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43回国会参議院1963/01/29

建設委員会 第2号

発言数
110
登壇者
10
会派数
3
開催日
1963/01/29

会議録

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  初めに、理事の辞任及び補欠互選についてお諮りいたします。  理事村上春藏君から、都合により、理事を辞任いたしたいとの願いが提出されておりますが、これを許可することに御異議ございませんか。   〔「異議網なし」と呼ぶ者あり〕

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 御異議ないものと認めます。よって、村上君の理事の辞任は許可されました。  次に、ただいまの理事の辞任に伴いまして理事に欠員が生じましたので、その補欠互選を行ないたいと存じます。  互選の方法は、手続を省略して、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 御異議ないと認めます。それでは、理事に稲浦鹿藏君を指名いたします。   —————————————

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 次に、先ほどの委員長及び理事打ち合わせの結果を御報告いたします。  当面の委員会の日程につきまして、二月七日に建設大臣の基本政策、政務次官より予算の概要説明並びに今国会提出予定法案の説明を聴取し、二月十二日、各局の予算の説明を聴取いたし、二月十四日、大臣その他に対する質疑を行なう予定であります。  なお、当委員会の定例日を火、木といたします。   —————————————

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 次に、建設事業並びに建設諸計画に関する調査を議題といたし、今日は裏日本における雪害状況について説明を聴取したします。宮内道路局調査官。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 局長がお伺いするところでございましたが、衆議院のほうの災害対策委員会がございまして、私かわって御説明申し上げます。  お手元にお配り申し上げました一月二十八日十六時現在雪害対策情報、これが一番新しいニュースでございます。御承知のとおり、今、新潟県が一番被害が多うございます。そこで早く東京−新潟間の道路交通を確保したいということでございますが、あとで御説明申し上げますとおり、国道十七号、これが東京−新潟間でございますが、これが小千谷、十日町の辺で数メートルの積雪に達しまして、とうてい早急に開通することは不可能と見られております。したがいまして、新潟から京都に至ります国道八号の交通を確保し、続いて直江津から長野を経由いたします国道十八号、これの交通を確保することによって、東京−新潟間の交通を確保いたしたい、こういう基本方針でございます。なお、国道八号の沿線であります冨山、石川、福井各県の八号国道につきましては、完全とは申されませんけれども、おおむね交通を確保いたしております。特に山岳部におきまして、なだれ等事故もございましたけれども、そういう所も一路線の交通は確保するということに進んでおります。しかしながら、二級国道あるいは地方道におきましては、除雪計画線におきましても、なおかつ相当不通の所がございまして、われわれとしても深く憂慮いたしておるのでございます。  そこで、お手元にお配りいたしました資料の一ページは、ただいま申し上げましたようなことを書いておるのでございますが、ありがたいことに、昨日からだいぶ雪が減って参りまして、おおむね一日十五センチの積雪にとどまるということになりましたので、きょう、あすにかけて非常に大きく除雪作業も進んでいくことと存じております。  今まで私どもが行ないましたいろいろな作業の内容につきましては、三ページをお開きいただきたいと思います。三ページにいろいろ今までやりました交通確保緊急対策がございますが、まず第一に、一月の二十六日に、道路局に雪害対策本部というものを設置いたしまして、全員休みの日も待機して地建及び関係府県と連絡をとるということに努めて参ったのであります。  それから、非常に現地の方でも機械が足りないとか、あるいは予算上どうなるかというような心配も多いようでございますので、担当係官を派遣いたしております。なお、昨晩おそく、政府全体として調査団を派遣しようということに相なりまして、運輸政務次官等が現地に行かれましたので、私どもの方からも担当の企画課長その他を随行せしめております。  それから交通確保の基本線は、先ほど申し上げましたとおり、一刻も早く国道八号と十八号とを結ぼう、このためには、関東地建及び北陸地建、それから長野県及び新潟県各土木部の完全な共同作業による措置が必要でございますので、これを強力に推進いたしておりまして、おおむね今所期の効果をあげつつある現状でございます。  それから御承知のとおり、何分にも機械が非常に足りない、現在どのくらい機械があるかというようなことにつきましては、後ほどまた御説明申し上げますが、非常に機械が足りないという現状でございますので、ただいまあいている表日本側の各地建から機械を回すと同時に、ちょうどたまたま山形県の新庄市におきまして、除雪関係機械の展覧会を催しておりまして、それで裏日本にありましたので、国鉄と連絡いたしまして、最優先してこの機械を新潟県に投入するということでやっております。そして、その機械は逐次発送いたして現地に到着し、有効に使われておるのであります。  なお、雪害対策本部におきましては、一日に二回、午前十時と午後四時の二回現地の地建及び府県土木部と連絡をとって、刻々新しい情報を入れ、それに対応する措置を検討し指示しておる次第でございます。  次に、現在の交通の状態を御説明申し上げますが、十三ページをお開き願いたいと存じます。ここに、一級国道の路線が今どうなっているかということを示しておる表がございます。左の方から、路線名でございまして、七号、それから八号、九号、十三号、十七号、十八号、二十九号、四十一号、こういう路線がいずれも積雪の被害を受けまして不通個所を有しておるのであります。その区間は、そこに書いてありますとおり、七号におきましては、山形県鶴岡市の矢引峠、以下同様に書いてございます。その表でおわかりのとおり、八号が新潟県内において五カ所、それから石川県の一部において不通個所があったわけでございますが、これは県道を迂回することによって、交通は確保されておる次第でございます。  なお、三番目の不通個所延長の所に、カッコをいたしておるのと、カッコがないのと二つございますが、このカッコをいたしておりますほうは、積雪寒冷地のあの特別措置法によりまして除雪区間を定めますが、その際に、ここは冬季は眠らせておこうということに最初から予定しておる所でございます。したがいまして、カッコのない、たとえば八号の新潟県三条市内一キロ、それから長岡市から柏崎市の二十五キロ、同じく柏崎から柿崎の二十五キロ、それから直江津から能生町の二十八キロ、こういったようななまの数字がいずれも不通になっておる。これは、除雪計画線でありながら不通になっておるということでございます。  なお、いろいろ努力いたしました結果、そこに書いてありますとおり、二十八日あるいは三十日、あるいは三十日のものも、先ほど申しましたとおり、積雪が減っておりますので、あるいは二十九日に開通する見込がございます。そういうふうな目標を立てて、必要な機械、人員、予算の投入を行なっております。  それから、一番右の端の所で県道利用と書いてありますのは、そこの場所が国道の改良も十分でなくて、除雪いたしても意味がないという所は、迂回路の県道を利用することによって交通を確保する。したがって、その県道のほうの除雪を県のほうに依頼して進めておる、こういうことでございます。  それから、二重まると一重まるがございますのは、これはいずれも努力して除雪するのでありますが、最重点的に努力するという地点がこの二重まるをつけておる所でございます。これによりますと、おおむね今月中にはおそくとも今月中には東京−新潟間の交通は確保したい、確保できると、こういうような見通しになっております。  次に、二級国道以下の状況につきましては、十四ページ以下でございます。  まず、十五ページの青森県の例にいたしますと、これは二級国道で四線がそれぞれその不通区間を有しております。このカッコの関係も先ほど申しました一級国道と同じでございまして、除雪計画線外でございます。したがって、青森県におきましては、いまだ除雪計画に入っておる線についての不通個所がないと、このようなことに相なります。それから、その下が地方道でございまして、青森県の地方道は、除雪計画線として三百五十一キロございますが、現在のところは十八キロの不通区間でありまして、五%程度。これは極力除雪に努めたいと思っておる次第でございます。  なお、平均の積雪量は、一番上の欄外に、平野部平均積雪量といたして書いてございます。青森では、平野部におきまして大体一メートル八十という平均積雪量になっております。  次に岩手県。これも大体同じでございまして、ただ青森よりも少なくて、積雪平均は八十センチ。これも計画線は、国道につきましては全部交通確保されております。地方道につきましては、千三百八十三キロのうち百五十八キロの不能が出ておりまして、これが約一一%でございますが、これも自力で何とかやっていけるという連絡でございます。  次に宮城県。これは非常にあれで、海岸通りの十センチくらいから四十センチでございますので、問題はございません。  それから秋田県でございますが、秋田県は、計画路線といたしましては、十和田−大館線、これが四キロばかり不能になっておりますが、明日開通する予定でございます。なお、地方道のほうは、六百八十一キロの計画線に対しまして、今不能になっておるものは二キロくらいでありますので、ほとんど問題がなく、これも自力でできるであろう、ただし、今後もっと雪が降ってきたならば応援を頼むというのが、きのうの連絡でございます。  山形。山形も幸いにいたしまして一メートル八十くらいの積雪があるのでございまするが、石巻から酒田線、これだけが計画路線で交通不能になっておる。これに力をあげておりますが、国道のほうは問題はございません。それから県道のほうは、約九百キロの計画線に対しまして二百キロという大きな不能が出ております。これが約二二%、四分の一程度でございます。しかし、これも何とかやっていけるという連絡で特別のことはございません。  それから福島県、これは一メートルくらいの積雪でございまして、今、新潟−平線の会津坂下町のところで七キロほど不通が出ております。これは困るので、目下重点を置いて県庁においてもこれが除雪に邁進しておる。しかし、きょうじゅうには開通が終わるだろうと、こういう連絡でございます。それから地方道は四百四十一キロ計画線がございまして、約二割の八十七キロ、これが不通でございます。しかし、ここのところも、県庁からは、現在のところ特別措置は要らない、自分のところでやってみる、こういうことでございます。  次に、新潟県でございますが、新潟県の二級国道は、そこに書いてありますとおり、片っ端からといっていいくらいやられております。平均積雪量は二メートル五十。そこで、先ほどの一級国道で申し上げましたとおり、今一級国道の除雪に奮闘いたしておりまして、とても手その他がございません。その一番下の欄に書いてありますが、県庁からは、今ブルドーザーが八十二台、トラックが五十三台、自衛隊三十人を含めて人員が千二百十九人、これが除雪にかかっております。そのうち山間部の十日町とかあちらのほうは、どうしてもこれは見込みがないから捨ててしまう、そうでない方面に重点を置くというような方針をきめて作業をいたしております。しかし、おもだった所は大体二月中旬くらいまでこれはかかるのじゃなかろうか、こういうことを言っておりますが、幸い雪が小やみになって参りましたので、もう少し早く、一日も早く開通するように応援をいたしたいと思っております。それから費用が三千万円足りないという要望がございましたので、これは費用の点については、本省において十分考慮するから、心配なく一日も早く開通するように作業を進めよという指示をいたしております。  次に、富山県でございますが、二級国道におきましては、岐阜−高岡線、これが一部不通でございましたが、きょう開通する運びでございます。また、同じく礪波の地帯、これも一日、二日のうちに開通したい、このように思っております。それから七尾のほうに参りまして、七尾−高岡線の一部でございますが、これがあすくらいまでには開通するように努力いたしております。それから地方道は四百四十六キロの計画線に対しまして百七キロ、これは非常に大きいのでございますが、これも何とか今月中には交通を確保しようという目途で進んでおります。県庁からの連絡によりますと、岐阜−高岡線には自衛隊が出動して応援をしてくれています。ただし、自衛隊も今国鉄のほうの復旧作業、これも相当あるのでなかなか忙しい。しかし、今は民間から除雪機械を五十三台、自衛隊から四台でございますが、合計五十七台をもって除雪をいたしております。経費の増額については見てもらいたい、これにつきましては、新潟県と同じように、十分考慮するということでやっております。  次に石川県でございますが、石川は金沢−岐阜線、七尾−高岡線の一部、こういったような所が九十六キロ不通になっております。これはいずれも石川県としては最重点を置いて、少なくとも二月の中旬まで、早いものから逐次開通していきたい、こう言っております。それから地方道のほうは五百九十キロの延長に対しまして三百九キロ、約六〇%程度の大きな不通区間があります。これも何とかしてやっていきたいということでございます。もちろん費用の点は、積極的に言っておられないだけでありまして、相当必要になると思いますが、これも、もちろん新潟県その他と同じように、十分考慮したいと思っております。昨晩出発いたしました政府の調査団の方の帰京を待ってその具体化を思量いたしたいと思っております。  それから福井県。福井県におきましては、石川県あるいは岐阜県との県境地方、それから福井−松本線、これの一部、それから敦賀−大津線、これが全線にわたって寸断状態で、合計八十一キロの二級国道の不通区間を出しておりますが、このうち金沢−岐阜、福井−松本、こういうものに総力をあげていきたいと言っておりますが、そのうち福井−松本は、一日、二日のうちに交通が確保される予定でございます。あとの石川県及び岐阜県との県界のほうにつきましては、今のところ、延長も長いし、見込みが立たないということでございます。それから地方道の関係では、百二十四キロの計画路線がございまして、そのうち九十九キロ、実に八割の不通個所を出しております。ただし、これも何とか自分のほうでやってみる、そこで金だけひとつ応援してもらいたいということを言っております。同時に、昨日福井県議会の決議書を持って私のほうにいろいろ見えております。これによりますと、住宅、教育施設、産業施設、そういったようなものの損害が百二十償円だというようなことでいろいろ対策を要望してきております。ただし、この中には、融資の増額であるとか、所得税の免除であるとか、それから特別地方交付税の増額というようなことが中心でございまして、道路局の所管するものは除雪費の費用を応援するということにしぼられるようでございます。  次に京都。京都は一メートル六十の平均積雪があったわけでございまして、そのうち京都−小浜、舞鶴−鳥取、この二つの路線で二十一キロほどが不通になっておりますが、これはまあほかと比べれば割合に軽微で、何とかやっていけるということでございます。それから地方道は、七百十二キロに対して二百六十二キロ、約四割の不能区間を出しておりますが、これは心配は要らない、何とかやっていけるということでございます。  それから兵庫県、これの裏日本側は舞鶴−鳥取線で城崎郡の所でありますが、これもきょう開通する予定でございます。それから地方道のほうは、約一割ぐらいの状態でございますので、これも心配なくやって参られるということであります。  次は鳥取県。鳥取県の二級国道は、計画路線は全部交通を確保いたしておりますが、計画外のものだけが約三十キロございます。それから地方道のほうは、八百二十七キロの計画路線に対して二割七分の二百二十四キロ、これが不通でございますが、これもやっていけるということでございます。  次に島根県。これは相当大きな被害を山間部に出しております。そこにありますとおり、広島−松江線、広島−浜田線、こういうものがとまっておるのでございます。しかし、これもきょうあすのうちに回復できる見込みでございます。地方道は、千三十キロの延長に対しまして約六百キロ、六割という大きな不能個所を出しております。県からの要望は、現在、県庁の手持ちその他の除雪車を十七台出した、民間から二十三台取り上げた、自衛隊に出動要請というところまでいっていない、ただし、地建から、そこにありますとおり、ブルを五台、グレーダーを一台、それからオペレーターを五、六人ほど借りたい、これは中国地建から貸すことができるかどうか、貸すことができるならば借りたい、できない場合には、民間業者から、この程度のものならば借り上げることもできる、という要望もございますので、県と地建との相談で適宜やるということでございます。  以上のような態勢でございまして、ざっと見たところ、北陸四県が最も大きな被害を受けておるようでございます。今までに機械等の応援をどういたしましたかということにつきましては、五ページの資料、そこにありますとおり、雪が降り始めました初期に、まず関東地建からモーターグレーダー、これを新潟国道事務所に送った。中部地建から同じくモーターグレーダーを富山に送った。関東地建からロータリー除雪車同じく東北地建からロータリー除雪車一台、計二台を長岡に送った。それから、先ほどちょっと申し上げました、幸いと申しますか、運よく山形県の新庄において展覧会を開いておりましたので、そこに陳列いたしておりました機械を主催者側の協力を得て合計九台、そこにあります種類でございますが、これを全部長岡に集中いたしております。それから東洋運搬機械からロータリーの除雪車を一台、これも長岡方面に送るようにする。それから東北地建からも送らせようということで新潟鉄道管理局と話し合いをいたしておりました結果、輸送の方法がつきましたので、これは三台ほど送っておる最中でございます。多分もう着いたかと思っております。  ところで、現在どのくらいの機械が動いておるかということは、その五ページから七ページまでの表でございまして、一番問題になっている新潟につきましては、これは新潟というのは北陸地方建設局の新潟工事事務所でございますが、ここでは十一台、長岡工事事務所では二十四台、湯沢、これは十七号の関係で四台、これが地建として今動いておるわけでございます。それから高岡のほうには二十四台、これは富山県、それから同じく金沢二十二台、福井の国道事務所につきましては十六台、敦賀については三台、合計北陸四県で百四台の除雪機械が今活動しておる、これは建設省だけでございます。  それから府県のほうは、これは八ページのところにございますとおり、新潟、富山、石川、福井四県で、その資料の一番右の端の下にございますとおり、百九台が、県庁の民間からの借り上げを含んで活動いたしております。あるいは必要に応じて自衛隊あるいは民間会社からさらに増強していく。いずれにいたしましても雪が毎日毎日相当降り積もっておりまして、下手に機械を動かしても困る。特に非常に凍ってしまって作業は難渋をきわめておる。人夫も疲れ果ててきたというようなことでございましたが、昨日から小やみになりました関係上、非常に士気も上がりまして、この際ありとあらゆる機械を動員して一刻も早く開通したい、こういうことで努力をいたしておる次第でございます。  なお、昨日までに概算取りまとめましたところ、これら積雪地における予算の不足は約二億一千万、三分の二補助でございますので、一億四千万ほど足りなくなろうかと推定されております。これにつきましては、大蔵省のほうにも連絡いたしておりますので、今後の天候あるいは作業の進捗、そういうものをにらみ合わせまして、この額を確定してしかるべき措置を講じたい、このように存じます。  簡単でございますが、一応御報告をいたします。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) ただいまの説明に対し、御質疑のある方は順次御発言願います。

田中一日本社会党

○田中一君 今の説明の中の除雪事業費が、現在保留分があるというのですが、保留分というのはどういうことなんですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 保留と申しますのは、御承知のように積雪寒冷地の予算につきましては、除雪の費用と、それから道路の路床を入れかえるような仕事をやる費用と二つございます。そのうち路床の入れかえをするような、つまり工事を伴う費用は、これはもう年度当初に各府県に配ってしまいます。しかし、除雪はどこの地区にあるかわかりませんので、基本額だけを配っておいて、あとは状況によって配るということにいたしておりますので、その額がこれだけ残っているわけでございます。したがって、今度は重点的に北陸四県その他に配ってしまう、なお足りない分は一億四千万くらいになる予定でございます。これに対しまして手当をする、こういうわけでございます。

田中一日本社会党

○田中一君 それから山形の展示会の機械は借り上げたのですか、買い取るという条件ですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) これは借りるということです。

田中一日本社会党

○田中一君 損料……。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) ええ。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 二億一千万円と言われますが、どういう……、県で持つ二級国道とか……。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 県のほうで事業をされます除雪のそれが二億一千万円でございます。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 たとえば二級国道とか地方道の費用でございますか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) さようでございます。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 一級国道は直接おやりになるわけですね。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 直接やります。

田中一日本社会党

○田中一君 それから、ここに国道でも、二級でも一級でも、当然冬眠さす道路だということを考えているものがあるらしい。これに対して一体どうしようというのか。今言われているように主要幹線道路はやはり眠らせちゃならぬと思うのですよ。眠らせるのだという前提でもって道路行政をやるというのはおかしなもので、たとえば福島−米沢だったか、栗子峠みたいに隧道を掘っているのがある。現在そういう対策はケース、ケースであると思うのですよ。東北、北陸が後進県だと言われながら、眠らせるのだという前提でもってそのまま保全するという考え方は、道路行政としてはおかしいのじゃないかと思うのです。そこで、栗子の例を言うと、栗子は隧道を今掘っている。したがって、主要幹線道路でもって眠らせるのだという前提でなく、それは現在やむを得ず眠らせているけれども、将来こうするのだという計画があると思うのですが、それを一つ一つ説明して下さい。また、めんどうくさいならば、どういう方針だということをおっしゃって下さい。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 御承知のとおり、現在特別措置法がございまして、これによってどういう所を眠らせるか、通すかということを政令できめることになっております。その場合には二つ種類がございまして、一つは、二月中における平均の積雪量が二メートルに達しているかどうか。これは過去五年を調べることになっております。それからもう一つは、一月中の平均気温が零度以下である。これが寒零のほうでございます。そういったような基準から算定いたしまして、いろいろな路線の指定をいたして、そうして眠らせるものと生かすものとを仕分けしておるというのが実情でございます。ただ、積寒——年によりましてだいぶ幅があり過ぎるのでございますけれども、いずれにしても、積寒の事業のほうと、それから除雪の事業のほうは、どうしても拡大しなければいけないということで、来年度の予算につきましても、ことしよりかも相当多く要求いたしておりまして、その結果、来年はことしのたしか二割四分ぐらい増しまして、本年は全部で二十七億四千万でございますが、来年は三十三億九千万、このくらいの予算を確保することになりましたので、ことしの積雪の状況等をにらみ合わせて、先ほどの眠らせるもの、生かすもの、こういうものを再検討いたしまして、適切な措置をいたしたい、このように考えております。

田中一日本社会党

○田中一君 もう一ぺん、眠らせる基準を明らかにして下さい。それは、むろん前提としてですよ、その道路は眠らしても、県道なりあるいは迂回道なりがあって、これは生かすのだ、したがって、交通は確保できるのだ、その道路そのものに対しては積雪量が高いとか、あるいは温度が低いから仕事ができないからしないのだということなのか。これは一がいに、ただ単に一つの基準でもって、これはもう眠らせるのだというようなことを考えては困るのだよ。河野建設大臣が就任して以来、たとえば名神国道にしても、年内にやれと言ったらやるじゃないかというのですよ。君らの計画そのものが結局引き延ばしなんだ。何かしら自分たちの保身のために、当然しなければならぬそれを、平均にというか、だらだら暮らしていけばいいのだというような考え方でもって、こういう不時の災害に対して変な割り切り方をしてうっちゃっておくなんということがあってはならぬと思うのですよ。それが今言うとおり二十七億が三十三億になって非常にこれはよくなるんだなんということは、そんな考え方はおかしいですよ。予算は予算として、予備費もあるのだから、必要ならばどんどんやれというぐらいな心がまえでなくちゃならないのだよ、われわれに説明するならばだよ。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 御承知のとおり、この積寒の事業も、現在は五カ年計画の一環としていろいろ仕事をやっているわけでございます。除雪もまたそのとおりでございまして、そのために昭和三十六年の十月の二十七日に、積雪寒冷特別地域道路交通確保五カ年計画というものを閣議決定いたしておるのでございます。そのときにどういう基準でやったかということを御披露申し上げますと、除雪につきましては、一日の交通量がおおむね三百台以上の区間、この区間で交通を確保することが特に必要であるというものについては、まず絶対に除雪しようじゃないか。しかし、三百台に達しなくても、百台以上のものであり、そうしてその路線が一級国道その他非常に重要な路線である場合、それから代替の道路がない——今、先生のお話しになった代替の道路がないために、そこの除雪をしないと一地方の交通が完全にストップして民心に与える影響が非常に大きい、こういう場合については、これは除雪しようじゃないか、こういう基準で策定をいたしております。

田中一日本社会党

○田中一君 それではみんなやるということだよ、認めるということは。重要だという認め方は、だれが認めるのかというのだよ。これは道路技術家が認めるのではなくて、地域が認めなければならぬのですよ。だから後進県はどこまでも後進県になってしまうのですよ。生活費の負担も大きくなるのですよ。それは一応の基準は基準としていいと思うけれども、しかし、もう少し能動的に、そんな基準にこだわって云々ではなくしてほしいと思うのだがね。その点はこのままでいくのか……。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 先ほど申しましたとおり、代替道路がないという所は、これは必ず確保するということにいたしているわけであります。それから全国の路線をということになりますと、御承知のとおり、八十何万キロあるので、今のところは、市町村道は別にいたしまして、県道以上の、しかも代替道路がない、まあ、しかも百台以上といたしますと、ほとんどの路線といってもいいかと思いますが、そういうことにいたしまして、それから運輸省と地元の知事、こういうものの意見を聞いて指定をする、こういうことになっておりますので、さほど大きな支障を与えることはなかろうかと思います。ただ、いかんせん予算の関係で意にまかせなかったところがあることは事実でございますが、今回のような特別の事情が発生すれば、これは御承知のとおり、予備費なりその他の金を持ってくることも十分考えております。

田中一日本社会党

○田中一君 自衛隊がきょうの新聞に四千五百人だけまた新しく出動して除雪作業に従事しておると出ていましたが、どれくらい自衛隊が出ているのです、一国、二国、地方道も含めて。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 実は、ただいままでのところは、先ほど少し御披露申しましたとおり、主として国鉄のほうに向かっておりまして、道路のほうにはそう多くは動いておりません。しかし、これからは自衛隊も輸送の方法がつきましたし、どんどん入ってくるんじゃないか、このように思っております。

田中一日本社会党

○田中一君 これは河川局長に聞きますが、主として除雪作業を行なっているのは地元の有志ですか。それとも水防団、消防団の命令でもって行なおうということになっているのか、その点はどうなっているのです。水防団は除雪に対してはどういうふうになっているのです。

山内一郎建設省河川局長

○政府委員(山内一郎君) 水防団は水防作業のためでございますので、除雪には動いていないと思います。

田中一日本社会党

○田中一君 そうすると、消防団、水防団が除雪作業に従事する場合には、知事なら知事の要請によって任意でもってそれに参加しておるということにすぎないのですか。

山内一郎建設省河川局長

○政府委員(山内一郎君) そのとおりだと思います。

田中一日本社会党

○田中一君 これは宮内君、どのくらいの資金を除雪には各県でやっているんです。そういうものは地方交付金の場合、交付税の場合ですよ、それが、その地域は算定され、県の負担でやっているけれども、それに対する国の交付金はあるのですか。それは地方交付税には含まれていますか、除雪ということは。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) たとえば新潟の例で申しますと、雪の大きく積もる前までは大体七、八百円の、農閑期でございますので、賃金だったようでございますが、この雪の除雪で人手が足りなくなりましてから、倍まで参りませんけれども、まあ千五百円前後というところまで上がっておるようでございます。それから、その額で足りるかどうか、これは全国いろんな問題がございますからあれですが、いずれにしても特別交付税の増額の際には、そういう特殊事情は考慮するということにいたしております。

田中一日本社会党

○田中一君 自衛隊の出動を要請するとどのくらいというか、どういう形の費用の負担をするのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 自衛隊を動かした場合は、給料とかそういうことは全然問題にならぬと思います。もちろんかりにブルドーザーを持ってこられても、そのブルドーザーの償却費というものは全く対象にならぬ、燃料とかそういったような間接経費を負担するということでいけると思います。

田中一日本社会党

○田中一君 どのくらいかかるのですか。食糧とかなんとか、全部向こうが持つのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 持つと思います。

田中一日本社会党

○田中一君 思いますじゃ困るのだ。持つなら持つ、あるいは現地調達するなりして、その場合調達するのは、自衛隊が費用を持っているのですか。どうなっているのです。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 今申しましたような間接経費を除いては、全部自衛隊が負担する、こういうことでございます。

田中一日本社会党

○田中一君 間接経費の説明をして下さい。どういうようなものですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) たとえば旅費、それから燃料費、機械を動かせば……、そういったような費用でございます。

田中一日本社会党

○田中一君 それは間違いないですね。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 間違いございません。

田中一日本社会党

○田中一君 それから今の一国で眠らせるという道路に対する、非常に大きな降雪量があった場合にはその対策は一つ一つどういう……、たとえば隧道を掘るとか、あるいは何というか、雪の積もらないような措置をする場合もありますね。国鉄なんかよくやっているけれども、そういうことをしているとか、道路行政の面から見てどうしようというふうに思っているのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 先ほど栗子のお話が出ましたが、同様に、これは毎年雪が積もる所があるわけです。それはなるべくトンネルにしたほうがベターであることは間違いないわけです。しかし、全部をトンネルにするというためには、なかなか膨大な費用がかかりますので、防雪さくを設けましたり、それからなだれの防止さく、スノーセットというのでございますか、こういったようなものを併置するということを、積寒事業として、おもなところにやっております。

田中一日本社会党

○田中一君 どのくらいやっていますか。それはひとつ今ここで聞いてもしようがないから、積雪地域のどこにどうしているというものを取り上げて、資料を出して下さい。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 資料を提出いたします。

田中一日本社会党

○田中一君 まあ人件費だけらしいから大した費用じゃないと思うけれども、資金的にはどこも心配ないのですね。たとえば福井県の場合には、金を少しくれということをいってきているというらしいけれども、それらはどういう手当をしているのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) まだ額の確定はいたしておりませんので、一般方針として必要な、計画除雪区間の除雪については総力をあげてやる、その費用については、既定の予算にとらわれることなく対策を講じて差しつかえない。なお、その額については、調査団を派遣しておりますから、それらの帰りを待ってこまかい計算をして、どういう方面でこれを、つまり除雪そのものの費用で全部カバーすべきか、あるいは先ほどお話の出た、たとえば交付税の増額というような問題もございますし、いろんな点で手当をするということです。

田中一日本社会党

○田中一君 雪害対策本部はどうして道路局に置いているのですか。建設省の中の道路局だろうけれども、道路局に置くということをきめたのはどういうこと、道路が主だからということですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) さようでございます。

田中一日本社会党

○田中一君 これは、除雪した雪は全部川へ流しているのですか。どこへ持っていっているのですか、大体は。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 川と海でございます。

田中一日本社会党

○田中一君 これは河川局長。これから融雪期になると、今度は川の問題になってくる。川の雪害なんだよ。そうすると、それは道路局の今の対策本部は、雪が消えたら同時にやめてしまうのですか。そして今度雪の被害が川へくるのだよ。その場合には、道路局から河川局へ移しかえするのですか。どうして道路局へ置くかということなんだ、僕の言っているのは。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 今道路局でやっておりますのは、全くその除雪そのものを考えておりますので、これが一段落いたしますれば、普通の業務態勢に入って参りますし、したがいまして、その必要なもの等は河川なりあるいは住宅なり、いろいろそれぞれの方面と連絡をし、必要なものは十分引き継ぎをいたしたいと思っております。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 今の雪害対策本部というのは、当面の雪だけの対策をやられるのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) さようでございます。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 あとで雪害で道路が痛んだり、いろんなことが起きて参りますね。あるいは河川なりの問題が起きてくるのでしょう。それはまたあとの問題というわけですね。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) それは通常の組織で処理できると思います。また、そのほうがベターだと思います。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 ちょっと出された資料について、まだよくのみ込み切れない点があるのであります。地方道において除雪計画路線、これは説明にありますように、補助、県単、地元負担などの除雪計画のある路線とする、こうあります。そこで、これだけの相当の量があるわけです。ところが、これに対して内容を見ますると、いろいろ除雪機械をやってみたり、あるいは自衛隊をやってみたりする個所もありますけれども、青森、岩手、宮城、秋田−秋田だけは、「今後の降雪如何によっては」という注釈が書いてあるけれども、山形、福島、石川、京都、兵庫、鳥取、これら十県にわたっては、特に人員、器材の応援その他要望事項はないと、こうきめつけてしまっているのですよ。ここからがどうしてもよくのみ込み切れないのですよ。これは、二十六日現在においてこれがなかったというだけのことですか。この現在においての段階で書いたというだけの話ですか。その後こういう要望は来てないかどうかということですね。われわれ今までの経験から考えて参ますと、ただ一級国道がどうだ、二級国道がどうだというそれだけの問題でない、地方道に関する問題の要望というものが相当あるわけです。われわれは経験しております。一方の道を通したって、それが地方道と連絡しなければ使い道にならない場所は、これは無数だと思います。それはただ何の要望もないからほったらかしておくということを意味しておるのか。今のところではこれはないのだ、二十六日現在までには何の要望もなかったというだけのことか、その間納得のできるように御説明いただきたいと思います。疑問がだんだん出てきましたので……。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 私のほうの対策本部では、先ほど申しましたとおり、一日二回現地の土木部及び地建と連絡しておるわけでございます。そして午前十時にとる情報は、前日までの積雪の量、不通個所、それがいつ開通する見通しかというようなことと同時に、何か特別困っておるものはないか、こういうことを聞いてやっておるわけであります。それから午後四時にもう一度資料をとっておるわけでございますが、そのときに必ず、たとえば国鉄にこういう連絡をすることはないか、自衛隊方面にこういうことを連絡することはないか、機械が足りなくなっていることはないか、あるいは地建の人間を応援させる必要はないかというようなことを聞いておるのであります。それから土曜日の日には、特に積雪地帯の東京事務所の職員を全部道路局に集めまして、そういうことを君のほうからもよく県に連絡してくれ、こういうことで指示して、まとめ上げたのがこの資料でございます。何分にも、場所によりまして、非常に思いがけない雪だったために、県の人間もへとへとになっておりまして、まだなかなかこまかいところまで頭が回らないというところもあるのではないかと思っておりますが、いずれにいたしましても、費用の、たとえば補助の増額とか、そういったようなものにつきましては、お説のとおり、現在のところは何とかやっていけるかもしれない。しかし、これがまとまってくれば、やがて、県の負担も大きく、補助を頼まなければならぬという気持じゃないかと思っております。われわれのほうとしては、ここに載っている所、つまり早く申し出た所だけ補助を増してやる、あとは知らないということもできませんので、これは今の調査団が帰京次第、数字がまとまったときならば公平に処置すべきである、つまりこの報告にこだわらずにものを考えるということであります。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 富山県の場合、自衛隊は国鉄復旧に全力をあげている、それから次には、除雪機械五十三台、他に自衛隊より、四台、合わせて五十七台ですが、除雪機械を借り上げて除雪に努めておる。あとには、現在のところ具体的な応援要請はないけれども、除雪経費は多額に昇る見込である、こういう説明が加えてある。そこで、この除雪機械五十七台というのは、これは二級国道だけですか、及び地方道を加えてのことに当てはまっているのですか、どうですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) そこに書いてあります国道——一級国道に別でありますが、二級国道、地方道を含めた全冨山県の道路にこれだけ出動したということであります。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 その次の段階に入りますが、そうすると、これらに対する費用は二級国道まではこの歩率によって補助するとか、あるいは地方道の場合にはこの程度だとかという、おのずからあとで精算の形で区分けがされることになるのか、それとも今とりあえず何でもかまわぬからこういう応急のあれとして幾らかでもやっていくという建前でやっていくのですか、どうですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) これを動かす、特に民間から借り上げるような場合には、県庁としても、一体この機械をどこに持っていくか、あるいは思わざる事態のために、当初予定した所からどこかに持っていくというときには、何月何日まではどこに使っておったが、それからあとはどこに転用したかということは、非常に明確に記録にとどめておくようにいたしておりますから、当然一つ一つの路線について正確な稼働台数あるいは稼働時間というものを積算した上で補助額をあとで確定する、そういうことにいたしております。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 くどいようでありますが、最後の島根県について聞けば、さらに私の納得しかねる問題が解けてくるかと思いますのであえてお聞きいたします。地建からブル五台、それからグレーダー一台、オペレター五−六人、こういうようなものを借用したい、地建から借用できない場合には民間から借りたいという要望が出ているわけですが、この要望は島根県が、さっき申し上げた国道であるとか地方道であるとかということを問わず、一体としてこれを申し出たものなのか、それとも主として国が責任を持つものは当然やるだろうから、島根県としては、地方道に力を入れてくれという形で出したものですか、どうですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 島根県の例だと思いますが、島根県の一級国道は、不通区間はないのです。これは全部海岸寄りにございますので問題はございません。主として二級国道及び地方道は、島根県のうちでも中国山脈寄りの山間部の地帯でございます。したがいまして、一級国道は、本来建設大臣が管理すべき指定区間等にかかる建設省がやらなければならない作業をやるために、お前のところの機械が足りないから持ってこい、こういう趣旨ではないのであります。自分のほうがやらなければならない義務があるものについて、機械が足りないから地建で貸してもらいたいというのが、地建のほうがオペレーターその他もあるし、それから民間の業者から借りるよりも安いのではなかろうか、こういうような点から考えて要請をしてきておる、こういうことでございます。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 では、地建から出た要望だということなんですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) いいえ、県知事が地建局長に要請をしておるということでございます。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 やや大体書かれてある事項についてわかってくるようになったのですが、ただ、あとは希望として、昨年までわれわれ北陸方面に行ったわけです。地元の強い要望というものは、毎年繰り返されるこの大きな雪害によって、国が当然責任を持たなければならぬような部分よりか、地方の大きな負担に対するひとつ厚い心づかいがほしいというのが大体気持なんですね。そこで、これらの問題については、さっき御説明があったような、調査団等が行っておられるわけですから、ただ地方民が言ってこないからほったらかしておるというようなことでなしに、綿密にそういうところの対策は国にとっていただいて、手厚い行き方をとるようにしてもらわないと、ただ一回の除雪をやったからといって、それだけのことで片づく問題でないわけなんです。このことが将来大きな地方にいろいろな施策に影響することであるのですから、特にそういう点を頭に入れておいてやってもらいたい。そうして、それに対する本省側のあれは、出先の人々のやったことについて手っとり早くやっていくような、今のさっき申し上げた気持を含んでの対策を十分講じていただきたいという希望を申し上げておきたいと思います。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) ただいまの御布望はつつしんで拝聴いたします。

田中一日本社会党

○田中一君 鹿児島とか愛媛とか、一メートルくらいの雪が降ったというのは、それはちっとも被害がないのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) この表に書いてあります以外のところは全部聞きました。特に鹿児島などは新聞で相当見ておりますし、長崎県では、たとえば雲仙山とか、いろいろあったわけでございますが、交通が不能になるというような所は、これ以外にはございませんでした。

田中一日本社会党

○田中一君 滋賀県、京都はどうですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 京都は、ここに表がございますが、滋賀県は今のところ心配はないと思います。

徳永正利自由民主党

○徳永正利君 山口県はどうです。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 山口県からは報告がございません。一車線ぐらいでも交通は確保しておるそうです。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 委員長から一つだけ伺いますが、市町村道ですね、これは補助の対象にならないのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 法律上は補助の対象にしてはいけないということはございません、してもよろしいことになっております。それでただ予算が、先ほど申し上げましたとおり、二十何億という程度でございますので、県道を確保するのが精一ぱい、したがって、市町村道については、県のほうが善処する、市と県が一緒になって善処する、こういうふうにならざるを得ない実情になっております。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) そうしますと、県の負担ということになるわけですかね、結局は。地元負担……。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 地元つまり県と市が、あるいは町村が持ち寄るとか、要するに地元負担で処理してもらっております。

武内五郎日本社会党

○武内五郎君 自衛隊の応援が、今のところ主として国鉄の復旧に力を注いでおるということなんですが、道路のほうは、そういう点でこれからの計画か何かがあるのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) この資料を作りました昨日までは、お手元の資料に書いた程度でございます。道路側には少なくて、もっぱら鉄道に集中しております。鉄道もだんだん動き出したようでございますし、したがって、今後は道路のほうに多く出動して参られるのではないかと思っておりますが、これはちょうどきょう十時の電話連絡で、相当な話があるいはあったのじゃないかと思っておりますが、ちょうどこちらへ早く参りましたので、聞いておりません。もし何でしたら追って御連絡申し上げます。

武内五郎日本社会党

○武内五郎君 この自衛隊の出動というのは、たとえば建設省または県のほうからの要請で来るのですかね。それとも自衛隊がこれは出動する必要があるといって自分で認めて来るのですが。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 全部といっていいくらい、おそらくこれは知事の要請によって出動しておると思います。

熊谷太三郎自由民主党

○熊谷太三郎君 さっきちょうと委員長からお話がありました市町村道の問題ですが、これもやっぱり相当県道並みに重要な所もありますし、また、それに金も要るわけですから、そういうものは特別交付税か何かであとで補っていただくということを建設省から推薦していただくというわけにはいかないのですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) 交付税の関係は考えられないことはないわけです。どっちみち増額措置を講じなければいけないと思いますが、これは自治省のほうとも連絡してみたいと思います。努力してみます。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 ちょっと関連。さっきの御説明では、いろいろなそういう問題があるだろうけれども、もっぱら除雪について多くウエートを置いてそういう方面でやっていきたいという基本方針のように伺ったのですが、ちょっとそこに食い違いがあるのですが、どっちがほんとうですか。

宮内潤一建設省道路局調査官

○説明員(宮内潤一君) とにかく雪が降って積もりまして、交通が途絶した、とりあえずやることは、とにかく雪を排除して一車線でも交通を確保するというのが事実上の問題です。これがただでできるのじゃなくて予算の増額、しかも、予算の増額も建設省のほうの道路費として流すべきものもあり、ほかのほうの省の関係でめんどうをみてあげなければならないものもある、それらの措置について今調査団も行なっておりますので、そういうものが帰り次第、建設省が予備費なり何なりの支出を要請するもの、あるいは交付税の増額を要するもの、こういったようなもりならば、自治省あるいは産業施設の問題ならば通産省がお考えになるでしょうけれども、こういうような委員会から特に御質問あるいは御要望がありますならば、建設委員会においてこういうお話もあったから十分考慮してくれと伝えるのもわれわれの仕事の一つだと、このように思っており  ます。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 続いて、住宅関係についての説明を聴取いたします。石川住宅局住宅計画課長。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 建設省住宅局の住宅計画課長の石川でございます。局長がよんどころない用がございましたので、かわって御説明申し上げます。  お手元にお配りしました資料にございますような住宅の被害と対策でございます。現在報告をとりまして、住宅については、まだ詳しい個別的なあれはわからないのでございますが、現在までに参っておりますのは、全壊が百四十二戸それから半壊が八百九十五戸ということになっておりまして、府県別には、山形、新潟、富山、石川、福井、島根、広島、その他というふうになっておるわけでございます。  これに対しまする方策といたしましては、二ページにございますが、主として個人住宅の建設の貸付ということになるかと思うのでございますが、住宅金融公庫におきまして、個人住宅の中でこういう災害に対しまして特別ワクを設けておりまして、将来希望がありますれば、これに対しまして、この特別ワクから貸付を行なうということになっております。貸付の条件といたしましては、一般の個人ワクでございますので、標準建設費の七割五分、五分五厘ということで、年限につきましては、木造、簡易耐火構造、耐火構造、構造別にそれぞれ違っておるわけでございます。さらに被災戸数が一定の基準、一定の基準と申しますのは、大体五百戸程度というふうになっておりますが、この程度に達しました場合には、住宅金融公庫の個人貸付、個人住宅の特別ワクではなくて、災害復興住宅融資という特別の災害復興住宅の融資を行なうということも考えられます。この基準につきましては、滅失が五百戸程度に達したというときに、災害復興住宅の融資が行なわれるということになっておるわけでございます。これにつきましては、建設については、木造が二戸当たり四十二万円、それから簡易耐火構造が五十二万円、耐火構造が五十二万円ということになっておりまして、利率は五分五厘でございます。そして貸付の年限は十八年、二十五年、三十五年ということになっておりますが、三年以内の据え置き期間を含むということになっておるわけでございます。  さらに、住宅につきまして、こういう規模の、滅失が五百戸程度になりました場合におきましては、別に補修ということで災害復興住宅の補修の融資が行なわれるということで、これは一戸当たり二十一万円が限度になっております。さらに期間は、一年の据え置きを含めまして十年でございます。  それから公営住宅でございますが、これにつきましては、まだ県のほうから、あるいは市町村のほうから希望は言って参りませんが、将来当然考えられるものでございまして、三十八年度におきましては、割当について、こういう災害を受けました市町村に特別の考慮をいたしまして、内示及び建設の準備を進めていきたい、かように考えておるわけでございます。  簡単でございますが。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) ただいまの御説明に御質疑のある方は順次御発言願います。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 この資料の日付は一月二十九日となっておりますが、これは現実にけさまでの現在ですか。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 昨日でございます。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 刻々これは違ってくるだろうと思いますけれども、たしか私の記憶によると、NHKがけさ報道したのでは、全壊だけが二百をこえているようです。全壊と半壊を合わせたものは、たしか千三百をこしておったと思いますが、刻々違ってくるというふうに了解していいですね。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 戸数につきましては、実はこれは昨日取りまとめた資料でございますので、その後も交通等が途絶いたしましてはっきりしないものもございますので、この戸数については、当然動くかと思うのでございます。それから建物、住宅以外の建物も含めた被害等もまざってとられることもございますので、その点もあるかと思います。

田上松衞民主社会党

○田上松衞君 建設省直接の関係ではないけれども、関連があるからもし御承知なれば、ついでに、これの人的被害はおわかりになっていませんか。警察庁との間に何か連絡はありませんか。もしわかってなければ、けっこうです。大体わかっているなら伺いたい、死亡が幾らか。

山内一郎建設省河川局長

○政府委員(山内一郎君) 警察庁の調べでございますが、二十八日、昨日午後六時現在で、死者が全国で七十六人、行方不明が八人、負傷が七十ということになっております。

石井桂自由民主党

○石井桂君 この住宅の統計は、計画住宅以外の一般も入っているわけですか。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 入っております。

石井桂自由民主党

○石井桂君 今住宅以外の公共施設、たとえば新聞に出ている石川県の体育館、そういうような大きな著名な事故があると思うのですが、そういうようなものは特別に報告がなかったのですか。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 石川県の建物につきましては、一部報告がございましたが、その後については、特にまだございません。

石井桂自由民主党

○石井桂君 ああいう公共的なものは、厳重に取り締まりの基準もあるわけですから、建築災害とすれば数は少ないだろうけれども、大きな災害だろうと思います。ですから要求されないうちに、ちゃんとした調査をととのえて、資料として提出されるように希望いたします。

石川邦夫建設省住宅局住宅計画課長

○説明員(石川邦夫君) 資料を提出いたします。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 次に、河川局から豪雪による公共土木施設の被害状況について説明を聴取いたします。山内河川局長。

山内一郎建設省河川局長

○政府委員(山内一郎君) 一枚紙の資料がございますが、豪雪による公共土木施設の被害状況、建設省河川局、この資料で御説明いたします。  ただいままで、というより、昨日の午後五時現在までに被害の報告がございましたのは、県で福井県と富山県の二県になっております。その被害の、どういう所が破損しているかといいますと、なだれによる道路の決壊、これだけでございますが、福井県で五千万円、富山県で百三十八万円、合計で五千百三十八万円でございますが、福井県では武生市、今庄市、富山県では立山町、こういう所が中心になっております。その後まで入っておりませんが、わかり次第できるだけ早く集めまして対策を講じたい、こういうふうに考えております。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) ただいまの説明に対し御質疑のある方は順次御発言願います。

田中一日本社会党

○田中一君 まだ人間がようやく脱したくらいで、わからぬのだから、この七日から始まる委員会のときに、もしもそういう状況があれば資料を出しておいていただきたいということをお願いいたします。

山内一郎建設省河川局長

○政府委員(山内一郎君) 調査いたしまして資料を出します。

木村禧八郎日本社会党

○委員長(木村禧八郎君) 別に御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午前十一時五十分散会    ————・————

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