議院運営委員会 第14号
- 発言数
- 20 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1965/04/08
会議録
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。 農林水産委員長仲原善一君から、去る四月二日の農林水産委員会の運営に関して遺憾の意を表したいとのお申し出がございました。本件は議院の運営に関することでもございまするので、この際、本席においてこれを許すことにいたしたいと存じます。仲原善一君。
○委員以外の議員(仲原善一君) 去る四月二日、農林水産委員会におきまして食料品総合小売車腸管理会法案を採決いたしましたことに端を発し、本院の運営に問題を生じましたことは、遺憾に存ずる次第であります。 本日、農林水産委員会の議決をもって再議をすることにいたしたいと考えております。御了察賜わりまするようお願いを申し上げる次第でございます。
○大矢正君 私は、ただいまの農林水産委員長の遺憾の意の表明に関連いたしまして、私どもの意見を若干この機会に述べておきたいと思います。 先般、四月二日の農林水産委員会における質疑の打ち切り、あわせて採決というものは、国会法上ないしは議事規則等から見ますれば、確かに適法であることは、私どもも認めたいと存じます。しかし、野党各派が未出帯のまま質疑を打ち切られ、採決をされたということは、国会運営のルールとしては、まことに遺憾なことだと考えております。委員長の立場は、申すまでもなく、一党一派に偏するのではなくて、各会派の意思を十分そんたくをして委員会の運営をしていかなければならないと同時に、院の役員でありまするからして、院を構成する役員という立場から考えてみましても、野党各派が未出席のままで採決を強行することは、これまた非常に遺憾なことであります。したがって、私どもといたしましては、これからの委員会の運営につきましては、十分、院の役員であるという立場と、一党に偏するのではなくて、各派と協議をして十分話し合いのもとで委員会が運営をされるよう、強く希望をしておきたいと思います。
○委員長(田中茂穂君) ほかに御発言がございませんければ、ただいまの仲原君の釈明並びに大矢君の御発言、十分ひとつおくみ取りいただきまして、了承いたすことにいたしてよろしゅうございますね。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) それでは了承いたすことにいたします。 どうぞ仲原君、御苦労さまでした。 —————————————
○委員長(田中茂穂君) 次に、議事協議員及び図書館運営小委員の補欠選任の件についておはかりいたします。 去る三月十七日、丸茂重貞君が委員を辞任されましたため、議事協議員及び図書館運営小委員に欠員を生じていたのでありますが、三月三十一日、同君の委員復帰に伴い、この際、割り当て会派推薦のとおり、丸茂君を再び議事協議員及び図書館運営小委員に選任いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(田中茂穂君) 次に、特別委員会の設置に関する件を議題といたします。 理事会において協議いたしました結果、次のとおり申し合わせをいたしました。すなわち、 内閣送付にかかる「結社の自由及び団結権の保護に関する条約(第八十百号)の締結について承認を求めるの件」、「公共企業体等労働関係法の一部を改正する法律案」、「地方公営企業労働関係法の一部を改正する法律案」、「国家公務員法の一部を改正する法律、案」、及び、「地方公務員法の一部を改正する法律案」を審査するため、国際労働条約第八十百号等特別委員会を設置すること。 委員の数は二十五人とし、その各会派に対する割り当ては、自由民主党十五人、日本社会党百人、公明党、民主社会党及び緑風会おのおの一人とすること。 以上のとおりでありますが、右理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(田中茂穂君) 次に、国務大臣の報告に関し、事務総長から報告がございます。
○事務総長(河野義克君) 本八日、内閣総理大臣から本院議長あて、次の文書がまいりました。すなわち、 明九日貴院会議において、赤城農林大臣が、 沿岸漁業等振興法に基づく昭和三十九年度年 次報告、及び、昭和四十年度沿岸漁業等の施策 について発言いたしたいので、国会法第七十条 によって通告いたします。 以上であります。
○委員長(田中茂穂君) ただいま報告のございました国務大臣の報告に対しましては、理事会において協議の結果、日本社会党一人十五分の質疑を行なうことに意見が一致いたしました。 右理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○要員長(田中茂穂君) 次に、人事案件の取り扱いについて、大矢君から発言を求められておりまするので、これを許します。
○大矢正君 官房福長官にこの際お尋ねをしておきたいと思うのでありますが、今朝の新聞に国家公安委員の氏名が掲載されております。問題はこれだけではなくて、従来理事会等において正式に提案をされる以前に、人事案件が新聞にしばしば載っております。私どもとしては、新聞に人事案件が掲載をされてから党に持ち帰って相談をするということは、相談をする上において非常にやりにくい面があるわけです。どういうわけで、人事案件というものがわれわれに提示される以前、あるいは提示した直後にでもそうでありますが、正式な手続が完了しないうちに新聞に掲載されるようになっておるのか、官房副長官にこの間の事情をお尋ねをしておきたいと思います。
○政府委員(竹下登君) お答えいたします。今朝の新聞に、国家公安委員の候補者とでも申しましょうか、が、写真入りで掲載されましたことは、事実でございます。で、私どもも、特にこのたびの国家公安委員人事につきましては、昨年の参議院議院運営委員会の記録も正式に残っておりますので、これが運びについては非常に慎重を期したのでありますが、ニュース・ソースを探るというわけにもまいりませんけれども、これは、はなはだ遺憾であって、私どもとしては申しわけない次第であると思っております。全般的に申しまして、国会の同意をいただく人事案件が事前に新聞に掲載されます点につきましては、私の申し継ぎをいただきましたところでは、各党へいわゆる俗にいう耳打ち資料なるものをお持ち帰りいただいた後において掲載されるのは、まあ、かんべんしてやろう、その以前はいけないというように、私は申し継ぎを受けておりまして、厳に慎んでおるわけでありますが、過去におきましていろいろな形で事前に漏れたことが数回となくあることは、率直に認めるわけであります。これが取り扱いについては、非常に各社とも関心を持って人事案件は取材をいたしますので、ものによっては、およそ予想記事を書かれても、それが数限られた条件の中において、ぴしゃり当たる場合もございますし、この取り扱いは非常に慎重の上にも慎重を重ねておりますけれども、そういうことがままあることは、いたしかたないと言ってしまえばそれまででありますが、今後とも何とか注意をいたしまして、事前に新聞に漏れることがないように努力いたすことをお誓いをいたして、答弁にかえさせていただきます。
○大矢正君 私は内閣ではありませんから、人事案件を処理する際にあたっての手続、手順等は、詳しくは存じませんが、おそらく、所管する各省が、各種委員の指名に際しては、それぞれの人に、就任をしていただけるかどうかを打診をして、就任していただけるという意向が表明をされて、初めてそこから人事案件として、国会に同意を求めてくるのではないかと思うのであります。そこで、そういう経過がある人事案件について、国会が同意を与えなかった場合に、一体どうなるのか、内閣の立場は。これもこの際、聞いておきたい。
○政府委員(竹下登君) 手続は、ただいま大矢委員のおっしゃったおおむねそのとおりでございます。が、過去におきまして、同意を得られなくて、いわば、たなざらしというかっこうになった案件もございます。それは人事案件でございますだけに、各省とも、折衝に際して、先般私どものほうで、これが国会の同意を得られない場合があっても、各種の事情によるものであるから、あしからずその際はごかんべんいただきたいという前置きを置いて折衝するという、まことにこれは形の上においては、本人さんに対してはすまないことでありますが、そういう前置きのもとに折衝するという慣例を打ち立てた、こういうわけであります。でありますだけに、慎重を期しておりますけれども、人事案件だけに、個人に関係する問題でありますから、私どもとして、同意を得られなかった場合には、その候補者に対しては、まことに相すまないという感じを持っておることは事実であります。
○大矢正君 所管する各省が、各種委員について、それぞれ御当人の意向を打診して、このあとで国会の同意を得られないということになりますと、途中で新聞に掲載された場合には、単に内閣の責任ではなくて、その御当人にとってもたいへんな問題になるのじゃないかと私は思うのであります。したがって、人事案件につきましては、慎重さが必要であろうということは申すまでもないところでありますが、国家公安委員の問題、また過去における各種の例を考えてみまして、私どもとしては、万一、これから理事会に提案をなされる以前に、人事案件が新聞に掲載されるような場合には、人事案件について同意を与えないという強い態度を持っておりますからして、内閣としても、十分その間の事情について考えて、過去におけるような例、特にまた今回の公安委員の問題にあらわれたような事態が起こらないようにしていただきたいと思います。万一これから以降、事前に新聞に出るような人事案件は、一切私どものほうとしては認めないという強い態度を持っておりますので、この際、官房副長官に私から申し上げておきます。
○委員長(田中茂穂君) 別に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。 午後零時三十五分散会