災害対策特別委員会 第27号
- 発言数
- 11 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1963/07/04
会議録
○稻葉委員長 これより会議を開きます。 この際、閉会中審査に関する件についておはかりいたします。 理事会の決定どおり、災害対策に関する件につきましては、閉会中もなお調査いたしたいと存じますので、議長に対しその旨の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻葉委員長 御異議なしと認めます。よって、さように決定しました。 —————————————
○稻葉委員長 次に、閉会中審査案件を付託され、その現地調査を必要とする場合におきましては、委員を派遣し調査を行ないたいと存じます。つきましては、その派遣委員の人選、期間、派遣地その他所要の手続等については、委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻葉委員長 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。 本会議散会後再開することとし、この際、暫時休憩いたします。 午後一時四十九分休憩 ————◇————— 午後五時二十六分開議
○稻葉委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 災害対策に関する件について調査を進めます。 この際、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の各派共同をもって、長雨等による農作物等の災害対策に関する件につきまして、本委員会において決議いたしたいとの動議が提出されております。この際、その趣旨説明を聴取いたします。加藤常太郎君。
○加藤(常)委員 この際、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の各派共同提案にかかる、長雨等による農作物等の災害対策に関する件についての決議案を提出いたしたいと存じます。 まず、案文を朗読いたします。 長雨等による農作物等の災害対策に関する件(案) 本年四月から六月にかけて、関東以西の各地においてまれに見る長雨がつづき、長雨等により麦類をはじめなたね、野菜等の農作物の被害は広範かつ大規模におよび、その国民経済及び民生におよぼした影響は甚大である。 本委員会はさきに、長雨等による農作物等の被害に対する緊急措置に関し、自作農維持資金の追加配分および貸付条件の緩和、三十八年産米の予約概算金の早期支払い、政府手持ち飼料の売渡しを行なう等飼料の確保、被害地方公共団体に対するつなぎ融資のあつせん、特別交付税の増額交付および地方債の重点的配分等の措置について決議を行なつたところであるが、今次災害の稀有の実態にかんがみ、政府は、さらに積極的に次の措置を講じ、農業の再生産の確保と被害農業者の救済に遺憾なきを期すべきである。 一、農業災害補償法にもとづき麦類の農業救済金の概算払いを早急に行なうとともに、農業共済団体に対する事務費補助の措置を講ずること。 一、農家所得の安定向上を図るため、果樹、そ菜等の園芸作物に対する共済保証等の制度を早急に検討すること。 一、被災農家の農業近代化資金等制度金融の償還について、昭和三十八年度中における約定償還の支払いの猶予等の措置を講ずること。 一 麦類、なたね、いも、その他園芸農作物および飼料作物等の再生産用種子、山林種苗の確保につき、あつせんならびに特別助成措置を講ずること。 一、水稲、果樹、桑、煙草等の病虫害多発に対する防除のため、補助その他特別措置を講ずること。 一、地力保全に必要な助成措置を講ずること。 一、麦類の検査にあたつては被害の実状に即して行ない、等外下麦についてはあつせん等の措置を講ずること。 一、被災農家に対し、実態に即して、食糧用麦の政府払下げを行なうこと。 一、開拓地の特殊事情にかんがみ、特別の配慮を行なうこと。 一、沿岸漁業および養魚、製塩等の被害者に対し、万全の措置を講ずること。 一、農業施設災害についても特別の配慮を行なうこと。 一、被害地の農業協同組合に対し、その継営に支障のないよう適切な措置を講ずること。 一、長期気象観測体制を強化充実し、気象状況に対応する営農技術指動態勢を強化すること。 一、麦の赤カビに対する研究態勢を強化すること。 一、国税および地方税の減免等の措置を講じ、また各種農作物の赤字について通算控除ができるよう措置すること。 一、葉煙草の災害補償制度の運用に万全を期し、被害実態に適応する補償に努めるとともに標本採択にあたつては、作柄の実状に即し設定すること。 以上各項目の実施にあたつては被害の実状にかんがみ、特に事務の簡素、迅速化を図ること。 右決議する。 ただいま朗読いたしましたとおりでありますが、案文の趣旨につきましては、昨日、長雨等災害対策に関する小委員長の報告がありましたので、委員各位は十分御承知のとおりと存じます。また、各事項につきましては、具体的に示されてむりますので、説明は省略いたします。委員長においてよろしくお取り計らい願いたいと存じます。
○稻葉委員長 他に御発言はありませんか。——なければ、採決いたします。 ただいまの案文のとおり、本委員会の決議とするに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻葉委員長 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。 この際、ただいまの決議について政府当局から発言を求められておりますので、これを許します。津島農林政務次官。
○津島政府委員 ただいま、長雨等による農作物等の災害対策につきまして御決議をいただきましたが、申し上げるまでもなく、本年四月以降長雨のため、麦類、なたね、蔬菜等を中心といたしまして、未曾有と申してもよい大災害が発生いたしまして、多数の農民の方々に非常な打撃を与えたことは、御指摘のとおりでございます。政府といたしましては、災害発生とともに、その状況の把握、緊急対策の実施につとめ、さらに天災融資法の特別法を国会に提出いたす等、基本的な諸問題についての諸施策を講じてまいったのであります。今後におきましても、この御決議を十分に尊重して、被災農民の救援と農業再生産の確保のために最善の努力をしてまいる所存でございます。
○稻葉委員長 おはかりいたします。 ただいまの決議を関係政府当局に送付いたしますが、その手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○稻葉委員長 御異議なしと認めます。よって、さように決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時三十五分散会