商工委員会 第39号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1962/05/07
会議録
○早稻田委員長 これより会議を開きます。 閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。 今国会が閉会になりましたあとの委員会の活動のため、 (議案) 金属鉱産物価格安定臨時措置法案 (多賀谷真稔君外二十四名提出、 第三十九回国会衆法第三一号) 金属鉱物資源開発助成法案(多賀谷 真稔君外二十四名提出、第三十九 回国会衆法第三二号) 有明海開発促進法案(井手以誠君外 二十一名提出、衆法第四号) 中小企業基本法案(宮澤胤勇君外二 百六十二名提出、衆法第四二号) 中小企業基本法案(松平忠久君外二 十六名提出、衆法第二四号〕 中小企業組織法案(松平忠久君外二 十六名提出、衆法第二五号) (調査事件) 通商産業の基本施策に関する件 経済総合計画に関する件 公益事業に関する件 鉱工業に関する件 商業に関する件 通商に関する件 中小企業に関する件 特許に関する件 私的独占の禁止及び公正取引に関す する件 鉱業と一般公益との調整等に関する 件 以上の各案件について、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認め、さよう決しました、 —————————————
○早稻田委員長 なお、今国会に設置いたしました金属鉱山に関する小委員会は、閉会中もこれを設置し、調査を続けることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認めます。さよう決しました。 —————————————
○早稻田委員長 次に、委員会または小委員会が閉会中審査を行なうにあたりまして、参考人より意見を聴取する必要が生じました場合の人選と手続並びに小委員の辞任の許可、補欠選任の指名に関しましては、あらかじめすべて委員長に御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。 —————————————
○早稻田委員長 次に閉会中の委員派遣に関する件についてお諮りいたします。 閉会中の審査案件が付託になり、審査のため委員派遣を行なう必要が生じました場合は、委員派遣承認の申請に関しまして、すべて委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。 ————◇—————
○早稻田委員長 次に、中小企業基本法に関する件について、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三党を代表して、松平忠久君外八名より申し合せの決議をすべきものとの動議が提出されておりますので、まず提出者より趣旨の説明を聴取することにいたします。松平忠久君。
○松平委員 ただいま委員長の発言にありました中小企業基本法案につきまして、各位の同意を得まして、決議案を提出をいたしたいと存じます。 まず、案文を朗読いたします。 中小企業基本法案に関する件 本国会において、自由民主党、日本社会党、民主社会党よりそれぞれ の立場において提案された中小企業基本法案は、会期末委員会において審議すべき法案か山積し、本格的に審議する時間的余裕がなかったので、これを継続審査とし、今後もなるべく速やかに、広く中小企業関係者等の意見を徴し、よりよいものとすることに努力することは勿論、この際政府は、三党提出の法案中、少なくとも共通の部分については、関係法令の整備及び予算的措置を講ずるよう準備を進めるべきである。 以上が案文の内容でありますが、若干説明を加えたいと存じます。 この中の重要な部分は後段でありまして、この後段の部分について、政府に対する要望があるわけであります。 すなわち、三党の中小企業基本法案を熟読いたしますと、共通しておる部分、いわゆる共通の広場というものもかなりございます。従いまして、この基本法案は、成立はしない、継続審査となったわけでありますけれども、三党の共通した部分というものにつきましては、政府においてもとくにこれを尊重して考えなければならぬと思います。 その共通した部分の中で特に説明を加えると同時に、政府の考慮を要望したい点は、いわゆる官工事の発注でございますが、中小企業への官工事の発注の確保というものは、三党案ともに二割以上は中小企業に向け古ければならないという条文がございます。第二には、経営の近代化に関しましてほぼ共通の考え方が盛られております。第三には、貿易の振興に関しましても、中小企業の行なう分野に関して、貿易の振興上必要とする諸施策についての内容がやはり法案に盛られておるわけであります。第四には金融の増強、第五として税の軽減、これらはいずれも共通の場に属しておるわけであります。 さらにもう一つ共通の場といたしましては、中小企業審議会を設置するという案件でありまして、これは内閣に直属させるという考え方でありまして、この考え方は三党共通であります。ただその委員の任期につきましては、各党の案はそれぞれ違っております。しかしながら中小企業審議会というものを内閣に直属する機関としまして設けるという考え方については、三党一致しておるわけであります。 そのほか中小企業の現状の調査、これは政府自身もやっておられることでありますけれども、それを本格的に調査を加えて、その上に立ったところの総合計画を樹立するという考え方、しかも、その総合計画は実施計画を毎年国会へ報告しなければならないという考え方は、三党共通の考え方になっておるわけであります。 私は、これらの約七項目にわたるところの共通部分というものは、やはり法律として立法化されたわけではございませんけれども、少なくともその共通の部分についての単独法、たとえば中小企業への官工事の確保に関する法律案というようなものは、政府が用意をしなければならぬと思います。それらの共通の部分についてのいわゆる法制的な措置とかあるいは予算的な措置というものは、来国会までの間に十分政府は用意をされて、国会に提案をする心がまえになっていただきたい、こういうことをこの決議の内容としておるわけであります。 以上申し上げまして、委員各位の御賛同をお願いする次第でございます。
○早稻田委員長 以上で趣旨の説明は終わりました。 採決いたします。本動議を可決するに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認めます。よって本動議の通り申し合わせの決議をするに決しました。 なお、本件の関係方面への参考送付等に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○早稻田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。 この際、通商産業大臣より発言を求められておりますので、これを許します。佐藤通商産業大臣。
○佐藤国務大臣 本国会におきまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党、三党からそれぞれ中小企業基本法の提案を見まして、各党ともまことに熱心に本案の成立を期せられたのでございまするが、会期末で、遺憾ながらこれが議決を見ることができなかったことは、まことに残念でございます。また政府自身といたしましても、すでに準備を進めておりましたが、この国会に提案する運びに至らなかったこと、ことに関係法の整備がおくれたというようなことが主たる原因で基本法の提案を見ることができませんでした。この点私どもまことに残念に思っておる次第でございます。しかし、すでに政府自身といたしましても準備を遂げまして、次の国会にはぜひとも基本法を中小企業基本法体系としての関連法規をも含めて提案し、御審議をいただきたい、かように実は考えておる次第でございます。 ただいま決議を見ましたが、その決議の点について、三党それぞれの提案にかかる基本法案のうちから共通部分を抽出しての御意見でございました。具体的な問題といたしますれば、あるいは官工事の率等が議論されたり、あるいはなお検討を要する点があろうかと思いまするが、大体におきまして三党ともそれぞれ提案されたその法案、しかもそれは共通の面でございまするので、それらの点は、基本法を政府が考える、あるいは法体系を整備するという際にはもちろん十分考慮すべき点だ、かように考えます。いずれにいたしましても、ただいま満場一致で決議を見たのでございますので、私ども皆様方の御趣旨を十分尊重いたしまして、善処して参る考えでございます。 ————◇—————
○早稻田委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 今国会は本日をもちまして会期を終わることとなりましたが、本委員会は、重要法案を多数かかえておりまして、前後、連合会、小委員会を合しますると、六十数回に及ぶ委員会を開会いたしました。 その間、連日委員会を開くような事態もあったにかかわらず、委員各位のきわめて御熱心なる御審議によって円満に法案の審議を進めることのできましたのは、ひとえに皆様の御熱心なる御協力のたまものと厚く御礼を申し上げる次第でございます。 いろいろと御支援、御配慮を賜わりましたことを、この際深く感謝する次第でございます。ありがとうございました。(拍手) なお、明日から閉会となりますが、あすは午前十時より閉会中の審査をするため委員会を開会いたしますから、御出席を願いたいと思います。 この際休憩いたします。 午前十一時十九分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕