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48回国会参議院1965/06/01

大蔵委員会 第31号

発言数
26
登壇者
6
会派数
4
開催日
1965/06/01

会議録

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  五月二十六日野々山一三君が辞任され、その補欠として佐野芳雄君が選任されました。同二十七日柴谷要君及び亀田得治君が辞任され、その補欠として野上元君及び永岡光治君が選任されました。同三十一日中野文門君、二木謙吾君及び大谷贇雄君が辞任され、その補欠として青木一男君、田中茂穂君及び林屋亀次郎君が選任されました。また、同日野上元君及び永岡光治君が辞任され、その補欠として柴谷要君及び野々山一三君が選任されました。     —————————————

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案を議題といたします。  本案は、去る五月十三日衆議院から送付せられ付託せられました。  本案提案理由の説明は聴取いたしております。  それでは、補足説明を聴取いたします。政府委員国有財産局長心得向井正文君。

向井正文大蔵省国有財産局長心得

○政府委員(向井正文君) ただいま議題となりました国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案について、提案理由を補足して御説明申し上げます。  この法律案のおもな内容は、各種の国際会議の会議場に充てるための施設を設置して積極的に主要な国際会議をわが国に招致し、もって国際親善に寄与すべく、政府がかねてから京都市に建設中の国際会議場施設が本年秋に完成する運びとなりましたので、この施設の管理を効率的に行なうため、国有財産である会議場施設の管理を当該施設の所在地をその区域とする地方公共団体その他その関係地方公共団体に委託することができることにしようとするものであります。  国有財産の管理は、各省庁がみずからこれを行なうたてまえとなっているのであります。しかしながら、本件施設は、国において国際会議場の用に供するとは申しましても、常時その利用に供するものではなく、国際会議に供しない期間は、その品位を損しない限度で多目的に利用することが施設の管理として効率的であると考えられますので、国が直接これを管理する方法をとらず、国有財産特別措置法上の旧軍用財産の管理委託その他国有財産の管理委託等の立法例にならって、本件国有財産の管理を委託しようとするものであります。管理の委託を受けた地方公共団体は、施設の管理の責めに任ずるとともに、委託を受けた施設を使用しまたは収益することができることといたしておりまして、このことにより、当該施設が国際会議のほかに多目的に使用され、その効果的な運営が行なわれることを期待しているのであります。この管理受託者の施設の使用収益権を認めることに関連いたしまして、管理の委託をした施設の管理に関し通常必要とする費用は管理受託者の負担とし、施設の収益行為から生ずる収入は管理受託者に帰属することとしております。  なお、管理の委託をした場合に、管理受託者である地方公共団体がその委託を受けた事務の一部を適当と認める他の者に行なわせる場合には、さきに述べたと同様の仕組みによってこれが行なわれるよう、所要の法律的手当てをしております。  また、国有財産である国際会議場施設の管理を委託した場合において、当該施設の管理上必要があるときは、施設に備えつける調度品等の物品を管理受託者である地方公共団体に無償で貸し付けまたは譲与することができることとしております。物品について無償貸し付けまたは譲与の方法をとるのは、物品については管理委託の制度が他にないこと、国有財産と物品との性格の相違等によるものであります。  以上がこの法律案の概要であります。何とぞ御審議の上、すみやかに御賛成くださいますようお願いいたします。

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 以上で補足説明は終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。御質疑のおありの方は順次御発言願います。

成瀬幡治日本社会党

○成瀬幡治君 時間の制約等いろいろございますから、簡単に一、二点だけ質疑で明らかにしておきたいと思うのですが、先ほどの補足説明等でもわかった点ですが、この国際会議場が完成をされて委託管理等を受ける、関係地方公共団体ということを言われましたね、これは京都なんですが、京都だけなのか、これに対して滋賀とかあるいはその他のこのを含むのかどうか。

向井正文大蔵省国有財産局長心得

○政府委員(向井正文君) ただいま事務的に話が進んでおりますので、京都市ということに決定いたしております。

成瀬幡治日本社会党

○成瀬幡治君 そうすると、関係地方公共団体とはいうけれども、それは京都なんだと。わかりました。  それから、二つ目に、管理委託費と収益との見合いになると思いますが、私たち少し考えてみて、収益よりもやはり管理維持費のほうがお金がかかるんじゃないだろうかというふうに想像し、京都が若干持ち出しになるのじゃないだろうかと思っておりますが、この点についてはどういうふうな見解をとっておられましょうか。

向井正文大蔵省国有財産局長心得

○政府委員(向井正文君) 会議場施設の運営の当初は、お話のようにあるいは採算面で赤字がふえることも予想されているわけでございますが、実際の運営に当りますのは、法案にもございますように、京都市から委託を受けました財団法人の設立を予定しておりますので、この法人が収支面を含めまして運営の責任を持つということに相なっております。京都市の財政に御迷惑をかけるということは万ないというふうに確信を持っておる次第であります。

成瀬幡治日本社会党

○成瀬幡治君 そうすると、財団法人をつくられるわけですが、これは大体寄付によると思いますが、どのくらい寄金が集まるのか、一応目標を立てておみえになっておるでしょうが、どのくらいでしょうか。

向井正文大蔵省国有財産局長心得

○政府委員(向井正文君) まだ最終的に確定はいたしておらぬのでございますが、予定といたしましては約一億五千万ないしは一億というふうな程度の金額を見込んでおります。

鈴木市藏各派に属しない議員

○鈴木市藏君 時間がございませんので、一つだけ伺います。多目的に使用するとさっき言いましたけれども、どういうものが考えられるか、特に使用してはならないといったような禁止事項があるのかどうか、こういうものは使用してはいけないという禁止事項があるのかどうか。

塚本孝次郎大蔵省国有財産局国有財産第一課長

○説明員(塚本孝次郎君) 委託契約の内容としてきまることでございますから、はっきり申し上げられませんが、現在考えておりますのは、国際会議のみではなくて、国内会議でも大きなものにおもに使ったらどうかというふうに考えております。それ以外に、たとえば古典的な芸術をそこでやるとかいうことを考えておりますが、あくまでもそれは国際会議場としての品位を損しない限度でありまして、たとえば非常に低俗な催しものをやるというようなことは禁止するというようなことで契約を結びたいと思っております。

中尾辰義公明党

○中尾辰義君 こういう建物はえてして赤字が出る可能性が多いと思いますが、あなた方の収入支出の見通しとして、大体どの程度見込んでいるのですか。

塚本孝次郎大蔵省国有財産局国有財産第一課長

○説明員(塚本孝次郎君) これは維持管理の程度によりまして費用は若干違うわけでありますが、推定いたしますと、大体年間に七千万から一億一千万くらいの費用がかかるのではないかと思います。したがいまして、それに対応して収入はどの程度あるかということにかかってくるわけでありますが、ただいま申し上げましたように、国際会議のみでなくいわゆる多目的に利用することにすれば、大体とんとん程度にいくのではないかというふうに予想いたしております。

中尾辰義公明党

○中尾辰義君 大体、京都市のほうが委託管理を一応断わったんでしょう。そのときに、見通しとしては維持費を除いても大体年間に一億から一億若干の赤字が出る、こういうことで、あなたのほうで財団法人をつくるということになったいきさつがあるわけでしょうが、財団法人をつくってみても当然赤字が予想されるんですが、その赤字の処理はどうするのですか。

塚本孝次郎大蔵省国有財産局国有財産第一課長

○説明員(塚本孝次郎君) 当初は国際会議のみに限定して利用するということを考えましたがために、まあ五、六千万から一億をこすような赤字が考えられたわけでございますが、その後若干設計等も手直しをいたしまして、多目的に使えるような方向で措置をいたしましたがために、うまく運営すれば収支とんとん程度にいくのではないかというような見通しがつきましたので、京都の財界を中心とする引き受け団体も納得をしたものとわれわれは理解いたしております。

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 他に御発言もないようですから、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認めます。  これより討論に入ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。——別に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。  それでは、これより採決に入ります。国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案を問題に供します。本案に賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  なお、議長に提出すべき報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 次に、第二八号企業組合に対する課税の適正化に関する請願外二百四十三件の請願を議題とし、審査を行ないたいと存じます。  これらの請願は、便宜、委員長及び理事打合会におきまして慎重検討いたしましたところ、主税局関係で十五件、関税局関係で一件、理財局関係で三件、以上総計十九件の請願は、議院の会議に付し、内閣に送付するを要するものと意見が一致したのでございますが、右の意見の一致したとおり審査決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 継続調査要求についておはかりいたします。  租税及び金融等に関する調査は、閉会中も引き続き行なうことといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認めます。  なお、継続調査要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

西田信一自由民主党

○委員長(西田信一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。  これをもって散会いたします。    午後十時五十五分散会      —————・—————

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