社会労働委員会 第1号
- 発言数
- 16 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1962/08/14
会議録
○秋田委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、はからずも、私、本委員会の委員長に就任することになりました。まことにその責任の重かつ大なることを痛感いたしております。 申すまでもなく、当委員会の所管は、厚生、労働の両面にわたり非常に広範囲なものであります。かつ重要な諸問題が多々含まれておりますが、幸いにして委員の方々にはみなその道に御経験の深い方ばかりでございますので、諸君の御鞭撻、御協力を得まして、公正に本委員会の運営を行ないたいと存じます。 ここに就任に際して切に諸君の御支援をお願いいたしまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手) —————————————
○秋田委員長 この際、前委員長中野四郎君より発言を求められておりますので、これを許します。中野四郎君。
○中野委員 自席からお許しを願います。 大へん長い間、まことに不敏でございましたが、お世話になりました。この機会を通じまして厚くお礼を申し上げ、ごあいさつにかえたいと思います。どうぞよろしく。(拍手) ————◇—————
○秋田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。 一、厚生関係及び労働関係の基本施策に関する事項 二、社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び人口問題に関する事項 三、労使関係、労働基準及び雇用・失業対策に関する事項 以上各事項についてその実情を調査し、対策を樹立するため、小委員会の設置、関係各方面よりの説明聴取及び資料要求等の方法により、本会期中調査を進めたいと存じます。つきましては、衆議院規則第九十四条により議長の承認を求めたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋田委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 ————◇—————
○秋田委員長 この際、厚生大臣より発言の申し出があります。これを許します。厚生大臣西村英一君。
○西村国務大臣 私は、今般の内閣改造にあたり厚生大臣に任ぜられましたが、この重責を果たすよう鋭意努力して参りたい所存でありますので、厚生行政に特に御造詣の深い各位の格別の御協力、御支援をお願いする次第であります。 この機会に、厚生省所管行政に関しまして所信の一端を申し述べたいと存じます。 社会保障制度の充実強化は、国民の生活安定と福祉の向上を期する上におきまして不可欠なことは、あらためて申すまでもありませんが、中でも厚生行政は、国民の日常生活に密接した諸問題を担当し、社会保障施策の中枢として今日きわめて重要な役割をになっております。 歴代内閣も、厚生行政の進展につきましては特に意を用い、逐年整備充実を重ね、国民皆保険及び国民皆年金体制の達成を初めとして、社会福祉制度等についても一応の基礎づけを見るに至っているのでありますが、厚生行政がさらに国民生活に浸透し、その要請にこたえていくためには、なお今後とも一段と改善を要する事項が多いのであります。 近年、国民経済の成長は苦しいものがありますが、一般用活水準向上の陰に取り残される者がないよう低所得者対策の強化を中心に所得格差の是正をはかるほか、厚生行政各般の施策にわたって、その内容の充実強化をはかることがきわめて重要な課題と考えているのであります。近く社会保障制度審議会より社会保障制度の総合調整に関する基本方策の諮問につき答申がなされる由聞き及んでおりますが、答申がなされますればその御趣旨等も十分尊重いたしまして、厚生行政が的確な長期的視野のもと、着実な前進を遂げていくよう全力を傾け、国民各位の期待にこたえて参りたい所存であります。 なお、厚生行政については、各位も御承知の通り、当面解決を要すべき問題も多いのでありますが、これらの問題解決のためには、各位の理解ある御協力が心から望まれるのであります。今後とも各位の強い御協力を衷心よりお願い申し上げる次第であります。(拍手) ————◇—————
○秋田委員長 労働大臣より発言の申し出があります。これを許します。労働大臣大橋武夫君。
○大橋国務大臣 このたび、はからずも労働省の仕事を担当することとなりました。元来浅学非才でありますのに加えまして、労働行政は、率直に申しまして難問山積のおりでございます。皆様から御叱正、御鞭撻を受けながら真剣に問題に取り組んで参る覚悟でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。なお、この機会に一言所信を申し述べ、皆様の御理解と御協力を得たいと存ずる次第でございます。 労働政策の目標が完全雇用の達成と労働条件の向上にありますことは申すまでもございませんが、最近の経済情勢下におきましては、労働政策と経済政策との関連がますます緊密化しつつあることは、常々御指摘をいただいている通りでございます。労働行政といたしましては、国民経済の安定成長に即応して、経済諸施策全体との調和を保ちながら現実に起こってくる問題と取り組んで、この目標に向かって一歩々々地道に前進して参りたいと存じます。 また、具体的な問題に対処するにあたりましては、国民の労働行政に期待しているところをしっかりとつかみながら、常にヒューマニティを持って、特に日当たりの悪い立場にある人たちに対しましては、愛情と理解を持って臨むことが大切であると考えております。 最近の労働経済の動向を見ますと、引き続き雇用情勢の改善、労働条件の向上等が見られる反面、国民経済の急速な拡大の結果若年労働力や技能労働力の不足が深刻化し、しかも一方では、中高年令層などが依然として求職難の状態にあるというようなアンバランスが見られており、また景気調整策の影響も徐々に労働面に現われつつあります。さらに、炭鉱離職者の深刻な状態に端的に現われておりますように、産業構造の変革等に伴う摩擦的現象が発生しつつある状況にあります。 このような情勢に対処いたしまして、まず第一に、雇用対策といたしまして、広域職業紹介体制の拡充強化等、労働者の地域間、産業間の移動を円滑にするための諸施策を強力に推進するとともに、職業訓練及び技能検定を拡大充実して技能労働者の育成と技能水準の向上をはかり、転職訓練等を通じて中高年令者等の再就職を促進するなど、雇用の安定と国民経済の成長に必要な労働力の質量双方の面における確保に努めたいと存じます。特に炭鉱離職者対策につきましては、従来からの諸施策を積極的に推進するほか、近く予定されております石炭鉱業調査団の答申を待って、できるだけ行き届いた措置をとりたいと考えておる次第でございます。 また、失業対策事業につきましては、各方面からいろいろ問題点が指摘されておりますので、これらの問題点及び失業対策事業の今後のあり方等につきまして、学者、言論人の方々に専門的に調査研究をお願いしているところであります。失業保険制度につきましても、近く社会保障制度審議会から社会保障制度全般についての答申が予定されております。これらの問題につきましては、それぞれの答申なり勧告なりを尊重しつつ、実情に即した適切かつ周到な施策を立てて皆様の御審議をわずらわしたいと存じております。 第二に、労働条件につきましては、初めに申し述べましたように、最近の経済成長を背景として全般的にかなり向上しつつあります。しかしながらその反面におきまして、最近産業災害が増加しつつあるという事実はい私どもとして特に戒心の要があると存じております。災害の発生率は漸次減少しつつありますが、近年における生産の伸長、雇用者数の増加等によりまして災害件数は遺憾ながら増加の傾向にありますので、その防止に一そうの工夫、努力を重ね、労働者が安心して働けるような環境の形成に努めたいと存じます。 また、賃金問題につきましては、最低賃金制の充実拡大をはかりますとともに、適切公正な賃金関係資料の整備充実、賃金体係改善に関する援助その他諸般の措置を講じ、もって賃金問題の合理的解決の機運が醸成されるよう努めて参りたいと考えております。 さらに、労働条件に関連して、中小企業労働対策についても申し上げたいと存じます。 中小企業、なかんずく小零細企業の労働条件は、大企業等との格差が漸次縮小する傾向が見られるとはいえ、なお低位にあることは申すまでもございません。従いまして中小企業の経営基盤強化のための諸施策と相待って、労務管理の近代化指導その他労働事情改善のための総合的な対策を強力に推進いたしたいと考えております。 また、婦人、年少労働者その他中小零細企業に働く人々のための福祉施設の設置を助成し、未亡人その他中高年層婦人の職業対策を強化する等、恵まれない立場にある人々の福祉の増進にも十分配意し、国家のあたたかい手を差し伸べたいと存じます。 第三に、労使関係の近代化について申し上げます。 さきに申し上げました雇用の改善及び労働条件の向上などは、すべて国民経済の安定成長によって可能となるものであることは申すまでもありませんが、国民経済の成長発展は、健全な労働運動の進展とよき労働慣行の確立に待つところがきわめて大きいと存じます。 わが国の労働運動、労使関係は、近年相当の進歩改善の方向にあると考えておるのでありますが、今なお未熟な面もありますので、今後とも労働教育その他諸般の施策を通じ、自由にして民主的な労働運動の発展と合理的な労使関係の形成に努め、また特に中小企業の労使関係の合理的安定をはかる施策について、一段と努力して参りたいと存じます。 さらに、当面する諸問題につきましては、それぞれの実情に応じ、労使双方が共通の基盤の上に立った話し合いを通じて問題を合理的に解決いたしますような機運を促進する必要があると考えております。 ILO八十七号条約の批准及び関係諸法律の整備につきましては、すでに長年の懸案であり、かねがね御配慮をわずらわして参ったところであります。が、私といたしましても歴代の労働大臣と同様、その早期成立を期する方針には変わりなく、本問題の解決には引き続き一そう努力いたす所存であります。 以上、当面の労働情勢につきまして、とりあえず所信の一端を申し上げた次第であります。冒頭にも申し上げましたように、今後各位の御意見を十分拝聴しながら労働行政の推進に力を尽くしたいと存じますので、重ねてよろしくお願い申し上げる次第でございます。(拍手) ————◇—————
○秋田委員長 次に、厚生政務次官より発言の申し出がありますので、これを許します。厚生政務次官渡海元三郎君。
○渡海政府委員 私、このたび、西村大臣のもとに厚生政務次官を拝命いたしました。もとより厚生行政には不案内の者でございますが、その職責の重大性にかんがみまして、一生懸命努力さしていただく覚悟でございます。厚生行政に御造詣の深い委員の皆様方より、格別の御支援と御指導を賜わりますようにひとえにお願い申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手) ————◇—————
○秋田委員長 次に、労働政務次官より発言の申し出がありますので、これを許します。労働政務次官田村元君。
○田村政府委員 このたび労働政務次官を拝命いたしました。私は労働行政はあまり詳しい方ではございません。まことに浅学非才、しかも至って小心者でございますので、どうかよろしく御指導、御鞭撻を賜わりますようお願い申し上げまして、就任のごあいさつといたします。(拍手) ————◇—————
○秋田委員長 この際、小委員会設置に関する件についてお諮りいたします。 麻薬対策に関する調査を行なうため、小委員十三名よりなる麻薬対策小委員会を設置することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋田委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 なお、小委員及び小委員長の選任につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋田委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 次会は、来たる二十一日、火曜日、午前十時より理事会、十時三十分委員会を開催することとして、本日は、これにて散会いたします。 午前十一時四十九分散会