議院運営委員会 第10号
- 発言数
- 8 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1965/02/18
会議録
○坪川委員長 これより会議を開きます。 まず、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、去る十六日、日本社会党の山本幸一君外四名から、外務大臣椎名悦三郎君不信任決議案が提出されました。 本決議案の取り扱いについて御協議願います。
○伊能委員 本件につきましては、私どもとしては、御承知のように、椎名外務大臣が昨朝韓国へ出張せられまして、目下日韓問題についての諸般の外交折衝をいたしておりまするので、かような事態ははなはだ私どもにとりましても遺憾なことだとは存じますが、外交折衝中に不信任案が出ておって、それがいつまでもペンディングで解決を見ないということは、国際関係の上からいっても、はなはだ好ましからざるところと、かようにも考えますので、明日本会議も開かれることでございますので、当事者がおらぬというような異例の事態もあるということは十分承知はいたしておるのでございますが、ぜひ明日の本会議にこの決議案が上程せられるよう本委員会におけるこの問題の処理を希望いたしたいと存ずる次第でございます。
○柳田委員 椎名外務大臣に対しましては、われわれは、山本幸一君外四名が提出しました不信任決議案の理由書に明らかにしておりますし、その理由の詳細はいずれ本会議において堂々と述べることにいたしますので、あえてここでそれを詳細申し述べる煩は省きますが、去る十六日の予算委員会における質問を通じまして、特に私たちは、今回の外務大臣の訪韓は、場合によってはという表現を使っておりますが、仮調印までも行なおうとしておることを言明されております。この問題は、われわれは、条約の事前審議に関する憲法第七十三条の規定にも反するものだと思っております。同時にまた、外務大臣の十六日の予算委員会における答弁態度というものは実にふまじめであり、しかも全く無責任な、国会の権威を無視するような態度に終始されたことは、まことに遺憾でもあるわけであります。したがって、戸叶君の質問が済みました直後、もうすでに夕刻から夜間にかけまして、わが党は国会対策委員会を開き、さらに中央執行委員会を開いて、慎重に検討したのであります。越えて十七日には出発されるというのでありますから、本来ならば十七日にでも提出するものを、それでは外交儀礼上、急に出発の前に提出するということもいかがなものかと考えまして、前日に不信任案を出した。もとより、法律的には、そのことをもって海外へ出られることを阻止する拘束力はないにしても、従来の慣例からするならば、徳義上、また政治上も、私は出発は見合わせるべきものだと思うのであります。しかしながら、それをあえて行かれたわけであります。そうなってまいりますと、こちらは不信任案を出しました。出した以上は、当然早くこの決をとるということにわれわれ異論はありませんが、しかし、帝国議会以来今日の日本国憲法に至りましても、いまだかつて本人不在中欠席裁判で、いやしくも一国の国務大臣を罷免しようとしたことはないわけでありますので、これはすみやかに本人をこちらに召喚をしていただく。もし明日本会議が開かれますならば、ソウルから東京までは約一時間半の飛行航程で、熱海から東京へ戻ってくるくらいの時間でありますから、私は十分間に合うと思うのです。それもあえてせずして、ただ本人不在のままで、いかに何でも不信任案を上程せよということは、これは慣例にも反するので、私たちは別にこれの決を遷延しておるわけではありませんが、本人不在の中でこういう重大な不信任案をやるということは前例もないことでありますから、ひとつそういうふうに自民党のほうで政府にお取り次ぎを願って、かりに明日の本会議に不信任案を上程するならば、それに間に合うように本人を召喚していただくというようなお取り計らいを願うならばたいへんけっこうかと思います。
○鈴木(一)委員 まことに重大でもあり、またわれわれとしては遺憾な事態だと思っておりますが、何しろもうすでに外務大臣は出発しておるわけでありますし、本人がいないところでこういう問題を処理するという先例もございませんのですことにやむを得ないことでありますので、帰国次第すみやかにこの問題を処理していただきたい、こういうふうに思います。
○坪川委員長 大体各党の御意見が明らかにされたのでございます。委員長といたしましても、この取り扱いについては苦慮もいたしており、また各党の御意見も承っておるのでございますが、非常に緊急を要する重大な問題でありますので、なるべくすみやかな機会にこれを処理いたしたい、こういうような気持ちも委員長といたして持っておりますが、どうか各党間におかれては、今後ひとつさらに御協議を続けていただきまして、この処理に当たっていただきたい、こうお願いいたします。ただ、いまのお話のごとく御意見が分かれているようでありますので、本件につきましては、さらに御協議を願うことにいたしたいと存じます。 —————————————
○坪川委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、内閣提出にかかる新産業都市建設及び工業整備特別地域整備のための国の財政上の特別措置に関する法律案、及び治山治水緊急措置法の一部を改正する法律案は、理事会のお話し合いのとおり、明十九日の本会議において趣旨の説明を聴取し、質疑を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○坪川委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○坪川委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明十九日金曜日午後二時から開会することといたします。 なお、同日午前十一時理事会、理事会散会後委員会を開会いたします。 この際、暫時休憩いたします。 午前十一時五十四分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕