議院運営委員会 第6号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1965/10/15
会議録
○坪川委員長 これより会議を開きます。 まず、各種委員の選挙についてでありますが、お手元の印刷物にあります各種委員について、自由民主党及び日本社会党から、その後任候補者を届け出てまいっております。 ————————————— ○各種委員の選挙 一、飼料需給安定審議会委員(五名)(一一、一九任期満了につきその後任) 田口長治郎君(自) 本名 武君(自) 金子 岩三君(自) 角屋堅次郎君(社) 森 義視君(社) 一、海岸砂地地帯農業振興対策審議会委員(五名)(一〇、二二任期満了につきその後任) 古井 喜實君(自) 小沢 辰男君(自) 稲村左近四郎君(自) 卜部 政巳君(社) 川崎 寛治君(社) 一、湿田単作地域農業改良促進対策審議会委員(五名)(一〇、二二任期満了につきその後任) 佐藤洋之助君(自) 亘 四郎君(自) 臼井 莊一君(自) 栗林 三郎君(社) 小川 三男君(社) 一、畑地農業改良促進対策審議会委員(五名)(一〇、二二任期満了につきその後任) 川野 芳滿君(自) 笹山茂太郎君(自) 八田 貞義君(自) 實川 清之君(社) 松浦 定義君(社) 一、積雪寒冷単作地帯振興対策審議会委員(五名)(一〇、二二任期満了につきその後任) 稻葉 修君(自) 南 好雄君(自) 田澤 吉郎君(自) 稻村 隆一君(社) 千葉 七郎君(社) —————————————
○坪川委員長 右各種委員の選挙は、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、この選挙は、その手続を省略して、議長において指名することに相なりますから、御了承願います。 —————————————
○坪川委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長の説明を求めます。
○久保田事務総長 まず、ただいま御決定願いました各種委員の選挙を、動議で選挙の手続を省略して、議長指名にて行ないます。次に、国務大臣の演説に対する質疑でございますが、社会党の山本幸一さん、続いて自民党の赤城宗徳さんが行ないます。 以上でございます。
○坪川委員長 それでは、本会議は、午後一時五十分予鈴、午後二時から開会することといたします。 —————————————
○坪川委員長 この際、伊能理事より発言を求められております。これを許します。
○伊能委員 先般来の理事会におきましては、日韓条約関係の条約並びに法律案について、できるだけ早く審議をなし得る態勢を整えていただきたいということで、私どものほうからしばしばお願いを申し上げておりましたし、また、昨日の委員会におきましても、私から特に発言を申し上げまして、それらの点についても皆さまにお願いをしたわけでございますが、民主社会党からは、その際明確な御意見の御開陳がございました。きょうの理事会等におきましても、その問題について、私ども社会党さんのほうに御意見の御開陳をお願いいたしたのでございますが、社会党さんからもしかるべき御意見の御開陳がありました。この委員会におきましても、その内審について明確に御開陳を願い、さらに今後促進する方途についても、各位の御意見を伺いたいと存じますので、この際ひとつ各派の御意見もお伺いしたい、かように存する次第であります。
○柳田委員 先ほどの理事会で率直にわが党の見解を申し上げておきましたが、さらに委員会でもということなので、率直に申し上げますが、私ども、自民党さんとは別の角度で日韓批准国会と称せられるものを非常に重要視しているわけなんです。そこで、先般党内に特別の委員を設けまして、社会党十一人衆といっておりますが、今日四十何人に改編しまして、党をあげてその態勢を整えておる。ただ、私どもの国会対策委員長はきょう質問いたしますので、その総括者そのものがまだいま質問の準備をしておりますので、きょう質問が終わりましたら、明日でも大体最終の詰めは、自民党さんの御要請はよくわかっておりますので、先ほど入れものの話もありましたが、それも含めてひとつ検討したいと思っております。ただ、率直に申し上げますと、参議院と衆議院の関係もあって、参議院では、新聞紙上でも出ているように、ばらばらの付託というようなことも出ております。同じ党で衆議院と参議院と違うのもいかがなものかと思うし、また、院が独立しているのですから、違っても当然だという議論もありまして、それらの詰めは、いずれまた明日機関で検討する。それにしても自民党さんには、社会党は何か、新聞紙上伝えられているように、引き延ばし戦術をとっているのじゃないかという御懸念も、率直に言ってあるようです。われわれはそんなけちな考えを持っておりません。どうぞ御安心ください。私どもは審議に入って、堂々と審議の中から国民諸君に訴えるなら訴えて、最後の判断は国民諸君にしていただく。天下の公党社会党としては、正々堂々のこういうかまえをもって臨みますので、けちな議院運営委員会の手練手管とかかけ引きとかいうような形面下の考えは持っておりませんから、どうぞ御安心下されて、ひとつ天下の公党同士が良識をもって、議院運営委員会で話し合って、そうしてしかるべく……。 ただ一言申し上げますが、国会というものと政府との関係は、先般来、特にわが党の藤田委員が言っておりましたように、今日政党政治でありますから、国会の運営と政府の運営とは大体同一政党でやられておる。そこに一つの政党政治の問題がある。そうなってくると、憲法でいうところの国権の最高機関というもの、ここのところは、正直のところ私は非常にむずかしいと思う。国会の多数党というものは政府を形づくる。そうして国会は憲法上国権の最高機関だ、こういうことになっておる。憲法上は決して国会というものは行政府の隷属機関ではない。また行政府はいまの政党政治では国会の多数党がつくる。政党政治のよきも悪きもやはりものの両面があると思うのです。民主政治というものは多数政治で、これは民主政治のよいところであると同時に、そこにものの半面が出てくる。そうなると、多数政治のもとで、国会は行政府の隷属的な機関ではないけれども、えてしてそういうような運営におちいりやすいことも、一応反省しておく必要があると思う。同じ政党が政府を形成し、同じ政党が国会の多数党を形成しても、おのずと行政府と立法府のけじめというものはあってしかるべきだ。ことに多数政治の半面というものは、少数党に十分な意見の開陳をさせ、また少数党の立場も尊重する。しかし、そこには少数党の限度というものは十分考えなければならぬ。そういうことで、多数党の自民党さんにも、多数党のいわゆる襟度というものもやはり当然持っていただきたい。そういうこともあわせて意見を申し述べておきます。
○伊能委員 たいへん明確な御意見の御開陳があって、私どもよく了解するところでございますが、明日のしかるべき機関にかけておはかりを願うということでございますから、これは私どもとしてのお願いでございますが、明日ぜひしかるべき結論をお出しを願いたいということを重ねて申し上げますと同時に、ただいま国会と政府との関係等についても、たいへん明快な御意見を伺い、私ども多数党としても、それについては反省すべきものは反省いたしたいと存じますが、同時に、国会が国権の最高機関であり立法府であるというたてまえから、ただいま柳田先生が十分に審議を尽くすということでございますから、国会内における審議というものについては、お互いに立場を尊重して、国会の権威を保持すると同時に、国会外の勢力によって国会の審議が不当にゆがめられたり、あるいは圧力を加えられるということについては、私ども、これはある意味において疑義がある、かように存じますので、この辺も柳田先生のお話、国会において十分審議を尽くすのだ、あくまで国会の場においてやるのだというおことばについては、私ども全面的に了承いたしたい、かように存じますので、よろしく。
○柳田委員 それは当然のことですが、何かいかにも国会外の勢力にややともすれば圧力をかけられて、審議が曲げられるようなことを発言された。これは私はわざわざ言わずもいいことだと思います。私はこの際、いまのところは非常に問題だと思う。むしろ進んで誤解を招きやすいような言論はおやめになったほうがいい。われわれは国会を通じてまた……。
○伊能委員 私どものいう趣旨は、さいぜん柳田委員のお話のごとく、十分な審議を尽くすという趣旨をあくまで……(「それだけでいいのだ、それだけにとどめておけばいいのだ」と呼ぶ者あり)国会外においてとかく日韓条約阻止とかいうような形で動かれるということについては、私ども、これは国会内の問題だということを一言申し上げておきたい、かように存じます。
○藤田(高)委員 いまの伊能委員の御発言の中に、特定政党が何か院外の大衆行動によって議会内活動が制約されるというような御発言は、私は今日の段階においても、われわれ過去の戦いの経緯から考えても、ちょっと不穏当な発言だと思うのです。したがって、これは委員長のほうで、伊能さんのほうから自主的に発言について取り下げ、もしくは御相談をされて善処してもらいたい。
○上村委員 いま伊能委員からおっしゃったことですが、私は、発言を取り消すとか取り消さぬとか、そんな問題じゃないと思う。とにかく一つの見解をお話しになられたので、ごもっともだと私は思う。それから、いま柳田委員からお話しのこと、きわめて明快でございまして、私ども非常に了とするところであります。いま、本会議あるいは参議院の代表質問の予定なとを見ておりますと、十八日ごろに大体終わる。そうすると、できる限りと申しましょうか、委員会におきまして論議を尽くすという点からいいますれば、それが済めば直後にと申しましょうか、各委員会なり、あるいは特別委員会ができるようになり、その委員会において審議のできるような運びを御配慮賜わりたい。いま柳田先生のおっしゃったことも大体そこにあるのではなかろうかと思いますが、そうすると、伊能委員がおっしゃったように、あすぐらいにほぼ結論が出てくるような御配慮を賜われば非常に幸いだ、こう思うのです。
○久野委員 先ほどの柳田委員のお話を伺っておりますと、明日中に党としての態度を決定してこれをきめたい、こういう御発言でございました。そこで、柳田さんにちょっとお尋ねをしたいのですが、その党の正式態度をおきめになる時期は、一体明日の何時ごろになるのですか。
○柳田委員 そんなことはお約束できませんよ。
○久野委員 昨日私が申し上げましたとおり、ただいま柳田委員も言われましたとおり、引き延ばし戦術等のために今日われわれはこの審議の場をきめることについてちゅうちょしておるわけではないというのは、適切な発言だと私は思います。しかし、今日この案件が国会へ提出されてからもう十日を越えておるわけでございますが、国会としては、その審議の場を一日も早くきめて、そうして、国民の前にその内容を明らかにするということが当然の任務じゃないですか。そういう際に、とにかく引き延ばしのためにやるのではないとおっしゃるならば、即刻、本日にでも皆さん御協議を願って、そうしてしかるべく党の態度をおきめ願って、この会議の場におかけになることが、国会議員として当然のことじゃないかと私は思うのでございます。
○柳田委員 いま自民党さんの御意見は御意見として承りました。先ほど申しましたように、私のほうは明日、国対委員長の質問が済みましたら、詰めて大体の見当をつけたいと思います。したがって、久野さんにも申し上げますけれども、こんなところで、あなたはまるで警察官の態度で言われる。それはわれわれは……。ただ問題は、なるほど十月五日に国会が召集されて、即刻提案されたか知りませんが、まだ代表質問に入っていないのですよ。きょうから本会議で代表質問に入るので、まだ代表質問の最中なんです。これは一般の総括質問に入っているわけで、日韓だけに入っているわけじゃないのです。あなたのほうは、日韓ばかりが頭にちらついて、日韓以外は何もないような議論をされますけれども、いまは総括質問をやっている最中なんですよ。ですから、どうぞその辺のところは誤解のないように。しかし、先ほど申しましたように、われわれはいたずらに審議を引き延ばしたりなどいたしません、こう言っているのですから、あとは公党の良識と良識、お互いに信頼をもって国会というものを運営するというのが、これが道なんですよ。こんなところで一々鼻突き合わせてやっても、結局、前向きに話をしなければ何もできるものじゃない。
○久野委員 そうであるだけに、委員会の審議の場というものは、それは早目にきめておくべきじゃないですか。
○柳田委員 それは、希望は希望として承っておきます。
○久野委員 やはりそういう意味から、私が申し上げておりますのは、とにかく代表質問にきょうから入ろうというところなんですが、しかし、その代表質問が終わらなければ審議の場もきめないのだ、それから審議にも入らないのだ、そういうようなことは、やはり国会運営として十分使命を果たしておらぬのではないかと私たちは思うわけです。
○坪川委員長 この際委員長から、本委員会において各党のそれぞれ態度の表明が行なわれているのでございますが、きのう議長からも、また私からもお願いいたしましたごとく、この問題は緊急かつ非常に大事な問題でありますので、すみやかにひとつ御協調いただきまして結論を出していただくことを、重ねまして要望いたします。 —————————————
○坪川委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十六日午後二時から開会し、本日に引き続き、国務大臣の演説に対する質疑を行ないます。 また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、理事会散会後委員会を開会いたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時五十三分散会