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48回国会参議院1965/05/19

議院運営委員会 第24号

発言数
6
登壇者
3
会派数
2
開催日
1965/05/19

会議録

田中茂穂自由民主党

○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。  今期国会の会期延長に関する件を議題といたします。  常任委員長懇談会の経過等につきまして、事務総長の報告を求めます。

宮坂完孝専務総長

○事務総長(宮坂完孝君) 御報告申し上げます。  今期国会の会期は本日まででございますが、御承知のとおり、相当数の議案がなお審査中でございます。しかるところ、本日、自由民主党から議長に対しまして、今期国会の会期をできるだけ大幅に延長されたい旨の申し入れがありました。この旨、今朝の議院運営委員会理事会において、自由民主党から報告と同時に提案がなされましたが、社会党はこれに対しまして反対の旨の意見を延べられ、理事会としての議はまとまるに至らなかったのでございます。また、議長は、本院規則の定めるところに従いまして、本日午前九時五十分、常任委員長懇談会を開催され、会期延長に関して各委員長の意見を聴取されたのでありますが、多数の委員長は、可及的長期間の延長が必要であるとの御意見であり、少数の委員長は、会期の延長は不必要である旨の意見を述べられました。  以上の経過を経まして、議長は、衆議院議長に対して会期の延長について協議を求められたのでありますが、本日午後十時十九分に至りまして、衆議院議長から本院議長に対し、衆議院は会期を六月一日まで十三日間延長ずることに決定した旨の通知書を受領いたしました。  以上、本件の経緯を御説明申し上げた次第でございます。

田中茂穂自由民主党

○委員長(田中茂穂君) 本件に関し、御意見のある方はお述べを願います。

大矢正日本社会党

○大矢正君 ただいま、委員長懇談会、あるいはまた、衆議院の本会議における会期延長の議決を有効とする立場に立った提案がなされましたが、私どもとしては、いまの会期の延長の提案を、結論的には認めるわけにはまいりません。いまから若干その理由を述べつつ、質問をいたしたいと思うのであります。これはもちろん、議長並びに議運委員長にお尋ねをするのでありますが、御承知のとおり、先般、衆議院議長船田さんから、終末を迎えました国会の法案の処理をめぐりまして、裁定案なるものが出ざれたのであります。で、私ども参議院に籍を置く立場の者といたしましては、衆議院の議長の裁定が参議院の審議に及ぶことについて、院におけるこれからの運営、また私どもの立場等から考えてみて、根本的には理解のできない点、また納得のできない点が多々あったのであります。が、しかし、自由民主党に籍を置く船田議長のあっせんであり、かつ、自民、社会、また民社の三党の最高責任者が、党を代表して船田裁定案に一応従って、最終盤を迎えた国会の法案処理に当たるという取りきめをいたした立場上、私どもとしては多くの疑問と不満がありましたが、それを了承いたしまして、特に昨日は、大蔵委員会において農地報償法案——俗称でありまするが、この取り扱いをめぐり混乱をいたし、今朝来、本院は委員会、本会議とも停止の状態にあったにもかかわらず、三時以降はそれぞれ委員会の開会に応じて、法案の通過に全力をあげてまいったところであります。いまさら申し上げるまでもなく、船田議長は自由民主党の所属議員でありまするし、何ら今日まで党籍離脱をいたしておりません。その議長の裁定を、しぶしぶではありまするが、節をまげて認めて、協力をしてまいりましたわれわれの立場を踏みにじりまして、十時五分、衆議院において本会議を開会し、会期延長の突破をいたしましたことは、まことに理解に苦しむものであります。そもそも、こういう経過になった最大の理由とするものは、これは与党があげて一切の責任を負わなければならないところでありまするし、あわせて、あくまでもこれは衆議院議長の裁定であったとしても、参議院の院をあずかる参議院議長が、このことを何ら知らされることなく、また相談をされることなく、二度にわたって裁定案が出されたということ、それ自身についても、院の運営、また党と党との、言うならば公党の約束という立場からまいりましても、私どもとしては理解のできないところであります。したがって、このような経過を経て行なわれた衆議院の会期延長強行採決は、法律的にも、また政治的にも、これを認めることができませんし、もしこれが有効として、明日午前零時以降その措置をとられるといたしますれば、公党間の約束ないしは議長の権威というものが、衆参両院を通して、失墜することは明らかでありまするし、そのことは、国民をしてそれぞれの院に対して批判を与えることも当然だと私は考えます。したがいまして、議長としてはいかような判断を持っておられるのか、また議長を補佐する田中議運委員長はどのような判断を持っておられるのか。今日まで問題がこじれた最大の原因は、私ども社会党に所属をする議員の法案審議に対する不協力ではなしに、与党における内部対立と同時に、議長と与党との間の話し合いの不一致が今日を招いているのでありまするからして、その間の事情というものを明快にひとつお答えをいただかない限り、会期の問題の議論をすることはできません。

田中茂穂自由民主党

○委員長(田中茂穂君) ただいま大矢君から御意見が出されましたことにつきまして、私からお答えいたします。  二回にわたる衆議院議長の調停案といいますか、あっせん案というものにつきましては、十分私どもといたしましては、内容について承知いたしておりません。しかしながら、この件につきましては、かねがね自由民主党並びに社会党との間に、根本的な主張の食い違いがあったわけでございまして、参議院社会党とされましては、例の農地報償法案はあくまでも廃案に持ち込むという態度であったように、私は承知いたしておりまするし、自由民主党は、あくまでもこの農地報償法案は長年の自由民主党の公約であられるようでございまして、まあそういう点から、今会期中にぜひとも成立をさせたい。今会期中にどうしても成立のめどがつかない場合におきましては、あくまでも会期延長をしてでも成立をさせたいという、自由民主党の強い御要望であったようでございまして、そこに両党の大きな基本的な食い違いがあったと考えております。まあそういう観点から、船田あっせん案も出たことでもございまするし、さような観点から、昨日、大蔵委員会におきましては、相当質疑も行なわれたようでありますし、その結果、質疑打ち切り、強行採決に入ったということも、私は承知いたしております。そういうことがきっかけになりまして、参議院の自由民主党とされましては、今日早朝に参議院議長に会期延長の申し入れをされた。それに基づいて、議長は本日の九時五十分に、常任委員長、特別委員長懇談会を開かれまして、各委員長の会期に対する所信を求められました。その結果、先ほど総長から報告いたしましたように、多数の委員長は、今会期はまだ法案が三十数件も残っておるし、特に自民党側の委員長は、農地報償法案はぜひとも成立させたいというようなことから、大幅の会期延長を主張されたわけでありまして、そういう各委員長の御発言を参考にされまして、議長とされましては、船田衆議院議長に、参議院としては、この際、大幅の会期延長をしてもらいたいという申し入れをなされたいきさつを、私は承知いたしております。その結果、衆議院においては、いろいろと船田議長が中に入られて苦慮されたことも承知いたしております。その結果、午後十時五分に本会議が開会されまして、そして会期が十三日間延長された、これは法の示すところによって有効であると、かように考えておる次第でございます。(「委員長々々々」と呼ぶ者あり)もうどうですか、時間が……(「委員長々々々」と呼ぶ者あり、その他発言する者多く、議場騒然)会期を延長することに賛成の方の挙手を願います。(「賛成」と呼ぶ者あり、その他発言する者多し)   〔賛成者挙手〕

田中茂穂自由民主党

○委員長(田中茂穂君) ……会期は十三日間延長することに本委員会としては決定いたしました……。   〔拍手、「議長、答弁しろ」、「議長々々」と呼ぶ者あり、その他発言する者多く、聴取不能〕   〔委員長退席〕    午後十一時四十八分

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