科学技術振興対策特別委員会 第2号
- 発言数
- 6 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1962/12/21
会議録
○委員長(田上松衞君) ただいまから科学技術振興対策特別委員会を開会いたします。 科学技術振興対策樹立に関する調査といたしまして、原子力施設周辺地域の整備に関する件を議題にいたします。 御承知のとおり茨城県東海村には、原子力研究所、原子燃料公社製錬所及び建設中の原子力発電所など、原子力施設が集中しておりまして、わが国原子力開発の中心地となっているのでありますが、同地には、これらの施設区域に隣接して米軍の射爆撃場が設けられており、原子力施設の安全性確保上すでに問題となっており、さらに施設拡張の場合等に問題となることが懸念されております。この問題につきましては、第四十一回国会閉会中の去る十月三十一日及び十二月七日の両度にわたり、科学技術振興対策特別委員会において、科学技術庁、日本原子力研究所、防衛施設庁等関係当局の出席を求めて質疑を行ない、また、現地視察を行なったのでありますが、原子力の研究開発上、米軍射爆撃場のすみやかな返還は必要不可欠であると考えられました。地元においては返還促進について長い間熱心な運動が行なわれ、国会に対しても陳情がなされておることは御承知のとおりであります。 なお、昨年五月十八日の衆議院科学技術振興対策特別委員会におきましても、水戸対地射爆撃場の返還に関する決議を行なっております。関係当局においては、以前から返還実現について努力していることは認められますけれども、いまだ解決の目途を得るに至っておりません。しかし、本問題は、先ほど申し上げましたように、特に安全性確保上早急に解決すべきでありまして、いたずらに情勢の推移に待つということは許されないと考えられます。 本委員会といたしましては、以上の経緯にかんがみ、十一日の理事会において協議いたしました結果、委員会の決議をもって、問題解決のため、関係当局に対しさらに一段の努力を求めるべきであるとの結論に達したわけであります。 これから理事会においてまとめました決議案文を朗読いたします。 以上でございます。 この決議案を本委員会の決議とすることに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田上松衞君) 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。 なお、本決議を政府に申し入れする場合におきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(田上松衞君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 ただいまの決議に対しまして、志賀防衛庁長官及び近藤科学技術庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。
○国務大臣(志賀健次郎君) ただいまの決議文の御趣旨は了解いたしました。政府といたしましても、米軍に対し射爆撃場の返還を鋭意要請してきたところでありますが、代替地がなければ返還できないとのことで、目下数カ所の候補地につき調査を進めておりますが、いまだ結論に到達しておりませんが、今後とも御趣旨に沿うよう努力を重ねます。
○国務大臣(近藤鶴代君) 水戸射爆場の返還につきましては、もうすでに長い間地元の皆様方からは非常に熱心な御陳情がございまして、当委員会におきましても、それを体して、各委員の方々からもきわめて熱烈な御意見なりお話をしばしば承って参ったわけでございます。私どもといたしましても、まことにごもっともなことと存じまして、今日までもできるだけの努力を重ねて参りましたけれども、何とかして一歩前進の形を取りつけたいと思っているやさきでありまして、本日のこの御決議に対しまして、今後さらに努力をいたして、御期待にこたえるようにいたしたいと存じます。
○委員長(田上松衞君) 本日はこれで散会いたします。 午後一時十六分散会