外務委員会 第1号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1966/02/11
会議録
○高瀬委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 先国会外務委員長に就任し、今回も引き続き当委員会の委員長の重責をになうことになりました。微力ではございますが、練達たんのうなる委員各位の御協力を得まして、大過なきを期してまいりたいと存じます。何とぞ皆さまの御支援と御協力をお願い申し上げます。おそくなりましたが、一言ごあいさつにかえさせていただきます。(拍手) 穗積君より発言を求められておりますので、これを許します。穗積君。
○穗積委員 ただいまは高瀬委員長の誠実かつ御謙虚なるごあいさつをいただきまして、ありがたく拝聴いたしました。私どもは野党を代表いたしまして、委員長御就任の歓迎のごあいさつを一言申し上げたいと思います。 委員長は、年来非常に率直かつ広い御見識を持っておられて、この委員会の委員長としてまことに適切な方であると思って、われわれは歓迎いたしております。もとよりあなたは自民党におられるわけでありますけれども、自民党とわれわれ社会党との間におきましては、特に外交路線において相当きびしい意見の違いのあることは御承知のとおりです。しかし、あなたは自民党の党籍を離脱されないにいたしましても、委員長は野党委員を含むわが権威ある衆議院外務委員会の委員長でございますので、先ほど私が申し上げましたように、非常に博学かつ公正な御意見、かつ態度を持っておられる方であり、またかつては外務省の官吏の御出身でありますけれども、国会と政府との立場について、権威あるかつ最高の国家機関としての国会の立場というものを十分平素から主張され、かつ理解されておるわけでありますから、その立場に立って委員会の運営はもとより、公平無私に、特に少数野党の意見を尊重していただきますことを心から御期待いたしておりますとともに、わが権威ある衆議院外務委員会の名をますます高からしめるように、政府、外務省に対しましても、き然たる国会の態度をもって臨んでいただきますことを心から期待いたしまして、歓迎のことばといたします。おめでとうございます。(拍手)
○高瀬委員長 ただいま穗積委員より御丁重なるごあいさつをいただきまして、まことにありがとうございました。御趣旨に沿うように、万事皆さんの御協力を得て善処いたしたいと思いますから、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○帆足委員 委員長、ちょっと劈頭に一言申し上げたいのですが、議院の定めた議事日程を守るのみが能ではないと思いまして、せっかく有能な委員長を迎えましたので、一言歓迎の追加を兼ねて申しあげます。 それは、外務委員会のわれわれ委員として日本の良識を代表するような委員にならねばならぬとかねてともども念願いたしておりますが、外務委員にして外国の事情必ずしもつまびらかでないわけです。百聞は一見にしかずということわざがあるにかかわらず、次々と起こってくる問題に対して、たとえばカンボジアの例を一つ例にとりましても、私は、カンボジアの王様に一ぺん会ったことがありますけれども、カンボジアという国はどういう国か、どういうことばを使っているか、どういう風俗人情の国か全然知らない。無知にして論議しているのですから、まことに恥ずかしいことであると思っております。こういう事例はもう枚挙にいとまありません。したがいまして、外務委員は交代で、そして必要に応じて海外視察のできるように、この名委員長のときにこの問題を解決していただきたい、これをひとつお願いいたします、(拍手) それから第二は、最近世界が小さくなりまして、海外に旅行する機会が多くなりました。金のあり、ひまのある人は遊びに行く人が多いというので多少非難を受けておりますが、ただいまも、このことで私は敬愛する黒田先輩議員と論争中でありましたが、私は、それでも外国に行くのはよかろう、というのは、新橋に行きましても相当の金がかかる。それよりもやはりカンボジアでもアラブ連合でも、行けば行っただけの認識を深めるわけでありますから、議員をそう軽んじないでもらいたい。ましてや最近のような国際情勢では、風雲急を告げて、そして志ある者が急いでエチオピアに行かねばならぬとか、イタリアに行かねばならぬということもあり得るわけです。また党の許可がなくても、議院の許可がなくても、志あって、自分はちょっとドゴールに会ってくる必要があると思う人も中にはおるでしょう。またそれが後世顧みれば一つの重要な仕事をしたことになるかもしれない。いまから十五年前、私は外務省の許しがなくてモスクワに行きました。そして鉄のカーテンを開きました。いまではスターリンに会った政治家はおそらく私一人でしょう。こういう事例もあるわけですから、国会開会中だからといって、外務委員をしているわれわれが、しかも三日か四日で飛行機で行ってこれるわけですから、絶対に海外に出てはならぬなどというようなことが議運族によってきめられたとするならば、ばからしいことであると私は思っております。いまは世界は小さくなりまして、明治維新の時代の鹿児島から青森に行くよりはるかに、その何十分の一というふうに世界はいま小さいわけです。あの時代にすら西郷南洲は鹿児島にいたかと思うともう江戸に来ている、こういうことを今日に翻訳して考えるならば、それは私は、機械的に議員が海外旅行することは、会期中は絶対相ならぬということでは困ると思いますので、結論としてやはり放漫な海外旅行はやめてもらいたい、自粛してもらいたい、それは正しいと思います。しかし、例外なしに禁止するということは間違っておると思いますから、このことはひとつ委員長に含んでいただいて、理事各位の御賛成があれば、そういう機械的な一律禁止が解かれるように骨折っていただきたいと思います。 以上、歓迎を兼ねて御期待申し上げまして終わります。
○安藤委員 関連して発言を許していただきます。 ただいまの帆足委員の御要求の御趣旨でございますが、これにつきましては、国会常任委員会等に国政調査という項がございます。しかるところ、わが外務委員会において国政調査をいたしまするときには、勢い当然として海外の視察、調査をしなければなりません。しかるところ、国会の調査費におきましては、海外視察の予算が計上されておりません。このことの不合理につきまして、与野党一致して、かねてこれを指摘し、議長、副議長、事務総長等にこのことを要求してまいりました。野田委員長の時代、私の時代——たまたま私の時代におきましては、与野党の理事こぞって、議長、副議長にこのことを要求いたしたわけでありますが、いまだ実現を見るに至っておりません。つきましては、委員長におかれまして、あえて決意と言うには及ばぬと思いますけれども、皆様方の総意を体せられまして、今後このことを数度にわたってひとつ御折衝いただき、実現できまするように、ひとつ不断の御努力をお願い申し上げます。もとより、ある種の方法によって海外視察というようなこともできないことはございませんけれども、わが外務委員会としては、それをとらざるところとしておりまするので、あくまで国会の経費において海外視察ができるように、国政調査ができるようにおはからい願うことを大悲願として御努力を願いたい、こうお願いをいたします。(拍手)
○高瀬委員長 ただいまの帆足君、安藤君の御発言、まことにごもっともでございますから、いずれ理事会等において隔意なく意見を交換して、その実現方について努力をいたす覚悟でございます。どうぞ御了承をお願いいたします。 ————◇—————
○高瀬委員長 まず理事の辞任の件についておはかりいたします。 理事野田武夫君及び帆足計君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高瀬委員長 異議なしと認め、許可することに決しました。 ————◇—————
○高瀬委員長 次に、理事の補欠選任の件についておはかりいたします。 理事でありました私が委員長に就任し、また去る二日田中龍夫君が委員を辞任されましたので、理事に都合四名の欠員を生じております。その補欠選任につきましては、先例により委員長において指名するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高瀬委員長 御異議なしと認め、委員長は 安藤 覺君 鯨岡 兵輔君 三原 朝雄君 西村 関一君を理事に指名いたします。(拍手) ————◇—————
○高瀬委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についておはかりいたします。 当委員会としては、国際情勢に関する件について調査を行なうため、衆議院規則の定めるところにより、議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○高瀬委員長 御異議なしと認め、よってそのように決しました。 本日はこれにて散会いたします。 午前十時四十九分散会