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40回国会衆議院1962/04/13

建設委員会 第16号

発言数
49
登壇者
5
会派数
2
開催日
1962/04/13

会議録

二階堂進自由民主党

○二階堂委員長 これより会議を開きます。  道路に関する件について調査を進めます。質疑の通告があります。順次これを許します。中島巖君。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 道路関係について若干質問いたしたいと思うのであります。  実は当委員会におきまして、大きな公共投資について、たとえば道路公団の事業であるとか、住宅公団の事業であるとかいうような実施面についても視察をさせていただきたい、こういうような考えでおったのでありますけれども、次から次へいろいろの法案が出て参りまして、この法案の審議に寧日なきありさまで、それらの視察ができずにおってはなはだ遺憾なのであります。この道路行政についても、親しく本委員会でいろいろな点について、実施面についてもお聞きしたいと思っておったのでありますが、その機会がなかったのでありますけれども、ちょうど本日は法案もとぎれましてその機会を得たわけでありますので、いろいろと今までの予算の状態あるいは財源の状態、今後に対する方針をお聞きしたい、こういうふうに考えておったのであります。しかし、大臣も非常にお忙しいようでありますから、大臣に対する点だけ、あとさきになるかと思いますけれども、お尋ねいたしたいと思うのであります。  そこで、基本的な問題といたしまして、道路整備五カ年計画を昨年策定をして大臣から説明のあった際に、一級国道は大体昭和四十年までに完全舗装を完了するというお話があったわけであります。ところが、最近に至って、新聞などを見ると、二級国道の相当量を一級国道に編入する、こういうことが出ておったのでありますけれども、現在省内でどういうことになっておるか、そして何本くらい昇格するのか、その延べキロはどういうことになるのか、そして今まで政府が言明いたしました、昭和四十年に既存の一級国道が全部舗装を完了するというのに狂いがくるのであるかどうか、これらの点につきまして、これは道路局長でけっこうでありますから、詳細な御説明を願いたいと思うわけであります。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 現在の五カ年計画の実行につきましては、かねてから御説明申し上げておりますように、今の一級国道は昭和四十年までに一次改良及び舗装を完了いたしたいという方針で臨んでおるわけでございますが、かたがた今御指摘がございましたように、各地区別に非常に重要な路線について、二級国道の中から一級国道に昇格させてはどうかという世論もございます。そこで目下その問題について検討をいたしておるのでございますが、いずれにいたしましても、従来の一級国道を昭和四十年までに改良及び舗装を完了する、この方針並びにそのことには一切狂いを来たさないようにいたしたいと私どもは考えております。ただ問題は、そういう世論がありますし、道路の現状は、何といいましても日本の国全体の発展度合いから見まして非常に手おくれをいたしておりますことは事実でございますので、将来道路財源あるいは国の財政状態等が改善をされれば、できるだけ早くさらに拡大改訂をいたさなければならないものと私どもは考えております。できるだけその時期の早からんことを期待いたしておるわけでございますが、それらの準備のためにも、やはりこの際世間の要望にこたえて、一級に格上げすべき重要路線については、この際その手続を進めておいたらどうか、こういう考え方に基づきまして現在検討をいたしておる次第でございます。まだ結論を得ておりませんので、内容については道路局長も申し上げかねるかと思いますが、考え方としましてはそういう考え方で、われわれとしましては慎重に検討を続けておるような段階でございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 今、大臣から、二国の一国への昇格についてはいろいろ検討を進めておるというようなお話がありましたけれども、すでに新聞では発表になっておりまして、現在知らぬのは委員会の委員だけだというような状態なんですから、とにかく新聞に発表した程度の案はおそらく建設省におありだと思う。これは道路局長でけっこうでありますから、具体的にこまかく一つ御説明願いたい。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 実は今中島さんから新聞に報道されたことの御指摘がございましたが、これは私の方から発表したものではございませんので、検討段階にあるものをどの新聞かが報道記事にしたようでございます。そこで、いろいろわれわれも質問を個人的に受けまして、他の社等からも聞かれましたので、それは向こうの考え方で書いたんで、事実また違っておる部分もあるというような話をしておりましたところ、その後、多分あれは毎日新聞だったと思いますが、各府県でやはりいろいろ要望をしてきておるものですから、府県の方は自分の要望線はわかっておりますので、そういう方面を当たって若干書き直して記事が出たように思います。これらはまだ検討段階にございますので、私どもとしては明確にどこをどういうふうに重要視しておるかということを申し上げかねる段階でありますが、考え方としましては、東北とか北陸、関東、そのほかブロック別に十分検討しまして、道路網としての関係あるいは重要地点の連絡道路としての重要性、こういうものから見て、だんだんと実はしぼられてきておりまする状態でございます。要望はかなり全国的にたくさんございますが、なかなか要望の通りにもこれはわれわれも踏み切れませんので、いろいろな角度から検討いたしております段階で、新聞にわれわれが発表したわけでは実はないわけでございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 まあ大臣の言われる通りだと思いますけれども、われわれの建設委員会がしょっちゅう大臣や道路局長に質問しておって、全然内容がわからずに、常に新聞で発表されてあとでそれを知ったり、あるいはその他県会議員なんかが陳情に来て、陳情に来た連中の方がわかっていたりしていて、われわれが県会議員から説明を受けているような状態では、はなはだ困ると思う。従いまして、一々路線の名前を言えば差しさわりがあるとすれば、大体こういうような考えでは何線ぐらい何月ごろ一国に昇格する予定だというくらいの程度のことは、あとから道路局長から一つ説明をお願いしたいと思います。  そこで、さらに質問いたすのでありますけれども、大体昭和四十年度に現在の二国を一国に上げぬ限りは、一国は全部改良完了してしまう、こういうことになるわけです。そうしますと、建設省の道路局にある一級国道課は要らぬことになるわけですな。昇格をせぬとすれば、改良が終わってしまえばあとは維持か一部の改良程度のことになるんだから。僕は一国課はあった方がいいと思うんですよ。いいと思うけれども、悪口を言う者は一国がなくなっては困るから、建設省でいろいろいって二国を一国に昇格させるのだというようなおうわさもあるわけです。これらについても一つ御意見を承りたいし、さらにそれより大きな問題は、これは自民党の諸君にも非常にお骨折り願って、道路費の予算が相当額獲得でき、さらにこれで足りぬということでまだ獲得せにゃならぬわけですが、そこで今後の道路行政のあり方として、一国が終わってしまい、二国が六〇%、七〇%と進むと、建設省の道路関係の仕事は地方道へ入っていったり、あるいは府道へ手をつけたりという、非常に消極的な形になるわけなのです。私はこれからの道路行政のあり方というものは、いわゆる高速自動車国道に重点を置いて、その方向に前向きの姿勢になって、建設省は今からその段取りにかかるべきではないか、こういうように考えるのでありますが、その大きな方向として大臣のお考えはどうであるか、この点をお伺いしたいと思うわけです。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 大体従来の一級国道は、御承知の通り県庁所在地を結ぶ重要幹線という姿で指定をされてきておると思います。しかし、日本の産業的な発展に伴いまして、いろいろ産業の立地条件その他から見まして変化がありますわけで、この県庁所在地を結んでおる一級国道だけでは、幹線道路としては、まだ日本の道路事情は非常に不十分であることは御承知の通りだと思います。そこで私どもとしましては、将来の準備のために、現在の一級国道の整備計画というものはすでにめどがついて、これはどうしてもやるわけでございますが、あわせて次の段階の用意として、そういったような角度から国道の昇格問題も検討すべき段階にきておる、こう思って実はやっておるわけでございます。これと同時に、すでに国会その他でだんだんとしぼられてきております高速自動車道、これもあわせて今後の日本の産業発展の基盤幹線として十分に調査をいたしまして、財政事情が許す段階がくれば活発に進め得る用意だけは十分整えておく必要がある、こういう角度に立ちまして、調査費等の計上も三十七年度予算編成にあたりまして、今までは縦貫自動車道の調査費として行政部費からやっておりましたが、そうでなしに公式に調査費として計上をするように財政当局とも折衝いたしまして、その運びにいたしております次第で、両々相待って今後の日本の幹線道路を整備していきたい、こういうように実は考えておるわけでございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 私が高速道路の話をすると、中央道の話が出るんじゃないかと思っていろいろ皆さん考えておられるようでありますが、きょうはそういう意味ではなくして、今後の道路行政の方向というようなものを、自動車工業の発達、あるいは現在の輸送の自動車の持つウエートという観点から考えて、結局建設省の大きな道路行政の柱として、高速自動車道の関係へ向いていくような準備をそろそろせねばいかぬ段階にきたのじゃないか、こういうように私は考えて、大臣の御意見を伺ったわけであります。  そこで、本年度、例の国土開発縦貫自動車道の関係なんかで、たしか九千万円ほど調査費を予算に計上されておるわけでありますけれども、これは道路局長の答弁でけっこうでありますが、その九千万円の大体の内訳はどんなふうになっているかお知らせを願いたいと思うわけです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 九千万円の内訳は、大体東北自動車道、それから中国自動車道、九州自動車道それぞれが約二千万円ずつでございます。その他四国自動車道、北陸自動車道、中央自動車道それぞれについて一千万円、合計九千万円のように予定いたしております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 東北、九州、中国、北陸などにそのように調査費を計上したことは、私は、これは非常に画期的な前向きの姿勢になった、非常にいいことだと思って賛意を表するわけなんです。  そこで、建設大臣にお伺いしますことは、この道路関係におきまして、建設省が主体になりまして、これは民間団体でありますけれども、道路利用者会議というものをこしらえて、これによって外郭団体として政治力を結集して、建設省の意図を受けたりして、今までの道路整備の事業を促進をしてきたわけだ。これと同じように、今後の日本の交通のあり方が、この自動車の激増その他の関係から考えて、建設省の道路行政が高速自動車網の構成というようなことにどうしても、これは好むと好まざるとにかかわらず、ここ二、三年のうちにそういう方向に向かわんならぬ、こう私は考えるわけなんです。そういうような観点からしまして、ただいまおそらく予算をつけた地方には、それぞれの期成同盟会みたいなものがあると思う。それで、これらのものを大同団結して、名称は日本高速自動車道協会のような——これは仮称でありますけれども、適当な名称をつけて、日本全国の大同団結をして、ここに政治力を結集して、陰に陽に院の内外を総体として、そうしてこの高速自動車道網の形成というようなことに尽力すべき段階に来ておる。またそうせないと、やはりいろいろな関係もあって、閣外、院外の協力が必要じゃないか、もうそういう時代に来たのじゃないか、こういうように考えるわけですが、建設大臣はどういうお考えだか、大臣のお考えを承りたいと思うわけであります。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 現在の道路利用者の会議も、いろいろ道路整備の促進について御協力をいただいておる次第で、われわれ感謝をいたしておりますが、今御指摘のありましたように、自動車高速道路の発達ということは、今のように遠距離の自動車輸送あるいは自動車交通というものが、時代の趨勢としてますます活発になる現状から見まして、自動車高速道路の網を全国的に建設をする方向に民間団体として何らかの推進団体あるいは政治力を結集した団体ができますことを私どもは大いに期待をいたしておる次第でございます。ただ、われわれの方からむしろ天下るような組織ではなしに、盛り上がった姿でそういうような促進機関ができますることは、今後の日本の道路整備、特に自動車高速道路を発達させる上から非常に適切なことであろうと思いまして、私どもとしては内心大いに期待をいたしておるような次第でございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 私の考えとしては、今やそういうような段階へ進んできたのじゃないか、こういうように考えるわけで、私どもも自民党の同僚建設委員の皆様方とも話し合いまして、急速に全日本を網羅したところの高速自動車道の協会のようなものを作りたい、こういうように考えておるわけで、ただいま大臣の御意見も伺って非常に意を強うしたわけでありますので、建設省関係でも今後何かと便宜をはかっていただきたい、かように考えるわけであります。  それから、もう一つだけ大臣に質問いたしたいと思うのでありますが、実は私二年ほど前にヨーロッパ各地を回ってきたのでありますけれども、各大使館に農林省や通産省からの出向の書記官などは非常に多い。ところが建設省は、高速自動車道というような新しい事態へ直面して、そうして莫大な予算を使っておるにもかかわらず、欧州各地に建設省から派遣され、出向になっておるところの外交官は一人もなかった。ことに日本の道路費なんというものは、その他の関係と比べてみて非常に莫大なものでありますから、これはどうしても建設省から高速自動車道とかあるいはその他の道路関係の技術の交流とか、いろいろな関係で大蔵省に要請して、たとえばドイツであるとかあるいはアメリカであるとかいうようなところへ技官をぜひとも派遣すべきではないかと考えるのでありますけれども、これは建設大臣一人の御所存でもいかないのでありましょうが、これに対する大臣の御所見を承りたいと思うわけであります。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 お話のアタッシェの問題は、建設省からは四カ国が出ておりますが、確かに御指摘のように道路問題ということを中心に考えますと、あまり先進国の道路のよく整備されたようなところにはどうも建設省のアタッシェは配置されてありませんので、この点実は私どもも遺憾に思っておるわけでございます。外務省、大蔵省が中心になりまして配置計画をきめていただくわけでございますが、主としてヨーロッパあたりは労働省関係とか法務省関係とかいうのが多いようで、建設省のアタッシェはどうもそういうわれわれの望むような地域への配置が、今まで行なわれていないように思いますので、この改善につきましては、私ども政府部内におきまして、今後とも努力をしてできるだけ改善をし、建設省の建設行政に寄与できるような配置に前進をさせたいと思っております。内心私どももその点は心配をいたしておる点でございます。

二階堂進自由民主党

○二階堂委員長 瀬戸山三男君。

瀬戸山三男自由民主党

○瀬戸山委員 大臣、時間がないようでありますので、やや緊急を要する点について御意見を聞いておきたい。  まず第一に道路局長にお尋ねしますが、道路の管理の問題は、多くを申し上げなくてもどなたもおわかりになることでありますが、東京都あるいはその他の大都市の街路、これは電気、電話、ガス、水道その他いろいろ道路内の工事で、せ一かくの道路か非常に使用が制限される。最近のように雨が降ると非常に通行者は迷惑する。これは今さら申し上げるまでもないことですが、工事のいわゆる協議事項ということで相当改善されつつあることは私はわかっておるわけです。今これを私は申し上げておるわけではないのです。道路局長に聞きたいのはああいういわゆる道路内に他の事業をやる場合に、どういう監督をしておられるのかということです。それをまず聞いてから、あとのことを申し上げたいと思うのです。協議事項ということで判断をいたしてやっておりますが、舗装道路を掘り返して、そしてまた電気なりあるいはガスなり水道なりをやりまして、そういうものをまた修復しておりますが、その間のあなた方のやり方というものをここで一ぺん説明してもらいたい。それについて私がまた申し上げたいことがあります。大よそだけでいいです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 まず最初に、占用申請者から占用する計画を提出されます。それによりまして、道路法の三十五条でしたか三十六条でしたか、公益事業関係のものは占用の許可ではございませんで、占用の方法を協議すれば足りることとなっております。それでその次は、掘さくの仕方とかそれから埋め戻しの仕方とか、そういうものを設計書の形で提出していただきまして、その内容をチェックいたしまして、よろしいということになって、掘さく工事にかかっていただくわけです。その間舗装道路におきましては、占用申請者側に舗装に熟練した技術者がおられないということを前提といたしまして、仮復旧までを占用申請者にやっていただきまして、しかる後、本復旧になりますと、それは占用申請者の方から費用を出していただきまして、道路管理者の方で施工いたしております。それからすべてのその工程の間に、道路工事の間は道路管理者の方から監督者が出て、道路工事そのものを監督する。直接の監督は、仮復旧の場合は占用申請者が契約をしておりますので、その関係になるわけでございます。本復旧の場合は、道路管理者側の工事でありますから、道路管理者側で十分監督していくというのが現状であります。

瀬戸山三男自由民主党

○瀬戸山委員 こまかいことはここで聞こうとは思いませんが、復旧の問題をこの際聞いておきたいと思うのです。なるほどいきさつはそういうことでおやりになるのでしょうけれども、私はかりではなくて、東京都内を通っておられる皆さん、大臣も毎日車で通っておられるのでよくおわかりになっておられると思います。今日始まったことではございませんけれどもこれをずっと見ておりますと、仮復旧のところが舗装道路の中でちぐはぐになっている状態であるということは、これは事業の性質上やむを得ないことであります。一つの点は、ある工事をした後に復旧をする。そしていわゆる本格的な舗装道路のところに一応仮の舗装といいますか、簡易舗装みたいなことをやっている。それまでの期間が非常に長いということが第一。そのために自動車交通その他が非常に混乱をしておるというか、非常に迷惑をかけておる。それからもう一つは、復旧をいたします。そして先ほど中島委員が道路行政についてわざわざきょう質問をされておるように、今道路のことでみんな熱心に政府も国会もその他国全体が道路々々でやっておりますし、道路に非常に莫大な金をかけて道路の改良あるいは舗装整備を促進しておるにかかわらず、一方においては、これは申し上げるまでもなく、毎日掘り返しが行なわれておる。これもやむを得ない仕事でやっておりますので、いいのでありますけれども、私がここでどうしてももう少し考えてもらいたいという意味は、復旧の点が、せっかくりっぱに舗装したのがまた数カ月後には掘り返される。そして復旧されたところが、少なくとも私は前の状態にするというのが、これはそうきめてあると思うのです。ところが、全部というと全部調べておるわけじゃありませんからわかりませんけれども、私はほとんど全部といっていいのじゃないかと思う。元に舗装道路を工事をした後にまたそこだけ舗装をいわゆる復旧をする。そして二、三カ月いたしますと必ず破損してくるのは、新たに復旧舗装をしたところが破損をする。これがどうしても私には解せないのです。少なくとも元通りにするということが私は条件になっておるべきであるし、また条件にしなければならないと思うのですが、これは非常に理屈めいたことを言いますけれども、数年使った舗装のあとに、そこだけを新しい復旧舗装をするのでありますから、そこが堅牢であって長くもつべきものだと常識的には考えられる。ところが大がいのところは、工事をしたあとで復旧をした新しいところが先にいたんで、がたがたになっておるというのが、東京都ではほとんど全部だと思う。そういう意味でさっき、一体どういう約束か、まず筋道だけを聞いておこう、それから監督をどうされるかこの点を聞こうというのは、そのためなんです。これはおかしいんじゃないですか。それはなるほど道路管理者が監督するのでありましょうし、本工事というのは、舗装などは業者に金を出させて管理者がやる、それはけっこうなやり方だと思う。業者にやらせたのでは、率直に言ってとてもろくな仕事をしておりませんから、一番悪いのは東京電力のあとです。東京電力は一番道路を掘りますけれども、東京電力の修復のあとが一番悪い。修復したあと二、三カ月すると、もうがたがたになる。その部分だけですから、非常に舗装道路が使いにくくなってくる。これは最初の約束が間違っておるのか知らぬが、最初の約束が間違っておらなければ監督がきわめて不行き届きだ。その点はどういうふうにされておるか。道路管理者がやるのだからそれでいいというお考えなのか。それならば、せっかく莫大な国費を使って作ったところをまたやり直す、そして道路が悪くなって、また舗装、補修ということで、今度は国で補助金を出してやる、あるいは国費で直轄でやる、こういうことを繰り返すということは、私どもはどうも道路の方に多少でも熱を入れておる者からすると、承服できない。この点は一つ大臣のお考えを聞いて、もし不徹底なところがありましたら、現に毎日それが行なわれておるのですから、もう少しその点を改善してもらいたいという点を私はきょう特にお尋ねをしておきたいと思います。御意見だけ伺っておきます。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 実際お話の通りで、私どももこの点は従来から非常に苦慮いたしてきたところでございます。そこで、最近東京都がお互い一番目立つわけでございますし、またはなはだしい現状にございます。これは、人口がふえたりビルができたり、電力の需用が増大してケーブルの入れかえの必要が起こったり、ガスの需用も変ったりするようなことから、一そう東京都は掘り返しが他の都市に比較いたしまして激しい状態でございますが、これを何とかもっともなめらかに、同じやるときには、電気がやったあとまた一年か二年、半年すると、ガスが掘る、電電公社のケーブルの入れかえのために掘る、こういうようなことが連続をいたしますので、最近では、東京都の道路管理部を中心に、これらの関係機関の協議会を作りまして、この協議会に各企業者からそれぞれの計画を出させ、そして、また近くしなければならないような事情にあるものは、繰り上げてでも一ぺん掘ったときにあわせて並行工事をやらせるように努めて、統一をする努力をさせまして、最近そういう方向に一そう強化されてきておると私は思っております。しかし、まだ不十分の点があるかと思いますので、この点は大いにわれわれ督励をしまして、統一的な工事をやるように指導をして参りたい、こう思っております。  それから、掘ってから長い間どうもその道路がひどいじゃないか、確かにその通りでございます。そこで事情を聞きますと、掘る工事をして仮修復をする、それから新しい完全修復をするこれはみな請負が掘り返しをする、工事の起業者が請負工事、それからそれができ上がってしまってから今度は新しい修復の請負入札というように段階が切られておりますので、その間に設計だとか入札の手続だとかいうことで空間ができまして、非常に長くなるのであるということを聞きまして、この改善策について都と十分われわれ相談をして改善策を研究しました結果、最近では掘り返しをする、埋設工事の入札と同時に、もう次の修復の設計もそれを許可するときに立てまして、修復の入札も同時にしてしまう。ですから埋設が済みますと、引き続いて修復の工事が必ず行なわれるようにということで、実はそういう手続もやり方を変えまして、現在とにかく非常な非難も受けておりますし、現状から見ましてもこのままではとてもいけない状態にありますので、改善策についていろいろ研究をして進めておるような次第でございます。今後とも一つ御督励をいただきまして、われわれとしましては建設省の関係はもちろん、主として東京都内の道路は、重要な道路はほとんど東京都の管理でございますので、都の建設局及び道路管理部を督励いたしまして、できるだけ不都合のないように改めていきたい、こう思ってせっかく努力をいたしておるような次第でございます。

瀬戸山三男自由民主党

○瀬戸山委員 私は、前の段階は従来から問題にしたのです。それで大いに督励してもらわなければいけませんが、私はきょうお尋ねしておきたいのは、道路管理の前にさっきの工事関係です。繰り返して申して恐縮ですけれども、さっき申し上げましたように、古い舗装道路よりも新しくやったところが早くこわれるような工事をどんどん東京都内でやっている。具体的に言って恐縮でありますが、東京電力の関係の跡が一番ひどい。ああいうのは特約で全部きまっているのですから、あるところにいきますと、これは年がら年じゅうまるで道路の研究所みたいに、その機械さえ持っていればちゃんと商売が成り立つというような実情であります。それが半年ごとにずっとそこをやっている。それはどなたでもすぐおわかりです。その点は、東京都の工事がどういうようにやっているか知りませんけれども、建設省が監督できるのかできないのか。さっき申し上げましたように、道路の工事は三分の二あるいは四分の三は国費ですが、幾ら東京都内だってああいうやり方をされたんじゃ国費を幾らつぎ込んだって、商売人をただ飼っておる、そして一般国民が交通に困難をしておる、こういう状況に、極端のようですけれども私は見られる。それは率直に言って、あるところの工事はその会社のために道路を始終いじくり回していると言っても過言でないところがある。一体監督はどうしておられるのですか。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 今の工事の点でございますが、先ほど大臣からもお答え申しましたように、東京都と大阪市の、建設大臣が政令で定めた指定区間につきましては、三十七年度から東京都の幹線道路と、それは直接仮復旧をいたしませんで、管等の埋設が行なわれましたあと直ちに本復旧という考え方で一ぺんでやってしまうというような方法に変えることにいたしております。  それから今御指摘の古い舗装より新しい舗装がこわれるということでございますが、アスファルトの舗装の場合はそういう二とが少ないのじゃないか、コンクリート舗装の場合はコンクリートをある一定の大きさの盤として考えて作っておりますので、その一部を帯状にやられますと、盤として全体の力が弱くなりますので、その細い部分がどうしても先にこわれる。そこで路盤工とか、そういうもので完全にしておきませんと、間々新しい方が先にこわれるという現象が起こっております。  それから監督の問題でございますが、これは東京都と、東京都に限らず、指定区間につきましては建設省が直接工事の監督ができますが、その他の道路につきましては道路管理者が監督されることでございます。建設省が直接には監督はできませんが、先ほど大臣からも言われましたように十分指導していきたい、こういうふうに考えます。

瀬戸山三男自由民主党

○瀬戸山委員 少しくどいようですけれども、なるほど道路管理者が管理することはわかるが、建設省でも全部路線についてちゃんと区間々々に補助金を出してあるわけですから、補助金がどう使われているかということは、会計検査院もありましょうし、行政管理庁もありましょうけれども、やはり直接の自分の仕事ですから、全部見て歩くことはできませんけれども、しろうとが見てもこれはいかんのじゃないかということはわかっておる。毎日皆さんが通っておられる。何も現場に行って監督される必要はないのですから、東京都に厳重に言ってもらいたい。こんなことをやっておったのでは、道路費をふやしましょうと一千億の計画をしたものですから、私は非常に残念だ。そんなことは冗談じゃない。地方の道路はいいかげんにやっておってこんなところに幾ら金をつぎ込んだって、さっきの話じゃないが業者を養うためであって、それは人を養うのもいいですけれども、そのために住民といいますか、国民が非常な迷惑をこうむって大へんな騒ぎをしておる。それはちょっとおかしいじゃないですか。そういう意味で一つ大臣からでけっこうですけれども、厳重に東京都あるいは大阪もありましょう、よくその点を工事そのものの結果を監督するように、金を使った効果があるようにやってもらいたい。今のお話のように一部は路盤もやわらかくなりましょうが、へこむことを予想して金をつぎ込むのはおかしなことだと思うのです。そうしておいて一年くらいで全部舗装、補修でまた金をかけてやる、そんなばかげたことはいいかげんにやめるように行政指導をしてもらいたい、これはお願いをしておきます。

中村梅吉自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○中村国務大臣 御指摘の改善策につきましては、私どもも十分今後一そう注意いたしまして、東京都を督励し、万全を期するようにやっていきたいと思います。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 道路局長にお伺いいたしますが、昭和三十七年度において一級国道に対して八百三十五億千四百万円の予算を計上したわけでございます。先ほどからのお話にもありますように、昭和四十年度でもって新しく一国に昇格せぬ限りは舗装が完全にできてしまう、こういうことをしばしば開いておるのです。そうしますと、新しく一国にせぬ限りは、おそらく建設省としても年次計画ができておるのだろうと思うのですが、あとどのくらい一国の完全舗装までに予算があればいいのか、この点をお尋ねしたいと思うわけです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 今中島先生からの御指摘の問題でございますが、五カ年計画で一級国道の一次改築は、北海道の一部と、新しく四十一号、四十二号につきまして一部残りますが、おおむね完了いたします。それであと一級国道の仕事がなくなるのではないかという御指摘でございますが、私どもといたしましては、一級国道につきましても、この交通量がどんどんふえてくる現状におきまして、一次改築が済んでも、一級国道の仕事が完全になくなるとは考えておりません。御承知のように、至るところにバイパスの御要望も強くなっております。これらの点も交通量に合わせて逐次整備していかなければなりませんので、一級国道が四十一年度に完全に工事がなくなるという工合には私ども考えておりません。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 それで大体一次改築にどのくらいの予算が要るのですか。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 一次改築で、五カ年計画で予定いたしておりますのは、内地で二千三百億でございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 三十八年度以降はどのくらいですか。——わからなければ、またあとから一つ資料をいただいてもけっこうであります。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 ではここで今調べられるだけ調べて、後ほどまた数字をお答えしたいと思います。  中島(巖)委員 それから、実は先ご親方の道路整備費として国から財源を与えているのは、例の道路譲与税と軽油引取税なんですが、これはこの前資料をいただきましたので、実は長野県に対して、どういうようにこの用途を使っているかという点を調べさしたのでありますが、それによりますと、二つでもって長野県に約十億二千万円程度やってあるんです。それから国の直轄の負担と補助事業で二十五億数千万円事業をやっておりまして、この負担金が四億何千万円そうすると六億何千万円というものがほかの方面へ道路費として使われるわけでありますけれども、長野県を通じて調査したのでありますが、実にずさんな回答が来て、二回も三回も問い合わせてまだはっきりせぬというようなわけでございますが、大体つかんだところは県単で六億近い金を出しておりますから、県単事業にそれを使っておるのではないかという憶測ができるのではないか。これは一例を申し上げたのでありますが、それで局長に質問いたしますのは、この道路譲与税と軽油引取税で、三十六年度はまだ決算ができぬと思いますけれども、三十五年度の決算額で総額は、金額はどのくらいになっておるか。  今一点は、これらの長野県の調査の結果から見まして、この財源はやりっぱなしで、道路に使ったんだか、その他の何に使っておるんだか、法律では道路に使わねばならぬということが規定してありますが、三十五年度のそうしたまちまちの資料が出てくるところを見ると、どこもその結果を調べてないのではないか、こういうふうに私は考えるのでありますが、道路譲与税と軽油引取税の財源を与えた結果の報告などは、別にする義務もなしにしているのか、あるいはその結果を報告させるとすれば、どこでそれを取り扱っておるのか、この点をお伺いしたいと思うわけです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 第一は、私の現在持っております資料では、三十六年度に地方道路譲与税が全国で二百五十億三千四百万円、軽油引取税が二百五十五億、合計五百五億三千四百万円という数字になっております。  それから第二点の、それらのものが各県でどのくらいあるかということでございますが、私どもの道路局でいろいろな道路統計というものがございまして、それを作成いたしますときに、各県から地方単独の道路事業を含めました詳細の資料をとって集計しております。現在三十五年四月一日現在の道路統計が一番新しいのでございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 そこで局長の御意見をお伺いしたいのでありますが、今の局長の答弁から想像してみますと、財源はやりっぱなしにやってあるけれども、その結果を報告するような義務づけはないように思われるのですが、この財源を与えた以上は、結果報告をとるくらいのことは当然だと思うのですが、そういうような制度を作るような御意思は政府にあるかどうか、この点をお伺いしたいと思う。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 先ほどお答えいたしましたように、それらの結果を報告する義務はないかと思いますが、私どもといたしまして、毎年発行いたします道路統計の資料として詳細なものをとっております。それで地方道路譲与税、軽油引取税、それからその他地方一般財源というものが、道路にどういう工合に使われているかということは、私の方ですべて正確につかめている次第であります。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 国で道路の財源として地方公共団体に与えてある以上は、その使用した結果を報告すべき義務を持たせるのが当然だと思うのですが、今法的にそういうようなものはないんです。そういうようなものは、これは建設省の所管だけでなく、自治省の所管、大蔵省の所管というふうになるであろうけれども、これは道路行政の立場からは、道路に対する財源を国が五百五億数千万円の金を与えるのであるから、やりっぱなしでなく、この結果の報告の義務を課するような法律を、現在の道路整備臨時措置法の一部にでも加えるべきである、かように考えるのですが、局長の御意見はいかがでありますか。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 ただいま申し上げましたように、私どもといたしましては、道路統計というものを毎年作っております。それでそのための資料を地方に要求いたしまして、もし、それが出てこないような事態にでもあれば別でございますが、現在私どもの方から地方公共団体にお願いして資料を要求しておりますが、その資料を出していただいておりますので、現在の段階においては特にどうこうということでなく、私どもの方といたしましては、数字は現在の制度のままでつかんでいけるという工合に考えております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 その問題は、あまりくどくなりますから、やめますが、これは私の方で何べん問い合わしても、ちっとも正確な資料が出てこぬ。建設省にお伺いしても、おそらくわからぬと思うのです。従いまして、これは義務づけることが非常に必要ではないかと思いますので、これは御研究願いたいと思います。  それから財源についてお伺いいたしたいと思うのですが、今地方公共団体に与える財源につきましては、譲与税と軽油引取税の関係をお伺いしたのでありますが、大体昭和三十七年度のガソリン税の当期の収入と、それから、三十五年度の決算額の残がこの合計になるだろうと思いますが、これの見込みは大体どのくらいであるか、あるいは、昭和三十六年が大体おわかりなら、三十六年でもけっこうでありますが、お伺いしたいと思うわけであります。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 三十六年度のガソリン税の収入は、現在まだ精算額はつかんでおりません。見込みで、昨年度の予算に計上されました千三百八十一億というものが、大体この辺で、この数字が大きく動かないというような見当をつけております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 前の決算額、三十四年の決算額が加わるわけでしょう。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 決算加算額は、三十六年度でございますから三十四年度分になりますが、十六億一千五百万です。それから、三十七年度に予定いたしております三十五年度の決算加算額は、七十八億三千五百万でございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 三十七年度の予定はどういうことになっておりますか。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 揮発油税収入といたしましては、千六百五十五億予定いたしております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 そういたしますと、千七百三十何億、千七百四十億程度が、本年度の揮発油税の道路関係に回る財源と、こう考えてよろしいですか。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 さようでございます。千七百三十五億七千三百万、これは三十七年度のガソリン税収入予定額、それから三十五年度の決算調整額を足したものでございます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 そうすると、結論的に申し上げますと、先ほど局長よりお話がありましたこの道路譲与税、軽油引取税の五百五億三千万ですか、それと約千七百四十億というものですから、二千三百億程度が、このガソリン、軽油引取税の道路財源——大ざっぱに見て、三十七年度の道路予算の中で、ガソリン、軽油で二千三百億、こういうふうに了承してよろしいわけでなす。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 地方単独事業を含めまして、ガソリン税関係の財源といたしましては、御指摘のように、千七百三十何億と、それから、三十七年度地方道路譲与税、軽油引取税として予定いたしております六百十億ばかり、合計いたしました二千三百何がしというものが、三十七年度の地方単独事業を含めましての全体の道路事業の財源ということに相なります。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 まあ先ほどから委員長は十二時でやめてくれと言っておりますから、まだたくさんいろいろお聞きしたいことがありますが、もう一、二問でやめたいと思いますが、そこで、だいぶ中央道で神経をとがらせているようでありますので、きょうはやめますけれども、この名神高速道路に対しまして私は非常な期待を持っておるわけで、結局、その吹田−栗東間が来年度は供用開始になる、こういうような話を聞いて、あれが供用開始になれば、この高速道路に対する国民の世論もほうはいとして沸いてくるということで期待をいたしておるのでありますが、吹田−栗東間がはたしていつまでに供用開始になるか、その点を一つ明確にお知らせ願いたいと思うわけです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 現在のところでは、関西大学の構内に一部問題がございますが、三十七年中には——三十八年度当初には供用開始ができるという予定にいたしております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 ぜひともこれは督励していただいて早く完成していただきたい、こう思うわけです。  それから、その次に一つお伺いいたしたいことは、高速道路関係で九州や東北その他へ調査費をつけてあるわけで、それから、建設省の方向も、やはり今後二、三年間においては、そういうような大きな方向に向いていかねばならぬと、私はこう考えるわけなんです。それから、池田内閣の地域格差の解消というような問題と相待って、この高速自動車道網の形成は必至となってくるのだ、こういうふうに私は考えるわけなんです。そこで、問題になるのは、隧道工事なんですが、これは私ども聞くところによると、大へん建設省や道路局長に対して苦言になるわけでありますけれども、建設省はこの隧道工事に対して、何というか、非常にわかりやすくいえば弱い、運輸省の方が隧道工事に対しては経験もあるし、技術も進んでおるのだ、こういうようなことを聞いておるわけです。そこで、この隧道関係に対しての技術関係について、現在の建設省の技術陣はどうなんだか、その点をごく大ざっぱに、局長としてのお考えだけでいいから承りたいと思うのです。

河北正治建設技官(道路局長)

○河北政府委員 トンネルの技術の問題でございますが、御指摘のように、国鉄関係では排気という心配がございません。電気関係で全部解決つきますので、長大トンネルを掘るチャンスは、確かに道路関係の技術者よりは恵まれております。私どもといたしましては、関門トンネル等で十分な経験を持っておるつもりでございます。それと、なぜ長大トンネルに道路管理者は憶病であるかということでございますが、と申しますのも、トンネルを掘る技術そのものではなくて、やはり換気という問題に非常に経費がかかるという点で、長大トンネルに憶病に——まあ憶病になったというような御指摘があるとすれば、そういうところに原因があるのではないかと思います。  なお、御参考までに申し上げますが、東北地万の中に、一級国道十三号線に福島県と山形県の県境に栗子峠というののがございます。ここではただいま計東線を調査中でございますが、結局採択はいたしませんけれども、その企画線の中に一本一番長いトンネルで五千三百メートルのトンネルを企画の対象にいたしました。それは技術がどうのこうのということではなくて、維持費とかその他の換気関係のあとの維持費というようなもので、結局は、二本にいたしまして、五千三百メートルのトンネルを掘らなければならないルートは、採択はいたしませんが、検討の対象にいたしております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 今後、この日本特有の山岳地帯の地域格差を解消するということになれば、どうしてもまっ先にぶつかるのは隧道の問題でありますから、隧道の技術を一つ大いに建設省としても研さんをしていただきたいと思うし、それからまた、運輸省は運輸省で別に請求しますけれども、最近、この三、四年間にどんな隧道工事をしたかというような資料があったらいただきたい、こう思うわけであります。  以上をもって私の質問を終わります。

二階堂進自由民主党

○二階堂委員長 次会は来たる十八日水曜日午前十時理事会、同三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時一分散会

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