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42回国会参議院1962/12/18

議院運営委員会 第4号

発言数
14
登壇者
6
会派数
2
開催日
1962/12/18

会議録

小沢久太郎自由民主党

○委員長(小沢久太郎君) これより議院運営委員会を開会いたします。  今期国会の会期延長に関する件を議題といたします。  常任委員長懇談会の経過等につき、事務総長の報告を求めます。

河野義克事務総長

○事務総長(河野義克君) 会期延長に関する件について経緯を御報告申し上げます。  今朝三時ごろ、衆議院議長から本院議長に対して、電話で、衆議院としては今期国会の会期を二十二日まで三日間延長いたしたいということで協議がございました。本院議長といたしましては、常任委員長懇談会の意見を聞き、あるいは議院運営委員会に諮るなどしてお答えするのであるが、今のところそういう余裕がないので、とやかくこの段階で返答することは困難であるということを申したわけであります。しかるところ、衆議院におきましては、今暁会期延長三日間ということを議決いたしまして、その議決の通知書を本院議長あてに持って参ったのであります。そういう次第でありましたから、議院運営委員会の理事会等でも、会期延長のことを御相談しました後に、議長といたしましては、午後三時三十分に常任委員長、特別委員長各位に御参集をいただきまして、各委員会の立法計画について意見を聞かれたのでございますが、各委員長は、大多数の方は三日間の延長で異存がないということでございましたけれども、五名の委員長は、会期延長の必要がないという御意見であり、一名の方は、いろいろ留保付きの御意見の後に、結論としては会期延長いたし方あるまいというような御意見であったわけであります。  以上、会期延長の問題に関する経過を御報告いたした次第でございます。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 今暁どさくさまぎれのうちに、三日間の会期の延長ということが衆議院で議決されたわけであります。この点については、前々から、衆議院の議長は参議院の議長と協議して、会期の日取りその他についてはやはり十分打ち合わせて行なう、こういう規定があるにもかかわらず、そういうふうなことについて向こうで一方的にこれを行なった事例があるわけであります。そういうことについて、かねて注意を促しておったと思うのですが、今回のことについても、いかに時期が切迫していたとはいえ、まだまる二日ある、そういうふうな時期において、参議院の議長のほうに三時過ぎに——三時というのは人が寝ている時間だと思うのですが、そういうときに、いかがですかというふうなことについても、常識がないと言われても仕方がないと思うのであります。そういうふうなことで、本院に同意を得るための順序、手だてを全然つけないで、一方的にきめていかれるという、このやり方については、衆参両院の立場からいって今後とも思わしくない。こういうことで、われわれとしては、こういうことが再び三たび繰り返されないように明確にこの意思表示をしてもらいたい、こういった主張をしたわけでありまするが、議長がこの手続をとって、衆議院議長に説明を申し上げて、向こうの回答を得るということになっておったのでありますが、その回答が得られたかどうか。議長のほうにお伺いいたしたい。

重宗雄三自由民主党議長

○議長(重宗雄三君) ただいま岡さんのお話はごもっともに考えます。私としても非常に遺憾に考えます。先ほど総長がお話なすったとおりでございまして、「今暁の衆議院本会議における会期延長議決は、参議院議長が成規の手続を経るいとまなく、衆議院において一方的に行なわれたが、今後さようなことなく、十分本院において成規の手続を経る猶予をかされるよう善処されたい。」という、強い申し入れをいたした次第であります。今後参議院の問題としても大事なことだと存じまして、そのとおり申し上げたのでありますが、それに対して、「お申し入れについては今後十分善処いたします。」という御返事がありましたので、一応御報告を申し上げます。

光村甚助日本社会党

○光村甚助君 議長は昨夜東京におられましたか。

重宗雄三自由民主党議長

○議長(重宗雄三君) そうです。

光村甚助日本社会党

○光村甚助君 電話はかけて来なかったですか。電話があなたの家に……。

重宗雄三自由民主党議長

○議長(重宗雄三君) かかって来ました。

光村甚助日本社会党

○光村甚助君 そのとき、あなた了承されたのですか。

重宗雄三自由民主党議長

○議長(重宗雄三君) いいえ、了承しませんで、今総長が説明したとおりでございましたが、もう一ぺん申しますと、要するに、「そういうことを言われても成規の手続はとれません。今の段階というのは、午前三時ごろに、委員長会議も、議運に相談するということもできないので、これに賛成することはできません。」という返事をしたわけです。

田中茂穂自由民主党

○田中茂穂君 ただいま岡理事から御意見がありました。けさほどの会期延長に対しての参議院議長に対する連絡、その後の連絡はあったのでありますが、その後も議決等にあたりまして、一方的に衆議院のほうでなさった。参議院議長において成規の手続を踏む猶予がなかった。こういう点につきまして、岡君の御意見、私も同感であります。しかしながら、その点については、参議院議長から、本院を代表しまして、衆議院議長に厳重に申し入れをなされ、また衆議院議長からお聞きのとおりの回答が参って、今後十分に御意思に沿うように善処するという御回答があった由でありますので、この問題は今後に前例を残さないということにいたしまして、今回の会期延長については、会期延長前の会期におきましては、あれだけの法案を当院において残る二日間で審議するということは、きわめて困難な実情にあったことは御承知のとおりでありまして、そういう意味から、参議院の自主性という点において十分審議を促したい、審議をしていただきたい、こういう好意ある措置に衆議院のほうにおいては出られたのじゃないか、かように考えるのでございます。そういう配慮と申しますか、その手続等については遺憾の点がありましたけれども、その配慮については、われわれといたしましても十分これは尊重しなければならない。そういう点において、今日の時点において、二日で成立せしめるということは非常に困難でございますから、三日間の会期延長につきましては、これはわが党といたしましては賛成いたします。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 あと二日という時点で審議が困難である、こういう点はよくわかります。しかし、参議院といたしましては、衆議院がああいう状態を繰り返していて、そうして一方的に今後議案が参議院にくるということもわかっておるわけです。それを衆議院がやったことを、今、田中君が言ったように、好意ある措置などということは、私はいささかも感じられない。それは、向こうが、これだけ日程があれば、みんな上げてこい、こういうせりふが、ここについているような気がするのです。従来もそうなんですが、衆議院は、自分々々がそれぞれの勝手と言ってはあれですが、もうあと全部参議院に押しつけて、何でもやらせろという仕組みの運営の仕方に受け取られても、私は、私たちの考えていることが言い過ぎや思い過ぎではないと思う。だから、そういうふうなことを考えつつ、現在の状況を見てみまするというと、今暁においてにわかにそういう措置をとらなければならない理由がどこにあったか。三時ごろはゆっくり寝て、明けて十時、十一時ごろから会期延長をやったら、衆議院の状態において、あるいは参議院の状態において、会期延長を阻止するというふうな、これが非常な危険な状態にあるなどと考えることは、現状においては私は妄想だと思う。そういうふうなことをよく考えていけば、たとえ向こうがどういう意図があろうとも、やはり今までわれわれが抗議してきた点を、十分向こうが尊重して、手続上遺憾がないようにしてもらうことが、私はあたりまえのことと思う。その趣旨にのっとって議長がやられたと思う。もう一点は、この臨時国会というものが、十二日では短いと社会党は言ってきたわけです。それを、日米合同経済会議というものが十二月の初旬にある、通常国会の召集という問題もあって、そうすると期間が狭くなるということで、そういうことはできぬと、こう言っておきながら、この段階で自分たちの不手ぎわをたなに上げて続行する、こういうふうな考え方自体、私は衆議院の一方的な考え方が非常に強いと思う。石炭国会なり給与という重大な問題を掲げて補正予算を出すという認識があるならば、日米合同会議等という問題については、やはり時間的な余裕をもって、十一月なら十一月ごろに行なう、そういう自主性が日本に当然私はあっていいと思う。そういうふうな総合的な見地からいって、どうしても今日の国会の会期の決定については、根本的に私は、やはり国民の負託にこたえて十分審議する期間を置くべきであるということを実行してもらいたいという気持が今強いわけです。いろいろないきさつの手違いから、ここへ来て前言を翻して延長する、その実体的な理由はわかるとしても、こういう運営ではどうしても納得できない。よって、われわれは、会期の延長には、手続その他の関係からいっても承服できません。反対します。

小沢久太郎自由民主党

○委員長(小沢久太郎君) ほかに御発言がなければ、今期国会の会期を十二月二十日から同二十二日まで三日間延長することに賛成の方の挙手を願います。   〔賛成者挙手〕

小沢久太郎自由民主党

○委員長(小沢久太郎君) 多数と認めます。よって、会期は三日間延長すべきものと決定いたしました。  これにて暫時休憩いたします。    午後八時三十八分休憩   〔休憩後開会に至らなかった〕

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