議院運営委員会図書館運営小委員会 第4号
- 発言数
- 47 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1962/05/07
会議録
○鈴木小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。 まず、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件について御審議を願います。図書館側から説明を求めます。岡部副館長。
○岡部国立国会図書館副館長 国立国会図書館職員定員規程の一部を改正する規程案について御説明申し上げます。まず本文を朗読いたします。 国立国会図書館職員定員規程の 一部を改正する規程(案) 国立国会図書館職員定員規程(昭和三十三年四月一日制定)の一部を次のように改正する。 本則中「七百六十八人」を「七百八十八人」に改める。 附 則 この規程は、昭和三十七年七月一日から施行する。 この規程案は、昭和三十七年度の国立国会図書館の予算によりまして増員されます新規の職員二十人を、国立国会図書館の職員定員に加えますことによりまして、現在の定員七百六十八人を七百八十八人に改めようとするものでございます。 何とぞ御審議をお願いいたします。
○鈴木小委員長 ただいまの副館長の説明に対し、何か御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○鈴木小委員長 御質疑なしと認めます。 それでは、本件は、これを承認すべきものと決定し、本日の委員会にその趣旨を報告し、その承認を得ることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○鈴木小委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○鈴木小委員長 次に、国立国会図書館法第十一条の規定によりまして、国立国会図書館の最近の業務の経過について報告を聴取し、これを審査することといたします。まず、副館長から報告をお願いします。岡部副館長。
○岡部国立国会図書館副館長 国立国会図書館法第十一条の規定に基づきまして、最近の国立国会図書館の業務につき、経過の報告を申し上げます。 第一は組織についてでございますが、現在の当館の内部組織は、総務部、調査及び立法考査局、収書部、整理部、閲覧部、連絡部、建築部、国会分館、支部上野図書館、支部静嘉堂文庫及び支部東洋文庫の一局、六部、一分館、三支部図書館となっておりまして、従来と変わりはございません。このほか、行政及び司法の各部門に置かれております支部図書館は、現在、三十館と相なっております。 なお、この際、一言特に申し上げたいと存じますのは、昨年九月二十日付をもちまして、調査及び立法考査局内に十二の立法調査室を設けまして、各担当部門に分けまして、専門調査員を中心とする立法調査事務の体制を確立するとともに、各部局において若干の課の改廃を行ないました。 第二は、職員及び人事について申し上げます。 昨年国立国会図書館長が任命せられましたことは御承知の通りでございますが、そのほか当館の現在の総定員数は、館長以下七百七十人となっております。 なお、ただいま御議決いただきました通り、昭和三十七年度予算において、新たに、主として科学技術関係の資料整備の要員として、七月一日以降、二十人の増員が認められております。 次に、予算及び寄贈金について申し上げます。 昭和三十七年度の国立国会図書館の予算総額は八億一千七百四十万一千円でありまして、これによりまして、国政審議に対する奉仕態勢の強化及び科学技術関係資料の整備充実をはかりますとともに、庁舎の第一期工事の補足的工事を実施する予定であります。 なお、寄贈金につきましては、「雑誌記事索引・自然科学編」の英文版を刊行するための経費として、アメリカ科学財団から、昭和三十五年度、同三十六年度の二年度にわたりまして、それぞれ一万六千ドル及び二万一千百十六ドルの寄贈を受け、当該英文版を刊行し、広く内外に頒布いたしております。 次に、新庁舎への移転及び開館について申し上げます。 新庁舎建設の第一期計画八千坪の工事は、昨年九月末に竣工し、約一カ月の間に移転を完了いたしまして、十一月一日には新庁舎開館披露式を挙行し、引き続き、十一月六日、天皇、皇后両陛下をお迎えいたしまして、新庁舎の御覧をいただきました。閲覧業務を再開いたしましたのは、同年十一月二十一日であります。 なお、昨年六月二十三日に第五回建築委員会が開催されまして、新庁舎建設の経過報告が行なわれ、勧告が決議されまして、これを両議院の議長を経由して国会に提出いたしました。 次に、連絡調整委員会の勧告について申し上げます。 昨年十二月七日、第八回連絡調整委員会が開かれまして、国会並びに行政及び司法の各部門に対する当館の奉仕の改善について勧告が決議され、また、これらの決議の実現方について、両議院の議院運営委員会の御高配をいただきましたことについて、厚く御礼申し上げます。 これらの決議の趣旨に基づきまして、昭和三十七年度予算に計上されました関係の諸経費は、国会の国政審議に対する奉仕の態勢の強化に必要な経費として約一千六十万円が計上されております。これは前年度に比しまして、調査資料刊行費、立法資料購入費等約百万円が増額され、また、図書購入費が約百四十万円の増加となっておりますので、立法調査に必要な資料を重点的に整備する計画であります。さらに、行政、司法の各部門の支部図書館の予算は、いずれも二〇%平均して増加されました。 なお、国の諸機関の刊行物の納入促進に関する勧告及び行政、司法の各部門の支部図書館の充実強化に関する勧告の趣旨実現方について、寄り寄り対策を協議いたしております。 次に、国会に対する奉仕について申し上げます。 国会に対する奉仕は、主として、調査及び立法考査局と国会分館が担当いたしておりますが、先ほど申し上げました通り、調査及び立法考査局においては、立法調査事務を十二の部門に再編成いたしまして、国会奉仕の態勢を強化するとともに、新たに「海外ニュース・ガイド」「外国政府刊行物受入案内等を刊行いたしまして、文献・情報の速報に意を用いております。また、新庁舎内に、議員閲覧室及び議員研究室——これは個室三十二室を含んでおりますが、これを設けまして、国会分館内の議員閲覧室と相待って、国会議員の方々の御利用に供しております。 次に、行政及び司法の各部門に対する奉仕でございますが、行政及び司法の各部門に設置されております三十の支部図書館は、漸次、各省庁の専門調査図書館としての実を備えるに至っておりますが、本館においても、連絡部を中心に、これら支部図書館の運営に対する協力に努めまして、支部図書館職員に対する実務研修、総合目録の編集刊行等により、連絡強化と指導にあたっております。 第八は、他の図書館及び一般公衆に対する奉仕でございますが、国の中央図書館としての使命達成のため、閲覧部及び連絡部を中心として、全国の図書館、調査・研究機関等との連係協力の強化を初め、海外の図書館との提携をはかり、懇談会、研修、各種文献目録及び印刷カードの作成頒布、資料の写真複製等を行なっております。 また、新庁舎におきましては、一般閲覧室、特別閲覧室及び九つの専門閲覧室を設けまして、閲覧体制を整備するとともに、複写、貸し出し、レファレンス等の業務を充実させておる次第でございます。 第九は、図書館資料の収集、整理について申し上げます。 図書館資料の収集業務は、収書部で一元的に行なっておりますが、特に、蔵書構成審議会を設けて、収書の基本方針を樹立し、蔵書の充実とその適正化をはかりますとともに、選書員制度を活用して、納本、購入、寄贈及び国際交換による計画的な収集を行なっております。特に、科学技術関係資料につきましては、各方面の一流の専門家を委員に委嘱いたしまして、科学技術関係資料整備審議会を設けておりますが、これを活用して、その収集整備をはかる計画でございます。 また、先般、外務省を通じまして西ドイツ政府から、当館の新築祝賀の意を込めて、約二万マルクのドイツ図書の寄贈の申し出を受けましたので、この寄贈を受ける図書について、目下、大使館と打ち合わせ中でございます。最近は、アメリカ、ハンガリー、ルーマニア、韓国等から、それぞれの国の基本的図書の寄与を受けた次第でございます。 次に、図書の整備業務につきましては、整理部を中心に、その改善に努めておりますが、特に、昭和三十五年六月から、辞書体目録を著者書名目録及び件名目録の二種に分割し、また、最近におきましては、法律図書について、特別の分数表を完成して、閲覧、検索に便宜をはかっております。 なお、最後に申し添えさせていただきますが、新庁舎への移転と開館を機といたしまして、この際、従来の館の業務全般を再検討し、業務の能率向上と機能の充実をはかるため、館内に業務改善調査会を設けて、目下、鋭意改善策を調査検討中でございます。 以上、最近における国立国会図書館の業務の経過に関する主要な事柄につきまして御報告申し上げた次第であります。何とぞ御審議をお願いいたします。
○鈴木小委員長 ただいまの報告に対し、何か御質問はありませんか。
○下平小委員 最後の「従来の館の業務全般を再検討し、業務の能率向上と機能の充実をはかる」、これは何か特殊なことを現在やっておるのですか、これから検討していこうということなんですか。
○岡部国立国会図書館副館長 この一月に業務改善調査会を設けまして、十二ばかりの分科会を設けまして、各職員がその調査員になりまして、今、会合を開いて現在の業務の改善について一生懸命検討しております。
○飯塚小委員 この八はまだおやりになっておらないと思うけれども、「懇談会、研修、各種文献目録」云々としておりますが、この懇談会はどういう形式でやるのですか。
○岡部国立国会図書館副館長 これは、たとえば各府県の地方議会に設けられております議会図書室の充実、改善のため、事務局長会議とかあるいは図書室長会議を開催するとか、あるいは都道府県の県立図書館長会議を開く、こういうようなことであります。
○飯塚小委員 それは国際的な会議はないのですか。
○岡部国立国会図書館副館長 国際的な会議も、今から四年ばかり前には、東南アジアの各国の国立図書館のセミナーを開催いたしましたが、目下計画中のものは、昭和三十九年になると思いますけれども、ユネスコとの共催で国立図書館の共同セミナーをやりたい、こういうようなことを計画中でございます。
○下平小委員 先ごろ図書が盗難にかかって、だいぶ貴重な文献が盗み去られたといっているのですが、その盗み去られた文献等は出てこないのですか。その後どうなっておるか、ちょっと経過を報告してもらいたい。
○岡部国立国会図書館副館長 その経過につきまして、ただいまお尋ねの点について申し上げます。 このたび、国立国会図書館初め各地の図書館から図書の窃盗を働いておりました出井孝という者が、去る三月二十六日、神田警察署に逮捕されました。国立国会図書館からは、「日本教育史資料全十一冊」推定時価六万八千円でございますが、これを窃取した旨本人が供述していると同署から通報を受けましたので、調査いたしましたところ、この本は、確かに当館から持ち去られたことが判明いたしました。 また、その後神田警察署の調査によりますと、「図書修理と簡易製本」外十六冊が被害にかかっていることが判明いたしました。その他被害の詳細については、なお調査中でございます。 これらはいずれも、昭和三十六年五月以前に、当館が赤坂本館、三宅坂分室、支部上野図書館等におきまして、利用者の便宜のために設けた開架式書架に置いてあったものであります。 なお、新館移転後は、開架式は原則として取りやめており、携帯品預かりも実施いたしておりますので、今後かかる事態の発生は十分防止できると思いますが、今後なお一そう注意をいたしたいと存じます。 実はこのような次第でございまして、その後の調べはまだ正式にわかっておりませんが、新館におきましては、開架式を原則としてやめておりますので、新館においては取ることができなかった、前のときには、オーブン・アクセスで開架式にやっているところから取っていった、こういうようなことを申しておるそうでございますが、被害は調べるに従いましてもう少しふえるものと予想されておりますが、現在わかっておりますのは、申し上げますと、今申し上げました二冊の本のほか、一誠堂古書目録、交成図書館蔵書目録、室町時代小歌集二冊、日本農村社会学原理二冊、朝鮮語学史、歌舞伎細見、近世邦楽年表、物語草子目録前編、本朝文粋、世界歴史の第三巻と第七巻、世界古代史の第一巻、計十七冊でございまして、この価格は、関係者に推定さしているのでございますが、目下のところまだ不明だと、こう申しておるような状態でございます。
○下平小委員 その紛失したのは、出てこないのですか。最初言った十何冊というのがあったでしょう。
○岡部国立国会図書館副館長 これはもう売っちゃったらしいのでございます。
○飯塚小委員 売り先は、わからないのですか。
○原田国立国会図書館参事 これはわかりません。
○下平小委員 全然わからないのですか。
○原田国立国会図書館参事 ええ。
○下平小委員 そうすると、古いことなんですね。
○原田国立国会図書館参事 昨年、一昨年でございます。
○鈴木小委員長 それは非常に大事な文献ですか。
○原田国立国会図書館参事 それは補充できます。
○岡部国立国会図書館副館長 オープン・アクセスにしておりますので、自由に来て見られるような本で、現在のところ、貴重書というものは盗まれておりません。
○井堀小委員 今度立法考査局の部課を変えたようですが、どういうようになるのですか。課を廃止したのは何と何ですか。
○岡部国立国会図書館副館長 立法考査局では、従来各専門調査員が単独に仕事をしておりまして、立法考査局にある課との結びつきがなかったものですから、機能の発揮に欠けるところがある、こういうことで、各専門調査員をそれぞれ立法調査室に所属させまして、立法調査室の下に主幹及び専門の課を置きまして、組織化に努めたということでございます。その詳細は、お手元の組織図でごらんいただきたいと思います。
○井堀小委員 たとえば、立法資料を要求しましたり、それから立法上のいろいろな——法律技術は、こちらの法制局がありますが、それ以前のいろいろな準備をお願いするわけですが、御存じのように、こちらで十分な準備をしてお願いするというようなことは今のところ困難です。窓口で何かやはりそれぞれの専門の課にこっちが一々見当をつけて依頼しないとまとまらぬような状態なんです。何かもう少し総合的なそういうお世話をするようなものを作ったらどうですか。
○岡部国立国会図書館副館長 庶務課がそのお世話をする課になっておりまして、あるいは局に、次長、庶務課長というものがありますから、ここでそういう総合的なお世話を全部するように、手配をしております。なお不十分な点がございましたら、今後気をつけることにいたしますが、これはもうどこに電話をおかけいただきましても、全部お引き受けするように態勢はとっております。あるいは私にお申しつけいただきますれば、なおけっこうでございます。
○井堀小委員 あなたをわずらわすのもなんだろうと思いますが、従来、私どもの経験ですけれども、たとえば雇用の関係の資料を集めてもらいましたりする場合に、まとまった部局がないのですね。たとえば、人口の問題にしましても、農村とか中小企業とか、それから雇用のはっきりしたものとか、みな部局が違いまして、この間四つの課ですかにお集まり願って、いろいろ御協力願ったのですが、それぞれ部署々々については専門的な資料も用意され、知識もあるようですが、それを総合しないと出てこないような状態なんですね。
○岡部国立国会図書館副館長 非常にごもっともでございます。実はこの調査局がこのごろお受けする問題も、各省別の部門別ではなしに、総合するようなことになってきましたので、それでは御不自由をおかけするというので、第一立法調査室を設けまして、この第一立法調査室で、そういう広範にわたる、たとえば人口なら農林、商工、社会厚生、労働と、こうまたがりますので、ここで調整をする、それからEECの問題なんかも、やはり商工課だけでは足りませんので、全部まとめてやる、こういうような方向に努めておりますので、今御指摘の点、非常にありがたく存じますので、今までも心がけておりましたが、そういう方向にもっと進めたいと思います。
○井堀小委員 そうすると、第一立法調査室というのは、これが総合するのですか。
○岡部国立国会図書館副館長 はあ、ここで必要な、今冬部門にまたがるものを集めてやる、こういうことになっております。
○飯塚小委員 私の経験ですと、きわめて簡単なものだったけれども、私の秘書が頼んで、一定の時間を置けばすぐ調べてきます。これができてからそうなったのですか。
○岡部国立国会図書館副館長 前も……。
○井堀小委員 それはいつごろですか。
○飯塚小委員 それは最近、この国会中です。
○岡部国立国会図書館副館長 問題が一つの部門に入ればすぐできるのですけれども、このごろの問題は数部門にまたがるものがあるのです。
○飯塚小委員 たとえば今の人口の問題とか、前のあそこでやっていた基地の問題とか、案外簡単に出てきましたよ。
○鈴木小委員長 なお、岡部副館長から発言を求められております。これを許します。
○岡部国立国会図書館副館長 お許しを得まして、一、二申し上げておきたいと思います。 第一は、夜間開館の問題でございますが、かねて図書館サービスの充実を期するために、現在のところ午後五時までで打ち切っておりましたのを夜間に延長したいというので、その準備をして参りましたが、大体準備が整いましたので、来たる六月十八日から、主として専門的研究者を対象といたしまして、閲覧時間を午後八時まで延長することといたし、これに関する措置を進めておりますので、この際あらかじめ御報告を申し上げたいと存じます。 なお、これに関連いたしまして、当分の間、従来やっておりました日曜日の閲覧はこれを中止いたす方針でございまして、その実績を一つ勘案してみたい、こう考えております。 なお、この夜間開館に伴いまして、職員の勤務が過労になりはせぬかということを心配して、いろいろ配慮いたしました。この夜間開館をスムーズにするためには、全館をあげて資料の整備、整理をよくやるということ、それからあまり特定の職員が長時間働かなくても済むようにというような配慮をいたしました。その結果、大体職員一人が一週間に一回三時間超過勤務を行なえば、この夜間開館に関する限りはそれで間に合うという態勢を整えましたので、それによって実施いたしたい考えでございます。 なお、今申し上げました夜間開館についてもそうでありますが、特に、何と申しましても、図書館の機能を充実し、サービスをよくし、従って職員の負担を軽くするためには、図書の整理というものがよくできていなければならないわけでございますが、この点につきましても、移転以後十分な時間がございませんで、図書の整理が不十分な点が免れませんでしたので、このたび、各方面に御不自由をおかけしますので恐縮でございますけれども、蔵書の大点検を実施することにいたしまして、来たる五月十四日から六月十三日まで一般の閲覧業務を停止いたし、その間大いに書庫の整理を行ないたい、こう存じます。もちろん国会議員の皆様その他緊急必要やむを得ない調査を要する向きのためには御不自由をおかけしないように努めたいと存じますので、この点も御了承おきいただきたいと存じます。 それからもう一つ、ちょっと話は違いますが、先ほど科学技術雑誌の英文目録につきまして、アメリカから寄贈金を受けておることを御報告申し上げましたが、実はまたアメリカの学会におきまして、日本の自然科学に関する学術雑誌の目録の英語版を国立国会図書館で、ぜひ作ってもらいたいという希望がございました。そして必要ならば科学財団からその経費を寄贈したいという申し出がございました。これの所要経費は、日本の金で約四十五、六万円というものでございますので、当館といたしましては、いずれ必要なものでございますから当館で作るので、必ずしも向こうから寄贈を受けなければできないという筋のものではないのでございますが、大体今のところ千部作りまして、そのうち五百部はアメリカがほしいというものでございますから、アメリカも五百部をもらうのに日本の図書館からもらうよりは、その科学財団から経費を支出したいという要望がございますので、まあそれを受け入れようかということで、具体的計画を練っておりますので、向こうが正式に寄贈したいと申し出れば、受けるためにまた議運の御承認をいただくことになろうかと思いますので、この点、まだ正式にはなっておりませんが、あらかじめ御報告申し上げておきます。
○飯塚小委員 図書の管理も大切ですけれども、図書を大事にするという意味からも、曝書ですね。全部一定期間停止するということは非常に不便なことになりますが、あれはどういう格好でやるのですか。
○岡部国立国会図書館副館長 今申し上げました曝書のために一カ月間停止をするということでございますが、それでもやれるのは、実は五十万部にすぎませんので、三カ年計画で一応全館の曝書をやりたいと考えております。こういう曝書とか点検とかいうものは、どうも大量生産方式に適さないものでございますから、人手がかかりまして御迷惑をおかけします。そうかといって、点検を実施しませんと、日常業務の能率が上がらない、こういうことでございます。
○鈴木小委員長 それでは、ただいまの副館長の報告を了承することとし、この結果を本日の議院運営委員会に報告し、国立国会図書館法第十一条の規定によりまして、本会議において報告するよう取り計らいたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○鈴木小委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 本日は、これにて散会いたします。 午後三時散会