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40回国会参議院1962/02/06

議院運営委員会 第9号

発言数
26
登壇者
6
会派数
3
開催日
1962/02/06

会議録

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 議院運営委員会を開会いたします。  まず、地方制度調査会委員及び選挙制度審議会特別委員の推薦に関する件を議題といたします。  事務総長の報告を求めます。

河野義克事務総長

○事務総長(河野義克君) 地方制度調査会委員及び選挙制度審議会特別委員本院議員小林武治君並びに地方制度調査会委員本院議員湯澤三千男君は、去る一月二十四日いずれも常任委員長に選任されましたため、国会法第三十一条第二項の規定により、同調査会委員及び同審議会特別委員の職は解かれたものとなりました。  後任といたしまして、前任者の所属会派自由民主党から、地方制度調査会委員に館哲二君及び堀末治君、選挙制度審議会特別委員に吉武恵市君が推薦されております。議長といたしましては、推薦のありました以上の方々を内閣に推薦いたしたいと存じております。

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 本件につきましては、ただいま報告のとおり推薦することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 次に、臨時行政調査会委員の任命同意に関する件を議題といたします。  政府委員の説明を求めます。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) 臨時行政調査会委員の任命につき両議院の同意を求める件について申し上げます。安西正夫、今井一男、太田薫、佐藤喜一郎、高橋雄豺、花井忠、蝋山政道、右の七君を臨時行政調査会委員として任命いたしたく、臨時行政調査会設置法第五条第一項の規定により両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  七君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも行政の改善問題に関するすぐれた識見を有する者でありますので、同委員会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたしたいと思います。

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 質疑のおありの方は御発言を願います。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 今、服部副長官のほうから趣旨の説明があったわけですが、われわれの印象としては、すでに衆議院が同意して、新聞等でも、内定でなくして任命済みのような強い印象を受けておるわけです。結局、端的に言えば、参議院の承認というのは要らないのであろうと、こういうような感が強くするわけです。ビールの気が抜けたというか、それと全く同じです。まことに何かこうぴったりしない。今さらこれを持ってきて説明するとは何事か、こういう感が強くするわけです。だから、こういう点について、どういうふうに政府のほうは考えているのか。これは今さらあほくさくて、こんなものは同意できないという気持ちが非常に強いから、そういう強い意向を考えて、ひとつうまい答弁をしてもらいたいと思います。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) ただいまの臨時行政調査会委員の内定をあたかも任命のごとく取り扱われておる、したがって内閣は参議院を−−というお言葉でございますが、全くただいま御指摘のとおりでありまして、私の取り扱いの不十分からそういった感を抱かれたものと、まことに申しわけないことと思います。今後は十二分に事前に連絡を密にいたしまして、そういうことのないように万全の措置をとりたいと考えておりますので、この点、平におわび申し上げますから、よろしく御了承願いたいと存じます。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 非常にこの委員の任命については政府毛重要視して、まあ秘密裏に交渉をされた、そういう意図はよくわかるわけですが、たまたま政府が一つの案を提示する前に新聞等においては二、三の人名が漏れておった。こういうふうな点については政府はどういうふうに考えられておるのか、その点をひとつお聞かせ願いたい。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) お答えをいたします。私たちも絶えずこの問題で頭を痛めているわけでございます。しかしながら、委員をお願いする上においては、やはり事前にお願いしたい方に交渉せねばならない。ところが、まあ報道関係は、事人事となりますと、徹夜で取材に努力される関係で、つい空気で察知されてしまうわけでございます。私はもとより皆さんと同じ国会議員でございまして、当然まず国会に連絡すべき事項であることも万々承知いたしておりますが、ただ先ほど来申されておりますとおりに、いろいろ関係省大臣以下の方々にも十二分に配慮するように機会あるごとに注意をいたしておりまするが、そういう結果に相なるわけでございまして、この問題もさらに検討研究いたしまして、今後はかようなことの起こらないように万全の措置を講じていきたい、かように考えておる次第でございますので、よろしく御了承願いたいと思います。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 結局、何かここに持ってこられたものを自由な立場でこれについて検討を加えていくということが規制されているような強い印象をわれわれ持つわけです。何か預けられて、これを承認しないというと何か横車を押しているような、こういう印象、状態にあるのではないか。だから、きまったメニューを食いたくないけれども食わされているという、こういう状態であっては、これはやはり工合が悪いと思う。しかし、その点については今後は十分改めてと、こう言うが、まあその言葉を聞いて、今後そういうふうに配慮してもらいたいと思うのですが、そういうふうな気持を強くわれわれが抱いているということを、とくと御了察願いたいと考えます。  この個々人の問題ということではなくて、やはりこういう重要なる委員をせられるということになれば、責任をもって答申を一定の期間になされる必要がある。これは前に審議会が行なわれていたときには、あれがうやむやになってしまったということがあるわけです。今度はそういうことがあってはならぬ。こういうふうに、まだ任命されていない各委員が、任命されたように抱負を語っているわけですが、それはけっこうでしょう。しかし、いろいろと事務局等を設けられてやるとしても、要はこの各委員がほんとうにやるという腹がまえでなければならぬと私は思う。そういうことになるならば、ほかのいろいろな仕事をある程度割愛してもこれに全力をふるってもらわなければならぬのじゃないかと思う。ところが経歴書等を見るというと、非常に兼職が多い方がおられるわけです。こういろ点については、従前本委員会においても指摘されてきておるわけですが、こういう点について政府のほうとしては、こういう兼職になっておる方々をお願いする場合においてこれをどういうふうに考えてこられたか、その点についての見解をお聞かせ願いたい。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) お答えいたします。この臨時行政調査会は非常に重要な調査会であるということは、そのとおりでございます。したがって、兼職の多い委員を選ぶことは避けるべきだ、ごもっともでございます。兼職が多いと、時間的にも肉体的にも、この重要な任務を完全に遂行することが困難であるという点から、実は御指摘のとおりに、この中に十の委員を持っておられる方がございますので、これをさしあたって自発的に辞任していただいて、十二分にこの調査会の職務が遂行できる状態に置くべきだと、かように考えて、中の今井一男さんには、任命の国会同意を求める事前に四つの委員を辞任していただきまして、その後においてもなるべく可及的すみやかにこの委員会の運営に支障のない程度に辞任をしてもらいたいという強い要請をするとともに、前回にお願いしたときも兼職の多い者はだめだという強い要望がございましたので、われわれは十二分にその意思を尊重いたしまして、今日まで選考に当たってきたわけですが、たまたまこの今井一男という人は、前の第五次行政審議会の委員でありまして、一年間に二十八回の開会がございましたが、二十七回の出席で、ほとんど皆出席で、しかも熱心にいろいろとやっていただいたという点がございますので、まげてお願い申し上げておる次第でございます。ただし、あとの委員につきましても、これはもう誓って今後は、任期が切れると、もう絶対再推薦をいたさないようにしたいと、かように考えているわけでございます。何とぞこの点われわれの考え方を御理解下さいまして、御同意賜わらんことをお願い申し上げる次第でございます。

岡三郎日本社会党

○岡三郎君 今、副長官のほうから人名が出たわけでありますが、今井さんという人が有能であることはよくわかっております。まあその他の方々も同様です。今本員の質問に対してまことに話のわかる御答弁があったのでありますから、これ以上質疑を繰り返しませんが、ひとつ本委員会でいろいろと意見なりその他、注文という言葉はおかしいが、要望という形で出された問題について、やはり十分事前にそういう点を生かしてもらうような配慮というものが必要じゃないかと思う。そうしないというと、言いたくないことまでまた言わされてしまう。こういう現象が起こってくるということは、私たちのほうとしては困る。そういう点でひとつ、くれぐれも各委員の要望というものについては、できない問題もあるでしょうけれども、でき得る限りにひとつこれを含めて今後ともやっていただきたいと思います。ただいまの答弁でけっこうです。私は質問を終わります。

天田勝正民主社会党

○天田勝正君 ちょっと一言。私がいつも本委員会で問題にしまするが、大かたこの種の委員を政府が選ぶ場合に、諸官庁の役人というものがほとんど私の記憶では五分の四くらいまで占めるということが普通ですが、今回はバラエティに富んでおって、そういう人が一人もないし、まことにこれは苦心の作だと、その点はほめていいのでございます。それで、先ほど来の岡君の質問に対する答弁で、私もその点は重複しないことにいたしますが、どうなんですか。今度の場合は、特に二、三の委員の方が抱負をもうすでに述べちゃって、任命されたと同じように発言されておる。そういうところに、われわれとしても、もうきまっておるものを今さらという感じがするし、世間でも今ここで議論しておるなどというのは、実に不思議なことにさえ思うと思うのです、やっておるのを知れば。そういうことですから、政府のほうでちょっとこまかいひとつ扱いをしてもらって、両院の同意を得るまではあまり抱負など−−もうなったつもりにならないで、そういうものを語るなどということはやめてほしいと言っておけば、報道人はそれは商売ですから追っかけるだろうけれども、そういうことがなくてすむんじゃないかと思うのですがね。ですから、やむを得ない面もあるし、私は今度の人事はバラエティに富んでいるし、みんな有能だと思う。今までしょっちゅう文句ばかり言っていましたが、今日はその点では文句は言わない。だけれども、今申し上げた点については、ちょっとした気づかいを政府側でして下されば、世間の誤解もなくて済むんじゃないかと思うのですが、どうですか。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) お答えいたします。御注意の点、まことにごもっともでございまして、今後は十二分に配慮いたしまして、またこういうことのないように注意をいたしたいと思っております。よろしく御了解を願います。

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) ほかに御発言もなければ、本件につきましては、一応各会派にお持ち帰りの上御検討願いまして、次回に……。  ちょっと速記をとめて。   〔速記中止〕

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 速記をつけて。  お諮りいたします。臨時行政調査会委員に安西正夫君、今井一男君、太田薫君、佐藤喜一郎君、高橋雄豺君、花井忠君、蝋山政道君、この七君の任命につきまして、同調査会設置法第五条第一項の規定に基づいて、本院の同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。

服部安司自由民主党内閣官房副長官

○政府委員(服部安司君) どうもありがとうございました、今後十分注意いたします。     —————————————

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 次に、本会議における議案の趣旨説明聴取に関する件を議題といたします。  理事会において協議いたしましたところ、先般内閣から送付されました新産業都市建設促進法案、日本国に対する戦後の経済援助の処理に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件及び特別円問題の解決に関する日本国とタイとの間の協定のある規定に代わる協定の締結について承認を求める件、以上三件の議案につきましては、次回の本会議においてそれぞれその趣旨説明を聴取するとともに、これに対し質疑を行なうことに意見が一致いたしました。  右理事会申し合わせのとおり決定することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 御異議ないと認め、さよう、決定いたします。  なお、右の趣旨説明に対する質疑の要領につきましては、理事会において協議の上、次回にお諮りすることにいたします。     —————————————

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 次に、委員派遣承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。  委員部長の報告を求めます。

岸田実委員部長

○参事(岸田実君) 商工委員会及び法務委員会から、それぞれ委員派遣承認要求書が提出されております。  まず、商工委員会の要求について申し上げますると、目的は、産炭地域の実情を調査し、今期国会に提出を予定されている石炭鉱業合理化臨時措置法の一部改正案、産炭地域振興事業団法案等、石炭関係議案の審査に資する。派遣委員は、第一班は川上為治君、牛田寛君、阿部竹松君。第二班は、剱木亨弘君、吉田法晴君、田畑金光君。派遣地は、第一班は北海道。第二班は、福岡県、佐賀県。期間は、第一班は、二月十一日から二月十七日までの七日間。第二班は、二月十一日から二月十六日までの六日間。費用は概算十万一千四百円でございます。  次に、法務委員会の要求について申し上げます。目的は、検察及び裁判の運営等に関する調査の一環として、最近における交通事件の処理、暴力事犯及び青少年犯罪等の諸問題について実情を調査し、委員会の審議に資する。派遣委員は、亀田得治君、大谷瑩潤君、青田源太郎君。派遣地は、大阪府、兵庫県。期間は、二月二十日から二月二十四日までの五日間。費用は概算三万九千円。  以上でございます。

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 本要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

宮澤喜一自由民主党

○委員長(宮澤喜一君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後二時四十九分散会

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