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40回国会衆議院1961/12/14

本会議 第2号

発言数
21
登壇者
7
会派数
3
開催日
1961/12/14

会議録

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) これより会議を開きます。      ————◇—————  議員請暇の件

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) お諮りいたします。  議員和田博雄君から、海外旅行のため、昭和三十七年一月六日から一月二十五日まで二十日間請暇の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。よって、許可するに決しました。      ————◇—————  災害対策を樹立するため委員四十人よりなる特別委員会、公職選挙法改正に関する調査をなすため委員二十五人よりなる特別委 員会、科学技術振興の対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会、石炭に関する対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会、オリンピック東京大会の準備促進のため委員二十五人よりなる特別委員会を設置するの件(議長発議)

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 次に、特別委員会の設置につきお諮りいたします。  災害対策を樹立するため委員四十人よりなる特別委員会、公職選挙法改正に関する調査をなすため委員二十五人よりなる特別委員会、科学技術振興の対策を樹立するため委員二十五人よりなる特別委員会、石炭に関する対策を樹立するため委員二十人よりなる特別委員会、オリンピック東京大会の準備促進のため委員二十人よりなる特別委員会、各委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。よって、その通り決しました。  ただいま議決せられました五特別委員会の委員は追って指名いたします。      ————◇—————  蚕糸業振興審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) お諮りいたします。  内閣から、蚕系業振興審議会委員に本院議員荒舩清十郎君を任命するため、国会法第三十九条但書の規定により本院の議決を得たいとの申し出があります。右申し出の通り決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。よって、その通り決しました。      ————◇—————  日程第一 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 日程第一、中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名を行ないます。

田邉國男自由民主党

○田邉國男君 中央選挙管理会委員及び同予備委員の指名については、選挙の手続を省略して、議長において指名されんことを望みます。

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 田邉國男君の動議に御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 御異議なしと認めます。  議長は、中央選挙管理会委員に山浦貫一君、大浜英子君、芹澤彪衛君、藤牧新平君、山崎広君を指名いたします。  また、中央選挙管理会委員の予備委員に近藤英明君、小島憲君、岡崎三郎君、木原実君、米山雄治君を指名いたします。      ————◇—————  安井国務大臣の一部右翼、旧軍人   等による不穏計画についての発   言

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 安井国務大臣から、一部右翼、旧軍人等による不穏計画について発言を求められております。この際これを許します。国務大臣安井謙君。   〔国務大臣安井謙君登壇〕

安井謙自由民主党自治大臣・国家公安委員会委員長

○国務大臣(安井謙君) 一部右翼、旧軍人等による不穏計画について御報告申し上げます。  警視庁では、かねてから一部右翼、旧軍人らによる政府要人などに対する不穏な計画を察知し、捜査中でありましたが、本月十二日早朝を期し、千葉、福岡、長崎、埼玉、佐賀各警察本部の協力を得て、事件の首謀者と見られる元川南工業社長川南豊作、国史会主宰者、陸士六十期生小池一臣、日本学生改新会会長、元菊旗同志会中央委員篠田英悟のほか、元陸軍少将桜井徳太郎、五・一五事件関係者三上卓ら十二名を殺人予備の疑いで、また三無塾塾長川下佳節を銃砲刀剣類等所持取締法違反として逮捕いたしまするとともに、関係個所三十二カ所を捜索し、ヘルメット三百八十八個、防毒マスク百個、作業衣九十九着、戦闘帽九十九個、日本刀八振、ライフル銃二丁、その他の証拠品を差し押えたのであります。なお、川南以下十三名は、本朝、殺人予備、銃砲刀剣類等所持取締法の違反で、一件書類、身柄ともに送検されております。同人らの犯行の動機、目的、犯罪事実の詳細につきましては目下取り調べ中でありますので、この結果によらなければ明確なことはわかりません。  現在までの捜査の結果によりますと、同人らは国の現状に不満を抱き、現状打開の非常手段として、政府要人などを殺害する意図のもとに謀議を重ね、武器入手などの準備をしていたという疑いがきわめて濃いのでございます。  浅沼事件、嶋中事件以後、警察におきましては右翼テロの未然防止に最大の努力を払って参ったのでありますが、本年当初以来、一部右翼の言動の中には、緊迫した国際情勢また軍事基地闘争や政防法闘争の現状から、共産革命への危険感を深めるとともに、一方これに対する政府の施策にあきたらないものがあるとしての批判的傾向を強め、さらに五月、韓国に発生したクーデターに拍手を送るような向きもございましたので、このような情勢の中で、一部右翼のはね上がり的な危険な動きに特に注意をいたしていたのであります。  ところが、たまたま本年九月初めごろ、一、二の県警察から、某歴史研究グループによる不穏計画についての情報がございましたので、この情報をもとにして鋭意捜査を進めました結果、さきに申しましたように、一部右翼、旧軍人らが政府要人などに危害を加える目的で謀議を重ね、武器の収集などの準備をしている疑いが濃くなったので、事を未然に防止するため、このたび早期に検挙を実施いたしたわけでございます。  現在までの取り調べの結果では、今回の事件は一部のはね上がった右翼分子と、終戦当時陸士在学中のきわめて一部の者によって計画されたものでありまして、既存の右翼団体や陸士五十九、六十期生の間に幅広い連絡があるというような事実もなく、またその動機、原因、背後関係などにそれほど根深いものはない模様でございます。  以上、今回の事件の概要を申し上げましたが、警察といたしましては、今後も一般国民の御協力のもとにこの種の危険な政治的暴力の排除に最善の努力を払って参りたいと存じます。  以上、御報告申し上げます。(拍手)      ————◇—————  安井国務大臣の一部右翼、旧軍人   等による不穏計画についての発   言に対する質疑

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) ただいまの発言に対して質疑の通告があります。これを許します。加藤勘十君。   〔加藤勘十君登壇〕

加藤勘十日本社会党

○加藤勘十君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま国家公安委員長から御報告のございました旧軍人グループ等によるクーデター計画事件について、その真相を国民の前に明らかにするとともに、これに対する政府の方針をお聞きするために、池田総理大臣及びその他の関係閣僚の方々に次の諸点についてお尋ねをいたしたいと存じます。(拍手)  その第一の点は、今回の事件の政治的背景についてでございます。ただいまの御報告によりましても、また、新聞等に報道せられたところによりましても、この事件をあるいは暗殺計画といい、あるいはクーデターの計画といい、はっきり知ることができないのであります。暗殺とクーデターとでは、申し上げるまでもなく、その社会人心に与える不安、恐怖の念は全く違うのであります。単なる暗殺計画でございますれば、特定のある個人を目標とするものでありまするが、クーデターとなりますれば、その目標は、暴力によって政権を奪取することにあります。これは明らかに一種の革命であります。この両者は、その性格を全く異にいたしております。いずれにいたしましても、このような計画が企てられたということは、文明国として、また、民主主義国家として世界に対して恥ずべきであり、歴史の上に一大汚点を印するものであるとして、国民のひとしく遺憾の念を禁じ得ないところであります。(拍手)  歴史は繰り返すといいまするが、わが国におきましては、明治初年以来暗殺はしばしば行なわれ、クーデターも、失敗したとはいいながら、再三にわたって行なわれております。遠い明治、大正の時代はしばらくおくといたしまして、昭和の時代に入ってからでも、昭和七年以後、血盟団事件、五・一五事件、二・二六事件等にその例を見るのであります。しかして、これらの事件は、例外なく国家主義を誇張する右翼ファッショ勢力によって行なわれたものでございます。血盟団事件、五・一五事件等は、言うまでもなく集団的暗殺事件でありましたが、これらの事件の犯罪者は、当時世間の一部から甘やかされておった。また、当時の政府も、法の手前、やむを得ず、いやいやながらこれを処罰したかのごとき観がございまして、その態度は、むしろこびるがごとく、賞揚するかのごとき状態であったのであります。(拍手)こうしたことが右翼を増長ばっこせしめまして、ついに二・二六のクーデターを呼び起こし、さらに太平洋戦争に追い込むに至ったことは、あまねく人の知るところでございます。(拍手)彼らの暗殺クーデターの計画は、時代に逆行して、軍人勢力をもって天皇の名を冠した独裁政治を実現せんとする政治目的のもとに企てられたものであります。  このたびのクーデターの計画はそれとは異なって、敗戦という国民的悲劇と犠牲の上に築かれた平和憲法に反逆せんとして企てられたものであります。主権在民、恒久平和の思想を骨格としたわれわれの憲法をあえてじゅうりんせんとした、許すべからざる計画であるといわざるを得ないのであります。(拍手)何が彼らをしてそうさせたのでありましょうか。それには彼らの計画を理由づける背景がなければならないと思います。背景とは何でしょうか。私は二つのことを指摘することができると思います。  その一つは、彼らが時代を感覚する能力を失い、旧憲法時代の意識から一歩も出ることができないで、生活環境に負けて虚無的な思想にとらわれ、絶望感から社会に反逆せんとして企てたものでないかという点であります。もしそうであるとするならば、それは水面に浮かんだあわのごとく、たわいもなく消え去るであろう一時的現象として、さほど憂うるに足らないことかと存じます。いま一つの点は、彼らの計画が、たとえ稚拙なものでありましょうとも、一定の思想的背景を持ち、政治的目標を持って企てられたものでないかと見られる点でございます。新聞紙は、彼らが韓国のクーデターによる朴政権に刺激されたこと、重税、汚職、失業をなくするという政治目標を持っていたということを報道しております。検察当局が今日まで取り調べられまして、そうした事実があったでありましょうかどうか、まず、それをお伺いいたしたいと思います。もしそうであったといたしますれば、その計画がどんなに幼稚拙劣であったにいたしましても、明らかにゆゆしき大事件といわなければならないと存じます。同時に、池田内閣の重大なる責任問題でもありましょう。すなわち、暴力によって政府を転覆し、独裁政権を樹立した韓国の朴政権をあわただしく承認し、これと交渉を開始したがごときことは、何としてもその責めを免れないのであります。(拍手)しかも、そのことが直ちに海を隔てたわが国に反射作用してクーデターの計画となって現われたとしますれば、池田内閣の責任は重大といわなければならないのであります。(拍手)血盟団事件が五・一五事件を生み、五・一五事件が二・二六事件を呼び起こしたように、また朴政権が反射作用を起こしたとすれば、将来どのような連鎖反応を招来しないとも限らないのであります。  このたびの事件の中心となっておる国史会とか、菊旗同志会とかは、固陋な思想を持って集まった右翼の集団であることは疑う余地がないのであります。彼らが一定の思想を持ち、一定の政治的目的を持って憲法に反逆し、時の政府を暴力をもって倒そうと計画したことについては、私たちは次の点を反省しなければならないと思います。  まず第一に、この数年来、政治家、学者など、社会の指導的立場にある人々が、はじらいもなく、国の基本法であり、国の性格を規定する憲法を著しく軽んじておるということ、ことに、政府みずからが、憲法裁判所の規定のないことを幸いとして、憲法をじゅうりんして顧みないこと、憲法制定当時は、あたかも金科玉条のごとくに礼賛した人々が、その舌の根のかわかないうちに、アメリカの占領が解けると見るや、手のひらを返すがごとく、あれは占領軍から押しつけられたものである、あれはわが国情に沿わないものだなど、勝手な口実を設けて憲法を軽視したり、改悪のムードをあおり立てようとしております。何という軽挙盲動でありましょうか。(拍手)憲法は、その制定の過程が問題ではなく、その内容が問題であります。私たちは、わが憲法こそは、国内の一部に低迷しておったショウビニズムを払拭し、基本的人権を国民の日常生活に植えつけ、戦後の日本の復興を推進した原動力として偉大な功績をもたらしたものであるということをかたく信じております。(拍手)国民の大部分が基本的人権に躍動し、平和国家の建設に鼓動しておるとき、旧憲法時代の権力主義に郷愁を感ずる一部少数の支配者層のみが復古的な改悪のムードを生み出そうと、知らず知らずの間に、とうとい犠牲の上に築かれた平和国家の骨格を踏みにじって顧みようとしないのであります。(拍手)こうした一部支配者層の態度は、旧憲法の絶対主義を唯一の信条とする右翼の連中をして、わが意を得たりとばかりに、民主憲法に反逆することを日常茶飯事と心得るように立ち至らしめたのではないかと思うのであります。(拍手)旧憲法思想に固着した彼らから見れば、政府や支配者層が説くことは、どんな美辞麗句が並べられておりましても、そらぞらしいから念仏としか響かないのではないでしょうか。このように、憲法軽視の風潮が彼らを罪に走らしめた一つの大きな誘因となっておることは、争えない事実であると思うのであります。(拍手)彼らは、また、重税、汚職、失業をなくすると、現政府の政策を批判し、暴力をもって政府を転覆する理由としておると報ぜられております。どの点から見ましても、池田内閣の大きな政治的責任といわなければなりません。(拍手)  このたびの事件は、幸いに不発に終わって事なきを得ましたが、日本の民主主義の未成熟さを露呈した醜態であったことに間違いはありません。どれだけ日本の国際信用を傷つけたか、はかり知りがたいものがあります。日本の民主主義国家としての品位を高め、国際信用を回復するためには、政治のあり方こそ決定的要素だと思うのであります。池田総理は、よく政治の姿勢を正すと言っておられます。それは単なる言葉であってはなりません。身をもって実践されなければならないと思います。実践の第一歩は、国の基本法である憲法を順守することから始められなければならないのであります。(拍手)  以上の諸点に対する池田総理の心がまえ並びに所信をお伺いいたしたいと存じます。  次に、私は、このたびの事件の関係者と自衛隊との関係について、防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと存じます。  私は、現在の自衛隊のあり方には反対であります。だが、今日はその点には触れません。現在までの新聞報道に、よりますれば、事件関係者と自衛隊員との間には有機的な関係はないようであります。今、公安委員長の御報告でもそのように承りました。このことは、世間一般の人々もほっと安堵の胸をなでおろしたことであろうと思います。ただ、事件の渦中の主要なる人物である桜井何がし、三上何がし等は、個人的に相当深い接触があったようで、国民としては、この点になお一まつの不安を感じないではおられないのであります。私は、どんな立場にある人であろうと、個人的友情につながる交友をかれこれ言うものではありません。けれども、今回の事件のごとき、国家の重大問題に少しでも触れるものがありとしますれば、微細に究明し、国民に安心感を与えるべきであると思います。  今日、自衛隊の幹部教育の面において、憲法で保障された思想の自由を逸脱して、相当片寄った教育が施されておることは、あまねく人の知るところであります。その上に、旧軍隊時代においては、昭和六年の満州事変発生の前後から、一部ではあろうが、少壮軍人と民間の右翼団体との間には、断ちがたい関係が生まれております。今日では、時代も違い、知識も著しく普遍的になっておりましょうから、昭和当初のかたくなな軍人を見る目をもって今日の自衛隊の幹部を見ることはできないかとも思いますが、旧軍隊時代の戦友意識、友人としての交友関係などから、影響がないとは言い切れないと思います。現に、このたびの事件においても、新聞紙の報道によれば、ある人は断わったと伝えられております。断わったということは、話を持ちかけられたか、あるいは勧誘されたか、どちらかがあったことを意味しております。断わった人々の態度は、その賢明さをほめられてよいと思いまするが、自衛隊の幹部教育に偏狭な方針が採用されており、私的にもせよ、右翼民間人と幹部との間に密接なる交友関係がある以上は、相当に自戒を要することは言うまでもないのであります。自衛隊にはシヴィリアン・コントロールの制度があって、いわゆる制服組の行き過ぎを規制することになっておると聞いております。しかし、聞くところによると、最近は制服組の力が強くなって、一ほとんどこの制度は形式ばかりになっておるといわれておりまするが、事実はどうでしょう。この点をはっきり聞かしていただきたいと思います。(拍手)  最後に、私は、このたびの事件が不発に終わってよかったと思いますが、過去の例に見たように、政府が右翼に甘い態度をとるとすれば、こうした不祥事が再び起こらないとは断言し得ないのであります。政府は、厳重な刑罰をもって臨めば十分押え得ると答えられるかもしれませんが、こうした政治的性格を持った事件は、決して単に法の力、権力のみでは押え得るものではないと思います。政府が率先して民主憲法を守り、民主主義の精神を国民の日常生活の中に生かすよう、力を注ぐことが必要であると思いまするが、池田総理を初め治安当局はどのようにお考えでありましょうか、所信をお聞かせ願いたいと存じます。  これをもって私の質問を終わることといたします。(拍手)   〔国務大臣池田勇人君登壇〕

池田勇人自由民主党内閣総理大臣

○国務大臣(池田勇人君) お答え申し上げます。  今回の事件は、まことに遺憾千万でございます。われわれは、今後かかることが絶対に起こらないよう努めなければなりません。そのためには、お話のごとく、憲法を守ることは当然でございまするが、政治の姿を正し、そうして民主主義のルールに従って政治が秩序正しく行なわれるように努めなければなりません。(拍手)私は、社会秩序の平穏を維持し、国民生活の安定向上をはかって、内外の政治に対する信用を高めることが肝要であると考えます。従いまして、今回の事件が韓国のそれによって起こったと断定することよりも、われわれは、韓国との国交正常化は国が立っていく上にぜひ必要なことと考えて進めておるのであります。(拍手)  なお、今回のような事件に対しましては、あくまで非を非としていくことにつきましては、御同感でございます。(拍手)   〔国務大臣藤枝泉介君登壇〕

藤枝泉介自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(藤枝泉介君) 今回の事件につきまして、自衛隊員が具体的な計画その他を打ち明けられて誘われた事実はございません。時世を憂えてその対策等の意見を求められた二、三の者はあるようでございますが、それ以上のことは現在の調査の結果ございません。  なお、自衛隊の教育訓練は、国防の基本方針にもありますように、民主主義を基調とするわが国の防衛をするということでございまして、あくまでも民主主義を教育訓練の中心といたしておりますので、今後たとえそのような誘いがありましても、自衛隊につきましては、そのようなものに誘われたり誘惑されたりすることは絶対にないことを申し上げておきたいと思います。  なお、いわゆるシヴィル・コントロールにつきましては、十分その実をあげておりますことをつけ加えて申し上げておきます。(拍手)   〔国務大臣植木庚子郎君登壇〕

植木庚子郎自由民主党法務大臣

○国務大臣(植木庚子郎君) お答え申し上げます。  今回の不祥なる事件につきましては、ただいま御意見の中にもございましたように、未然に事を防ぎ得たと考えます。この点、全く幸いであったと考えておりますが、こうした問題が起きたのを機縁といたしまして、未然に、こうしたことがないように、今後十二分に法の運営を計らって参りたい、かように考えておる次第でございます。(拍手)   〔国務大臣安井謙君登壇〕

安井謙自由民主党自治大臣・国家公安委員会委員長

○国務大臣(安井謙君) 先ほど御報告を申し上げた通りでございまして、今後とも十分に警察力を強くいたしまして、こういった事件の未然に防止されることに努めたいと思っております。(拍手)

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) これをもって質疑並びにこれに対する答弁は終了いたしました。      ————◇—————

清瀬一郎無所属議長

○議長(清瀬一郎君) 本日は、これをもって散会いたします。    午後二時四十二分散会      ————◇—————  出席国務大臣         内閣総理大臣  池田 勇人君         法 務 大 臣 植木庚子郎君         国 務 大 臣 安井  謙君         国 務 大 臣 藤枝 泉介君  出席政府委員         法制局長官   林  修三君      ————◇—————

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