地方行政委員会 第4号
- 発言数
- 24 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1961/02/23
会議録
○委員長(増原恵吉君) ただいまから委員会を開会いたします。 まず、消防組織法の一部を改正する法律案を議題として、提案理由の説明を聴取いたします。
○国務大臣(安井謙君) 今回提案いたしました消防組織法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由並びにその内容の概要について御説明いたします。 消防組織法は、国、都道府県及び市町村の消防に関する組織、機能について定めたものでありますが、最近の消防行政の推移に応じ、その一層の進展をはかるため、若干の規定について改善、整備を行なうこととし、ここに改正案を提出した次第であります。 第一は、消防庁の組織を整備し、所管の事務のより能率的な処理をはかるため、消防庁長官を助け、庁務を整理する職として、次長一人を置くこととしたものであります。 第二は、消防庁及び都道府県の所掌事務に関する規定の整備でありまして、その一は、消防団員が大部分市町村の非常勤職員として、ほとんど無報酬に近い状態で、水火災その他の災害に際して危険な活動に従事しているのが実情でありますので、多年勤続して退職する団員に対して、国としてその労を謝するため報償を行なうこととし、その実施に関する事務を消防庁の所掌事務として新たに規定したことであります。その二は、消防庁及び都道府県の所掌事務に関する規定のうち「火災防ぎょ計画」を「消防計画」に改め、単に火災防御についてのみでなく、消防の任務全般について、市町村が計画を樹立するよう指導を行なおうとするものであります。 第三は、消防団員の階級の基準を消防庁が準則で定めることとし、消防団の運営の合理化をはかろうとするものであります。 以上がこの法律案を提出いたしました理由とその内容の概略であります。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願いいたします。
○委員長(増原恵吉君) 本案の質疑は次の機会に譲ることといたします。
○委員長(増原恵吉君) 次に、地方行政の改革に関する調査を議題として質疑を行ないます。
○鈴木壽君 けさの新聞で、地方財政計画が固まるようなこともありましたし、また、関連して地方税法のことも固まるようなことがありましたから、今さらというような感じもしますけれども、まあ念のために一つお聞きしたいのですが、もう固まったのですか、それとも、まだという段階でしょうか、そこら辺……。
○国務大臣(安井謙君) きのうじゅうに固める予定であったのですが、もうちょっと調整を要しておる次第で、きょうはまあ何としてもやろうと思っています。
○鈴木壽君 ちょっと固まらないという点はどこなんです。
○国務大臣(安井謙君) やはり地方税の全般について、かなりまだ実は与党の内部にも意見がありまして、それの調整について、まあ主として遊興飲食税を中心にしたものでありますが、それだけでもなくて、ちょっとまだ、ゆうべおそくいろいろ党側との打ち合わせもやっておったのですが、もうちょっと待ってほしいと、こういうことになっております。
○鈴木壽君 そうすると、きょうじゅうというようなことにはなりますか、どうですか。
○国務大臣(安井謙君) まあ、きょうは何としても固めて、もう資料整備してしまおうと思っております。
○鈴木壽君 実は、時間もないようですからあまり長くもお聞きしておられませんが、今まで地方財政計画も出ない、地方税法改正案も出ないというようなことで、これはちょっと今まで例のないことなんですね。普通の年だったら、二月の初め、十日ごろには財政計画も出てきておりますし、もちろん、ことしは多少国の予算編成がおくれたというようなこともありますけれども、そういうふうな事情を考慮に入れても、もうすでに出ておらなければならぬ時期だと思うので、それが僕らからすれば、一体どういうところに計画ができない、あるいは地方税法の改正案ができないのか、ちょっと了解に苦しむところがあるのです。特にその中で私ども意外に思っておりますことは、今のお話にもありましたように、遊興飲食税が一つの大きな問題になっているということなんですが、これはもうすでに政府でも、あるいは国会の方にも、もちろん当然附帯決議のこともありましたし、政府でもすでにその態度というものははっきりしておったものだと思う。これがいつまでたっても、いろいろな、いわば便乗みたいな、割り込みみたいな形でいろいろの問題が出てきて決定をしないということは、まことに私どもは不可思議なことだと思っておりましたのですが、そこら辺、実は一昨日大臣に来ていただいていろいろお尋ねしたかったのですけれども、御都合で出られないということで、政務次官あるいは税務局長からいろいろ聞きましたが、大臣として一体どういうふうにあの問題を処理するつもりなのか、これは、これからまだ固まるには多少時間がかかるかもしれませんが、大臣としての腹がまえを私は一つお聞きしておいてみたいと、こういうふうに思います。
○国務大臣(安井謙君) 今お話の通りに、財政計画がおくれておりますことは、まことに申しわけありません。例年でありますと、十七、八日ごろには大体出るというのが例年のようでございます。この点は今の予算全体の作成のおくれたこと、それから部分的には地方税、その他の点につきまして調整がおくれておったことが原因でございますので、これは大至急、本日中に取りまとめ、明日は提出できる、こういう段取りに運びたいと思っている次第であります。 おくれました理由としましては、地方税がおもなものでございます。地方税のうち遊興飲食税及びその他の問題につきまして、いろいろ電気ガス税、その他の問題につきまして問題があったわけでございますが、政府側の、自治省としての一応草案、原案というものはございます。しかし、これは政党内閣でありますので、党の方針自身というものとも調節する必要がございますので、その調節に手間がかかっているという状況でございますが、これは一つ、きょうじゅうにぜひ片づけたいと思っております。
○鈴木壽君 これは、お話のように政党内閣ですから、いわば与党というような立場から、いろいろの意見なり、要望なりというものは、これは当然あることと思う。それもまた取り入れるというようなことも、これは一つの行き方で、おっしゃる通りと思う。ただし、この問題は、他のたとえば電気ガス税だとか、いろいろの問題もあるようでございますけれども、少なくともこの問題に対しては、私は今の段階でわれわれが決議をし、政府がそれを善処するとはっきり言ったそれ以外のものを持ち込まれるような形で税法改正が行なわれるということについては、私はどうしても納得できない。もうある意味において政府が約束をしておったことを、なぜ現在まで貫かれた態度としてきちんとしたものになっておらないかというようなことについて、私はどうも不思議に思うのですが、この点はやはり政党内閣だからというようなこともあるでしょうけれども、何かちょっと私は割り切れないものがあるのですが、いかがですか。
○国務大臣(安井謙君) たびたびこの委員会等でも決議をしていただいているような線、その他につきましては、あれこれ勘案いたしまして、自治省としては一つの原案を持っておるわけでありますが、今申しますように、党との折衝というものはどうしても抜くことができません。それが非常におくれました点は、まことに申しわけないのですが、こういったようなことで、至急取りまとめる予定にしておりますので、もうしばらく時間をかしていただきたいと思います。
○鈴木壽君 これは、もちろんこの場合には、自治省というよりも政府の態度として私はお聞きしたいのですが、今の遊興飲食税については、私どもが決議をし、政府はこれに対して、必ず善処すると、こういった線を貫こうとする御決意であるのかどうか、これはどうですか。
○国務大臣(安井謙君) 政府としての原案をできるだけ貫きたいと、こういうことで折衝しておるためにもたついておるわけであります。これは全体の政策の問題というものともからんでくるかと存じますが、現段階におきましては、政府としては態度は一貫しておるわけであります。
○鈴木壽君 見通しとしては、率直なところをお聞きしたいのですが、現段階において、貫きたいという態度が貫かれるような方向にあるのか、どうですか。何かまだめんどうな問題が起こりそうですが。
○国務大臣(安井謙君) いろいろな実態上めんどうなために今日まで延びておったわけでありまして、一つこれはそういう筋で、いずれにしろ数時間のうちには結論を出したいと思っておりますので、一つその結論によっていろいろ御審議を願いたいと思うわけであります。
○委員長(増原恵吉君) 予算委員会が大臣を待って開会の態勢を整えているということで、大臣に退席をしてもらいたいと思います。
○国務大臣(安井謙君) そういうことですから…。
○委員長(増原恵吉君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(増原恵吉君) 速記をつけて。
○松永忠二君 この前要求しておりました、特に市町村の公務員の給与の実施状況その他の関連の資料を、来週には出すように、一つ委員長にも促進方をお願いしたいと思います。
○委員長(増原恵吉君) 本日はこれにて散会をいたします。 午前十時四十五分散会 ————・————