろうということで、だいぶタコを釣られたということを言うてきました。今後総理府の派遣のうちで、後進国に行かれたり世界を見聞されるのはいいけれども、先進国あたりとやるような場合には、もっと交歓的な要素を深めるか、もうその分はやめてしまって、民間にまかせるということで踏み切ったらどうかというふうに思うのですが、実情を十分調査してもらいたいというのが、私のきょうの訴えであります。これは答弁は要りません。  総務長官に青年の船の問題についてお尋ねをしますが、ユースホステルの会長が非常に熱を入れている。私は、この前予算委員会の総括質問のときにあなたにお尋ねし、また中村運輸大臣が言われたように、いよいよ青年団体が一致してやるような機運にありますが、これがそういう機運になった際は、総務長官は総理の意を体して、昭和四十二年度予算からこれを実現すべく努力されますかどうか、一点だけ伺っておきます。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 青年の船の話につきましては、ちょうど総理が少数の有志と懇談をされております場所で、私も陪席しておったわけですが、中山会長から提案がありまして、総理も趣旨はたいへんけっこうだ、これは総理府の仕事になるだろうが、青少年局というのができたことだし、そこで実際の企画を立てるようにさせるからと、皆さんの前で明言されておりますから、私もそれを受けてぜひひとつ努力をしたい。こういうお約束をしております。したがいまして、これをどういう方法でやるか目下まだ検討を徐々にやらせておるような次第でありまして、ぜひこの夢を実現させるように私どもも努力したいと思っております。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 でき得れば四十二年度予算から……。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 四十二年度のお話、もっともだと思います。おそくとも四十二年度には着手するような段取りにしなければなるまい。あるいは明治百年祭がいつになりますか、これが四十二年になりますかいつごろになりますか、まだちょっと時期がはっきりしませんが、これの記念事業といったような形式をとるのも一法か、まだ正式にきめておるわけじゃありませんが、そういう考え方もしております。

川崎秀二自由民主党

○川崎(秀)委員 けっこうです。終わります。

小川半次自由民主党

○小川(半)委員長代理 佐藤觀次郎君。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 突然総務長官にお尋ねするわけですが、今度総理府に青少年局ができ、文部省の安嶋さんがおいでになったのですが、どういう構想を持っておられるのか、その点をひとつ伺いたいと思います。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 青少年問題は、御承知のとおりに非常に多岐複雑にわたっておりまして、また政府の各機関で申しましても、主管個所がたくさんございます。教育を中心にしたものでありますと、何と申しましても文部省、あるいは一般の社会保障的な考え、厚生的な考えからいうと厚生省、また勤労青少年は労働省、あるいは青少年のいこいの場、レクリエーションの場というようなことになれば建設省、その他非行青少年対策というようなことになると、直接には法務省、警察あるいは裁判所、こういったように、まあそのほかにもたくさんあると思いますが、非常に総合的な問題になっておると思います。ところが、そういうものをそれぞれの部署がそれぞれの分野で精力的にやっていただくことは大事なことだと思いますが、同時に、それを総合的なものにして全体の調整をとっていく、こういう仕事をやるところがどうしても要るというようなことから、青少年局を総理府に置きまして、それぞれ専門の部局、各省でやられる仕事はそれをその責任でやっていただきますが、その全体の調和、調整をとっていこうということが一つの目的でございます。  それからもう一つは、なるべく国民自身の間、しかもおとなと青少年というものは別じゃないかといわれますが、やはりおとながあたたかい目で青少年を見ていく、あるいはそういう組織なり雰囲気をつくってもらうということも大事だろうと思いまして、民間にもひとつ青少年を大いに鼓舞激励する組織ができることを私どもは期待をし、またできるだけの応援もする、そういうようなことで、いま青少年育成のための国民会議といったようなものも、これは政府が直接じゃございませんが、民間の団体でできつつあります。   〔小川(半)委員長代理退席、委員長着席〕 それについては、政府としてはまたできるだけの応援を惜しまない、こういうつもりで考えております。いまの青少年にできるだけ誇りを持たせると同時に責任を持ってもらう、それから、日陰にある方々をどうして明るみに持っていくか、そういう問題を中心に今後もやっていきたいと思っております。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 私がお伺いしたいのは、御承知のように青少年は学生、あるいは都市の労働者、あるいは中小企業者もありますけれども、農村の青年というようないろいろな区分があって、これが御承知のとおり、戦争後から非常にはっきりしていないので設けられたと思うのですが、私が特にいまお願いしておきたいのは、その労働者——大学の学生ということについてはいろいろ問題がありますけれども、まああとで申すことにしまして、働く者のための対策をどうやってとっていかれるのか。これは安嶋さんでもけっこうでありますけれども、やはりそういう人を指導するのには、スポーツが一番いいんじゃないかというように考えておりますけれども、しかし、学生のスポーツについては、学校でいろいろ競技会なんかありましてやっておりますけれども、一般の農村とかあるいは特に労働者に対するそういう設備とか、そういうものの対策が少ないと思っておるのですが、これはまあ文部省の体育局か、あるいはあなたのほうの青少年局で扱ってもらう問題でありますけれども、こういう問題をどのように指導されていかれるのか、これも大臣あるいは安嶋さんにちょっとお伺いしておきたいと思います。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 具体的な問題につきましては、また局長からも答弁すると思いますが、いまおっしゃるとおりで、働いておる青少年にどうしてレクリエーションと申しますか、いい環境をつくっていくかということは、非常に大事だと思っております。その一つの方法としてスポーツを普及させたい。これもぜひそういうふうにならなければならぬのでありまするが、場所の関係その他で、なかなか思うようにまいりません。そこで、私いま一案を、これはまだ思いついておるだけでございますが、バレーボールのようなものだと、非常に浸透しやすいし、場所もとらないし、まただれでもやりやすいというようなことで、そういうようなものをひとつ思い切って各職場、そういったグループに浸透させていくのも一つの方法かと思っております。体力つくり国民会議といったような運動機関もございますし、これは超党派でおやりいただいておるように思いますので、そういう機関を通してもそういった問題を進めていきたい、こういうふうに考えております。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 先日、安井総務長官に廊下でちょっとお話ししたことがありますが、いま日本の労働組合は、総評が四百五十万、それから同盟が大体百五十万くらいといわれておりますが、とにかく六百万くらいいる労働組合の中で、スポーツらしいスポーツをやっていないわけなんです。最近、総評で労働者のスポーツ祭典というような、オリンピックにまねてそういう組織をつくりつつあるわけです。ところが、 アマチュアスポーツ——プロならいいけれども、アマチュアスポーツというのは、どっかのほうの補助金がないとなかなか振興しないということは御承知のとおりだと思うのですが、そういう点について、政府でこの青少年の体育と同時に心の、いわゆる精神運動をやるには、スポーツが私は一番いいというように考えております。そういう問題について今後補助金でも与えて、中央の大会とか何かに援助される方法はないのか、また何かお考えがあるかどうか、この際伺っておきたいと思います。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 佐藤さんにこの前お伺いしたことも覚えておりますが、ただスポーツ専門になりますと、これはどうしても文部省の所管になるあれが強うございます。私どものほうでやりますのは国民全般の体力増進というのでございますか、そういう全部が加わったような体力増進の運動にはできるだけの御援助もしたい。しかし、そこらが判然とした区別はなかなかできにくいものですが、ただ、特殊な団体のそれぞれの行事へこれをストレートに出すということは、技術的になかなかむずかしいのでございます。そういう問題につきましては、今後も十分ひとつ検討させていただきたいと思っておるようなわけであります。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 西田さんが病気ですから、かわって河上さんにお伺いしたいのですが、この間松島さんや稲葉君らと一緒にソ連へ行ったのです。ソ連ではスポーツに対する一年間の国家の援助額、これは国情が違いますから一がいに言えませんけれども、大体八千億くらい出しているらしいのです。日本ではアマチュアスポーツに対する国家の援助というのが非常に少ないと聞いておりますが、その点はどれくらいになって、どういう方針でいかれるのかということを、この際伺っておきたいと思います。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 ただいま文部省が直接所管いたしておりますスポーツ関係の補助金は、約十億円でございます。今後、先ほど川崎先生のほうからもお話がありましたように、何と申しましても施設設備の整備をいたしませんと、過日総理府の世論調査の結果、一体何を一般の人は望んでおるか、特にスポーツに対して何を望んでおるかというのを見ますと、やはり場所がない、道具がないという一番多い結果が出ておりますので、その点を拡充してまいりたいと思います。同時に、先ほど先生のお話にございました一般の人たちのいわゆる基礎体力の増強と申しますか、そういうものをどうしたらよろしいかということで、いま文部省では、スポーツ振興法に基づきまして体育指導委員というのが全国市町村に三万人おられます。この指導委員の方々のスポーツ教室というのをわれわれのほうで助成いたしておりまして、このスポーツ教室を中心に指導者の方々がおられまして、一般の人たちがスポーツをやろうというような場合に援助、指導をされておるという実情もございます。できるだけ一般の人の底辺活動と申しますか、そういうものに対して力を及ぼしてまいりたいというふうに考えております。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 この間ソ連で聞きますと、あそこは寒いところでございますから、もちろんそういう点もあると思うのですが、先ほど総務長官から、バレーなんかはあまり場所をとらぬでやれるということで、まあ日本でも——これは寒い国、雨の多い国は屋内体操場というものも必要だし、それからバスケット、バレーとかいうものは体育館を必要とするのですが、ソ連では、二千人以上収容する体育館が八千以上あるそうです。日本では、概略でいいですけれども、どれくらいの数字になっておるか、それから今後、御承知のように来年になれば日本でユニバーシアードの大会があるし、その次がメキシコでオリンピック大会があるわけですが、こういう点についての対策はどのようにやっておられるのか、これも概略のことでけっこうでございますから、この際ひとつ伺いたいと思います。

河上邦治文部事務官(体育局長事務代理)

○河上政府委員 体育館でございますが、私立は別にいたしまして公立の体育館の施設でございますが、三十八年九月十五日現在で都道府県で二十二ございまして、市町村で百四十一ございまして、合計百六十三。この設置率は、全体の市町村、都道府県を合わせまして四・七%しか日本ではできていないという現状でございますので、いま文部省の体育局の予算といたしまして国民体育館の予算がございますが、これはわずか二十三カ所でございますので、この程度ではとうてい都道府県あるいは市町村の要望にこたえることができませんので、ひとつ来年度から格段にこの方面に力を入れてまいりたいと存じております。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 松島さんでけっこうですが、今度のメキシコの陸上、それから水上の対策、それから来年になれば、日本には御承知のようにユニバーシアードの大会があるのですが、どういう進行状態になっていますか、もし御存じでしたら発表していただきたい。

松島茂善文部事務官(体育局スポーツ課長)

○松島説明員 メキシコ大会対策につきましては、御承知のように非常に高いところに競技場がございますので、高所トレーニングというふうなことを各関係方面で一生懸命その対策を講じてやっておるように聞いております。なお日本体育協会を通じまして、選手強化につきましては、この高所トレーニングの計画と同時に、相当の予算をもって計画的に合宿等をやっておるように聞いております。  なお、ユニバーシアード大会につきましては、明年の八月の下旬から九月にかけましてあるわけでございますが、日本においては一昨年オリンピックの経験もございまして、施設については、一部の施設を除きましては整備されております。これについては心配ございませんが、国民の目の前で世界の青年と技を競うわけでございますので、国におきましても選手強化に対しては補助金も出しておりますし、なお、昨年末にはユニバーシアード組織委員会が組織されまして、その準備に万全を期しております。なお、ユニバーシアードにつきましては、対象が学生でございますので、学生らしい大会、いままでのユニバーシアード大会におきましてもそういうふうな趣旨で開催されてきたわけでございますけれども、日本の大会を契機にして、ほんとうのユニバーシアード大会というものはどういうものであるべきかという一つの路線といいますか、モデル的なものをやるべきじゃないかということで、関係者は現在非常に張り切って準備を進めておる次第でございます。

佐藤觀次郎日本社会党

○佐藤(觀)委員 最後に総務長官にもう一つお伺いしたいと思います。  青少年局長には文部省の安嶋さんがなられて、これからいろいろ構想を練られると思うのでありますが、何といっても青少年に対してはスポーツが一番金がかからなくて非常に効果がある、そういうように思っておりますけれども、わが国は学校のスポーツは非常に盛んでありますが、一般の大衆に対するスポーツのウエートは非常に弱いように思うのです。そこで、せっかくそういう青少年局を設けられた以上は——やはりソ連あたりは非常に犯罪が少ない。警察的な組織もいろいろ違っておるようでありますが、夜一時、二時に歩いても、変な男におどかされたり強盗に会うようなことは絶対にないそうです。こういうことは、もちろん政治的な社会の仕組みも違いますから、むろんそういうことも考えられるかと思いますが、同時に、ソ連は非常にスポーツが普及しておって、世界ではそれほど有名でなかったスポーツ界がアメリカに匹敵するようになったということが、やはり青少年犯罪を一面において非常に減らしているのではないかというように考えられる節があるわけです。そういう点で、せっかく青少年局が総理府に設けられて何か新しい仕事をやられるということになれば、いま言われるように、これは相当設備費用なんかも要ることでありますけれども、しかし、やはりやるならばある程度まで徹底してやっていただかなければならぬと考えます。その点について総務長官はどのような構想を持っておられるのか、どの方面に大臣はそういうようなことを意図されておるのか、ということを伺っておきたいと思います。

安井謙自由民主党総理府総務長官

○安井国務大臣 御説のとおりでありまして、青少年にとってスポーツを普及させるということは非常に大事なことだと私は思います。ことに勤労青少年については、時間、場所がない、道具がないというようなことでなかなか不自由をしておられます。そういう意味では、いまの佐藤さんの御主張は全く私は同感でございまして、何とかこれに対する普及をやっていきたいと考えております。学生あるいは一般のスポーツは主として文部省でやっていただいておるわけですが、先ほど申し上げましたように、バレーボールのような比較的場所と手間がかからないでだれでもできるというようなものを、全国的に広める具体策をひとつ考えてはどうかというので、これも検討させております。また、学校等の校庭あるいは体育館を放課後に使ってもいいように、そういったことも関係当局とこれから相談しながら開放していきたい。それからよく言われております河川敷等も、ゴルフ場なんかに使うのではなくて、これをスポーツの場にする。そういう点、それぞれ各省との関連もございますが、そういうものをあわせて、今後ともぜひ推進していきたいと思っております。

福永一臣自由民主党

○福永委員長 次会は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後二時十八分散会

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