議院運営委員会 第22号
- 発言数
- 21 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1963/05/17
会議録
○佐々木委員長 これより会議を開きます。 まず、会期延長の件についてでありますが、本日午後五時五分、自由民主党の竹山国会対策委員長が議長のところにお見えになり、議案の審議状況、ことに参議院における審議状況にかんがみて、会期を延長されるよう議長においてお取り計らい願いたいとの申し出がございました。なお、希望としては、五月二十三日から七月六日までの四十五日間延長を申し出られました。そこで、議長から私を通じまして、当委員会に対し、会期を延期すべきかどうか、また、延長するとすれば、どの程度の日数を延長するかについて諮問があった次第であります。 また、議長は常任委員長会議を招集し、各常任委員長の意見を徴されたのでありますが、その際座長をつとめました私から、その会議の経過並びに結果について御参考のため御報告申し上げますと、常任委員長会議におきましては、自由民主党の竹山国会対策委員長からの申し出について議長から諮問があり、協議いたしました結果、全会一致をもって、五月二十三日から七月六日まで四十五日間会期を延長すべきものと答申するに決した次第であります。
○柳田委員 いま委員長から、会期の問題を冒頭に議題に掲げられましたが、私は、これを議題に供することに対して、順序上、先に少し申し上げたいことがあります。 それは、この一月二十二日に両党の幹事長、書記長が署名いたしまして、議院運営委員会の理事会の決定によって、今国会中に例の国会正常化の問題の具体案を取りまとめるよう努力すると、こうありますから、いま会期延長そのものに対して、われわれはとやかく言うのじゃないのですが、少なくとも会期の延長問題の前に、この問題の結末を、どういうふうに努力して、今後さらにこれをやっていくということをやはりきめておいてから、私はこの会期の問題に入るべきだと思う。これはやはり今国会中に具体案を取りまとめるように努力すると一応やった以上は、この問題をこういうふうにやっていきたいという一応のめどを出しておいて、そうして私は会期の問題に入るべきだと思う。
○福永(健)委員 柳田君の言われるような趣旨等からいたしましても、会期もあまりたくさんありませんししますので、もとより本来の会期の中においてもその努力をすべきでありましょうが、後刻会期延長がきまりますれば、さらに日数毛あることでございますから、御発言の趣旨のようなことを行なうための国会法改正等小委員会における作業を、私も責任のある立場でございますから、進めるようにいたしたいと考えます。
○佐々木委員長 それでは、会期は五月二十三日から七月六日までの四十五日間延長すべきものと答申するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○谷口議員 私どもは、会期延長問題については、地方選挙がありまして一カ月ほど休会しましたのですから、それに見合う日数は、これは常識からいいましても、そうこだわる必要はないのじゃないかという意見は持っておるのですけれども、さらにそれ以上の会期延長ということについては、まず第一に、ぼくは大きな疑問を持つわけです。どうしてそういうふうに選挙で休んだ期間以上に必要とするか。いま御説明を伺ってみますと、審議の状況や、ことに参議院の状況ということをおっしゃっておりますが、それ以上に、今度国会の当初にあまり問題になっていなかったような重要法案が、その後に出ておりまして、それらを通すために、便乗して、こういう事情の中で延長するということは、一カ月ぐらいは常識的に認めますが、便乗してさらにこういうよけいな延長をされて、いま申しましたような諸法案を通す、そういう考えを持っておられるように思うのです。御承知のように、特定産業振興法案なんか、これは今度の会期の最初にはなかった法律案であります。こういう非常に重要な、日本の経済全体の上で独占集中を遂げて、国民に犠牲をしいるような、こういう法律案が出ております。こういう法律案をはじめ、中小企業基本法案だとか、あるいは失業対策打ち切りに関する諸法案だとか、あるいは弾圧立法としての法律案だとか、あるいはILOに籍口して国内労働法関係の五つの法律の改正問題だとか、あるいは近畿圏整備法案だとか、地方行政連絡会議法案などに見られる一連の地域開発や自治体破壊の法案とか、それから文教等でも教科書国家統制法案が出ておりますが、こういう法案を強引に通すための不当な延長だとしかわれわれには思われぬ。そういう点で、一カ月くらいの延長はこだわりませんけれども、それ以上の、十五日なりはみ出している会期延長に対しては、私どもは賛成することができないわけであります。 以上、共産党の立場を申し述べておきます。
○福永(健)委員 いま共産党からの御発言でございますが、非常に重要な案件が多数ありまして、これの審議を尽くすということは、国会としても当然の責任であり、そういう意味において、われわれは会期の延長を主張しておる次第であります。いまお話しのように、便乗して云々というような意図ではさらさらないわけで、むしろ、かくのごとくにして審議を尽くすことが、国民に対して負うわれわれの責任である、こういうようにわれわれは考えておる次第であります。
○佐々木委員長 それでは、御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○下平委員 この際、私は、会期問題がきまりましたので、会期四十五日間の延長の中でぜひ処理をしていただきたい、こういう立場から一言だけ申し上げて、できるならば、各党の御了解を得て、議運の申し合わせにしていただきたいと思う点が一つあります。それは国会正常化の問題であります。 御承知のように、国会の正常化は長い期間かけてやってまいりましたが、過去二、三年来、形の上でも実質的にも、かなりの程度正常化の実はあがったと思うわけであります。そこで、このあがりました正常化の実をもとにして、さらにコンクリートしていきたいというのが私たちの念願であります。このために、昨年は特に約三、四カ月かけまして、御承知の福永小委員長を中心に、各党がそれこそ党派を離れて国会正常化のあり方についてのいろいろの議論をいたしまして、議論のまだ途中の問題もありますけれども、まとまった一つの形としては、昨年の八月十日に一つの解決点が出たわけであります。それは、御承知のように、申し合わせ事項として、「一、国会の正常な運営については、共に責任を持つものとし、役員の構成はこの精神で行なうものとする。一、これが具体化については、国会法改正等に関する小委員会において検討するものとする。」こういう結論が出て、引き続きこれらを具体化するためにいろいろの角度からただすべき点等が指摘されているわけであります。ところが、その後に、御承知のように、昨年の臨時国会において若干不正常的な現象が出まして、その処理をするというたてまえから、ことしの一月二十一日に議院運営委員会の理事会で申し合わせをして、さらにその申し合わせに基づいて、翌二十二日に両党の幹事長、書記長会談で一つの取りまとめをしたわけです。それは、御承知のように、国会の正常化については、昨年の八月十日、さきに読み上げました議院運営委員会の申し合わせ事項をもととして、早急にこれを実現するために、今国会中に議院運営委員会において具体案を取りまとめるよう努力する、これが二十二日の申し合わせになっているわけであります。その後、今国会が会期延長になりまして、若干の期間がありますけれども、この具体案について当委員会としてもまだ取り上げていなかったことは、これは諸般の情勢はありますけれども、私は遺憾だと思うわけであります。 そこで、国会正常化については、いろいろ技術的な面もありましょうけれども、その基本になる考え方というものは、やはり各党間の信義あるいは議員相互間の誠意、これが正常化の基本にならなければならぬと思います。そういうたてまえから、この延長された期間においては、この二回にわたり当委員会あるいは書記長、幹事長会談等で約束された事項について前進するような措置というものを当委員会でもとっていただきたい。具体的には、福永小委員長を中心にそのための委員会があるわけでありますから、この申し合わせが実現できるように、この延長された国会では回を重ね、お互いに精力的に小委員会を開催して、これが実現をするためのいろいろの手段、たとえば、副委員長の制度をどうするとか、委員長が案分された場合に常任委員会の運営をどう改めるか、あるいは副議長の複数制についてどうするとか、こういう具体的な問題と小委員会で取り組んで、各党の執行部と密接な連携をとりながら、相なるべくならば二十二日の申し合わせに基づいて今国会中にその草案ができて、早急にそれが実現をされていく、そういう方向に、この延長された会期の中でぜひ取り計らっていただきたい、こういうことを、各党の皆さん方の御了解の上に、議運の申し合わせ事項として、できるなら行なっていただきたい、こういうことを提案をいたしたいと思います。
○福永(健)委員 私は、小委員長といたしましても、かつまた、自民党の委員といたしましても、ただいま下平君御指摘のような点につきましては、しばしば本委員会におきましても申し合わせが行なわれて、さらには各党間でもこれと符節を合わせるような申し合わせが行なわれておる、これらの申し合わせの趣旨によりまして、できるだけすみやかに成案を得るように小委員会としての作業も進めたい、こういうように存じます。ただ、成案を得ましても、それが確実に実施されるということでないと意味が乏しくなりますので、その点とも考え合わせまして、効果をあげるようにせいぜい努力をいたしたいと考えております。
○佐々木(良)委員 ただいまの下平君の、申し合わせをしたいという提案は、これは、御案内のように、ずっとの懸案でありまして、何回も同じ話が出ておりまするので、ぜひ、いまのお話のとおりに、ひとつ今度の延長された会期の中で処理ができるように、精力的に活動をされるよう、私も提案に賛成して、希望を申し上げます。 同時に、つけ加えて、先ほど来、柳田君等からもお話があったと思いますけれども、きのうの事態にかんがみましても、大幅延長ということは、どうしてもたるみがちの状態が見受けられまするから、各委員会とも精力的にひとつ仕事をするように、同時に、この委員会で懸案になっておりまする事項、先ほどの国会正常化の問題はもちろんでありまするけれども、その他の、たとえば、内閣にある審議会とか、公団、公社の天下り人事等の問題について、どこでどう扱うかということも検討しなければならぬという話もありましたし、それから国民の苦情処理を取り扱うような機関を考えてはどうかという問題もありましたし、さらにまた、ILOの問題を正式の議題にのぼせて、そうして精力的に取り組むこと、さらにまた、衛視等の国会職員の待遇改善等の問題も懸案のままになっておりますから、ひとつこの委員会におきましても、さっそくに具体的に取り組んで、精力的に活動をして、成果を一日も早く得られるような充実した状態にお願いを申し上げたいと思います。
○安宅委員 ただいまの問題ですが、国会正常化の問題の中で特に非常に重要な問題になっていることについて、私も去年の八月の申し合わせのときに庶務小におったものですから、私のようなまだ新しい者は、国会というのは一体何をしているのだろうという気持で一ぱいなんです。りっぱな申し合わせを幾らやったって、やる気がなければどだい私は話にならぬじゃないかと思うのです。そういう申し合わせを何回もやって、また今会期中にやるように努力するということになっておったのですが、努力するとか、しかるべきとかということばは、日本では、もう何もやらないといってもいいことばになっているということまでいわれているのですから、そういう努力をするとかなんとかというのではなくて、ぴしっとひとつきめてもらいたいと思うのです。これはおもに自民党さんの党内事情が非常に大きな問題になっているのでございますが、しかし、参議院の場合なんかは、それを平気でやっているのですから、衆議院の場合やれないなんというばかな話はないと思うのです。いろいろそれは事情があるとかなんとか説明すれば、あなたのほうでも言い分はあると思うのですが、しかし、私らみたいな者でさえも、そういう気持ちになっておる。だから、一般の国民大衆の国会に対する信頼感というものが極度に薄れていくのは、こういうことが大きな原因になっているのじゃないかと思うのです。この責任は、私はやはりあげて自由民主党さんの側にあると断定して決してはばからないのでありまして、いつも、何とか努力していますとか、一生懸命やっているのですとか、なんとか、いろいろ言うのですけれども、一生懸命やっても効果があらわれなければ、これは何にもならないのでありまして、いまのことは何も会期と関係はないのでありますけれども、、ぜひそういう問題点についてびっしりきめてもらうということを私は強く要望しておきたいと思います。
○佐々木委員長 それでは、先ほどからの、安宅君のお話もございましたが、各党の代表としての下平君並びに福永君あるいは佐々木良作君からの発言は、これを了とするに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○佐々木委員長 それでは、ただいま議長に答申するに決しました会期延長の件は、議長から参議院議長と協議をいたし、本日の本会議の劈頭に議題とすることにいたします。 —————————————
○佐々木委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案につきましては、本日の議事日程に掲載されておりますとおり、前会の続きを行ない、次いで、地方行政連絡会議法案の趣旨説明を篠田自治大臣が行ない、右の趣旨説明に対し、日本社会党の阪上安太郎君から質疑があります。 —————————————
○佐々木委員長 次に、本日地方行政委員会の審査を終了いたしました地方財政法の一部を改正する法律案及び建設委員会の審査を終了した屋外広告物法の一部を改正する法律案について、委員長からそれぞれ緊急上程の申し出があります。 右両案は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○佐々木委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○佐々木委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を求めます。
○山崎事務総長 まず、第一に、会期延長の件につきまして議長からおはかりいたしまして、御決定を願いたいと存じます。共産党がいま御反対ということでございました。次に、特定産業振興臨時措置法案外一件の趣旨説明に対する質疑を前会の続きでお願いいたしまして、次に、地方行政連絡会議法案の趣旨説明がございまして、それに対しまして質疑がございます。次に、日程第一の日本原子力船開発事業団法案は、科学技術振興対策特別委員会理事の佐々木義武さんの御報告でございます。共産党が反対でございます。次に、日程第二は、法務委員会理事の林博さんが御報告になります。これは全会一致でございます。次に、緊急上程でございますが、地方行政委員会の地方財政法の一部を改正する法律案は、地方行政委員会理事の高田富與さんが御報告になります。共産党が反対でございます。次に、建設委員会の屋外広告物法の一部を改正する法律案は、建設委員会理事の加藤高藏さんが御報告になります。これも共産党が反対でございます。
○佐々木委員長 それでは、本会議は、午後五時五十分予鈴、午後六時から開会することといたします。 —————————————
○佐々木委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる二十三日午後二時から開会することといたします。 また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会、理事会散会後に委員会を開会することといたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後五時四十八分散会