P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
40回国会参議院1962/06/04

社会労働委員会 閉会後第2号

発言数
6
登壇者
2
会派数
2
開催日
1962/06/04

会議録

鹿島俊雄自由民主党

○理事(鹿島俊雄君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  この際、委員の異動について報告いたします。本日付をもって藤原道子君、竹中恒夫君、紅露みつ君、徳永正利君、藤田藤太郎君が辞任せられ、木村禧八郎君、野田俊作君、藤野繁雄君、山本利壽君、松本治一郎君が選任されました。   —————————————

鹿島俊雄自由民主党

○理事(鹿島俊雄君) これより委員会の運営についてお打ち合わせを行ないたいと存じます。  ちょっと速記をとめて。   〔速記中止〕

鹿島俊雄自由民主党

○理事(鹿島俊雄君) 速記を起こして。

阿具根登日本社会党

○阿具根登君 きょうの委員会というものは、もうすでに十五日も前に通告をしてあるということを聞いております。そうして、休会中でございますから、一カ月一回、しかも選挙を前に控えて、国際的なILOの問題で福永労相自身が、かつてない記者会見で声明まで発表しておるとするなら、常識的に考えても、きょうはどういう質問があるのだということは、これは政府当局はわかっておるはずです。それを、大臣初め、課長に至るまで庁舎におらない。もちろん政務次官は公務でILOにきょう行かれたのだから、これはわかっておりますが、それだけに、一番重大な時期なんです。今ここで与野党の公式な委員会において、今日加藤政務次官が出発しておるその直後にそれと時を同じくして、ILOに対してどういう考えを持っておるかということをここで論議することは、最も有意義なことだと私は思っておったのです。わが党も、御承知のように、木村先生まで来てもらって、久保さんも来てもらって、そうして納得のいくまで審議をしたいと思っておったわけなんですよ。ところが、課長に至るまでおらん。こういうことは国会軽視もはなはだしいし、委員会が開かれておるということがわかっておるのに、わざと逃げた。しかも、委員会が開かれてないときに、大臣は、大臣の考えを政府の考えとしてどんどん発表している。こういうことは、国際的に私は非常な大きな問題だと思う。ILOは政府だけのものじゃございません。労働者も経営者も入った三者構成の世界の労働機構なんです。その機構で、世界の労働情勢はどうあるかという問題をやられておるのに、たとえばILOの問題については、内政干渉だというようなことまで言われておる。それから、四十時間制についても、これは先進国はどこでも叫んでおるし、日本でも当然叫ばねばならないのを、政府は、これは早計だというようなことを言っております。さらに、解雇問題については、日本も炭鉱問題等、相当世論が沸いている。非常な苦しい状態に炭鉱労働者、あるいは全国の労働者が追い込まれておる。こういうときに、解雇の事前協議その他が国際会議で論議されておる。それを、まだ時期尚早だ、こういうようなことを資本家、経営者が言うなら、これはまだわかりますよ。ところが、サービス・センターである政府の労相が、委員会の意見を何一つ聞かずに、ただ自民党の考え方だけをスタンド・プレイ的にこういうところで発表して、そして日本の考えがいかにもそれが正しいようなことを植えつけておる。こういうことは私は最も卑劣な悪いやり方だと思うのです。きょうはおそらく私は、党の用務だといわれておりますから、選挙で行っておられると思う。一国の大臣が、責任のある大臣が選挙に行って、そうして公式の委員会に出てこられない。そういうことだったら大臣をやめていけばいいんです。大臣をやめて、次の大臣がおればいいんです。私は、こういうあり方は、非常に国民に対しても申しわけないことだろうと思うのです。ILOの問題は重大な問題だ。そのほかにも、次の国会では、日雇い労働者の問題で法律を変更するから、審議会にかけるというようなことまで新聞で発表されておる。われわれは何にも知らない。専門的な視野で審議をしておるわれわれ社会党員は何にも知らないことを、政府でどんどん進めておるということなら、この場でわれわれに説明すべきなんです。われわれの質問を受けるべきなんです。それを課長に至るまで一人もおらぬということは、閉会中ではあれ、委員会を冒涜するのもはなはだしい。とれまた委員長を持っておられる、政府を持っておられる与党自民党の責任も重大だと思うのです。委員長のほうから政府に対して、労働省に対して、厳重にひとつ警告してもらいたい。その責任の所在を明らかにしてもらいたい。私はかように思います。おらないのに何ぼぼやいても何にもなりませんから、これでやめますけれども、委員長のほうから、率直にひとつ労働省なり関係閣僚に強く要請していただきたいと思います。

鹿島俊雄自由民主党

○理事(鹿島俊雄君) ただいまの阿具根委員の御趣旨、まことにごもっともであります。当委員会といたしましても、はなはだ本日の労働省の態度につきましては、遺憾に存じます。ただし、大臣が埼玉県下に参りましたことにつきましては、選挙運動というようなものではないと思います。何か県連との関係で打ち合わせに行かれたと、かように聞いております。  なお、ただいまの御発言に従いまして、十分当委員会といたしましても、労働省等、厳重に今後かようなことのないように警告をいたします。また、本日の情勢につきましても、釈明を求めたいと存じますので、何とぞよろしく御了承をいただきたいと思います。  速記をやめて。   〔速記中止〕

鹿島俊雄自由民主党

○理事(鹿島俊雄君) 速記をつけて。  ただいま打ち合わせました結果、本日の委員会はこれで終了することにいたします。次回の委員会は七月十日に開会する予定であります。  本日はこれをもって委員会を散会いたします。    午前十時四十四分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗