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38回国会衆議院1961/04/04

議院運営委員会 第21号

発言数
23
登壇者
7
会派数
3
開催日
1961/04/04

会議録

小平久雄自由民主党

○小平委員長 これより会議を開きます。  まず、議員請暇の件についてでありますが、議員大野伴睦君、村上勇君、福田篤泰君、徳安實藏君及び原田憲君から、それぞれ請暇の申し出があります。その目的、期間等について、事務総長から説明を願います。

山崎高事務総長

○山崎事務総長 大野伴睦君、村上勇君、福田篤泰君、徳安實藏君、原田憲君の五人の方々から、欧米各国の政治経済事情調査のため、昭和三十六年四月二十二日から本会期中請暇の申し出がございます。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 それでは、右各請暇の件は、いずれもこれを許可することとし、次回の本会議において決定するに御異議ありませんか。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

小平久雄自由民主党

○小平委員長 次に、国立国会図書館の館長の任命に関する件についてでありますが、御承知の通り、一昨昭和三十四年五月二日金森徳次郎君が退職されて以来、今日まで館長は欠員のままとなっております。国立国会図書館法の第四条によりますと、館長は、両議院の議長が、両議院の議院運営委員会と協議の後、国会の承認を得て、これを任命するものと規定されておりますが、議長から、図書館長の任命について、本委員会に協議を求められております。これについて御協議を願います。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 それでは、図書館長には鈴木隆夫君を御推薦申し上げたいと思います。

下平正一日本社会党

○下平委員 社会党は、鈴木隆夫君に同意をいたします。

井堀繁雄民主社会党

○井堀委員 民主社会党も、同意をいたすことに異議ありません。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 それでは、本委員会としては、国立国会図書館長に鈴木隆夫君を任命すべきものとし、議長において参議院側とも協議の上、本会議において承認を求められるよう答申するに御異議ありませんか。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 御異議なければ、さよう決定いたしました。     —————————————

小平久雄自由民主党

○小平委員長 次に、本日の本会議について、佐々木秀世君から発言を求められております。佐々木秀世君。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 実は本日本会議を開く予定でありますし、ことにきょうは定例日でもございますので、本会議のことについて公報に載せていただいたのでありますが、御承知の通り、案件もあまりございませんし、はなはだ勝手なお願いでございますが、本日のところは一つ流会にしていただきたいと思います。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 ただいま自民党さんから御要求がございましたが、確かに本日は委員会審査終了議案としては今のところ一件でありますけれども、われわれは、議案が多い少いというような枝葉の問題よりも、定例日に一たん開くときめたものを、定例日外の日に開くその理由は、あるいは佐々木さんの言われるように、予定議案が少ないということも一つの理由でありましょうし、また他の理由もあるかもしれませんが、それはとにかくとして、先般、年度末に特に土曜日に本会議を開いたことがありましたが、そのとき自民党さんから、年度末だから、定例日外に本会議を開いてくれという御要求があった、そのときに、われわれの方は、会期末の場合には毎日一週間ぐらい本会議を開くという慣例はあるが、年度末にはそういうような慣例はない、こういうことを申し上げた。今回は、年度末でもなければ、会期末でもない。ただ、そのときの便宜主義、御都合主義で、きょうは開かないが、あすは開く、こういうように、国会の運営を一党の便宜主義によって左右せられることは、まことに迷惑でありますし、また、国会の正常なる運営とは言い得ないと思います。われわれは、国会の正常な運営をやっていくためには、従来われわれが議運でとって参りましたように、法規、慣例、申し合わせ等は厳重に尊重して——尊重するだけでなしに、これを確実に実行していってこそ、初めて国会の正常な運営ができると思うのですが、その点に対しては自由民主党さんはどういうふうにお考えになっておるか、まずそれを確かめない限り、われわれは今直ちにこれに対して賛否を表明するわけにはいかない。もしもそういう御表明がなければ、われわれはやはりノーとお答えせざるを得ないと思います。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 ただいまの柳田委員の御発言はごもっともでありまして、私たちも、定例日に開くことになっていたものを延期していただくということは、ほんとうに好ましくございません。われわれ国会の運営委員たるものは、常に国会の法規、慣例、あるいはいろいろ過去の前例を守っていけというお話でございますが、全くその通りでございまして、今回のこうした例は今後ないように努力いたしますので、はなはだ申しわけございませんが、今回は特に一つお認め願いたいと思います。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 それでは、委員長から二つはっきりここで確認してほしいのですが、こういうような悪例は前例としない、例外中の例外として認める、それが第一点、第二点は、法規、慣例、申し合わせを厳重に守り、確実に実行する、そうして国会の正常な運営に努める、この点を一つ委員長に確かめていただけるならば、上がっております法案もただ一つだそうでありますから、あえて異を唱えようとは思いません。それが前提であります。それを一つ委員長の口からとりあえず確認をして下さい。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 ただいまの柳田理事の御発言並びに佐々木理事の御発言、いずれもごもっともであり、特に柳田理事から、最後に、従来の法規、慣例あるいは申し合わせ等は厳重に守っていくようにというお話でございますが、一々ごもっともなことでありますから、私としましては、委員長の立場においてもそのようにいたしたいと思います。

下平正一日本社会党

○下平委員 実は今の結論だけでもよいのですが、その結論に付随して少し申しあげたいと思います。  最近、今度の国会に入ってからの議会の運営というものが、その場限りで、何か御都合主義の運営のような形が出てきておることは、非常に遺憾だと思います。たとえば、今、配られた資料にちょっと目を通してみたのですが、現在衆議院で審議中のものが百三十件、予備審査が二十四件あるわけです。この内容を見ると、議員提出の案件が二十七、八件あります。私ども社会党だけでも、十八件現在本院に提出しております。予備審査が一件ありまして、本院先議のものが十七件という状態であります。きょうも、実は上がっている案件が一件だけで、本会議を開かない、あしたは定例日でないけれども、やってくれ——おそらく、これは政府・与党の何らかの都合があると思うのです。そのためにぜひそうしてほしいという要求だと思うのです。ところが、今日まで、いわゆる定例日を変更したり、慣例でないことをやった事例は、ほとんど与党・政府の要求なんです。いつでも与党・政府の要求で、慣例でないことをやったり、定例日でないときにやっておる。ところが、実際審議の状態一つ見ても、社会党から議員立法の案件が十八件提出されておりますが、全然審議されていない。一件だけ、農業基本法が農林水産委員会でたった一回審議されただけで、社会党提案の立法案については全然与党・政府は考慮しないというのが、今度の国会の態度なんです。私はこれは不自然だと思う。私ども、きょうも、与党・政府の立場もありましょう、どんな理由か知りませんが、明日本会議をぜひ開いてほしいということは、やむを得ず今の結論で了承いたしますが、与党ばかりの都合、政府ばかりの都合で、特に政府の都合で——私きわめて遺憾だと思うのは、法案の提出がおくれておる。この委員会において、二月二十四日までには予算関係法案については内閣は責任を持って提出をいたしますということを官房長官が言明したのに、それがずるずるおくれて、まだ出てこないのがあります。そういう状態です。上げる日だけは、政府の都合で慣例を破ってもよい、あるいは定例日もやめてくれ、これでは、議会運営というものは私は片ちんばだと思う。この際、野党が提案をしておる——野党といいましても、議員が立法権によって提案をしておるものでありますから、少なくとも与党・政府が自分たちの都合で野党に変更を求めるならば、与党・政府みずからも、野党が心血を注いで提案をしておる法案について、少なくとも審議に入るぐらいのことは、政府の責任、与党の常識として、私は約束してもらわなければならぬじゃないかと思うのですが、実際は全然だめなんです。いつもいつも政府の都合、与党の都合だけで野党だけに変更を求めておるということは、これは議会運営としてはきわめて不自然な姿だと思う。少なくとも、衆議院の各委員会に提出されておる十八件の議員立法については、この際、与党も、審議を始めるなり、あるいは審議について日程をさくなり、そのくらいの熱意を示していただきたいと思う。これは単に野党の関係でなくして、議会の議員立法軽視という非常にまずい形だと思う。私は、本日は、与党の申し出の明日の本会議には、個人としては断じて承服できない気持があったのでありますが、せっかく今柳田理事からそういう発言がありましたので、この点については承認をいたしますが、少なくとも、議員立法の案件等について、与党は責任を持って委員会において審議をする、こういうことを私は与党の立場からぜひ聞かしていただきたい。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 確かに政府提出の各法案がおくれておるということは、私たちも認めざるを得ません。国会審議上、与野党を問わず、そういうふうな点の督促をいたしまして、国会が十分なる審議ができるように今後努めさせなければならないと思います。もう一つは、野党から出ておりまする議員提出の法案の審議につきましては、もちろん、これは政府というよりも、与党としての立場からこれに協力し、ことに、民主主義においては、議員提出の法律を尊重するということが建前でございますから、下平君の御意見をわれわれ党に持ち帰りまして、こういう申し出がありましたので、協力すべきだ、むしろ議運の問題として促進させるように仕向けたいと思います。

下平正一日本社会党

○下平委員 佐々木理事のお話で了解いたしましたが、大体、議会が政府に振り回されるという感が最近非常に強いのです。私は、社会党提案の議員立法を必ず委員会で今会期中に全部結論を出せとか、そこまでは申し上げませんが、少なくとも、政府提案の法律案件が五件あって、議員立法が二件あったとしたら、一日や二日は議員立法の案件について院として審議の時間をお互いに見つけていく、そういう立場が必要だと思う。幸い自民党佐々木理事から大体趣旨に同感というお話もありましたので、本日の、申し合わせその他を実行するという申し合わせと同時に、各党代表の集まっております議運の理事会で、議員立法等についても審議をするように十分努力するという点について確認をしていただければ、大へん幸いだと思います。

安宅常彦日本社会党

○安宅委員 努力ばかりしても、だめじゃないですか。

佐々木秀世自由民主党

○佐々木(秀)委員 そう言ってしまえばおしまいでありますけれども、やはり議員提出の法律というものは尊重しなければなりません。政府もそうですが、出した人たちも、出した責任がありますから、努力しなければならない。この点はお互いに努力するということにしたいと思います。

小平久雄自由民主党

○小平委員長 それでは、ただいま御協議の結果、本日の本会議はこれを開かないこととし、明日特に本会議を開くこととするに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

小平久雄自由民主党

○小平委員長 御異議なければ、さよう決定いたしました。  従いまして、次回の委員会は、明日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後委員会を開会することといたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後三時三十四分散会

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