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42回国会参議院1962/12/13

大蔵委員会 第2号

発言数
12
登壇者
5
会派数
2
開催日
1962/12/13

会議録

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) ただいまから大蔵委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、永末英一君及び平井太郎君が辞任、その補欠として田畑金光君及び長谷川仁君がそれぞれ選任せられました。   —————————————

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) 国民金融公庫法の一部を改正する法律案(第四十回国会閣法第一三一号)を議題といたします。  本案は、前国会会期末、衆議院から送付せられ、本委員会に付託されたのでありますが、継続審査となったものであります。  なお、衆議院におきましては、修正議決でございます。その修正点は、附則に「昭和三十七年四月一日から施行する。」とあるのを、「公布の日から施行する。」に改められております。  それでは、まず本案の提案理由の説明を願います。竹内政府委員。

竹内俊吉自由民主党大蔵政務次官

○政府委員(竹内俊吉君) ただいま議題となりました国民金融公庫法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  国民金融公庫は、銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金を供給することを目的として、昭和二十四年六月に設立されて以来、国民大衆の旺盛な資金需要に対処して、その業務の推進をはかって参ったのでありまして、昭和三十六年度末において、その設立以来の融資総額は七千四百十二億円、その融資残高は千四百二十億円に達しております。  昭和三十七年度におきましても、昭和三十六年度に引き続き、特に、普通貸付及び恩給担保貸付を増額することとして、普通貸付千二百六十億円、恩給担保貸付百五十七億円を予定し、さらに引揚者国債担保貸付、更生資金貸付等に合計十一億円を予定するほか、その他貸付として、農地被買収者で生業資金の融通を銀行その他一般の金融機関から受けることを困難としている者に対し二十億円の貸付を行なうこととしており、総額千四百四十八億円の貸付を計画しているのであります。このため必要な資金として、公庫の自己資金を九百六十三億円と見込み、新たに四百八十五億円の政府資金を供給することとしておりますが、公庫の経営基盤の一そうの強化に資するため、政府資金のうち二十億円は一般会計からの出資金を予定しておりますので、これに伴い、公庫の資本金二百億円を二十億円増額して二百二十億円とする必要があります。  これがこの法律案を提出する理由であります。何とぞ御審議の上、すみやかに御賛成あらんことをお願いいたします。

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) 次に、補足説明を願います。

大月高大蔵省銀行局長

○政府委員(大月高君) 国民金融公庫法の一部を改正する法律案の提案の御説明は、ただいま政務次官からお話のございましたとおりでございますが、これに関連いたしまして、農地被買収者貸付金制度を新たに設けようということでございますので、その関連いたします農地被買収者貸付の問題をあわせて御説明申し上げたいと思います。  去る三月十五日、国会に提出されました国民金融公庫法の一部を改正する法律案の提案理由につきましては、ただいまの政務次官の御説明のとおりでございまして、昭和三十七年度の国民金融公庫の貸付資金の一部に充当いたしますと同時に、公庫の経営基盤の一そうの強化に資するために、国民金融公庫に対しまして政府の一般会計から二十億円の出資を行なうことといたすことに伴いまして、公庫の資本金を二百億円から二百二十億円へ増額する必要がございます。そのために法律の改正を行なうものでございます。したがいまして、昭和三十七年度に国民金融公庫から農地被買収者に対しまして二十億円の生業資金の貸付を行なうことと、この法律改正ということにつきましては直接の関係はないわけでございますけれども、農地被買収者貸付は国民金融公庫が新たに行なおうとする業務でございますので、参考のためにこの点を御説明申し上げます。  農地被買収者貸付は、農地被買収者に対しまして何らかの措置を講ずべきであるという要請が近次急激に高まってきておるわけでございます。政府は、これをこのまま放置いたしますことは適当でないという政治的考慮のもとに、この際農地の買収を受けた方であって現在生業上資金の融通を受けたい、しかし銀行その他の一般の金融機関からこれを受けることは困難である、そういう状態にある方に対しまして、国民金融公庫から生業資金の融資を行なうということを趣旨といたしておるものであります。  したがいまして、この貸付については、政府は国民金融公庫の生業資金貸付の一種として扱う方針をとろうといたしておるわけでございまして、生活資金を貸し付けるということは考えておりません。それから、償還期限、据置期間及び担保または保証の徴求等の貸付条件につきましても、従来から行なっております生業資金貸付と同様に取り扱いたいわけでございます。そういう意味におきまして、この貸付を行ないますために特別の法律改正は考えておりません。ただ、貸付の金利につきましては、まだ最終的な結論は得ておりませんけれども、年六分五厘——一般の金利は九分でございますが、金利につきましてだけは年六分五厘という金利にしたいと、これは考慮中でございます。また、この貸付の貸付原資につきましては、先ほど提案理由で御説明がありましたとおり、出資金と借入金と自己資金とを合わせました国民金融公庫の貸付原資全体の一部をこれに充当する、こういう考えでございまして、昭和三十七年度に一般会計から国民金融公庫へ出資されることになっております二十億円が、即この貸付に充当されるという趣旨のものではないわけでございますので、この点あわせて御説明申し上げます。

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) 以上で提案理由の説明及び補足説明は終わりました。  ちょっと速記をとめて。   〔速記中止〕

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) 速記を起こして。  それでは、これより本案の質疑に入ります。質疑のおありの方は順次御発言を願います。

鈴木市藏日本共産党

○鈴木市藏君 資料要求をしたいのです。これは、これを審議するのに必要な最小限の資料を三つほどひとつ要求したいと思うのです。  一つは、ここにもちょっと、大蔵委員会にも調査室から出たのがありますけれども、ただ結論だけが並べてあるだけで、この結論を導くに至った実態が明確でないので、この農地被買収者問題調査会の政府に対する答申、この全文をひとつ資料としてほしいですね。これはここにも先ほど言ったように載っておりますけれども、ただそういう結論だけが出ているだけであって、内容が数字上何にも載っておりませんので、これだけでは資料にならないので、これをひとつほしいということ。それから二つ目は、最近自民党の政調農地問題調査会から政府に要望している旧地主補償問題がありますが、これもすでに公表された部類のものだというふうに考えますので、これもあわせて、これは綱島さんがやっている調査会ですが、これもひとつ資料として提出してもらいたい。これが第二の要求です。三つ目は、これを必要とするに至った、つまり二十億の農地被買収者の貸付を必要とするに至った実態を少し資料として提出してもらいたい。この三つです。

田中茂穂自由民主党

○田中茂穂君 今の問題に関連して。今鈴木委員から自民党の綱島委員会の資料をお求めになりましたけれども、これは党としての、党の内部で調査した資料ですから、国会としてこの党の内部の調査した内容を報告しろというのはちょっと筋が通らない。これはひとつ御再考願いたいと思います。

鈴木市藏日本共産党

○鈴木市藏君 これは、私宅今の田中さんのそれは理由になることだと思うのですよ。ただしかし、それはもうすでに公表されているわけですね。新聞なんかにも報道されているわけです。ですから、自民党内のものであることは明らかなんだけれども、すでに政府に要望書として提出されておりますから、もうかなり公の性質を持っているものと見て、資料として御提出願いたいと、こういうことなんです。

田中茂穂自由民主党

○田中茂穂君 それは、国会の委員会が正式に委員会として御請求になるとすれば、それは私は筋が通らないと思う。それはひとつ御再考願います。ただ、鈴木君が個人的にそういう資料を見たいとおっしゃるのであれば、これは話は別です。国会がそういった党の調査した内容のものを正式に提出しろというのは、これは筋が違う。

佐野廣自由民主党

○委員長(佐野廣君) 委員長において善処いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時十一分散会

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