議院運営委員会 第5号
- 発言数
- 13 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1965/11/24
会議録
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。 まず、公聴会開会承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 委員部長の報告を求めます。
○参事(小沢俊郎君) 日韓条約等特別委員長から、「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約等の締結について承認を求めるの件」、「日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定の実施に伴う同協定第一条1の漁業に関する水域の設定に関する法律案」、「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定第二条の実施に伴う大韓民国等の財産権に対する措置に関する法律案」、及び「日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定の実施に伴う出入国管理特別法案」について、公聴会開会承認要求書が提出されております。 開会の日取りは、昭和四十年十二月一日でございます。
○委員長(田中茂穂君) ただいま報告の公聴会開会承認要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(田中茂穂君) 次に、委員派遣承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 委員部長の報告を求めます。
○参事(小沢俊郎君) 日韓条約等特別委員長から、委員派遣承認要求書が提出されております。 派遣の目的は、「日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約等の締結について承認を求めるの件」、「日本国と大韓民国との間の漁業に関する協定の実施に伴う同協定第一条1の漁業に関する水域の設定に関する法律案」、「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定第二条の実施に伴う大韓民国等の財産権に対する措置に関する法律案」、及び「日本国に居住する大韓民国国民の法的地位及び待遇に関する日本国と大韓民国との間の協定の実施に伴う出入国管理特別法案」の審査に資する。いわゆる地方公聴会を開くための委員派遣でございます。 派遣委員は、第一班が寺尾豊君、松野孝一君、亀田得治君、森元治郎君、井川伊平君、黒柳明君、第二班が草葉隆圓君、久保勘一君、二宮文造君、日高広為君、稲葉誠一君、中村英男君。 派遣地は、第一班が大阪府、第二班が福岡県。 期間は、第一班、第二班ともに十一月二十八日から同月二十九日までの二日間。 なお、両班とも往復航空機を利用いたしたいということでございます。 費用は、概算二十八万九千八百円でございます。
○委員長(田中茂穂君) ただいま報告の委員派遣承認要求に対しましては、これに承認を与えることとし、航空機利用につきましても、これを承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、今後派遣委員等に変更があります場合の取り扱いにつきましては、便宜、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(田中茂穂君) 次に、柳岡君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。柳岡君。
○柳岡秋夫君 公聴会開会の承認にあたって一言意見を述べて、そうして議運の委員長並びに議長の善処をお願いしたいと思うのでございますが、本案件について、御承知のように衆議院段階におきましては、こうした公聴会を開かずに送付をされたということは、まことに遺憾であり、本院において日韓特別委員会の中で、こうした公聴会が開催をされるということについては、参議院としての良識と申しますか、適切な処置であるということを私どもも考えております。しかしながら、公聴会、あるいは地方に行って、地方の方々の意見を聴取するということは、やはり国会内におきましてこの案件について十分な審議をするということが、まず前提でなければならぬと思います。政府がどういうことを考え、またどういう方針を持っているかということが、十分院内において解明された後に——やはり国民がそういう公聴会に意見を述べる際の資料と申しますか、そういう十分なものがなければ、意見を述べることができないのでありまして、今回の公聴会の日取り等につきましては、私どもは若干早過ぎるのではないか、こういう意見を持っているわけでございます。 この公聴会並びに委員派遣につきまして時期的に早過ぎるということと、もう一つは、議長もしばしば約束されておりますし、また言明されておりますが、衆議院段階におけるあのような形での審議というものは、参議院段階においてはやらない。したがって、十分慎重審議をすると、こういうことが言われております。私ども懸念をいたしますのは、どうも公聴会等を開きますと、それでこういう案件についての審議の手続が一切終わったのだと、こういうことをもって、採決に入るのではないかということを、過去の経験から懸念をしているわけでございます。しかしながら、御承知のように十一月の二十八日に立って二十九日に地方に行く。あるいは十二月一日に中央公聴会ということになりますと、実質的にこの参議院の日韓特別委員会でこの問題を審議する期間というものは、わずかに一週間そこそこでございまして、十分な審議というものはでき得ないのでございます。したがって、当然、公聴会あるいは地方における方々の意見を聞いた後においても、この案件についての審議は十分なさなければならない、こういうふうに私どもは考えております。したがって、これらについての議長の所信、あるいは議運委員長として、日韓特別委員長にこれらの点を要望として、あるいは議運委員会の意思として伝えていただける、そういうお考えがあるかどうか、そういう点をお聞きをしておきたいと思います。
○議長(重宗雄三君) ただいまおっしゃったこと、よくわかりました。そんなことまでいま出るということを知らなかったのですが——事態はそんなにやかましいかどうか知りませんが、衆議院の段階でああいうことが起きたということは、これは参議院へ持ってきたくないことだけは事実でございます。そんなことをやる手はない、そういうふうにいま考えております。どうか、お互いによく協力して、そんなことのないように、ひとつ野党の方にも御協力を願って、世間から笑われないりっぱなやり方をしていきたい、こういうふうに念願しておりますから、ひとつ御協力を願い、また、自民党さんのほうもあまり無理のないような御努力をなされるべきだろう。議長としては、これだけしかいま考えておりませんが、一応申し上げておきます。
○委員長(田中茂穂君) それでは、私にも所信を述べよという御発言でございましたが、すべてただいまの議長の御発言に尽きておると思います。議運の委員長といたしましては、議長をあくまでも公正無私な立場で補佐し、この議運の委員会を運営するのが、私の責任でございますので、議長の御所信を体しまして、十分参議院においては特別委員会で審議が尽くされるように、議長のお気持ちを体して、この議運の委員会といたしましては善処いたしたいと考えております。 ほかに御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。 午後二時四十五分散会