社会労働委員会 第36号
- 発言数
- 29 件
- 登壇者
- 3 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1962/05/07
会議録
○中野委員長 これより会議を開きます。 この際、お諮りをいたします。 小沢辰男君外五名提出の環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案について、発議者の全員から撤回の請求がありました。本案はすでに本委員会の議題となっておりますので、これを撤回するには委員会の許可を要することになっております。 つきましては、本案の撤回を許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、本案の撤回を許可することに決しました。 ————◇—————
○中野委員長 この際、環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の起草の件について議事を進めます。 小沢辰男君より発言を求められておりますので、これを許します。小沢辰男君。
○小沢(辰)委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の起草の件について、御説明を申し上げたいと思います。 しかしながら、詳細につきましては、すでにお手元に配付いたしました試案がございますので、その内容の説明は省略をさせていただきまして、この試案をごらんいただくことにより本試案を成案とし、これを本委員会提出の法律案とせられんことを望みたいと思います。 以上、動議を提出いたします。
○中野委員長 ただいまの小沢辰男君、滝井義高君及び本島百合子君提出の動議に対し、発言があればこれを許します。小林進君。
○小林(進)委員 ただいま小沢君の提案にもありました通り、わが党も加わりまして三党共同の提案になっておりますので、むろんわれわれの賛成していることも明らかなのでありますが、この法案をこの委員会に上程いたします過程において、われわれはどうしても了承できない問題がございますので、あえてこの際、委員長にわが党を代表いたしまして申し入れをいたしまして、委員長の御答弁によって賛成の態度を最後に決定いたしたい、かように考えておる次第でございます。 本来、もし国会の期日がありますならば、こうして委員長に申し上げるという手段によらずして、本委員会を開いて、本法案に関係のある方々を参考人として招致いたしまして、そして参考人を通じて正式に答弁を願い、それを速記録に残して周知徹底せしめるという方法によりたいのでありますが、残念ながら本日が会期の最後の日でありますので、委員長においてよろしく一つお取り計らいを願いたい、かような気持で御提案申し上げる次第であります。 それはほかでもありませんが、この環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の改正案を上程いたしますに際し、わが党もこの改正案の成立のために非常に努力をいたしました。非常に努力をいたしておるにもかかわらず、これに一番関係のあります環境衛生関係の業者の代表において、非常にわが党を誹謗するがごとき行動に出られた。具体的に申し上げますならば、昭和三十七年五月一日、全国環境衛生同業組合連合会協議会、環営法改正促進関東地区総蹶起大会準備委員会なる名のもとに、こういうようなチラシが不特定多数人にばらまかれておるのでありまして、その長い文章の前段だけをここで申し上げますならば、「総蹶起趣意書」という題目でありまして、「今次改正は、われわれ環境衛生業者にとっては死活の問題である。自民党の議員立法として立案され、抜本的改正が企図されているが、この法案こそわれわれの願望の法案である。これには自民党、民社党は賛成し、社会党は態度を保留しているが、社会党支持団体、消費者団体、総評は断然反対であるので、参議院における審議の段階において、消団連、総評は、社会党をしてこの法案の握りつぶし、あるいは審議未了に持ち込まんとしている。われわれ業者は、この現実を直視し、われわれのために働いて下さる自民、民社の方々とともに、参議院における、審議の際、消団連、総評、社会党の反対運動を粉砕するために、われわれ環境衛生業者が組織の全力をあげ、物質的にも全組合員が資金カンパして、物心両面の戦闘態勢を整備し、全力を集中してわれわれのために国会で活動していて下さる先生方にお願いするとともに、われわれの敵である消費者団体連合会、総評、社会党と対決しなければならない。ここにわれわれは蹶起してこの法の改正の成立を誓うものである。」こういうような文書が広く大衆にばらまかれておるということは、公党たる社会党を誹謗侮辱するもはなはだしいといわなければならないのであります。しかし、毛ほどにもこういう事実があるならば、われわれは了承もいたしましょうけれども、そもそも、この俗にいう環境衛生法が成立いたしましたのは昭和三十二年六月三日であります。その当初から、この法律は、社会党も加わって、社会党、自民党の共同提案として国会で成立しているのでありまして、われわれは、この法律の成立から、与党とともにこの法律に責任を持ち、自来この法育成のために努力をいたして参りました。しかしわれわれは、広く国民を代表するものでありますから、環境衛生業者のみの利益に専念するわけに参りません。一方、消費者の立場、大衆の立場に立って調整をとりながら、両者とも一にこの法律の恩恵に浴するように努力をいたしました。こういう環境衛生業者から敵とみなされるような、そういうこの法律の否定的行為に出たことは一日もございません。今次改正に際しましても、われわれは、委員長からこの試案が提示されるや、直ちに応諾をいたしました。そしてわれわれの代表を選び出して、その代表を通じて法案成立のために日夜粉骨砕身をいたして参りました。そこでわれわれの努力、委員長を初めとする与党の諸君の努力、両者の努力相待って、このりっぱな改正案が成立したことは、今日何人も疑う者のないはずであります。それを、われわれを称して、ともに天をいただかぬ仇敵のごとく誹謗せられることは、これは一小林進個人の問題ではなしに、国会のあり方並びに公党に対する重大な侮辱であるといわなければなりません。 私は総評の議員団でもありません、消団連でもございませんけれども、あえて、私は、この際環境衛生関係の法案に関して、この文章を作られた諸君に申し上げておきたいと思う。一体クリーニング屋といい、床屋といい、ふろ屋といい、これを利用する者は、この総評を含めた勤労者ではありませんか。総評の組合、社会党の党員、みんなこれは働く勤労大衆であります。総評の団員のみならずして、総評の家族並びにこれに連なる関係者であります。こういう俗にいう働く者によって営業が成立しているのであります。環境衛生関係の業者が、この文章の中に社会党と総評を並べ、あるいは消団連を並べてこれを敵とせられることは、自分たちのお得意それ自体を敵に回している言動じゃないかと思う。自分のお得意を、ともに天をいただかざる仇敵などと称して、これから対決しなければならないということは、私は寡聞にして今日初めて接する奇異なる現象でありまして、こういうことをいわれても、われわれは、なおかつこういう法律の成立に粉骨砕身しなければならないわれとわが身の因果を考えると、まことに残念であります。しかし、これがやはり国民大衆のためになるものと勘案をいたしますがゆえに、われわれは、涙を流して共同提案の重責をになっているのでありますけれども、先ほどから申し上げておりますように、これと同じような前例がありましたことは、ここにおられる社会労働委員の諸君も御承知のはずであります。 たしか一昨年のこの社会労働委員会でございましたが、これは甲乙二本の医療費決定の問題につきまして、当時社会労働委員会の委員長である永山忠則君を広島の医師会がつかまえて、社会党が同じく共同提案で医療費の改正問題に努力していましたときに、社会党を誹謗するような文章を発表いたしたことがございます。今日、この文章と同じ性質のものであります。そのときに、私は、この委員会に、全会一致において広島の医師会の会長、副会長を参考人として招致いたしまして、そうして医師会の会長、副会長の両方を糾弾しました。社会党は、現実に医療の国営を願っているような証拠が一体どこにあるのか、そういう発言があるのかということを糾弾しましたときに、それが全く根も葉もない間違いであるということがわかりました。そこで広島の医師会も深く陳謝いたしましたと同時に、誹謗したことが誤りであるといって、その誤りであるということを文章にして、全国の医師会の末端までその事実を流して、そうして自分たちの間違いであることを標榜するということで問題を落着させたことがございました。 委員長、本来ならば、私は、先ほどから申し上げておりますように、期日があれば、それと同じ手段をとりたいのでありますが、期日がございませんので、願わくば、委員長において、そういう広島の医師会のわが党を誹謗した——その誹謗は、今日のこの文節のようなあくどいものではありません。われわれを敵視したり、あるいはそういうあくどいものではありませんけれども、それまでの処置をとって問題を解決したことがございます。どうか賢明な委員長におかれましては、かつての広島の医師会の間違いをよき前例とされまして、そういうような陣謝の方法、周知徹底の方法をとることも含めて、一つ御善処願いたい。もし御善処願えれば、われわれは氷解いたしまして、委員長を信頼しまして共同提案の重責をにない、本改正の成立のために、なおかつ粉骨砕身いたしますことをお誓いしまして、私の発言を終わりたいと思います。(拍手)
○中野委員長 小林進委員の御発言は、まことにごもっともと存じます。委員長においてもその真相を明らかにして、そのビラに表現された件の間違いであることを認めております。すなわち、本案が三党共同提案である事実によって、これは明らかに立証されておるわけであります。 なお、本案が本委員会を本日通過し、参議院に送付された場合といえども、必ず社会党が全面的協力をしていただけることを私はかたく信じておりますから、以上、小林君の委員長に対する御質問にお答え申し上げて、しかるべく善処いたしますことをお約束いたします。(拍手)
○中野委員長 ほかに御発言もないようでありますので、直ちに採決いたします。 小沢辰男君外二名提出の動議のごとく、お手元に配付した試案を成案とし、これを委員会提出の法律案とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。
○中野委員長 次に、お諮りをいたします。 ただいま提出することに決定いたしました環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に関して、次の申し合わせをいたしたいと存じます。 まず、その案文を朗読いたします。 申し合せ事項 食肉販売業に対する環境衛生関係営業の運営の適正化に関する法律の適用については、将来十分検討する。 右申し合せをする。 以上でありますが、これを委員会の申し合わせ事項とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 なお、この法律案の提出手続等につきましては、委員長に御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 この際、暫時休憩いたします。 午後三時十九分休憩 ————◇————— 午後四時二十二分開議
○中野委員長 それでは休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、閉会中審査申し出の件につきましてお諮りをいたします。 本委員会といたしましては、閉会中もなお審査を進めることができますように、八木一男君外十一名提出の生活保護法の一部を改正する法律案、勝間田清一君外十二名提出の最低賃金法案、五島虎雄君外十二名提出の港湾労働者の雇用安定に関する法律案、厚生関係及び労働関係の華本施策に関する件、社会保障制度、医療、公衆衛生、社会福祉及び人口問題に関する件、労使関係、労働基準及び雇用・失業対策に関する件につきまして、議長に閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、さように決しました。 滝井義高君外十一名提出の医療法の一部を改正する法律案、藤本捨助君外六名提出の医療法の一部を改正する法律案、参議院提出の栄養士法等の一部を改正する法律案の各案の閉会中審査の申し出の件については、先刻の理事会における御協議の通り、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 —————————————
○中野委員長 次に、委員派遣承認申請の件につきましてお諮りをいたします。 閉会中審査にあたり、現地調査の必要もあろうかと存じますが、この場合には、委員長において適宜委員派遣承認申請をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。
○中野委員長 なお、閉会中の理事辞任の件並びに欠員を生じました際の補欠選任につきましても、委員長に御一任願っておきたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 —————————————
○中野委員長 次に、参考人出頭要求の件につきましてお諮りをいたします。 閉会中審査にあたり、参考人より意見を聴取する必要が生じました際には、委員長におきまして適宜参考人の出頭を求めることといたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。
○中野委員長 なお、お諮りいたします。 ただいま申し出ることに決しました閉会中審査案件が当委員会に付託されましたならば、麻薬対策について調査のため、麻薬対策小委員会を設置し、調査を行なわしめることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 なお、小委員及び小委員長の選任並びにその辞任の許可及び補欠選任につきましては、委員長に御一任を願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 ————◇—————
○中野委員長 本日公報に掲載いたしました請願千二百十六件を一括して議題とし、審査に入ります。 まず、請願の審査方法についてお諮りいたします。 各請願の紹介議員より紹介説明の申し出もないようでありますし、その趣旨につきましては、すでに文書表によって御承知のところであり、また先ほど理事会においても協議いたしましたので、その結果に基づき直ちに採否の決定に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 採決いたします。 本日の請願日程中、第一ないし第三〇、第三二ないし第三九、第四五、第四六、第四八、第四九、第五三ないし第六九、第七九ないし第一〇五、第一一一、第二四ないし第二三、第一三三ないし第一三六、第一三八ないし第一四四、第一四七、第一四九ないし第一五一、第一五三ないし第一六五、第一七六ないし第二〇三、第二〇五、第二〇六、第二〇九ないし第二一一第二一七ないし第二四二、第二四四ないし第二七七、第二八三ないし第三三二、第三三四ないし第三三七、第三四一、第三四四、第三四五、第三五二ないし第三八五、第三九一ないし第四五四、第四五六ないし第四六〇、第四七二、第四九六ないし第五〇二、第五三三ないし第五五四、第五五六、第五五八、第五六〇ないし第五七五、第五八四ないし第六〇〇、第六一三ないし第六二五、第六六六ないし第六七〇、第六七二、第六七四ないし第六九六、第七六七ないし第七八八、第八〇〇ないし第八一九、第八三七ないし第八三九、第九一三ないし第九二三、第九四一、第九五二ないし第九五四、第一〇〇七、第一〇〇八、第一〇一七ないし第一〇二五、第一〇四九、第一〇五一ないし第一〇五六、第一〇五八ないし第一〇六〇、第二一九、第一一二〇、第一一二五ないし第一一三七、第一一四八、第一一五二ないし第一一五四、第一一八〇ないし第一一九二、第一二〇六ないし第一二〇九及び第一二一一ないし第一二一六、以上の各請願は、その趣旨妥当なるものと認め、採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。 なお、ただいま議決いたしました各請願に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じまするが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野委員長 御異議なしと認め、そのように決しました。
○中野委員長 なお、本委員会に参考のため送付せられました陳情書は、お手元に配付いたしてありまするように未帰還問題解決促進に関する陳情書外百二十五件であります。以上、念のため御報告いたしておきます。 この際、暫時休憩をいたします。 午後四時三十一分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕