本会議 第7号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1965/08/11
会議録
○議長(船田中君) これより会議を開きます。 ————◇————— 公正取引委員会委員任命につき同意を求めるの件
○議長(船田中君) おはかりいたします。 内閣から、公正取引委員会委員に梅田孝久君を任命したいので、本院の同意を得たいとの申し出があります。右申し出のとおり同意を与えるに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(船田中君) 起立多数。よって、同意を与えるに決しました。 ————◇————— 石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案(加藤高藏君外九名提出) (委員会審査省略要求案件)
○海部俊樹君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。 すなわち、加藤高藏君外九名提出、石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案は、提出者の要求のとおり委員会の審査を省略してこの際これを上程し、その審議を進められんことを望みます。
○議長(船田中君) 海部俊樹君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。 石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案を議題といたします。 ————————————— 石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案 右の議案を提出する。 昭和四十年八月十日 加藤 高藏 有田 喜一 小笠 公韶 藏内 修治 壽原 正一 中川 俊思 多賀谷眞稔 滝井 義高 細谷 治嘉 伊藤卯四郎 賛成者 荒木萬壽夫 外五十二名 ————————————— 石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案 現下の石炭鉱業は、ここ数年にわたる諸施策にもかかわらず未曾有の危機に直面している。 この際、政府はすみやかに、石炭企業の資金の確保、鉱害復旧等の当面する諸問題を強力に解決する措置を講ずるとともに、さらに、安全保障、雇用、国際収支、地域社会の問題等の観点から、わが国総合エネルギー政策の中において国内資源である石炭を確保するための位置づけを明確にし、その経営安定のために抜本的な対策を樹立し、その実施に万全を期すべきである。 右決議する。 —————————————
○議長(船田中君) 提出者の趣旨弁明を許します。加藤高藏君。 〔加藤高藏君登壇〕
○加藤高藏君 ただいま議題になりました自由民主党、日本社会党、民主社会党共同提案にかかる石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案について、三党を代表してその趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 石炭鉱業の安定策樹立に関する決議案 現下の石炭鉱業は、ここ数年にわたる諸施策にもかかわらず未曾有の危機に直面している。 この際、政府はすみやかに、石炭企業の資金の確保、鉱害復旧等の当面する諸問題を強力に解決する措置を講ずるとともに、さらに、安全保障、雇用、国際収支、地域社会の問題等の観点から、わが国総合エネルギー政策の中において国内資源である石炭を確保するための位置づけを明確にし、その経営安定のために抜本的な対策を樹立し、その実施に万全を期すべきである。 右決議する。 以上であります。 御承知のとおり、石炭対策については、再度にわたる本院の決議に基づき、第一次及び第二次の石炭鉱業調査団答申の路線に沿い、スクラップ・アンド・ビルドを根幹とした各般の施策が実施されてまいりました。この結果、石炭鉱業の合理化は、世界に類例を見ないほど広範かつ急速な進展を示し、相当の効果をあげてきたのであります。 しかしその反面、急速な合理化による石炭業界の退職金の負担分だけでも一千億円に及び、ため、に、石炭企業の経営に重大な圧迫を加えておるのであります。さらに、石炭企業の総借り入れ残高は年々累増の一途をたどり、今日大手だけでもおよそ千七百億円に及び、累積赤字もまた八百億円をこえる状況であります。すでに実施されておる利子補給及び炭価の引き上げは、このような石炭企業の経営実態に対処してとられた施策でありますが、これらをもってしても、なお大手平均トン当たり四、五百円の赤字を示しており、また、資金の不足は深刻であり、大手だけでも本年度約百五十億円と想定されておりますが、その不足資金の調達が非常に困難視されておる現状であります。その他、労働者の相次ぐ離山、大災害の頻発等、問題はきわめて深刻であります。このまま石炭鉱業を放置するならば、第二次調査団の想定する四十二年度の自立安定策は、たちどころに崩壊すると思われるのであります。 これらの根源は、かつて本院の決議が指摘したように、総合エネルギー政策における石炭の位置づけがいまだ明確にならないことに起因すると思うのであります。したがって、石炭対策は、調査団答申が国の最大限の助成を要請しておるにもかかわらず、遺憾ながら徹底を欠いていたといわざるを得ないのであります。合理化、特にスクラップの経費を残存企業に過重に負担させる結果となったのは、まさにその適例であります。したがって、われわれは、今日の深刻な事態に対し、総合エネルギー調査会において、エネルギーの中における石炭の確保対策を長期的に明確にするよう強く期待するとともに、資金の確保等緊急を要する応急対策を、今日ただいま実施する必要があると思うのであります。(拍手) すなわち、政府は、石炭鉱業に対する基本的腹がまえを明示し、巷間に流布されておりますところの石炭の斜陽ムードを払拭すべきであり、その対策の一つとして、今日の石炭企業の経営危機をもたらしておる累積赤字を徹底的に除去するとともに、今後の合理化、近代化等による赤字の増大に対処するため、補給金制度等必要な施策を講ずべきであります。さらに、鉱害復旧は、石炭企業経営の大きな経理的圧迫原因になっているのみならず、鉱害被害者のきわめて深刻な状況にかんがみ、国の責任において、まずもって早急に復旧を行なう体制を樹立すべきであります。なお、現在特に緊急事態にある一、二の石炭企業に対しては、再建資金、整備資金等につき、特段の措置を講ずるよう強く政府に要請するものであります。 このような緊急措置の実施があって初めて当面の危機は回避され、石炭企業は自立安定に大きく一歩を踏み出すと思うのであります。最近の情報によれば、イギリスにおきましては、石炭庁の政府に対する負債のうち、約四千億円を切り捨てにするということでありますが、これはイギリスにおきまするところの石炭政策の強いあらわれであります。 次に、石炭鉱業には、新鉱開発と鉱山保安の重要問題があります。新鉱開発については、石炭鉱業の資源産業たる性格にかんがみ、常にこれを重視すべきであり、これを民間企業の手にのみゆだねることは無理なのでありまして、国は、鉱区調整等をも含め、積極的な援助指導を行なうべきであります。鉱山保安の問題は、人命尊重の立場からも積極的配慮を加うべきは言うをまちません。 以上あげました石炭対策の展開については、あるいは御批判もあろうかと思いますが、わが国産業経済の血液たる石炭の占める位置と、日本の安全保障等の立場からすれば当然の措置と考えるのであります。諸外国においても、かかる観点に立っており、ことに西ドイツにおきましては、積極的な強力なる石炭保護の政策を講じておるのであります。政府は、かような情勢を勘案し、石炭鉱業の実態を直視せられ、本決議案の趣旨を体し、石炭鉱業における緊急対策と長期対策を早急かつ強力に実施し、石炭鉱業の安定をはかるよう強く要請して、趣旨の説明を終わります。(拍手) —————————————
○議長(船田中君) 採決いたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(船田中君) 起立多数。よって、本案は可決いたしました。 この際、通商産業大臣から発言を求められております。これを許します。通商産業大臣三木武夫君。 〔国務大臣三木武夫君登壇〕
○国務大臣(三木武夫君) ただいま御決議になりました決議の趣旨を尊重して、石炭鉱業安定に関する対策を樹立するために全力を尽くす決意であることを申し上げたいと思います。(拍手) ————◇————— 請願日程 旧樺太引揚市町村吏員に退隠料等支給に関する請願外二百六十四請願 引揚者在外財産国家補償に関する請願外十七請願
○海部俊樹君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。 すなわち、この際、請願日程二百六十五件とともに、本日委員会の審査を終了した引揚者在外財産国家補償に関する請願外六十七件を追加して一括議題となし、その審議を進められんことを望みます。
○議長(船田中君) 海部俊樹君の動議に御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。 旧樺太引揚市町村吏員に退隠料等支給に関する請願外三百三十二請願を一括して議題といたします。 ————————————— 〔報告書は会議録追録に掲載〕 —————————————
○議長(船田中君) 各請願は委員長の報告を省略して採択するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。 ————◇————— 内閣委員会外十五常任委員会並びに災害対策 特別委員会、公職選挙法改正に関する調査 特別委員会、科学技術振興対策特別委員 会、石炭対策特別委員会、産業公害対策特 別委員会及び体育振興に関する特別委員会 において、各委員会から申出のあった案件 について閉会中審査するの件(議長発議)
○議長(船田中君) おはかりいたします。 内閣委員会外十五常任委員会並びに災害対策特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会、石炭対策特別委員会、産業公害対策特別委員会及び体育振興に関する特別委員会から、閉会中審査いたしたいとの申し出があります。
○議長(船田中君) まず、内閣委員会の申し出にかかる案件中、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案は、同委員会において閉会中審査するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(船田中君) 起立多数。よって、さよう決定いたしました。 次に、内閣委員会の申し出にかかるその他の案件について、同委員会において閉会中審査するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 次に、地方行政委員会外十四常任委員会及び六特別委員会の申し出にかかる各案件について、各委員会において閉会中審査するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(船田中君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 ————◇—————
○議長(船田中君) 諸君、第四十九回国会は本日をもって終了いたします。 本臨時国会は、短期間ではありましたが、諸君がきびしい暑さにもかかわらず、終始熱心に審議に精励せられた結果、本年度一般会計補正予算等を議了し、よく所期の目的を達することができました。まことに御同慶の至りにたえません。(拍手) ここに、諸君の御労苦に対し、衷心より感謝の意を表する次第であります。 諸君におかれては、今後も御自愛の上、国家のため一そう御健闘あらんことを切望してやみません。(拍手) ————◇—————
○議長(船田中君) この際、暫時休憩いたします。 午後十時三十七分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕 ————◇————— 出席国務大臣 通商産業大臣 三木 武夫君 国 務 大 臣 松野 頼三君 出席政府委員 総理府総務副長 官 細田 吉藏君 ————◇—————