商工委員会金属鉱山に関する小委員会 第10号
- 発言数
- 3 件
- 登壇者
- 1 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1962/05/06
会議録
○中村小委員長 これより商工委員会金属鉱山に関する小委員会を開会いたします。 金属鉱山に関する件について調査を進めます。 当小委員会におきましては、二月二十八日に設置せられまして以来今日に至りますまで十回にわたり会議を開き、また四月六日、四月十三日の両日は参考人より意見を聴取いたし、近く実施される予定の金属鉱産物の自由化に対する諸施策及び金属鉱山に関する諸問題につき検討を進めて参りましたが、この際現在までの検討によって得られました小委員会の意見の大要を取りまとめて、結論として小委員長より本委員会に報告することにいたしたいと存じます。 それでは報告案の内容を読み上げます。 報告案の内容は、 金属鉱業は経済発展に不可欠な物資を供給する極めて重要な基礎産業であるが、比較的国際競争力の弱い産業であり、貿易の自由化を目前に控え、未曾有の難局に直面しており、一歩を誤まれば壊滅的打撃をうける恐れがある。 よって、政府は自由化実施までに抜本的な金属鉱業対策を樹立し、わが国金属鉱業の安定的発展と雇用の安定を図り、併せて関連産業の向上発展と地域経済の振興を図るため、左の諸点につき検討の上、万遺憾なきを期すべきである。 一、国内鉱物資源の調査及び探鉱促進策 1、地質調査所を強化拡充すること。 2、新鉱床探査事業団(仮称)を設立すること。 二、価格安定策 国際相場の変動に対処するため当面緊急関税制度の弾力的かっ適切な運用によって価格の安定を確保するが、なお支持価格制度実施のための一手買取機関又は価格プール機関等についても検討すること。 三、鉱業の合理化対策 1、内外資源の合理的経済的開発(鉱区の整理統合、其の他)を促進すること。 2、採鉱、選鉱、製錬、輸送の合理化、近代化を進めること。 3、資源の完全利用化(鉱滓、鉱廃水の有効利用を含む)を図ること。 右の合理化諸対策を強力に実施するため、開発銀行、北海道東北開発公庫、中小企業金融公庫に鉱山向別枠を設定し、資金の確保に務めること。 四、中小鉱山振興対策 1、探鉱、開発資金を大幅に確保すること。 2、企業診断、技術指導を強化すること。 3、鉱山道路及び索道に対する助成措置を講ずること。 4、鉱山用機械貸与制度を新設すること。 五、海外鉱物資源の開発 海外鉱物資源開発株式会社を設立し、資金の確保に努めること。 六、税制対策 鉱床補填準備金制度を採用すること。 以上の内容を自由化に直面する金属鉱業危機打開に関する件として、商工委員会の決議とせられるよう要望する。 以上の通りでございまするが、これを商工委員会に報告することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村小委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 つきましては、商工委員会におきまして、私から本件に関する小委員会における審議の経過とただいま御決定の結論を報告し、委員会においてしかるべき措置を講ぜられるよういたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中村小委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時一分散会