大蔵委員会 第39号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1965/05/18
会議録
○吉田委員長 これより会議を開きます。 有馬輝武君外六名提出の牛乳管理特別会計法案及び砂糖消費税法を廃止する法律案の両案を一括して議題といたします。
○吉田委員長 提出者より提案理由の説明を聴取いたします。有馬輝武君。
○有馬議員 ただいま議題となりました牛乳管理特別会計法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 わが党は、牛乳及び乳製品の生産の確保、価格の安定、消費の増進等をはかるとともに、酪農及びその関連産業の健全な発達と農家所得の向上を促進し、あわせて国民の食生活の改善に資するため、生乳についての交付金の交付、牛乳及び乳製品の販売に関する基準価格の設定、乳製品の政府の買い入れ及び売り渡し、学校給食用牛乳の給付母子保健牛乳等の摂取についての援助等の措置を講ずることとし、別途牛乳法案及び学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案を今国会に提案して、御審議を願っているのでありますが、これらの法律案において実施することとしている牛乳管理事業につきましては、その収支を明確にするため特別会計を設置し、一般会計と区分して経理することが必要であると認められますので、ここにこの法律案を提出した次第であります。 次に、この法律案の内容について御説明申し上げます。 第一に、この特別会計におきましては、牛乳法案及び学校給食の用に供する牛乳の供給等に関する特別措置法案において実施することとしている牛乳管理事業に関するすべての経理を行なうことといたしております。 第二に、この特別会計は、農林大臣が管理することとし、その経理は、交付金勘定、乳製品安定勘定及び学校給食勘定に区分して行なうことといたしております。 交付金勘定の歳入は、一般会計からの繰り入れ金、乳製品安定勘定からの事務取り扱い費相当額及び積み立て金額の繰り入れ金、学校給食勘定からの事務取り扱い費相当額の繰り入れ金並びに船舶及び貨車の貸付料等とし、同勘定の歳出は、指定生乳生産者団体に対する生乳についての交付金、生乳生産者団体に対する飲用牛乳等の製造施設にかかる補助金、船舶及び貨車の管理及び貸し付けに関する経費並びに牛乳管理事業に関する事務取り扱い費等とすることといたしております。 次に、乳製品安定勘定におきましては、一般会計からの繰り入れ金に相当する金額をもって資本とすることとしており、同勘定の歳入は、乳製品の売り渡し代金、乳製品の交換に伴う収入、証券の発行収入金、借り入れ金、一般会計からの繰り入れ金等とし、その歳出は、乳製品の買い入れ代金、乳製品の買い入れ、売り渡し及び保管に関する経費、乳製品の交換に伴う支出、交付金勘定への事務取り扱い費相当額及び積み立て金額の繰り入れ金、学校給食勘定への積み立て金額の繰り入れ金、証券及び借り入れ金の償還金、証券、一時借り入れ金及び借り入れ金の利子等とすることといたしております。 また、学校給食勘定の歳入は、一般会計からの繰り入れ金、乳製品安定勘定からの積み立て金額の繰り入れ金等とし、同勘定の歳出は、牛乳の買い入れ代金、牛乳の買い入れ及び給付に関する経費、生乳生産者団体に対する牛乳の処理施設等にかかる補助金、交付金勘定への事務取り扱い相当額の繰り入れ金等とすることといたしております。 第三に、乳製品安定勘定において、毎会計年度の損益計算上利益を生じたときは、同勘定の積み立て金として積み立て、損失を生じたときは、同勘定の積み立て金を減額して整理し、必要があるときは、その積み立て金の範囲内で交付金勘定または学校給食勘定に繰り入れ金をすることができることといたしております。 このほか、予算及び決算の作成及び提出に関し必要な事項をはじめとし、証券の発行及び償還、一時借入金及び借入金の借り入れ及び償還、決算上の剰余金の処理、余裕金の資金運用部への預託等について必要な事項を定めることとするとともに、この特別会計の設置に伴って必要な関係法の諸規定の整備を行なうことといたしております。 以上が、この法律案を提案いたしました理由及びその内容であります。何とぞ御審議の上すみやかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。 次に、ただいま議題となりました砂糖消費税法を廃止する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 わが党は、生活必需品に対しては課税すべきでないという租税原則に立脚し、かつ、昭和三十八年当時における世界的な砂糖の品不足による砂糖の小売り価格の異常な上昇に対処する物価対策の見地から、第四十三回国会及び第四十五回国会において、砂糖消費税法を廃止する法律案を提案したのであります。 砂糖消費税の撤廃は、生活必需品に対する課税を軽減しようとするものであり、現行の租税体系における逆進的傾向の是正、すなわち、大衆課税の排除をはかるものであることは申すまでもないところであり、さらに、わが党が今国会に提案し、別途御審議を願っております甘味資源の生産の振興及び砂糖類の管理に関する法律案において政府による砂糖の輸入の管理及び国内産の砂糖類の買い入れを実施することとしていることに伴い、この際、砂糖消費税法を廃止することが必要であると認められますので、ここに三たびこの法律案を提出した次第であります。 この法律案の内容を申し述べますと、現行の砂糖消費税法を昭和四十年十月一日をもって廃止いたしますとともに、砂糖消費税法の廃止に伴う経過措置を定め、また、砂糖消費税法の廃止に伴う関係法律の整理を行ない、さらにその整理に伴う経過措置を定めることといたしております。 以上が、この法律案を提案いたしました理由及びその内容であります。何とぞ御審議の上すみやかに御賛成くださいますようお願い申し上げます。
○吉田委員長 これにて提案理由の説明は終わりました。両案に対する質疑は次会に譲ります。 ————◇—————
○吉田委員長 閉鎖機関令等の規定によってされた信託の処理に関する法律案を議題といたします。 質疑の通告がありますので、順次これを許します。佐藤觀次郎君。
○佐藤(觀)委員 提案者に質問をするのですが、いま満鉄の社員でこの問題に関係して未整理になっておられる方は、全体の何割ぐらいですか。
○平島参議院議員 お答えいたします。 いままで支払いを済ました者が人員におきまして一万九千八百十二名でありますが、なお残っております者が四万八千七十九名、金額は二千四百万円余りでございます。
○佐藤(觀)委員 取りに来た者よりも残っておる者が多いのですが、その理由はどういうわけですか。金額が少ないから取りに来ないのですか。
○平島参議院議員 金額が少ないせいもございますが、大体終戦当時満鉄の社員は十四万ちょっと欠ける程度でございましたが、そのうち約四万程度は軍に応召して、ほとんど本社に勤務していない人が多かったのであります。そしてこれらの方々が、あるいはシベリアに抑留され、あるいはその他いろいろな事情で、引き揚げましてもなかなか所在が突きとめにくかったのでありまして、最近になりまして、恩給法の改正あるいは援護法の改正等が出ましたのと、それから、公務員に対する満鉄在職時代の年数の通算等そういういろいろの法律が出ました結果、所在のわかった方々が非常に多くなったのであります。現在でも所在がはっきりわかっておりましてまだ支給していない方が一万五千名ぐらい残っております。
○佐藤(觀)委員 初めは希望意見としては十年ぐらいまで延長するということを聞いておりましたが、大体五年間ぐらいで全部整理ができる予定ですか。こういう問題はめんどうなこともあるし、またこれ以上法律を、五年たってからまた五年延ばすということはいろいろ問題がありますので、この五年間で大体整理がつくものであるのか、あなた方の心組みをひとつ教えてもらいたいと思うのです。
○平島参議院議員 五年で全部済むとは思っておりませんが、もう五年も延長していただけば大体打ち切られても差しつかえないと思っております。
○佐藤(觀)委員 金額もたいしたこともありませんし、せっかく閉鎖機関に国がわざわざ補償した以上は、これは有効適切に使う必要があると思うので、そういう点で、あなた方の立場としては、大体この五年のめどである点まで整理がつくような処置をされることをわれわれも要望すると同町に、そういう見通しについてお伺いしたいと思うのです。
○平島参議院議員 できるだけ引き揚げ関係の各団体に連絡いたしまして、この残った五年間に完了するように努力したいと存じます。
○佐藤(觀)委員 ひとつせっかくめんどうな法律を通すわけでございますから、早く整理していただくことを要望しまして、私の質問を終わります。
○吉田委員長 本案に対する質疑は終了いたしました。 —————————————
○吉田委員長 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。 おはかりいたします。本案を原案のとおり可決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○吉田委員長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○吉田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 この際暫時休憩いたします。 午前十一時四十九分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕