議院運営委員会 第19号
- 発言数
- 94 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1961/03/30
会議録
○小平委員長 これより会議を開きます。 まず、裁判官訴追委員予備員の選挙についてでありますが、同予備員渡辺本治君が逝去され、一名欠員となっておりますので、その後任として自由民主党から服部安司君を推薦して参っております。本件は、本日の本会議においてその選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、この選挙は、先例によりまして、選挙の手続を省略して、議長において指名することと相なっております。 なお、服部君がその職務を行なう順序は、前任者が第四順位でありましたので、第四順位と相なります。 —————————————
○小平委員長 次に、決議案の取り扱いに関する件についてでありますが、去る十六日、田中榮一君外二十八名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案にかかる炭鉱災害防止に関する決議案が提出されました。右決議案は、本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、右決議案の趣旨弁明は、自由民主党の長谷川四郎君が行なうことになっております。討論につきましては、日本社会党の中村重光君から賛成討論の通告があります。 討論時間は十五分程度とするに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○小平委員長 次に、緊急上程予定議案についてでありますが、委員会の審査を終了する予定になっている議案について、事務総長から説明を願います。
○山崎事務総長 農林水産委員会から、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案、これは修正でございますが、修正がまとまりますれば上がる予定になっております。次に運輸委員会から、国内旅客船公団法の一部を改正する法律案、港湾法の一部を改正する法律案、この二件が上がる予定になっております。次に、科学技術振興対策特別委員会から、核原料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案、これは大体今のところ上がる予定になっておりますが、新技術開発事業団法案の方はむずかしいように聞いております。いずれも、上がりますれば、全会一致がござがます。
○小平委員長 それでは、ただいま事務総長から説明がありました各案は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。 —————————————
○小平委員長 次に、庶務小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。天野公義君。
○天野委員 三月二十三日の庶務小委員会で協議決定いたしました件につき御報告いたします。 その第一は、衆議院事務局職員定員規程の一部改正であります。これは、衆議院事務局職員定員を千四百七十八人から千五百二人に改めようとするものでありまして、その内容は、四月一日から常勤職員の定員内振りかえ九人、七月一日から渉外部要員十人と自動車運転手三人、また十月一日から麻布議員宿舎要員二人の計二十四人を増員しようとするものであります。 第二は、衆議院法制局職員定員規程の一部改正でありますが、これは、法制局における立案審議の機能の増進をはかるため、法制局職員を七月一日から二人を増員し、六十八人から七十人に改めようとするものであります。 第三は、賄雑費支給の件でありますが、これは、国会職員の給与等に関する規程第十三条によって、国会開会中の事務の繁閑の状況に従い、毎年年度末に委員会の御承認を得て支給しておりますが、本年も参議院と同様に支給することといたしました。 第四は、院内営業許可の件でありますが、食堂営業につきましては、暫定的に三カ月間とし、その他の営業は従来通り許可いたすことといたしました。なお、新年度から新たに美容室を開設することと、第二会館において指圧あんま営業を許可することにいたしました。 右いずれも全会一致をもって決定したものでありますから、よろしくお願いいたします。 以上、御報告いたします。 ————————————— 衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案 衆議院事務局職員定員規程(昭和三十三年三月二十八日議決)の一部を次のように改正する。 第一条中「千四百七十八人」を「千五百二人」に改める。 附 則 この規程は、昭和三十六年四月一日から施行する。ただし、改正後の衆議院事務局職員定員規程第一条の規定にかかわらず、同条に規定する定員は、同年六月三十日までの間は千四百八十七人とし、同年七月一日から同年九月三十日までの間は千五 百人とする。 ————————————— 衆議院法制局職員定員規程の一部を改正する規程案 衆議院法制局職員定員規程(昭和三十三年三月二十八日議決)の一部を次のように改正する。 本則中「六十八人」を「七十人」に改める。 附 則 この規程は、昭和三十六年七月一日から施行する。 —————————————
○小平委員長 ただいまの庶務小委員長の報告に対し、何か御発言はございませんか。——それでは、ただいま庶務小委員長から報告のありました衆議院事務局職員定員規程の一部改正の件、及び衆議院法制局職員定員規程の一部改正の件については、お手元に配付の案を委員会の成案として決定し、これを委員会提出の規程案とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 また、ただいま庶務小委員長から報告のありました賄雑費支給の件、院内営業許可の件は、それぞれ報告の通り決定するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、ただいま決定いたしました衆議院事務局職員定員規程の一部を改正する規程案及び衆議院法制局職員定員規程の一部を改正する規程案は、本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○小平委員長 次に、図書館運営小委員長から報告のため発言を求められております。これを許します。鈴木正吾君。
○鈴木(正)委員 去る二十五日の図書館運営小委員会において、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件について審議いたしましたので、その経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず、本規程改正の要旨は、昭和三十六年度の国立国会図書館の予算により増員されます新規の職員四十人と、従来定員外に置かれておりました常勤職員及び長期日給職員の全員六十五人、合計百五人を国立国会図書館の職員定員に加えようとするものでありまして、このため、現在の規程による定員六百六十三人を七百六十八人に改めようとするものであります。 小委員会といたしましては、審議の結果、その趣旨を妥当と認め、お手元に配付の印刷物にあります通り定員規程を改正することを承認すべきものと決定いたした次第であります。 また、昨二十九日の小委員会において、国立国会図書館職員についても賄雑費を支給すべきものと決定いたしました。国会職員に対する賄雑費は、従来衆参両院の事務局、法制局の職員に限って支給されておりましたが、今回小委員各位の格段の御努力により、図書館職員にも支給するめどがつきましたので、これを決定いたした次第であります。 以上、御報告を申し上げます。 ————————————— 国立国会図書館職員定員規程の 一部を改正する規程(案) 国立国会図書館職員定員規程(昭 和三十三年四月一日制定)の一部を 次のように改正する。 「六百六十三人」を「七百六十八人」 に改める。 附 則 1 この規程は、昭和三十六年四月一日から施行する。 2 この規程の本則にかかわらず、定員は、昭和三十六年六月三十日までの間は、七百三十五人とし、昭和三十六年七月一日から同年九月三十日までの間は、七百三十六人とする。 —————————————
○小平委員長 ただいまの図書館運営小委員長の報告に対し、何か御発言はございませんか。——それでは、ただいま図書館小委員長から報告のありました国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件は、これを承認するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 また、国立国会図書館職員に賄雑費支給の件は、小委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○小平委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
○山崎事務総長 まず第一に、裁判官訴追委員予備員の選挙をお願いいたします。その次に、決議案の緊急上程をお願いいたしまして、趣旨弁明が長谷川四郎さん、討論が中村重光さんでございまして、採決になりましたならば、政府の方から通産大臣、労働大臣の御発言があるそうでございます。次に、日程に入りまして、日程第一は、逓信委員長の山手さんが御報告に相なります。これは共産党が反対でございます。その次に、日程の第二でございますが、大蔵委員会理事の鴨田さんが御報告になります。社会党、民主社会党、共産党が反対でございます。次に、先ほど御決定になりました緊急上程の件でございますが、農林水産委員会、運輸委員会、科学技術振興対策特別委員会におきましてそれぞれ委員会で法案が上がりましたならば、緊急上程をお願いすることにいたしたいと思います。従いまして、まだ報告者等につきましてもきまっておりませんので、決定次第、議場内で御連絡申し上げます。それが終わりましてから、衆議院事務局職員定員規程と法制局職員定員規程の一部改正について、理事の天野さんから趣旨の弁明を願いまして、本日の議事を終わることになっております。 以上でございます。
○小平委員長 それでは、本会議は、一時五十分予鈴、二時から開会することといたします。 —————————————
○小平委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明三十一日金曜日定刻より開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。 —————————————
○谷口議員 全衛視職場大会から山野警務部長に決議文が出ておるのを委員長御存じですか。
○小平委員長 私は知りません。
○谷口議員 事務総長はいかがですか。
○山崎事務総長 私も、はなはだ何でございますけれども、知りません。
○谷口議員 問題は、衛視の採用にあたりまして、最近警察官を採用しておる、そういう態度に対する抗議ですが、そういう事実がありますか。
○山崎事務総長 衛視の採用につきましては、普通ならば、臨時に採りまして常員にするのが大多数を占めておるのでございますが、例外的に、地方の警察官をやっておりまして、ぜひ国会の衛視になりたいという非常に強い御希望の方がございまして、ほんの例外として一名だけ少し前に採用したことがございます。
○谷口議員 採用というよりも、出向的な人事じゃないですか。
○山野参事 先ほど、衛視の何か職場の決議文を私が受けておるかどうかというお話がございましたが、さような事実はございません。 それから、ただいまお尋ねの警察官の採用は、前任地をやめまして、次の日に採用いたしておるわけでございます。
○谷口議員 埼玉県から警官が出向しておるという事実じゃないかと思うのですが、それは警察官をやめて採用したということなんですか。
○山野参事 ただいま申し上げました通りに、前任地をやめまして、翌日採用になっておるわけでございます。
○谷口議員 前任地が埼玉県だというふうに聞いておるのですが、どうですか。
○山野参事 その通りでございます。
○谷口議員 これを議運の委員長は御存じですか。
○小平委員長 知りません。
○谷口議員 事務総長はどうですか。
○山崎事務総長 それは今言った通り、警官ということではございませんで、衛視として非常に適任者がいる、ぜひ一つ国会にという強い希望であるということを聞きまして、そういうふうに適任者であって衛視としてよいと認めたならば、考えてもいい、そういうような総括的な指示はいたしました。
○谷口議員 その本人が、国会開会中であるから、衛視の制服を着ておったのでは目立つだろうというので、実は衛視の制服を着ないで警察官の詰所の中に入っておるというふうに聞いておるわけですが……。
○山野参事 それはその通りでございまして、衛視の勤務は、必ずしも制服を着用せしめておるわけではございません。防犯等の関係におきましては、私服でもって回らしておるわけでございます。これは目立たぬようにということでございます。それから、御承知のように、原則として議会開会中は警察官が参っておりますが、その場合、警視庁の連絡主任が詰所に参っております。本人は最近まで警察本来の事務に従事しておったわけでありますから、さしあたりの勤務としては、派遣警察官とわれわれ本部との連絡事務に従事せしめるのが一番妥当と考えまして、私服勤務でもって連絡員を命じておるわけでございます。
○谷口議員 これは人数は一人だとかなんとかいうことで小さいことに思われますけれども、それからまた、今の警務部長の答弁では、何か筋が通っておるように見えまして、警察官をやめてこっちへ入ったのだというふうに言われておりますけれども、警察官を衛視に入れて立法府の国会の中における警備に対する責任を持たすという点は、単なる行政上の問題ではなくて、人民との関係から申しましても重大なる責務を持つ特別なものでありますから、そこへ警察官を入れてきておるというふうな傾向は非常に重大だと思う。特に、その問題を運営委員長も御承知ないし、運営委員会も知らなかった。これは警務部長の人事権かもしれませんけれども事は非常に重大だと思う。これは立法府に対する警察権力の直接の介入を許す道を開くものでありまして、非常に重要だと思うのですが、そういう点について委員長ないし事務総長のお考えはどうですか。
○小平委員長 ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○小平委員長 速記を始めて。
○柳田委員 関連して。今、谷口さんからの御発言のその衛視は、埼玉県で警察官をやっておられたというのですが、埼玉県の警察官の地位は何であったのですか。
○山崎事務総長 ただの巡査でございます。
○柳田委員 年令は幾つですか。
○山野参事 年令は四十才と思います。
○柳田委員 警察官としての経験年数は何年ですか。
○山野参事 うろ覚えでありますが、十六、七年というように記憶しております。
○柳田委員 そうすると、警察官として少なくとも十六、七年も勤務されて、しかも、自分は警察官には向かない、できることなら国会の衛視をやりたいといってわざわざ国会の衛視になられた人を、私服で、しかも警視庁から派遣されておる警察官との連絡係につけるのならば、わざわざ国会の衛視になった本人の希望にも反する。本人の希望は、一つは、警察というような立場を離れて国会の衛視をやりたいというので、わざわざ警察官をやめてきたものを、あくる日にこっちへ入れたというのならば、衛視の帽子をかぶらして普通の衛視をやらして、心機一転させればいいものを、わざわざ私服にして、もう一ぺん警察と同じような型にほうり込んでおくものだから、今谷口さんから言われるような痛くない腹をよけい探られるのであって、自分は警察官の職務に向かないのだ、国会の衛視をやりたいというのならば、国会の衛視をやらしたらいい。十六年も警察官をやったから、警視庁から国会に来ておるところの警察官との連絡係がよかろうと思いましたというのでは、よけいに痛くない腹を探られる。もし警務部長の説明のようならば、衛視の帽子をかぶらして、普通の衛視をやらしておいたらいいのではないか。それは警務部長の所管事項であるにしても、確かに今谷口さんが言われるような点で痛くない腹を探られる余地があると思うのです。
○谷口議員 十五、六年か十七、八年警官をやっておって、四十才というのですね。これは警官としては、普通の巡査であったかどうかは私は知りませんけれども、一応老練な警察官です。これがまずこっちへ出向するという形態で入ってきて、今柳田君から言われた通りに、それを国会の中で警視庁との間の連絡係にして私服で勤務さしているというようなやり方は、痛くない腹を探られるというふうに今柳田さんがおっしゃったけれども、だれが見たって、正常なものとは考えられない。異常なものをわれわれは感ぜざるを得ないということです。そういう点は衛視諸君の全体の士気に関するものと思いますし、同時に、背後に不明朗なものがあると思いますが、それらのことについてどうですか。今後そういうことをやはりやられますか。
○山崎事務総長 ただいまお話がございましたけれども、これは出向ではございませんので、その点だけ一つ御了承願いたいと思います。 それから、ただいまお話がございまして、また、柳田先生から、いろいろ今後の扱いについては、こういう扱い方をすると、あるいは誤解を生むようなことがあるのではないか、十分注意したらよかろうというお話がございましたが、ごもっともでございます。いろいろと事務的に訓練する期間等の必要な点もございましょうけれども、しかし、それはささいなことでございまして、一番大事なことは、国会職員が皆様から信用されるということでございますので、今後さっそく十分注意いたしまして、勤務の実際の仕事等につきましても改めたい、かように考えておる次第でございます。
○谷口議員 今注意されるとおっしゃるけれども、一警務部長が行政警察官を立法府の衛視の中へ入れるというのは、人事権からやっておることだろうと思いますけれども、非常に重大なことなんです。人事権があるからといって、こういうやり方をもし今後もずっと引き続いてやられるということになると——老練な警官をそういうふうにやめさしてこっちへ入れていくというやり方をしますと、国会内の衛視の勤務が、逆に、人民取り締まりという、全く弾圧機関の人たちによって占められる道を開くのでありまして、こういう点はやはり重大だと思います。ですから、そういう点はよく注意してもらいたいと思います。 それから、衆議院の衛視は、参議院の衛視諸君よりも月給が安いのですか。
○山崎事務総長 その点につきましては、庶務小委員会で非常に御熱心に御注意がございまして、私たちも、その点は、全部が全部低いということはあり得ないと思いますが、ある年次に採用した者についてはそのことが該当するのではないかということもございますので、もしそうであったならば、できるだけ可能な範囲において直すということも必要でございますので、目下それを調べておりますので、もし明らかになったときにおいては、それ相当の是正の措置が必要ではないかと考えております。
○佐々木(秀)委員 先ほどの谷口さんの御質問に対して、私の考え方をちょっと申しておきます。谷口さんの御心配はいろいろあると思いますが、谷口さんは、出向ということを前提にして御発言なさったようでありますが、それは出向でないということが明らかになったことが一点、もう一つは、衛視の採用ということについては、いろいろ考え方もありましょうが、要するに、衛視に適任だという優秀な者を採るということが前提でなければならないと思うのです。だから、優秀な者でも、前歴が警察官であったら衛視にしてはいけないというような考え方は、これはお互いに、一つのワクをはめることになるので、そういうことでなく、前歴が、あるいは会社員であろうと、また警察官であろうと、役人であろうと、優秀な者を衛視にできるのだという考えだけは持っておかなければならぬのではないかと私は思うのです。一つのワクをはめてしまって、前歴がこうだから採ってはいけないというやり方はいけないと思う。事務総長もそういう考え方でなしに、優秀な人は採るという考え方でやってもらいたいと思うのです。ただし、先ほど言ったように、誤解を生むようなやり方はどこまでも直してもらわなければならぬと思います。
○安宅委員 まだちょっと割り切れないので、二、三質問したいのですが、十六、七年勤務された、埼玉県におけるその巡査の最終的な担当はわかりませんか。
○山野参事 防犯係だそうでございます。
○安宅委員 さっき、出向でないという話があったのですが、退職して翌日採用というのは、普通出向ですよ。出向でないとすれば、勤続年数は、国家公務員やそういうものは、前歴というものはある程度削減をして、たとえば十六、七年であったならば五年に見るとか、基準があるはずなんで、それをまるっきり全部見ているのではないですか。そこのところはどうですか。
○山野参事 二月二十八日退職、三月二日採用でございます。
○安宅委員 それを聞いているのではなくて、新規採用した場合には、前にどこかの会社におったとか、どこかの官庁におったという場合には、前歴を何ぼに見るかという、いろいろなことがあるのですよ。そうでない場合には、たとえば外務省から国会に来たときには、外務事務官をやめて国会に来るのですから、それは全部勤続年数が通算されますね。
○山崎事務総長 勤続年数は通算されますが、退職手当なんかは……。
○安宅委員 退職手当なんかはもらわないで入ってきたというのでしょう。
○山崎事務総長 公務員の身分継続の場合は、年金は、間が切れても継続します。ところが、退職手当は、勤続というのですから、つながっていませんと切れてしまうわけです。
○安宅委員 だから、前の日にやめて次の日に採用になった場合には、継続するのではないかというのです。
○山野参事 先ほど私が翌日採用と申し上げましたが、これは間違いでございましたから、取り消します。一日間を置いておるのでございまして、二月二十八日退職で、三月二日採用でございますから、前歴のところにおいて退職金等は受けて出てきたわけでございます。
○安宅委員 それは出向と同じようなものだ。
○下平委員 個人的な人事の問題は別として、形として考えてみなければならぬことは、今度採用した人が普通の状態の勤務につくのだったらおかしいと思います。普通の状態の勤務につくのであったら、もっと若手のいわゆる普通の状態の採用で、こういう特殊な経験のある人を採るということは、特に年令が四十でしょう、何か特殊な事情がなければ採ってはいかぬということですよ。特殊な技能のある人が必要だ、あるいはその人の特技が買われたとか、そういう場合には、四十才で官庁に十六年勤務したというような人も、必要によっては持ってきてもよいと思うのです。ただ、普通の衛視の勤務につけるというならば、普通の衛視の勤務につけるについて十六年の経験も要りませんし、四十才というような人も要りません。私はやはりそこのところがおかしいと思います。特殊な技能のある人も多少必要でしょうが、普通の衛視であったら、若い人を採用してどんどん衛視にしていくというのが、人事の常道ですよ。その常道を破ったところに私は問題があると思います。しかも、聞いてみると、四十才の人で、今警察の方の関係をやらしているけれども、すぐ一般の勤務に戻すのだという。一般の勤務につけるのだったら、何も四十才で警察官十六年の経験の人を採用しなくてもよいのであって、僕は、そういう点では、なかなか疑問の採用じゃないかと思うのです。採用するにしても、普通の人事というものは、なるべく院なら院で試験をやって、院で適当に希望する人を採っていく、そうでなくて、今度のように、本人が巡査をやっていたけれども、巡査がいやで、衆議院へ来たい、四十で十六年も勤務した人を、本人のたっての希望ならば採ってやるというが、それはだれの希望ですか。聞いている範囲では、本人がそういう希望だけれども、それではあまりにも院の人事に対する主体性がないような気がするのですよ。そういう点については、事務当局として十分検討をしてもらいたいと思います。特殊な人間は別ですよ。法制局長が必要だとか、あるいは特殊な技能なり、特殊な才能を必要とする場合は、年令とかなんとかにこだわらずに採ってもいいですが、通常の人事の形としてはちょっとおかしい。将来十分自重なり検討をしてもらいたいと思います。
○山崎事務総長 ただいま原則人事からはずれておるじゃないかという御注意をいただきましたが、いかにもこれは例外的でございます。経験の多い、年をとった者を例外的に採るいうことでございまして、きわめてまれな——小さな人事ではございますけれども、まれな扱いとして、私ども相当考えたのでございますが、いろいろと警務部でも年輩者を必要とする仕事もございますので、もし適当なポスト、必要とする仕事があり、かつまた、本人が国会職員として適任ならば、採用してもいいという気持になったわけであります。しかし、ただいまお話がございました点もありますので、今後はさらに一そう十分に注意をいたしたいと存じております。
○柳田委員 この人事を離れて、衛視の採用規程といいますか、衛視はどういう基準で採用するか、それを一つこの機会に明らかにしておいてもらいたい。
○山崎事務総長 普通の場合。衛視は大体臨時として採用いたします。臨時衛視として採用する際には、たくさん志望者がございますので、それぞれ筆記試験及び面接試験をいたしまして、ほんとうに若い学校出ばかりでございますけれども、臨時衛視で採りまして、ある程度臨時で勤めまして、その中で常員の方の欠員があります際には、さらに選考して採るというのが普通でございます。
○柳田委員 その衛視採用のときには広告をいたしますか、どういう方法で募集しますか。
○山崎事務総長 広告をいたす必要もないくらいに人事課に履歴書が集まっております。全員を採用することができないくらいに志望者がございます。
○柳田委員 その際に、かりに広告するとすれば、学歴、年令その他いろいろの条件がございますね。そういうものは、たくさん履歴書が集まっておる中からピック・アップされるか、そのまま採られるか知らぬが、試験をして面接されるときに一応、臨時にしろ、採用の基準というものがあると思います。学歴、年令、居住、前歴その他、そういう点ももう少し明確にしてもらいたい。
○山崎事務総長 大体衛視は、高等学校卒業以上、ですから、年令は高等学校卒業の年令以上で選考しております。あと、学歴に応じまして、大学出と高等学校出と分けまして、試験の科目を分けまして試験をやっております。
○柳田委員 年令は高等学校卒業以上ですか。どこの会社の場合でも、何才から何才までというふうに大体なっておると思います。高等学校卒業以上といっても、六十才でも八十才でもかまわぬということはない。そういう点、一々こっちに言わさないで答弁をしてもらいたい。
○山崎事務総長 申し落としまして恐縮でございますが、普通の場合、原則として三十才まででございます、
○柳田委員 そうすると、その点にはずれておる。この場合面接して試験を行ないましたか。
○山野参事 この場合には本人がまだ向こうにおりましたので、非番の日等を利用いたしまして、数回にわたって呼び出しをいたしまして、人事課長が再三家庭の状況等についても調査をいたしております。私も最終的には、庶務部長、警務部長をやっておりましたので、両方の関係で、本人に面接して種々事情を聴取しております。
○柳田委員 私が質問しましたのは、面接しましたか、イエスかノーか、それを答えたらいい。
○山野参事 面接もいたしましたが、筆記試験といったようなものは一般の場合でございまして、こういった特殊の採用でございますから、筆記試験はいたしておりません。
○柳田委員 そのときに常員の欠員は何名ありましたか。
○山野参事 たしか五名と記憶しております。
○柳田委員 その五名の欠員のときに、今明らかになったように、一応面接して、試験をして臨時に採用してプールした分があるはずですが、そのプールした中から五名を採らずして、特にこれを採ったというふうに理解してよろしいか。
○山野参事 国会開会中でございますから、臨時衛視をできるだけ常員に直すという試験は、その期間中は原則として行ないません。この場合は、現職の警官をやめてこちらに新たに採用するので、特殊事情として例外的措置をとったのでございます。
○柳田委員 今の事務総長のお話では、わんさわんさと押しかけるぐらい志望者があるのだから、三月二日以前に面接して試験をして臨時で採用するなり、あるいは面接の試験が済んで、将来欠員があれば採ってもいいぞというような、そういうグループがあるはずなんですが、そういうグループはその当時何人くらいありましたか。
○山野参事 ただいま国会開会中でございまして、先ほど総長から御説明申し上げましたが、常員の職員は、原則といたしましては、臨時の職員から採用するわけでございます。ただいま臨時の衛視は二十八名おりますが、常員の欠員は五名でございまして、原則として、開会中に試験を行なってこれを上へ上げるということはいたしておりません。従いまして、総長が御説明になりましたように、ほかにも履歴書がたくさん参っておりまして、これらはいずれも国会が終わりました際に、ただいまの臨時の衛視二十八名ついて常員の選考試験を行ないまして、それを上げて、次の国会に新たに採用したいと思います。
○柳田委員 そうすると、順序は、国会開会中は、面接したり試験をして、そこまで段階は済んでおるが、国会閉会になってから欠員分だけを特に普通の常員に採用する、ただ第二次の試験をして、その中から欠員分だけ入れる、この順序はわかりましたが、そうすると、そういうふうに、すでにそれ以前において、それぞれの順序を経て希望者があるのに、その人間に関してはいわば特急で目的地まで入れてしまった、こういうふうに理解してよろしいか。
○山野参事 この場合には、特別のケースとして採用いたしました。
○柳田委員 先はどの二月二十八日、三月二日はわかりましたが、年はいつですか、昭和何年ですか。
○山野参事 本年でございます。
○柳田委員 そうすると、その間にやはりノーマルでないいろいろな状態がたくさん出てきたわけです。そうすると、谷口さんから言われるようなことが——谷口さんの発言は、率直に承わっておりますと、多少の思い過ごしもおありになるかもしらぬが、しかし、わざわざ谷口さんが発言を求めて言われるだけのことは、当然私はあり得ると思う。この点は総長にも十分御注意願わなければいかぬと思う。
○小平委員長 本日は、これにて散会いたします。 午後零時十五分散会