議院運営委員会 第34号
- 発言数
- 24 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1964/06/26
会議録
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を開会いたします。 国家公安委員会委員の任命同意に関する件を議題といたします。 政府委員の説明を求めます。黒金内閣官房長官。
○政府委員(黒金泰美君) 国家公安委員会の委員金正米吉君が昭和三十八年の七月七日に任期満了になりましたので、同君の後任といたしまして坂西志保君を任命いたしたく、警察法第七条第一項の規定によって、両議院の御同意を求めるために、この案件を提出いたしました。 同君の経歴につきましては、お手元に差し上げてございます履歴書で御承知願いたいと存じますが、国家公安委員会の委員といたしまして、政府は適任と考えております。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認下さるようお願い申し上げます。
○中村順造君 いま提案のございました坂西志保さんの国家公安委員任命に関する件でございますが、これは官房長官も、従来のいきさつはよく御存じだと思いますが、本来、なくなられた金正氏は、いわば労働界の代表であり、あわせて、当時社会党でございましたが、社会党のほうからも推薦をするという立場で出された人でありまして、言うなれば、言論界その他いろいろありますけれども、金正さんの後任とすれば、やはりそういうふうな性格が当然考慮されなきゃならぬ。これは官房長官も、あるいはその過程におきましては、関係者としてよく御存じだと思いますが、坂西さんを出されて、全く性格が変わってくる。この点は、私が申し上げましたいままでの経緯、また前任者の性格などから考えて、当然考慮すべきものだと考えておるわけですが、官房長官のお考えをひとつ聞きたいと思います。
○政府委員(黒金泰美君) いま中村委員の仰せられました経緯等いろいろございます。いろいろと考えあぐみました末に、いまおっしゃる点、多少遺憾な点があるかと思いますが、この人をということになりましたので、まげて御了承賜わりたいと思います。
○中村順造君 私は、この坂西さんをとやかく言っているわけじゃない。ただ、なくなられた前任者が、そういう性格を帯びて国家公安委員に就任されておった。これは事実ですから、長官も否定はなされないと思います。そういたしますと、本来計こうなれば、この際は坂西さんと、こういう経歴の人でなしに、やはり労働界あるいは社会党の推薦できるような人をお選びいただきたい。これは、本委員会でも、何回か、私はそういうことを申し上げて、官房副長官など来られたときには、そのとおりでございますと、こういうことになっておったわけです。したがいまして、さらにまた、七月なり九月には、それぞれ任期の切れる方があられるかと思いますが、その際には、ぜひ、そういうことは考慮の中に入れてもらわなきゃならぬ。こういうふうに考えておるわけですが、官房長官のお考え方を、この際、承りたいと思います。
○政府委員(黒金泰美君) ただいまの仰せの点を体しまして、次回はよく皆さんとお話し合いをいたしたいと思います。
○中村順造君 最後にもう一つ。 これは私も、はっきりした証拠はないのですが、いままで、この公安委員の任命についていろいろな経緯があるわけです。これは今日の常識ですが、その経緯の中で、われわれ万人が、この人なら納得をしていただける、しかも国家公安委員としてきわめて適材であり、適格であると、こういう判断をして、黒金官房長官にもそういう話は党の幹部を通じてお願いをした機会もあろうかと思いますが、なぜそれが実現をしないか。こういうことになりますと、私も証拠があるわけでもありませんけれども、いわゆる通念と申しますか、常識といいますか、そういうことからして、警察庁の意向が人選の過程で非常に反映をする。人選をする場合に、これはもう私が申し上げるまでもなく、国家公安委員というものは、警察庁がその傘下に当然あるべきものでありまして、下部組織が、上部のこの公安委員をきめるときに、自分の意見をその中に入れて、承服しがたいとか、どうとか、いろいろ難くせをつけて実現しない。これは全く本末転倒もはなはだしいものであって、私どもからいえば、警察庁の気に入らない人こそ、国家公安委員会における警察の機能を全面的に十分発揮させる。これが国家公安委員の一つの任務でもあると思うのですが、これはややもすれば、そういうふうに警察庁の意向が強く反映をするから、われわれの適格だと推薦する人が実現をしない。これは官房長官からそういうことはなかったと否定をされると思いますが、いずれにいたしましても、国家公安委員長の傘下にある国警、こういうことでありますから、必ずしもそれがないということは信じがたいわけでありますので、この際私は、特にこれは野党というよりか、むしろ与野党含めて、そういうことは断じてあってはならない。いま、国家公安委員の任命について、警察庁の意向がそれに反映をして、警察庁が賛成しないから実現をしない。そういうことば、今後断じてあってはならないと思いますが、この点は官房長官からも、ひとつこの際、約束をしておいてもらいたい。
○政府委員(黒金泰美君) 私が、この選考に関係しましたのは、今回が初めてでございます。過去の実例はよく存じませんが、私どもの選考に際しましては、これは正確に申し上げますが、国家公安委員長には相談いたしました。これは閣僚でもありますし、当然すべきものだと思っておりますが、今回の人選につきましては、まあ主導権はむしろ私にございました。それで公安委員長に御承諾願ったという状態で、責任は私にございます。同時に、いま御注意の点は今後ともよく注意してまいります。
○委員長(田中茂穂君) ほかに御発言もなければ、国家公安委員会委員に坂西志保君を任命するにつき、同意を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。
○委員長(田中茂穂君) 次に、議員の外国派遣に関する件を議題といたします。 本件につきましては、理事会において協議いたしました結果、次のとおり意見が一致いたしました。すなわち、 デンマークのコペンハーゲンにおいて開催の第五十三回列国議会同盟会議に出席のため、議員七名を派遣し、その構成を、第一班-自由民主党二名、日本社会党一名、公明会一名、計四名、第二班-自由民主党二名、日本社会党一名、計三名とすること。 欧米各国における議院運営の実情及び政治経済事情等調査のため、議員六名を派遣し、その構成を、第一班及び第二班とも、自由民主党二名、日本社会党一名、計三名とすること。 欧亜各国の政治経済事情等調査のため、議員四名を派遣し、その構成を、自由民主党二名、日本社会党一名、民主社会党一名とすること。 以上のとおりでございますが、右理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後四時三十二分休憩 ――――・―――― 午後十一時二十二分開会
○委員長(田中茂穂君) 議院運営委員会を再開いたします。 常任委員長の辞任及び補欠に関する件を議題といたします。 事務総長の報告を求めます。事務総長(河野義克君) 自由民主党から、現在の常任委員長がそれぞれ辞任せられまして、内閣委員長下村定君、地方行政委員長高野一夫君、法務委員長木島義夫君、外務委員長青柳秀夫君、大蔵委員長村松久義君、文教委員長野本品吉君、農林水産委員長温水三郎君、商工委員長梶原茂嘉君、運輸委員長野上進君、予算委員長寺尾豊君を後任委員長として推薦してまいっております。
○委員長(田中茂穂君) ただいま報告のとおり、各委員長の辞任を許可し、その補欠を選任することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(田中茂穂君) 次に、継続審査要求の件についておはかりいたします。 本委員会といたしましては、前例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件について、継続審査要求書を議長に提出することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(田中茂穂君) 次に、各委員会提出の継続審査要求及び継続調査要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 委員部長の報告を求めます。
○参事(小沢俊郎君) 各委員会から、お手元の資料のとおり、現在案件及び調査事件につきまして、それぞれ継続審査及び継続調査の、要求計が提出されております。
○委員長(田中茂穂君) 本件につきましては、各委員会要求のとおり決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、今後において、委員会から継続審査または継続調査の要求書が提出されました場合には、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
○委員長(田中茂穂君) 次に、閉会中における本委員会所管事項の取り扱いに関する件についておはかりいたします。 本件につきましては、慣例により、特に重要なものを除き、その処理を、委員長、庶務関係小委員長または図書館運営小委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田中茂穂君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 暫時休憩いたします。 午後十一時二十五分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕