日韓条約等特別委員会 第1号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1965/11/20
会議録
○笹森順造君 ただいまから日韓条約等特別委員会を開会いたします。 本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして、私が選挙管理者となり、委員長の互選を行ないます。 つきましては、互選の方法はいかがいたしましょうか、おはかりいたします。
○大谷藤之助君 委員長の互選につきましては、投票の方法によらないで、選挙管理者にその指名を一任することの動議を提出いたします。
○笹森順造君 ただいまの大谷藤之助君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○笹森順造君 御異議ないと認めます。 それでは、委員長に寺尾豊君を指名いたします。(拍手) ————————————— 〔寺尾豊君委員長席に着く〕
○委員長(寺尾豊君) この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび不肖私が、委員各位の御推挽によりまして、本特別委員会の委員長に選任をされたのでございます。まことに感激にたえない次第でございます。 本委員会に付託されました日韓基本条約・協定等諸案件の重要性にかんがみまして、職責のきわめて重かつ大なることを痛感いたす次第でございます。 御承知のとおり、これらの諸案件はすでに衆議院において承認可決せられ、いまや全国民の関心は本委員会の審議に注がれていると申し上げても過言ではないと存ずるのでございます。本委員会といたしましては、第二院の高い使命達成のためにも慎重なる審議を行ない、もって国民の信頼にこたえるべきであると存ずる次第でございます。 円満なる運営のため、はなはだ微力でありますけれども、最善の努力を尽くしたいと決意をいたしております。何とぞ委員各位の御協力と御支援を切にお願い申し上げる次第でございます。(拍手) —————————————
○岩間正男君 この際、委員長の意見をただしておきたいことがあります。第一に、われわれがこの委員会に参加するのは、この条約ははなはだ不当なものであり、さらにこれに対する採決のやり方については全く無効、不当なものだ、この正体を国民の前に徹底的に明らかにする、そのためには十分な審議時間というものがこれは必要だと思う。そういう立場に立ってわれわれはこれに参加するのでありますが、まず運営についてであります。運営については、十分に言論を尊重するということが、当然第二院、参議院のこれは使命だと思う。ただいまの委員長のあいさつにもありましたように、その点から考えましても十二分に審議を尽くす。そうして衆議院では御承知のようにわずかに八日間、三十数時間というような、安保の四分の一の審議時間しか持っていなかった。私たちは、このような時間では非常に不満、不当であると思うので、ただいまのあいさつのように、あくまで言論を尽くすというたてまえに立ってもらいたい。ことに小会派については、小会派の意見を尊重するということは非常に重大だと思います。これは田中幹事長も小会派については何倍もの時間を与えるというようなことを言っているわけで、そういう点から、あくまでもこれについて意を尽くしてほしいということ一それから途中で一方的に打ち切りをやる、こういう悪例を残しては非常にまずいと思う。私は、この点で、はっきりした委員長は立場に立ち、そうして公平な立場から、しかも言論を尽くすという議会民主主義の確立の立場に立ってこれを運営されるという所見を持っておられると思いますけれども、この点について確約をしていただきたいと思うのであります。これについて意見を述べてほしい。
○亀田得治君 議事進行について。 委員長のまず所見をただしておきたい。衆議院で御承知のような採決と称するものがやられた。委員長はどういうふうにこれを考えておるか。違法、不当であるとわれわれは考えておるわけなんです。委員長は公平にやるとかなんとか美辞麗句を言われますが、そういうことはもうことばなどはどうでもいいんで、具体的なああいう採決と称するやり方についてどう思っておるか、これによって私たちは判断ができるわけです。率直に委員長のひとつ見解を明らかにしてほしい。それを聞いた上でさらに申し上げたい。
○委員長(寺尾豊君) お答えいたします。衆議院における採決の状態等につきましては、それぞれの会派においてもまたいろいろ意見があろうかと存じます。しかし、この姿ははなはだ遺憾であるということが私の衆議院の採決に対する気持ちでございます。自民党は自民党として、また社会党は社会党として、また他の会派は会派とされて、それぞれの立場における意見があったということは、私はこれは認めざるを得ないと思うのであります。しかし、その形が私ども参議院の立場から拝見をいたしまして遺憾であったと、かように考えております。
○岩間正男君 打ち切りはするか、しないか、さっきの答弁ないじゃないか。
○亀田得治君 じゃ次に一緒にひとつ答弁をしてもらいますが、具体的にもう少し申し上げましょう。衆議院では石井法務大臣の不信任案がかかっておるその途中において、議長の発案でこれをあと回しにして、そうして採決と称するものを条約等についてやったわけです。私はこれはもう前例にないことであり、衆議院議長や副議長が違法ではないといったようなことで衆議院規則等を引用しておりますが、これは間違いである。なるほど衆議院規則に議長の職権というものは書いてありますが、しかし、議長の職権といえども院全体の上に立つものではない、絶対に。すでに衆議院としては本会議において先議すべきものとしてその審議に入っておるわけなんです。これは慣例からいって当然だということで、自民党の諸君もそれを認めて審議をしておるわけであります。院全体の意思がすでにきまっておるわけなんです。そういうものを議長が発案をしてあとへ回す、こういう権限は議長には法的にも絶対にない。慣例にはもちろん反しておる。この点についての具体的な委員長の見解を聞きたい。そうして委員長としては、先ほど岩間君もお尋ねになりましたように、そのようなむちゃな採決等はやらないということをここで言明できるかどうか。見解と同時に、あなた自身の決意をここで聞かしてもらいたい。
○委員長(寺尾豊君) お答えいたします。お断わりをしたいことは、私は法規にはきわめてうとく、弱いのであります。ことに事衆議院に関する問題について、私が自信もないこれらの問題について、これをはっきり私の所見を申し上げるということは、私としてはいわゆる他院の問題についてのことは控えさしていただきたいということを御了承願いたいと思います。 参議院の審議にあたりましては、法規典例等もございまするから、正常なる審議が続けられていく限りにおいては、私は公正無私なる方法によって審議を進め、なおその結論を得たい、かように考えております。
○藤田進君 委員長は副議長もされ、議運の委員長もされ、いささかその辺が年とともにお忘れになったのかもしれぬが、法規その他のことは詳しくないと言いながらも法規典例と言うことは、知っている証拠なんです。矛盾がある。それはまあそれとして、要するに、いみじくもあいさつに、慎重に審議を重ねたいと、この趣旨は、いやしくも委員長という公正の立場から見れば、与党あるいは大谷理事あたりからいろいろ圧力が加わった際の態度をどうするのだろうと、これが問題なんです。委員長が紙きれを読んで、これで討論は打ち切った、むろん質疑も打ち切りだ、がやがやの中に採決と、よもやそんなようなことは考えていないとは思うが、いないですか、いるのですか、はっきりしてください、これがポイントなんです。
○委員長(寺尾豊君) お答えいたします。ごうまつもさようなことは考えておりません。 なお、岩間君にお答弁申し上げます。あなたの御要望に対しましては、十分慎重に検討をいたしたい、かように思っています。 —————————————
○委員長(寺尾豊君) では、ただいまから理事の互選を行ないます。 本委員会の理事の数につきましてはこれを九名とし、互選は投票の方法によらないで委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(寺尾豊君) 御異議ないと認めます。 それでは理事に、大谷藤之助君、久保勘一君、草葉隆圓君、長谷川仁君、松野孝一君、亀田得治君、藤田進君、森元治郎君、二宮文造君を指名いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後零時十八分散会