議院運営委員会 第43号
- 発言数
- 16 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1966/05/31
会議録
○塚原委員長 これより会議を開きます。
○中嶋(英)委員 この際、議院運営委員会の皆様方の御意向なりあるいは議長、副議長の御意向を承っておきたいと思います。 それは、最近世上で問題になっております代議士ソングあるいは代議士音頭などというPRレコードの作製の問題、これが選挙の事前運動かどうかというような問題等については、まだなお検討の余地があろうかと思いますが、本来、こういう一人の人間をたたえる歌というものは、後世その人の徳を慕う人々がつくるとか、その業績をたたえるためにつくるとかいうものだろうと思います。それを本人が金を出して歌をつくってもらって、曲をつくってもらって、そうして歌手を雇って歌わしてレコードをつくるということ、これはどう考えても漫画的であり、一般からも失笑を買っている事態があるわけです。ですから、国会の権威の上からいっても好ましくないことだと思います。しかもこれは、ある意味では、その歌をつくった代議士がよい悪いというよりも、何か一つの営業上、国会議員というものはだれかが変わった宣伝をやれば、またみんながまねをするというようなところをねらった一つの商売に利用される傾向もあると思うので、このままほうっておくと、なお国民から信頼を失う結果になる、こういう点が心配されるわけであります。この点について、もし委員の方々に他の御意見があれば承りたいと思います。特別なければ、議長の御意向を聞いて、これは好ましいか好ましくないかをはっきりさしておきたいと思います。
○坪川委員 ただいま中鳩君から御指摘になりました御発言につきまして、私、与党あるいは自民党の代表理事という立場でお答えということでもなく、いま中嶋理事もおっしゃったごとく、議員という立場で何らかの御意見があればというような御発言でありましたので、そういうような立場で私もちょっと発言いたしたいと思います。 世上そうした問題のあることは巷間われわれも承っておるのでありますが、これに対しましてのいわゆる批判といいますか、あるいは各自各自がそれに対して共感を持つ者もありましょうし、あるいは批判する者もありましょう。また、企画される代議士の各位も、それぞれの個人的な政治的判断からの企画、アイデアあるいは目的というようなものに立っての企画であろうかと思いますが、いずれにいたしましても、私は、この問題につきましては、やはり議員の品位の保持といいますか、国会の権威保持、こういうような立場から、高度な立場でそれぞれその問題の取り扱いの善処あるいはそれの解決といいますか、そういうような企画の始末というようなものをそれぞれ考えておられるだろうということを私は強く期待をいたしておりますので、そうした雰囲気といいますか、そうした空気を十分そんたくいたしながら、各自議員の皆さん方が良識の上に立って判断され、善処されることを期待いたしたい、こう思っておりますので、それだけ申し上げておきます。
○西村(関)委員 私は、いろいろな機関を利用して宣伝をするということはけっこうだと思います。それは党としてやるべきことなんであって、代議士個人がそれぞれかってな企画で、売らんかなというような状態でやるということは、これはどうしてもそこに度をはずれた動きも自然出てまいりますし、ひいては代議士の品位をそこねるような場面も出てまいります。すでにこの問題については、世上相当きびしい批判が出ておるわけであります。諸外国の例を見ましても、党が党の持つ世界観、あるいは党の政策等をPRする上においていろいろ民衆の心に触れるような方法を講じておるということは、これは十分考えられると思いますけれども、しかし、それとてもやはり党の教宣等においてなさるべきことであって、代議士個人個人がやるという場合においては、いま申し上げたように、非常に好ましくないような傾向が強く出てくる。すでに出てきておるということは、私は国会の品位という点からいって、これは慎むべきことだ、そういう傾向に流れやすいということを憂えますから、その点何らかの方途をこの際講ずる必要があるのではないか。お互いにそういう点を考え合わせながら自粛していくということが願わしい。これをこのままほったらかしておきますと、流れる勢いにまかして何でもやる、どんなことでもやるというようなことから、自然、御本人は知らないでも世間の批判の中に巻き込まれていってしまうようなきらいが、必ずこれ以上に出てくるということを心配いたしますから、何らかの方途を講ずべきだというふうに考えます。
○安宅委員 私は、角度が違うのですけれども、代議士音頭とか、代議士ソングとかいうことで、商売上で盛んに宣伝をやっているわけですよ。そういうのを、あれは個人でやるのだからいいじゃないかというふうな御意見もありますけれども、私らはもっと厳重なことをきめて、議運の申し合わせ事項として、たとえば暑中見舞のときとか、新年のときとか、その立場を利用して、いかなる印刷あるいは何かを問わず、そういうあいさつ状を出してはいかぬ、そうしてそういうことをやったやつには適当な措置をとるというまでやっているのです。そういうことをやっておりながら、今度は反面、こういうことは個人の企画だからいいじゃないかというようなとらえ方をしたら、その慣例はどうなるのか。そういうことは私は納得できませんから、ここで論戦しようとは思いませんが、とにかく中嶋さんが、そういうことを、もしなんだったら議長あたりから、好ましいものか好ましくないものかはっきり言ってもらいましょうやという発言なんですから、議長の発言があればけっこうであります。そういう関係もありますよということを私は申し上げておきます。
○山口議長 私からいまのことについて考えなりあるいは判断を下すというようなことはどうかとは思いますが、だんだん皆さんのお説を承っておりますと、いまの坪川さんの発言といい、皆さん方の発言といい、ごもっともだと思います。私は、政治は高いところにあるものだと常に考えております。歌が低俗とは申しませんが、あまり低いところに流れていくというようなことは、これはお互い好ましくないことであると私は思います。ですから、各人の自由をわれわれが拘束するわけには参りませんけれども、お互いに自粛して、そして常識と良識の範囲においてかようなことはひとつ善処をしていきたいものだ、こういうふうに考えております。
○中嶋(英)委員 議長のお考えは、好ましくないということだと思うのですが、憲政のために倒れた偉大な故人はたくさんおるわけです。ここにもたくさんの額がありますけれども、こういう諸先輩をたたえる歌でもつくっていくならまだわかりますが、現職の人間が自分をほめる歌をつくるなどというのは、議長の立場からあまり露骨な表現はなさらぬでしょうが、心中好ましくない、にがにがしい思いをなされていることは十分わかりますので、議長の手元あるいは議運の委員長の手元において、しかるべく善処を要望しておきます。 —————————————
○塚原委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる臨時医療保険審議会法案は、本日の本会議において趣旨の説明を聴取し、質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○塚原委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、本案の趣旨説明は鈴木厚生大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の淡谷悠藏君から質疑の通告があります。 質疑時間は、十五分程度とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○塚原委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 質疑者の要求大臣は、お手元の印刷物のとおりであります。 —————————————
○塚原委員長 次に、本日の議事日程第一に対し、自由民主党の鯨岡兵輔君及び日本社会党の帆足計君から討論の通告があります。 討論時間は、おのおの十分程度とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○塚原委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、日本共産党の川上貫一君から討論の通告がありますが、先ほどの理事会において、御遠慮願うことになりましたので、御了承願います。 —————————————
○塚原委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○久保田事務総長 まず、日程第一でございますが、高瀬外務委員長が御報告になりまして、これに対し、社会党の帆足計さんが反対討論、次いで自由民主党の鯨岡兵輔さんが賛成討論をなさいます。社会党、共産党、志賀義雄さんが反対でございます。次に、日程第二は、岡崎地方行政委員長が御報告になります。志賀義雄さんが反対、共産党が棄権でございます。次に、日程第三でございますが、古川運輸委員長が御報告になります。委員長の報告は修正でございます。共産党が反対でございます。次に、日程第四は、八田文教委員長が御報告になります。委員長の報告は修正でございます。共産党が棄権でございます。次に、日程第五は、木村内閣委員長が御報告になります。委員長の報告は修正でございます。社会党、共産党が反対でございます。次に、日程第六ないし第八を一括いたしまして、田中社会労働委員長の御報告がございます。日程第六及び第八の委員長報告は修正でございます。三案とも共産党が反対でございます。次いで、趣旨説明に入りまして、臨時医療保険審議会法案の趣旨説明を鈴木厚生大臣が行なわれ、これに対し、社会党の淡谷悠藏さんが質疑をなさいます。 以上でございます。
○塚原委員長 それでは、本会議は、午後三時二十分予鈴、午後三時三十分から開会することといたします。 —————————————
○塚原委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる六月二日木曜日午後二時から開会することといたします。 また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、理事会散会後委員会を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時七分散会