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48回国会参議院1965/03/24

石炭対策特別委員会 第9号

発言数
9
登壇者
3
会派数
1
開催日
1965/03/24

会議録

小柳勇日本社会党

○委員長(小柳勇君) ただいまから石炭対策特別委員会を開会いたします。  当面の石炭対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、鉱山保安局長から、夕張事故のその後の経過報告を願います。

川原英之通商産業省鉱山保安局長

○政府委員(川原英之君) 先般たいへんに先生方の御心配をわずらわしました夕張炭鉱のその後の現在までの経過につきまして御報告を申し上げます。  先般御報告を申し上げましたように、第一礦中の最上区域右部内におきましては、その後水没をいたしておりまして、二立米の増水をいたして水没作業を継続いたしてまいっております。その間、両三回ほどにわたりまして水没状況を探検いたしました。それと同時に、通気のぐあいを確かめながら探索をいたしたのでございますが、結論といたしまして、現在までに所定のマイナス三〇レベル近くまで大体水没ができておるように見受けられます。なお、ガスの状況、ガス分析その他の状況から判断いたしまして、問題の右部内におきます坑内火災は、現在のところ、ほとんど消火しておるという判断でございます。なお、今後の問題にも関連いたしますが、この前の災害いたしました一礦の中で、御承知のごとく、千歳区域と最上区域に分かれておりますが、千歳区域につきましては、直接災害を受けていない地区でございますし、坑内の破壊も少なうございますので、その後、千歳区域から再開を進めるという方針のもとに、今日までその保安作業を継続いたしてまいりました。結局二十二日までにいろいろ二回ほど鉱務監督官が点検をいたしました。いろいろと改善事項も指示いたし、構内の山固めその他の改善を指示いたしたのでありますが、二十二日の夜——大体の工事が完了いたしをいうことで、二十二日点検を再度いたしました。若干不備な点もございましたので、さらにその整備を指示いたしまして、で、昨日の二十三日の午前十時に再び最終的な点検を行ないました。二十二日の夜指示いたしましたことは、岩粉の撒布を十分にやることと、若干坑道の切り広げを完了するということでございますが、この点につきましては、昨日の十時に点検いたしました結果、全部終了いたしておるということで、現在の時点において千歳坑の水力採炭を再開することは保安上支障がないという判定のもとに再開を許可いたしました次第でございます。したがいまして、昨日の十二時から、現実には千歳区域に関しましては再開に着手をいたしております。なお、災害を起こしております最上区域の左部内につきましては、なお現在これが対策を検討いたしておりますが、右部内の水没と関連いたしまして、左部内に水が入らないような措置をとりました上で再開の計画を立てるという予定でございますので、まだ明確に現在これがいつごろから再開の段取りになるか、この点は、目下のところ、まだ明確にはなっておりません次第でございます。ただ、この部内の逐次そういった措置をとりながら、同時に、申すまでもなく、坑内のガスの状況を常時測定をいたしながら、この再開を進めていくということに相なると思いますが、この左部内に水が入らないようにする措置につきまして、場合によっては坑道を新しい若干の距離に広げるというようなことも起こってまいりますので、これが現実の着手の段階にいつなるかということにつきましては、もう暫時時間を要するかと、かように存じております。夕張自体の再開につきましては、現在のところ、ただいま申し上げましたような段階でございます。

小柳勇日本社会党

○委員長(小柳勇君) これは委員長から質問いたしますが、遺族の補償、それから病状はどうですが、罹災者の病状は。

川原英之通商産業省鉱山保安局長

○政府委員(川原英之君) 現在、当初入院をいたしました者の中で、先般申し上げましたように、二月十二日に、水戸さんという火傷の一番ひどい方でございましたが、この方が不幸にしておなくなりになりました。なお、入院中の方で、二人は二月の五日に退院をいたしております。その他の方は現在入院加療中であるというふうに報告を受けております。

大矢正日本社会党

○大矢正君 局長に一点お尋ねしておきますが、夕張炭鉱爆発事故にがらんで通産省が派遣いたしました調査団の経過はどうなっておりますか。

川原英之通商産業省鉱山保安局長

○政府委員(川原英之君) 技術調査団につきましては、二十八日に現地に着きまして、現地におきまして三日ほどいろいろ各方面から事情を聴取し、あるいは写真その他によりまして材料をとったわけであります。その後、さらに調査団といたしましては、札幌におきまして全員の打ち合わせ検討会を開きました。その後、北海道地区に在住しておられる方と、それから東京に在住しておられる方と二つのグループがございますので、まず最初に、札幌におられる方が札幌でそれぞれ御検討を願って、その結果をもちまして、東京におきまして、先週の十六日に東京におられる方々のさらに検討会を開きましたわけでございます。だんだんと結論が詰まってきておりますけれども、まだなおそれぞれの各先生の間で若干の意見の違う点もございますので、これをさらに、要すれば模擬試験等もいたしました上で正確な結論を出したいという佐山団長の御意見でございまして、もちろんこの結論を出すのにつきましては、できるだけ急いで出すという御方針のようでございます。

大矢正日本社会党

○大矢正君 いま局長の御説明にありました技術調査団の経過でありますが、細部にわたっての会議録というものは無理だろうと思いますが、単に出された結論だけではなしに、どういう議論が途中でなされたかという会議録を、結論とつけて提出してもらいたいと思いますが、できますか。

川原英之通商産業省鉱山保安局長

○政府委員(川原英之君) これはいろんな議論も相当長時間にわたってなされましたため、速記あるいは議事録そのものは実はとっておりませんので、全文はおそらくむずかしいと思いますが、その骨子は大体私どものほうで控えておりますので、これは先生の御指示のようにいたしたいと思います。

小柳勇日本社会党

○委員長(小柳勇君) 他に御質疑のある方はございませんか。——他に御質疑もございませんようですから、本件につきましては、本日はこの程度にとどめておきます。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時三十一分散会

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