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40回国会衆議院1961/12/09

議院運営委員会 第1号

発言数
47
登壇者
7
会派数
4
開催日
1961/12/09

会議録

福田一自由民主党

○福田委員長 これより会議を開きます。  第四十回通常国会は本日をもって召集されました。  この際、国会正常化の問題について、清瀬議長から発言を求められております。清瀬議長。

清瀬一郎無所属議長

○清瀬議長 本日をもって第四十回国会が召集せられ、後刻本会議開会の運びと相なっております。  去る本年九月二十六日、第三十九回国会の開会にあたりまして、各党は、この通常国会を目途として、国会正常化の具体策を定め、国会法の改正を期すること、及び、国会法を遵守し、特に議長の権威を高め、議員の審議権、表決権を尊重し、秩序を重んずるよう自粛協力することの趣旨を申し合わせになられたのでございます。自来、各党ともこの趣旨に沿うて種々御努力をなさっておるのでありまするが、今国会におきましても、議院運営委員会の皆様を初め、各党とも、以上の申し合わせの趣旨を生かしまして、国会正常化のためなお一そうの御努力をお願いしたいのであります。  今期国会の開会にあたりまして、あらためてここに懇請する次第でございます。

下平正一日本社会党

○下平委員 ただいま議長さんから、今度の国会に臨む冒頭のごあいさつとして、正常化を一つ達成してくれ、こういう御要望がありましたが、との点につきましては、前国会の申し合わせばかりでなしに、従来からも国会の正常化のためにいろいろの手段がとられてきたと思うのです。そこで、議長さんに、この際、お覚悟のほどといいますか、御方針を明確にするために、さらに一、二点お伺いしたいと思いますが、委員長、よろしゅうございますか。

福田一自由民主党

○福田委員長 どうぞ。

下平正一日本社会党

○下平委員 実は私ども国会対策委員会でも、先日議長さんからお呼びを受けまして、山本国会対策委員長、矢尾総務局長二人が出向きまして、議長さんのおっしゃる趣についてはお話を承りました。そのときに、うちの国会対策委員長としては、議長さんに対していろいろ申し上げてあると思うわけであります。その内容は、重複しますので私避けますが、要は、議院としての自主性を尊重する問題、それから今の議会制度の建前からいって、議会というものはやはり政府に対してチェックする機関であるから、その建前からいくと、院内における野党の発言権なり、野党の、大きく言えば修正権、抵抗権というようなものを十分に尊重するという立場が必要ではないかというような点、あるいは議員立法というものがまことに軽視されておるというような点、あるいは、いつの混乱のときにも問題が起きるのはどこにあるかといえば、選挙ないしはその他のときに公約をしていないような問題が突如として飛び出してくるというような点が混乱の大きな原因になっておる、それらに対しての社会党の考え方をるる申し上げたと思うのです。これからおそらく議運という立場、国会法改正小委員会という立場でこの内容については議論をすると思いますので、本日はその点は省略いたしますが、一つお伺いしたいことは、今度の国会は、御承知のように本日九日から召集されております。そうしますと、通常の自然休会ということになると、二十日ないし二十四、五日、この間約十四、五日の日にちがあるわけでありますが、私どもは、ほんとうの国会の正常化ということは、単なる、伝えられるところの押しボタン式にするとか、あるいは議長の権限を法文上強化するとか、そういうことでなしに、今の実際の審議なり国会の運営を通じて正常化をはかるということが一番重要だと思うのです。そういう意味からいきますと、今度の十二月の四十回通常国会の自然休会までの間をどういうふうに使っていくかということが、正常化の上では一番大きな道だと思うのです。十二月九日に召集されて、これでそのまま自然休会というようなことでは、実質的なほんとうの意味の国会の正常化は私は達成できないと思う。そういうことを除いて、単なる技術的な面だけの改正をする、法文上の議長の権威を高めるというようなことでは、国民はおそらく国会の、正常化については私は信頼を置かないと思うのです。当面、この四十通常国会の冒頭の本日から、自然休会におよそ入る常識的な十二月下旬までの間について、一体どういうふうに議会を運営したらよろしいか、正常化の建前から国民にこたえる方法としてはどうあるべきかということについて、議長さんの心がまえのほどをお伺いをいたしたい、こう思うわけです。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 関連して。今、下平委員から申されましたが、議長さんの御決意なり御所信、御方針を承る前に、さらにわが党の立場をもう少し明確にしておきますが、わが党としては、国民の負託を受け、国権の最高機関である国会の、国民の信頼、期待にこたえるべき道というものは、九日に開いてそしてすぐ自然休会、こういうことではないと思う。今下平君がいった通り、九日にどうして繰り上げて開いたか、これは参議院選挙の関係もあるかもしれませんが、とにもかくにも、当面の諸問題を審議するということが必要だ。しかしながら、当面、何といっても予算の編成ということが非常に重要です。会計法ですか、財政法によると、予算というものは、元来その前年の十二月中に出すのが通則になっておる。しかし、大てい一月の二十日過ぎになる。さらに、印刷されると、二月の初めになるわけです。そういう意味で、われわれは前から、予算は前年に出せと言っておるのです。わが党としても、今日政府が予算を編成することを妨害しようというようなことは毛頭考えておりません。従って、今ここで実質的の審議に入るとしても、各省の局長以下は予算編成に寧日昼夜を分かたず作業をやらなければならぬ、そこで、局長以下を国会に招致して従来のような委員会をやっていくとすれば、これは確かに予算編成の障害にもなり得る、従って、そういう点はわれわれも十分考慮します、こう理事会では言っておるわけです。さらにまた、各省大臣も、各省の予算編成の都合で国会に出られぬ場合に、必ずしもそれを強硬に出席方を強要はしないということもお約束申し上げているわけであります。そうして予算編成は妨害をしない、妨害じゃなしに、むしろ早く出すことにおいては——内容はともかく、早く出すという作業に対しては、むしろわれわれは促進さえしたい、かように決意を理事会では表明しておるわけです。そしてやはり国会の場を通じて国民に明らかにするところは明らかにしなさい、たとえば、今日予算編成で、われわれ社会党、民社党、共産党という野党は、少なくとも投票数においては五分の二程度の国民の声を受けておるわけです、そういう声をやはり予算編成の中にも反映させなさい、政党内閣ですから、政党が責任を持ってその内閣に予算編成をせしめるわけでありますが、しかし、その過程において国民のそういう声も十分反映しなさい、そのためにはわれわれとしての言い分も一つ十分聞き入れる雅量をお持ちなさい、また、先般いわゆる日米会談というものが箱根で行なわれました、あるいは総理は東南アジアに旅行されました、そういうような諸問題、あるいは今日非常に国際的に日本の経済が危機に見舞われておる、こういう問題等々、国民が非常に関心を持っておる問題がある、そういう問題を単に野党は政府を攻撃するということが能じゃないと思う。野党としては、前向きに国民の声を反映して、保守党の政治、自由民主党が責任政治をとっておるその政治を、よりよきものにする協力は、われわれは惜しまぬつもりなんです。そういう意味において、国会が九日に開かれてすぐ自然休会になる、そうすると、およそ従来の例をもってすれば、来年の一月二十日ころまで再開されない、そうすると四十日間というブランクがここにできる、これでは国政の十分な審議はできぬじゃないか、従って、そういうような自然休会に入るのではなしに、十分な審議をするということを要求しておるわけなんであります。また、そういう意味で、予算編成の都合上政府等でかりに出席できぬ場合に、それじゃ国会が開けぬじゃないかというふうな考え方は、私は非常に観念的だと思う。国会というものはやはり独立したものです。政府が出席しなければ国会が開けぬという形のものでないと思うのです。国会は国会独自の立場で国政審議の十分な機能を発揮する責任と能力、組織、権能を持っておると思う。そういう意味から、かりに政府が出なければどうするか。与野党で一つの問題点を取り上げて討論形式でやる、あるいはそこで意見の交換をするということも、私は新風を国会運営に吹き込むものだと思う。そういうように、建設的な意見をわれわれは議院運営委員会理事会を通じて申し上げておるのです。それで、議院運営委員会の自民党の諸君からも、こういう正論に対してはまっこうから反対は聞いておりません。ただ、伝うるところによりますと、自由民主党の執行部においてはなかなかそれが採択にならない、やはりすぐに自然休会にして、四十日間のブランクを置こうというようなことも新聞紙上に伝えられて、われわれも承知しておる。これは新聞紙上に伝うるところで、あるいは正鵠を得ておるかどうか知りませんが、とにかくにも、実質審議をして、そこから国会正常化の第一歩を踏み出そう、もとより、形式的——と、言うと少し言い過ぎになりますが、その他の国会法改正が全然必要なしとは言っておりません。その点は、先般、議長さんに対して、わが党の国会対策委員長もぽっきり、国会正常化に対してわが党ももとより反対でないということを御返事申し上げた通りであります。そういう意味で、今日これからの国会に対してすぐに自然休会に入るよりか、もう少し実質審議をしたらどうかという意見が出ておるわけであります。わざわざ各党を呼ばれて、国会正常化に対して非常な御熱意を示されておる議長さんとしては、この問題に対してどういう御方針であるか、われわれも一応承っておきたい、かように思っております。

佐々木良作民主社会党

○佐々木(良)委員 今の議長さんの、議会の正常化問題に対する御要望につきまして、わが党も同様にお話を承り、協力することにやぶさかでありませんことは、御回答申し上げた通りであります。同時にまた、この十二月の国会が召集されるにあたって、正常化問題が表面に出るならば、当然に、今法の改正等よりも先に、十二月を本格的に充実して国民のために審議し協議しなければならぬ案件がたくさんあるのでありますから、先ほど社会党さんからもお話がありましたように、総理の東南ア訪問を中心とした報告問題やら、三十七年度予算編成方針やら、そういう基本的な問題も当然でございますが、同時に、年末を控えての中小企業の年末金融対策や、それから懸案となってすぐ解決をしなければならぬ問題として、医療費値上げに伴う措置、あるいは災害関係の措置もまだそのまま残っておるわけであります。わが党としましては、内閣に対しましても、本日正式にこのことを申し出るつもりでありまするが、特に今正常化の問題を議長から御発言があり、社会党からも同様な趣旨の御発言がありましたので、まず、正常化にあたって、十二月の国会に国民の期待しておることを具体的にされて、空白国会のそしりのないようにされるために議長さんの一段の努力を私の力からも希望を申し上げます。

福田一自由民主党

○福田委員長 ちょっと私から一言。今の下平さん、柳田さん、それからニュアンスはちょっと違いますが、佐々木さんの御発言でありますが、私は、議長はやはり中立であるべきだという建前からいって、こういう問題について議長がお答えをするのはどういうものかという感じがいたします。現にこの間、議長と副議長が社会党の国会対策委員長と矢尾さんを呼んでそうして国会正常化の話をされたときに、社会党としては、今下平さんや柳田さんが言われたような基本的な問題を一つ両党でよく話し合った上で、国会正常化ということには賛成なのだから、その問題を具体化していくようにしたい、国会正常化自体には非常に賛成である、こういうことを言われたわけであります。そうして両党が話し合いをするために近く国会対策委員長会談を持ちたい、こういうこともそのときに御発言になっております。私立ち会って聞いております。そこでどういう話し合いになるか知らぬけれども、そこで話をされて、そうして具体的にそういう議会運営についての与党と野党の立場としての御意見の交換があって、そうしてそれをやっていって、どうしてもそれがさばき切れぬというような場合に、やはり議長さんが、それはこうしたらいいというような立場で発言をされるならばどうかと思うが、まだ与野党とも話し合いをしない前から、具体的に年内の審議云々とか、あるいは本会議を開くとか、どうしたらいいとかいうようなことは、この際はやはり議長に発言させない方がいいのじゃないかと私は考えておる次第であります。

下平正一日本社会党

○下平委員 僕は委員長に質問しているわけではないので、議長さんに質問をしているのです。実は私は、国会を正常化する中身の問題については、議長さんに御答弁をいただくことも無理だと思うのです。僕は冒頭に質問したように、中身をどうしようかということについては触れていない。僕が言おうと思ったことは、時間がかかると思って節約したのです。ちょっと五分ばかり言わせていただきたいのですが、この国会の不正常化の原因の大半というものは、会期の延長問題というものが非常に多い。そこで僕は、ずっと国会が始まって以来、国会というものが実質的に腰を入れて審議する期間は一体どのくらいかということを調べてみたのです。大体の目安ですが、通常国会は、会期延長の日数を除きまして、百五十日です。この間で実質審議をされた期間というものは、七十日ないし八十日です。と申しますのは、従来の慣例によりまして、二十日前後に召集されて自然休会、この自然休会の期間が約三十日間あります。それから予算案が出てきたけれども、予算に付随した関連法案の提出がおくれてきておる。昨年の通常国会のごときは、三月二十日になって出てきた法案もあるわけです。従って、各常任委員会は、予算の方は上がっておるけれども、法案が出てこないものだから審議ができない、この間のロスが大体どの国会でも二十日間くらいあります。その他のロスを加えまして、私の調べたところでは、およそ六、七十日間というものが、百五十日の会期の中で空費されておる一という表現はちょっとどうかと思いますが、議会としての実質審議に入っていない。そうして会期末にいきますと、会期が足りないからということで、これが会期延長となって、混乱のたくさんの大きな原因になっておるわけです。そういう点からいきますと、僕は、今度の会期は、かりに参議院の選挙があるにいたしましても、いずれにしても十二月九日に召集をされた。昨年に比べますと二十一日早いわけです。この二十日間、通常からいっても約二週間、この間を空費するということになると、大事な通常国会であるだけに、ここは一番われわれは考え直さねばいかぬと思うのです。これは臨時国会なら別であります。大事な来年度の予算審議をする国会が、空白期間というものが二週間ないし二十日間またここでふえるということは、いかにしても、僕は議会正常化の本質からいってもはずれてくると思うのです。それが従来の混乱の原因になっておるのです。そこで一つの考え方としては、これは新聞紙上等を見ておりますと、まあ実質審議は一月下旬からにして、とりあえず正常化の問題を取り上げてやろうということも一部には考えられておられるようでありますが、これはむげに私は反対ではありません。しかし、正常化の問題が、今いわれておるようないろいろなことが実現されなければ、国会審議が開始できないかといえば、そうではない。現実に今のこの形は国会は完全に正常化しておるのです。だから、審議をやろうと思えば、空白期間を除こうとすれば、現在のこの状態では直ちにできることです。だから、正常化の問題が結論がつかなければ審議に入れないというような形、あるいは正常化が先決だという考え方は、僕は間違いだと思う。そういう意味から、この十二月の通常国会の前半といいますか、冒頭というものを有効に使うために1直ちに自然休会的な形にするというようなことについては、私たちはきわめてまずい。言うならば、国民は、やはり議会がほんとうにまじめに議論をしてくれることに正常化の一番の問題点を置いておると思うのです。そういう点からいけば、私は、どうしてもこの冒頭において——形は別に議論はいたしません。各党とも形については意見があると思いますので、形の点については十分議論をして、私たちも何も自分たちの主張を通そうとは考えておりませんが、少なくとも自然休会的な形になってしまうことは避けなければならぬと思います。そういう点について議長さんのお考え方をやはりお聞きしておきたい。それがある意味では正常化の大きな一つの柱と考えておるわけです。だから、内容については議長さんのお答えは私は求めません。これはわれわれが御諮問を受けまして、両党あるいは三党各機関で検討いたしますから、心がまえとして、この空白を置くかどうかということについて、やはり最高責任者としての議長さんのお心がまえなりお考えをこの際聞いておきたい、こう思うのです。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 先ほどから皆さんのお話もありましたが、私、議長の発言を押えるわけではありませんけれども、各党から話があって、与党の私の方から何もないというのもおかしいものですから、考え方を申し上げますと、今あらためて申し上げることは何もないのです。それはなぜかと言うと、先般来理事会においてわれわれの考え方、心がまえというものは再三申し上げておる通りでありまして、要するに、通常国会の召集が早まったということは、先ほどお話の中にもありましたように、来年の参議院の選挙から逆算したということも、一つの大きな理由になっておるわけであります。同時にまた、国会が開会になった以上は、その国会を有効に議員が活用し、その中で国民の言わんとすることを十分審議するということも当然であります。当然なことがたくさんあるのでありますが、また、一方におきましては、国民のほんとうに期待する明年度予算編成というものがからんでおりますがために、事思うように運ばないというのが事実でありまして、そういう点も御考慮されておるということを承っておりますので、われわれといたしましては、野党の言い分も決して間違っておるとは考えておりません、当然の御主張だとも考えられるわけであります。そこで、先般来この問題につきましては、われわれといたしましても、また与党の幹部といたしましても、開いたならば直ちに自然休会に入るのだという最終決定はいたしておらないわけであります。たまたま新聞等には出ておるのでありますが、われわれも自然休会に入るのだという報告を受けておりません。できるだけ皆さんの御趣旨を体しまして、またわれわれもそう考えておりますから、十分努力いたしましょうということをお答え申し上げております。また、努力いたしましょうとお答え申し上げただけでなく、委員長以下われわれ与党の議運の委員全部こぞって、わが党の国会対策なり幹部なりに、できるだけこの国会を活用するように申し入れをしておるのでありますから、そのことについて、各党の国会対策委員長会談を早々の機会に開いてもらいたいということを申し上げておるのであります。それらを申し上げまして、わが党の立場、あるいは予算編成も大事だ、同時にまた、国会を早期に開いたということは、参議院選挙等もからんでおるということを国民に十分に納得していただきたいと思いますので、正式に委員会で御発言申し上げたわけでありまして、一応私どもの考え方だけを申し上げておきます。

下平正一日本社会党

○下平委員 僕は考え方の討論をしようという考えは毛頭ないのです。僕は、さっき理事会で、議長さんの発言が冒頭にあると言われたものですから、静かに議長さんの発言を聞いていたのです。ここへ来るまで僕は発言するつもりはなかったのです。ところが、発言の内容を聞いておりますと、重点が正常化問題に置かれておるということなんです。僕の認識では、現実では正常化しておるという認識を持っておるのです。現在の国会は不正常ではないのです。しかし、ときたまいろいろな事件が起きてくると正常化がそこなわれるから、それらの将来予測される問題について、正常化のためお互いに話をするということを私は考えております。しかし、議長さんの任務、われわれ議運の任務というものは、その点だけじゃないと思うんです。当面の任務というものは、召集された来年度予算編成を中心にした第四十国会、いわゆる常会をどういうふうに合理的に、能率的に、国民に対して信頼の置ける議会にするかということを中心点として考えなければいかぬと私は思います。ところが、議長さんの御発言を聞いておると、どうも正常化ということだけで、この国会はその正常化の精神からどう運営しようかという意欲というものが全然出ていない。これは通常国会始まっても、新聞で書いてある通り、議運の理事会でごちゃごちゃやるかという、そんなようにとられる危険性がある。だから、正常化はもちろん中心でありますけれども、そのほかに、当面しておるこの四十国会をどう意義ある国会にするか、これについてやはり議長さんの決意をお聞きしておかぬと、ひょっとするとずるずるべったりに自然休会で、ただでさえ審議日数の足りない常会が、また空費を二十日間やるというのでは、大へんなことになりはせぬかという気がいたしますので、その点についてお考えをお伺いしたかったわけです。各党で議論するつもりはなかったのです。

清瀬一郎無所属議長

○清瀬議長 お答えいたす前にこのことを一言申し上げておきます。  過日、社会党の山木国会対策委員長から、三つのことをあげて、一つは、予算関係の法律案はやはり予算審議と並行して審議できるようにいたされたい、野党の発言を尊重するようにいたしたい、議員立法をよく審議すべきだ、この意思統一を国会対策委員会のレベルにおいてやりたいということでございましたから、これをそのまま聞いておいてはいけないと思いまして、自由民主党及び民主社会党の国会対策責任者に、社会党よりこういう趣旨の申し出があって、対策委員会レベルにおいて相談したいということがありましたから、これを伝達いたしておきます、その趣旨に従って御審議をお願いしたい、このことを申し上げておきました。これを一つ申し上げておきます。  今期国会は本日召集されまして、これからいかに国会の開会、審議をいたすかということは、近時の国会運行の慣例からいえば、この議院運営委員会でおきめ願うことでございます。それからまた、前に国会対策委員会に私が伝達した趣意よりいえば、国会対策委員長間においても協議して下さることと思います。私自身が理想として感じておることは、国会の会期を最も有効に使うということは私の希望するところでありまして、この国会正常化の条項の一つと私は心得ております。どうか皆さんの間におかれてもこの会期が有効に使えるようにお取り計らい願いたいと私は念願いたしております。

福田一自由民主党

○福田委員長 たまたま清瀬議長から国会の正常化問題について発言がありました。なお、各先生方からの御発言に対しまして、ただいま議長が発言いたしました内容は適当であると考えまして、この意味におきまして——私の申し上げるのは、これ以上議長に質問する必要はないじゃないかという言い違いであったかもしれません。そういう意味で了承いたしたいと思います。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 お手元に配付いたしてあまります協議事項について、順次御協議を願うことといたします。  まず、議員控室の件についてでありますが、議員控室は従前通りとするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたました。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、議席の件についてでありますが、議席は従前通りとするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたました。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、小委員会設置の件についてでありますが、今国会におきましても、従前通り、国会法改正等に関する小委員会、図書館運営小委員会、院内の警察及び秩序に関する小委員会及び庶務小委員会の四小委員会を設置することとし、その小委員会の員数及び各会派割当数は従前通りとし、各小委員及び小委員長は、先例により委員長において指名することに御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、小委員、小委員長及び理事から辞任の申し出がありました場合には、そのつど委員会に諮ることなく、委員長においてこれを決することとし、また、委員の異動、小委員、小委員長及び理事の辞任等によって欠員が生じました際の小委員、小委員長及び理事の補欠選任につきましても、委員長においてこれを指名することに御一任を願っておきたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしましたo

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、議場内交渉係の件についてでありますが、議場内交渉係は、先日の理事会での話し合いの通り、自由民主党及び日本社会党は従前通り三名及び予備員二名とし、民主社会党は一名及び予備員一名とするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、交渉係の主任及びその他の交渉係の氏名は、本日本会議が開かれるまでに議事課にお届けを願います。

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、議事進行係の件についてでありますが、議事進行係は従前通り与党におまかせ願うこととし、田邉國男君にお願いすることといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、議員請暇の件についてでありますが、議員壽原正一君及び同西村関一君から請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。

山崎高事務総長

○山崎事務総長 壽原正一さんは、海外旅行のため、十二月十三日から二十日まで八日間、西村関一さんは、同じく海外旅行のため、十二月十三日から二十九日まで十七日間の請暇のお申し出がございます。

福田一自由民主党

○福田委員長 それでは、右請暇の件は許可すべきものとして、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 議員請暇の件でありますが、特に開会中の議員請暇ということは、従来から非常に問題になりまして、これを単に機械的に事務的に取り扱うということはよろしくない、こういうことで、前国会のこの委員会の申し合せによって、こういう際には、あらかじめ議長あてに、その旅行の目的、日数、旅行する範囲等を詳細に提出して、その上で一応の内諾を得て、しかる後に外務省に対して旅券の交付を願うようにする、こういう申し合せをして、おおむねこの申し合せは今回の御両名に対しても徹底いたしましたので、御両君ともそのようにせられたわけであります。そこで、さらにこの際、一そう議員がその職責を全うするゆえんから考えましても、前国会の申し合せにさらにこれを私は追加したいと思います。すなわち、このような申し出があった場合には、ただその議員個人からの申し出だけにとどまらずして、その議員の所属する政党において、その政党の代表者が、その議員の旅行に対する必要欠くべからざる必須性というものを承認するという形をとった上で、前国会申し合せたような手続をとるということにする方が、より一そう議員の職責を全うする道である、かように思いますので、今後さように一つ取り扱って、さようにこの議院運営委員会はこれを処理し、そうして議長に答申するのが適当であろうかと思いますが、これに対して一つ委員長の方でお諮り願いたいと思います。

福田一自由民主党

○福田委員長 ただいま柳田委員から、議員の海外旅行については、各党の幹部の了承をとりつけた旨の書類を添えて議長の手元へ提出する、こういう御発議であります。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 機関としてはどうですか。各党の代表者というと総裁になってしまう。

福田一自由民主党

○福田委員長 そういう意味においての申し合せをする、各党の機関の承認を得た書類を添付して、そしてこれを議長に届け出る、こういう意味の申し合せをしたいという御発議でありますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 それでは、さよう決定いたします。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 そこで、前国会のこの議院運営委員会の申し合せを書面にいたしまして、議長名をもって各議員に周知いたしたのでありますから、今回さらに、前国会できめました申し合せに、本日きめましたようなことを付記しまして、新たな一つの申し合せとして、念を入れる意味において、もう一度議長名をもって各議員に徹底せられるようお取り計らいを願いたい。

福田一自由民主党

○福田委員長 それでは、さよう取り計らいます。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、検察官適格審査会委員の選挙についてでありますが、同審査会委員塚田十一郎君が去る十一月十二日議員を辞職され、委員が一名欠員となりましたので、その後任として自由民主党から中垣國男君を推薦して参っております。本件は、本日の本会議においてその選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、この選挙は、先例によりまして、その手続を省略し議長において指名することと相なっております。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、議員山口六郎次君逝去につき弔詞贈呈の件についてでありますが、去る十一月二十八日、埼玉県第二区選出議員山口六郎次君が逝去されました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。  つきましては、同君に対する弔詞贈呈についてでありますが、山口君は、法務委員長、建設政務次官等を歴任され、在職十年十カ月でありましたので、前例に従い、お手元に配付いたしてあります通りの特別弔詞を去る十二月一日葬儀当日に議長から贈呈していただきました。  これにつきましては、本日の本会議において、前例に従い、議長から御報告があり、弔詞を朗読することと相なります。  また、その際は、前例により、議員の方及び議場におられる方は御起立を願うことになっておりますから御了承を願います。     —————————————  衆議院は多年憲政のため尽力された  元法務委員長建設政務次官議員従四  位勲二等山口六郎次君の長逝を哀悼  しつつしんで弔詞をささげます     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、同君に対する追悼演説は、本日の本会議において行なうこととし、演説者は、日本社会党の平岡忠次郎君にお願いすることといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に議員一同からの香典贈呈の件についてでありますが、同君の御遺族に対し、慣例によりまして、議員一同から一人五百円ずつ拠出願い香典として贈呈することに相なっておりますので、御了承願います。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、弔慰金支出の件についてでありますが、お手元に配付の国会予備金使用承認要求書にあります通り、同君の御遺族に対し、歳費一カ年分の金額を弔慰金として本院予備経費から支出し贈呈することを承認するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

福田一自由民主党

○福田委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。

山崎高事務総長

○山崎事務総長 第一に、議席の指定がございます。次に、請暇をお願いいたします。次に、検察官適格審査会委員の選挙をお願いいたしまして、これは動議によりまして議長の指名になります。次に、故山口六郎次先生に対しまして弔詞贈呈の旨議長から御報告がございまして、弔詞の朗読がございます。引き続きまして、平岡さんから追悼演説がございます。

福田一自由民主党

○福田委員長 それでは、本日の本会議は、午後一時五十分予鈴、二時から開会することといたします。     —————————————

福田一自由民主党

○福田委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、公報をもってお知らせいたします。また、次回の委員会は、来たる十一日月曜日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後零時四十八分散会

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