本会議 第24号
- 発言数
- 91 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1965/06/01
会議録
○議長(重宗雄三君)諸般の報告は、朗読を省略いたします。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) これより本日の会議を開きます。 この際、日程に追加して、 検察官適格審査会委員、同予備委員及び国土総合開発審議会委員各一名の選挙を行ないたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。
○柳岡秋夫君 各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○亀井光君 ただいまの柳岡君の動議に賛成いたします。
○議長(重宗雄三君) 柳岡君の動議に御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 よって、議長は、検察官適格審査会委員に柴谷要君、同君の予備委員に向井長年君、国土総合開発審議会委員に光村甚助君を指名いたします。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) 日程第一、医療法の一部を改正する法律案(社会労働委員長提出)、 日程第二、寄生虫病予防法の一部を改正する法律案(衆議院提出)、 日程第三、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)、 以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 日程第一につきましては提出者の趣旨説明を、日程第二及び第三につきましては委員長の報告を求めます。社会労働委員長小柳勇君。 〔小柳勇君登壇、拍手〕
○小柳勇君 ただいま議題となりました医療法の一部を改正する法律案につきまして提案理由の説明を、寄生虫病予防法の一部を改正する法律案外一法案について社会労働委員会における審議の経過及び結果を報告いたします。 まず、医療法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会を代表して、その提案の理由及び内容を御説明いたします。 この法律案の内容は、医療法第七十条の診療科名に新たに脳神経外科を加えるとともに、放射線科を独立の診療科名としようとするものであります。 脳神経外科は、一般の外科とは異なる専門的な知識、技術及び経験が要求されるのでありまして、すでに、わが国をはじめとして諸外国におきましては、医学の重要な一分科を占めるに至っているのであります。加えるに、最近における交通量の激増に伴う交通事故などによる脳、脊髄などの障害は増加しつつあり、これに対する適切な診断と治療は、国家的、社会的な重大課題となっているのであります。にもかかわらず、診療科名として公認されないことでは、患者が脳神経外科の適切な診療を行ない得る施設を知るのに支障を来たしますので、新たに脳神経外科も医療法の規定により標榜し得る診療科名に加えようとするものであります。 次に、現行の医療法におきましては、放射線科は、理学診療科の中に含まれて規定されているのでありますが、最近におけるアイソトープなどの利用の導入により、放射線領域における医療は大きな変貌を遂げており、放射線科と理学診療科とでは、その分野において相当の差異が生じてきているのであります。したがって、放射線科を理学診療科から独立した独自の診療科として、医療法の規定により標榜し得る診療科名としようとするものであります。 何とぞ御審議の上、すみやかに御可決せられますようお願い申し上げます。 次に、寄生虫病予防法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案の内容は、日本住血吸虫病予防のための溝渠新設の基本計画の実施状況にかんがみ、新たに昭和四十年度以降七カ年にわたる基本計画を定めるものであります。 委員会においては、審査の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案について申し上げます。 本法律案の内容は、三つの部分に分かれております。 第一の部分は、全面適用は二年以内に検討の結果行なうこととし、当面は政令による適用拡大をはかること、保険給付について給付基礎日額制を設け、少額の療養費をも補償し、休業補償の待期期間を短縮するとともに、支給制限の規定を整理することなどでありまして、四十年八月一日からの施行を予定しております。 第二の部分は、労災保険事務組合制度及び一人親方、農業従事者等に関する特別加入制度を設けることなどでありまして、四十年十一月一日から施行の予定であります。 第三の部分は、障害補償年金の支給範囲を拡大すること、遺族補償を原則として年金化すること、長期傷病者補償を改善すること、厚生年金保険等の年金と労災保険の年金とを調整併給すること、予算の範囲内で国庫補助を行なうことなどでありまして、四十一年二月一日からの施行を予定しております。 なお、本法律案については、衆議院において修正が行なわれましたが、その内容は、厚生年金給付との調整率の引き下げ及び遺族年金受給資格者の範囲拡大の二点であります。 委員会においては、全面適用の時期及び適用範囲の拡大、労働災害防止対策、スライド制、精神障害及び内部疾患に関する障害等級表の改訂、重度障害者の離職防止対策、通勤災害の取り扱い、国庫補助、労働保険審査会事務機構の強化等について、熱心な質疑が行なわれましたが、詳細は会議録に譲ります。 かくて質疑を終了し、討論、採決の結果、全会一致をもって、衆議院送付案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、委員会においては、政府は、被災労働者及び遺族の福祉を増進するための諸施策を実施すべき旨の附帯決議を全会一致で行ないました。 以上、報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 まず、医療法の一部を改正する法律案及び寄生虫病予防法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって両案は、全会一致をもって可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) 次に、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 —————————————
○議長(重宗雄三君) 日程第四、地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。 まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長天坊裕彦君。 〔天坊裕彦君登壇、拍手〕
○天坊裕彦君 ただいま議題となりました地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、地方行政委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法律案は、このたび恩給法の一部改正によって恩給年額の増額等の措置を定めようとすることに伴い、地方公務員の退職年金制度についても同様の措置を講ずることとするほか、職員団体の事務に専従する組合員の長期給付に要する費用の負担、及び、健康保険組合の職員期間の通算等について所要の措置を講じ、また、地方議会の議員について、退職一時金等を支給することを定めようとするものであります。 本法律案は、衆議院において修正議決されたものでありまして、本委員会におきましては、吉武自治大臣から提案理由の説明を聞き、さらに、衆議院議員奥野誠亮君から、地方議会議員についての退職一時金等の支給を内容とする修正の趣旨説明を聞き、慎重審査をいたしましたが、その詳細については会議録によってごらん願いたいと存じます。 質疑を終局し、討論に入りましたところ、林委員は、本法律案に対し賛成し、あわせて附帯決議案を提出されました。その要旨は、年金のスライド制の確立、年金増額措置の段階的実施の短縮、共済組合の短期給付についての国庫負担制度の検討、及び、各地方議会相互の議員在職期間の通算措措の検討というものであります。 以上により採決の結果、本法律案は、全会一致をもって、衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。 次いで、附帯決議案につきましては、採決の結果、賛成多数をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。 以上、報告を終わります。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君)) 日程第五、農地開発機械公団法の一部を改正する法律案、 日程第六、天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置法及び開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案、 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 日程第七、積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法等の一部を改正する法律案(衆議院提出)、 以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長仲原善一君。 〔仲原善一君登壇、拍手〕
○仲原善一君 ただいま議題となりました三法案について報告いたします。 まず、農地開発機械公団法の一部を改正する法律案は、いわゆる建て売り牧場の建設・売り渡しを公団の業務に加え、あわせて役員等の規定を整備しようとするものであります。 委員会におきましては、機械公団のあり方、模範牧場の用地、建設、運営等の質疑が行なわれ、別に討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、続いて、北村委員より提案の、模範牧場の経営指導等を内容とする附帯決議案を委員会の決議とすることに決しました。 次に、天災融資法及び開拓営農振興臨時措置法の一部改正法案は、農林漁業者、開拓者等に対する災害融資の貸し付け条件を改善しようとするものであります。 委員会におきましては、災害対策、開拓者資金の利率の統一などのほか、天災融資制度について各般の質疑が行なわれ、別に討論もなく、採決の結果、本法律案は全会一致をもって可決すべきものと決定し、続いて大河原委員より、政令による経営資金の特別貸し付け条件をさらに緩和することについての附帯決議案が提案され、全会一致をもって委員会の決議とすることに決定いたしました。 最後に、積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法等の一部を改正する法律案は、積寒法のほか、四法による農業振興計画等の実施状況にかんがみ、これら現行法の有効期限を、さらに二カ年間延長しようとするものであります。 委員会におきましては、政府提案でない理由、政府の社会開発と本法案との関係、事業の実施状況等の質疑が行なわれ、別に討論もなく、採決の結果、全会一致をもって本法律案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 右、御報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 まず、農地開発機械公団法の一部を改正する律案、及び、天災による被害農林漁業者等に対しる資金の融通に関する暫定措置法及び開拓営農振興臨時措置法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって両案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) 次に、積雪寒冷単作地帯振興臨時措置法等の一部を改正する法律案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 地方公共団体の議会の解散に関する特例法安(衆議院提出)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。地方行政委員長天坊裕彦君。 〔天坊裕彦君登壇、拍手〕
○天坊裕彦君 ただいま議題となりました地方公共団体の議会の解散に関する特例法案について、地方行政委員会における審査の経過及び結果を御報告いたします。 本法案は、地方公共団体の議会の解散の請求に関する世論の動向にかんがみ、当該議会がみずから進んでその解散による選挙によって住民の意思を聞く方途を講ずるため、地方公共団体の議会の解散について地方自治法の特例を定めようとするものでありまして、地方公共団体の議会は、議員数の四分の三以上の者が出席し、その五分の四以上の者の同意により、当該議会の解散の議決をすることができることとし、その議決があった時において議会は解散するものとすること等を内容とするものであります。 本委員会におきましては、衆議院地方行政委員長中馬辰猪君から、衆議院における修正を含めて提案理由の説明を聞き、吉武自治大臣及び関係衆議院議員の出席を求めて質疑を重ね、慎重審査をいたしましたが、特に、法文中の「議会の解散の請求に関する世論の動向」の解釈は、リコール運動の開始を意味するものであること、また、「一年以内に検討を加え」に関しては、政府及び国会が責任をもって検討する旨の答弁がありました。その詳細は会議録によってごらん願います。 かくて質疑を終局し、討論に入りましたところ、発言もなく、採決の結果、本法案は、全会一致をもって可決すべきものと決定をいたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって本案は、全会一致をもって可決せられました。 これにて休憩いたします。 午後二時五十三分休憩 —————・————— 午後八時十八分開議
○議長(重宗雄三君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。 参事に報告させます。 〔参事朗読〕 本日委員長から左の報告書が提出された。 厚生年金保険法の一部を改正する法律案修正議決報告書 船員保険法の一部を改正する法律案修正議決報告書 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 厚生年金保険法の一部を改正する法律案、 船員保険法の一部を改正する法律案、 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長小柳勇君。 〔小柳勇君登壇、拍手〕
○小柳勇君 ただいま議題となりました厚生年金保険法の一部を改正する法律案外一法案につきまして、社会労働委員会における審議の経過と結果を報告いたします。 厚生年金保険法の一部を改正する法律案の内容は、最近における国民生活水準の著しい向上と、人口構造の老齢化傾向にかんがみ、厚生年金保険の給付内容を大幅に改善し、被保険者の老齢保障の充実強化をはかり、あわせて、厚生年金保険の被保険者を加入員とする厚生年金基金を設けるとともに、その支給する年金給付と老齢年金及び通算老齢年金との間に適切な調整措置を講ずるものでありますが、衆議院において、年金額の改定、保険料率の引き下げ、国庫負担率の引き上げ、女子に対する脱退手当金支給の特例、厚生年金基金に関する労働組合の同意などについて修正が行なわれたほか、厚生年金基金に関する部分の施行を昭和四十年十一月一日に延期する修正がなされました。 ————————————— 次に、船員保険法の一部を改正する法律案について申し上げます。 その内容は、船員保険の標準報酬を改めるとともに、給付内容を大幅に改善するなどでありますが、衆議院においては、厚生年金保険法改正法案に準じて修正が行なわれました。 委員会においては、二法案について質疑が行なわれましたが、その詳細は会議録に譲ります。 なお、二法案については、それぞれ修正案が提出されました。すなわち、厚生年金基金に関する部分の施行をさらに政令で定める日と改めたほか、所要の整理をいたしたのであります。 二法案についてそれぞれ討論、採決の結果、いずれも多数をもって修正議決すべきものと決定いたしました。 なお、委員会においては、二法案につき、それぞれ附帯決議を行ないました。 以上報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 両案の委員長報告は、いずれも修正議決報告でございます。 両案全部を問題に供します。委員長報告のとおり両案を修正議決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって両案は、委員会修正どおり議決せられました。 これにて休憩いたします。 午後八時二十三分休憩 —————・————— 午後十一時十九分開議
○議長(重宗雄三君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) 休憩前に引き続き、これより会議を開きます。 議員北口龍徳君は、昨五月三十一日逝去せらわました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 仲原善一君から発言を求められております。この際、発言を許します。仲原善一君。 〔仲原善一君登壇、拍手〕
○仲原善一君 私は、議員一同を代表いたしまして、故北口龍徳議員に対し、つつしんで弔詞を具したいと思います。 北口龍徳君は、昨五月三十一日、六十三歳をもって急逝されました。同僚議員といたしまして、まことに痛恨哀惜にたえない次第でございます。 北口君は、明治三十四年十二月三日熊本市に生まれられ、大正八年熊本県立熊本農業学校を御卒業、熊本県及び同県農会に奉職され、昭和十七年には熊本市議会議員に当選、次いで農協界に入られ、県生産農業協同組合連合会参事等を経て、県指導農業協同組合連合会会長となり、昭和二十九年以降今日まで、熊本県農業協同組合中央会会長として、熊本県農業界の指導的地位にあり、中央においては、全国農業協同組合中央会理事、家の光協会理事その他多数の役職を兼任され、農協運動に専心挺身されたのでございます。 昭和三十八年、熊本地区より参議院議員に当選せられ、主として地方行政委員、農林水産委員及び決算委員となられ、決算委員会理事などをつとめられたほか、三十九年十二月には台風常襲地帯対策審議会委員に就任されたのであります。 以上申し述べましたように、北口君は、きっすいの農協人でありました。御承知のように、昭和二十年代後半の農業協同組合は、その再建整備が大きい問題であり、最近は、新しい農業の動向に即応する農協の近代化が叫ばれているのであります。これらの問題に対処して、農協人としての同君が残された偉大な業績は、同君を知る者のひとしく賞嘆するところであり、ひとり熊本県農協界だけでなく、わが国農協界にとりましても、貴重な遺産となっているのであります。同君は、国会におかれましても、曲がりかどに当面している農政を推進するため、「農林漁業団体職員共済組合法改正」、「土地改良法改正」、「農林漁業金融公庫法の改正」、長雨による農業被害対策などに非常な努力を払われたのであります。 北口君は、その性質きわめて温厚篤実、しかも小事にこだわらない親しみやすい政治家でありましたが、他面、社会正義に忠実な人であり、特に農業及び農民を思う熱情は人一倍熾烈なものを持っておられたのでありまして、たとえば、有明海で発生した農薬による漁業被害問題や、でん粉価格暴落問題などについて、農林水産委員会でなされた真剣な御発言は、今日なおわれわれの脳裏にほうふつたるものがございます。このようなりっぱな政治家を突然失いましたことは、まことに惜しみてもあまりあるものがあると存ずるのであります。 ここに、北口君の御生前の面影をしのびながら、つつしんで哀悼のことばをささげるとともに、心からその御冥福をお祈り申し上げる次第であります。(拍手)
○議長(重宗雄三君) おはかりいたします。 北口龍徳君に対し、院議をもって弔詞を贈呈することとし、その弔詞は議長に一任せられたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 議長において起草いたしました弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院は議員従五位勲四等北口龍徳君の長逝に対しましてつつしんで哀悼の意を表しうやうやしく弔詞をささげます 弔詞の贈呈方は、議長において取り計らいます。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 総合エネルギー調査会設置法案、 下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案、 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。商工委員長豊田雅孝君。 〔豊田雅孝君登壇、拍手〕
○豊田雅孝君 ただいま議題となりました法案につき御報告申し上げます。 第一の法案は、エネルギー総合政策に関する調査会を通産省内に設置するための法案であります。 第二の法案は、下請代金の支払いに関し下請業者の保護を強化するための法案で、衆議院で修正が行なわれております。 以上二法案の商工委員会における審査につきましては、会議録で御承知を願います。 質疑を終わって、討論なく、順次採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 両案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって両案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 地方住宅供給公社法案(内閣提出、衆議院送付)、 中国横断自動車道建設法案(衆議院提出)、 以上両案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。建設委員長中村順造君。 〔中村順造君登壇、拍手〕
○中村順造君 ただいま議題となりました二法案について、建設委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、地方住宅供給公社法案について申し上げます。 本法案は、最近の宅地価格の騰貴、住宅建設費の増大に伴って、勤労者の自家住宅の取得が次第に困難となってきた実情にかんがみ、住宅を必要とする勤労者に対して、積み立て分譲の方法等により、計画的に住宅や宅地を供給するため、地方住宅供給公社制度を創設しようとするものであります。 本委員会における審議の詳細は、会議録によって御承知願いたいと存じます。 質疑を終了、討論、採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、附帯決議が付されております。 次に、中国横断自動車道建設法案について申し上げます。 本法案は、中国地方の総合的な開発を強力に推進するため、山陽地方と山陰地方を結ぶ高速自動車道を建設しようとするものであります。 本自動車道の予定路線は二路線でありまして、別に法律で定めることといたしております。 本委員会における審議の詳細は、会議録によって御承知願いたいと存じます。 質疑を終了、討論、採決の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 両案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって両案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案、 総理府設置法の一部を改正する法律案、 厚生省設置法の一部を改正する法律案、 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上三案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長柴田栄君。 〔柴田栄君登壇、拍手〕
○柴田栄君 ただいま議題となりました法律案三件につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 まず、憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案は、憲法調査会法を廃止するとともに、同法並びにすでに失効した臨時司法制度調査会設置法等の関係法律を整理しようとするものであります。 次に、総理府設置法の一部を改正する法律案は、総理府に家庭生活問題審議会、港湾調整審議会を設置するとともに、職員五名を増員しようとするものであります。 最後に、厚生省設置法の一部を改正する法律案は、厚生省に伝染病予防調査会、公害審議会を設置するとともに、定員百二十二名を増員しようとするものであります。 以上三法律案についての審査の詳細は会議録に譲ります。 三法律案とも、質疑を終わり、別に討論もなく、それぞれ採決の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 まず、憲法調査会法の廃止及び臨時司法制度調査会設置法等の失効に伴う関係法律の整理に関する法律案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 総員起立と認めます。よって本案は全会一致をもって可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) 次に、総理府設置法の一部を改正する法律案及び厚生省設置法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。両案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって両案は可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。大蔵委員長西田信一君。 〔西田信一君登壇、拍手〕
○西田信一君 ただいま議題となりました国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法婆について、委員会の審査の経過及び結果を御報比いたします。 本案は、京都市左京区松ケ崎に存する国際会難場の施設の管理を関係地方公共団体に委託することができることにする等のため、所要の措置を難じようとするものであります。 委員会における審査の詳細は、会議録によって御承知願います。 かくて、採決の結果、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上御報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 新東京国際空港公団法案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。運輸委員長松平勇雄君。 〔松平勇雄君登壇、拍手〕
○松平勇雄君 ただいま議題となりました新東京国際空港公団法案は、東京都周辺において新国際空港の建設及び管理等を効率的に行なわせるため、新東京国際空港公団を設立しようとするものであります。 運輸委員会におきましては、慎重に質疑を重ねた後、討論、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本案に対し、附帯決議を付することに決しました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) 日程第八より第百七十五までの請願、及び、本日、地方行政委員長外八委員長から報告書が提出されました人命救助並びに火災防止のための諸設備に関する請願外百三十三件の請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。
○議長(重宗雄三君) これらの請願は、各委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 本件は、各委員長要求のとおり決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 よって本件は、各委員長要求のとおり決しました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 酪農振興法及び土地改良法の一部を改正する法律案、 加工原料乳生産者補給金等暫定措置法案、 砂糖の価格安定等に関する法律案、 沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法の一部を改正する法律案、 (いずれも内閣提出、衆議院送付) 以上四案を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長仲原善一君。 〔仲原善一君登壇、拍手〕
○仲原善一君 御報告いたします。 ただいま議題となりました四法案は、詳細は会議録に譲りますが、委員会におきまして審査の結果、いずれも衆議院送付案どおり可決すべきものと決定いたしました。 右御報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 まず、酪農振興法及び土地改良法の一部を改正する法律案、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法案、及び、沖繩産糖の政府買入れに関する特別措置法の一部を改正する法律案全部を問題に供します。三案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって三案は可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) 次に、砂糖の価格安定等に関する法律案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 —————・—————
○議長(重宗雄三君) この際、日程に追加して、 精神衛生法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(重宗雄三君) 御異議ないと認めます。 まず、委員長の報告を求めます。社会労働委員長小柳勇君。 〔小柳勇君登壇、拍手〕
○小柳勇君 ただいま議題となりました精神衛生法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審議の経過及び結果を報告いたします。 本法律案の要旨は、第一に、都道府県に精神衛生センターを設けること、第二に、精神障害者の申請、通報等に関する手続を整備するとともに、緊急入院制度を設けること、第三に、精神障害者に対する訪問指導体制を充実するとともに、通院による医療費について公費負担の制度を設けること、などであります。 衆議院において、地方精神衛生審議会を都道府県に設置する修正が行なわれました。 委員会においては、質疑が行なわれましたが、詳細は会議録に譲ります。 討論、採決の結果、全会一致をもって、衆議院送付案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、全会一致の附帯決議を行ないました。 以上報告いたします。(拍手)
○議長(重宗雄三君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本案全部を問題に供します。本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(重宗雄三君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 ─────・─────
○議長(重宗雄三君) 第四十八回国会を終わるにあたり、議長といたしまして一言ごあいさつを申し上げます。 議員諸君のうち半数の方々は、本日をもって任期を終、えられるのでありますが、不肖私が議長の職を汚しまして以来今日まで、諸君の示されました御厚情に対しまして、ここに心から感謝の意を表する次第であります。 顧みますれば、国会も回を重ねること四十八回に及び、この間、国権の最高機関として、国民の信託にこたえ、幾多の重要法案を審議し、民生の安定向上と国運の進展につとめてまいりましたことは、諸君とともに、まことに喜びにたえないところであります。 ここに、任期を終えられます諸君が、議院の正常なる運営に協力され、参議院の使命達成のために尽くされました御功績に対し、深甚なる敬意を表しますとともに、内外の情勢多端のおりから、諸君におかれましては、今後一そう国家のため、御自愛、御健闘あらんことをお祈り申し上げまして、ごあいさつといたします。 〔拍手〕 —————・—————
○議長(重宗雄三君) 佐藤尚武君から発言を求められております。発言を許します。佐藤尚武君。 〔佐藤尚武君登壇、拍手〕
○佐藤尚武君 慣例によりまして、年長のゆえをもちまして、本日任期を満了いたします議員を代表し、ただいまの議長のごあいさつに対し、感謝の意を表しますとともに、なお、任期のございます議員諸君に対して、お別れのごあいさつを申し上げます。 私どもが大過なく無事今日に至りましたことは、議長はじめ同僚各位の懇切な御指導と御援助のたまものでありまして、まことに感謝にたえません。一ここにつつしんで御礼を申し上げます。 現下の情勢は、国の内外を問わず、いよいよ多事多端でございます。どうか議長をはじめ皆さま方におかれましては、一そう御健康に留意せられ、ますます参議院の権威の高揚につとめられ、もって国家のため御尽瘁あらんことをお願い申し上げまして、ごあいさつといたします。 〔拍手〕
○議長(重宗雄三君) これにて散会いたします。 午後十一時五十二分散会